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大好きな伯父様
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罪悪感のようなものはあったが、それよりも好奇心と愛しさが勝り、理佐子は日記帳を手に取った。
(あら…?)
ページを開いた途端に、理佐子はそれが見慣れた伯父の筆跡とは違うことに気が付いた。
もしかしたら、伯父の知り合いか誰かの日記帳なのか?
だとしたら、そんなものをのぞくのは良くない…
そうは思ったが、読み進めれば誰のものかもわかるかもしれない。
理佐子はほこりを払って椅子に腰掛け、日記帳を読み進めた。
やはり、それは伯父のものではないと理佐子は確信した。
文字のことだけではなく、書いてある内容が、理佐子にはまるでなじみがなく、しかも、金儲けの話等、伯父の性格からして書きそうにない内容ばかりだったからだ。
そこには、人を罵る言葉や愚痴等もたくさん書いてあり、理佐子は胸が悪くなる想いだった。
もう読むのはやめようと思った時、理佐子の目にある文章が留まった。
それは、理佐子の両親の事故死のことだった。
さらに、理佐子を引き取るのは嫌だが、理佐子に着いて来る遺産のために引き取らざるを得ないという話が書いてあったのだ。
(だったら、この日記帳はやっぱり伯父様の?)
伯父は、どんな時も理佐子を優しく、時には厳しく、実の親のような愛情を持って、理佐子を育てた。
それが、遺産目当てだったなんて、到底、理佐子には信じられなかった。
日記帳にはさらにしばらく理佐子の悪口が続いていた。
愛想がない、可愛げがない、暗い…
日記を閉じようと思うものの、つい気になってページをめくってしまう。
でも、さすがに気分が悪くなり、理佐子が日記を閉じようとした時…
『信じられない。私には双子の兄弟がいたんじゃないかと思った程だ。』
その文に興味を惹かれ、理佐子はなおも日記を読み続けた。
伯父は、ある時、町で自分にそっくりな人物に出会い、酔っていたこともあって家に連れて帰って来たという話が書いてあった。
その人物は、貧乏だが頭が良く、人の善い優しい奴だと書いてあった。
(だったら、あの伯父様は…)
その短い文章だけで、理佐子はすべてを理解した。
(あら…?)
ページを開いた途端に、理佐子はそれが見慣れた伯父の筆跡とは違うことに気が付いた。
もしかしたら、伯父の知り合いか誰かの日記帳なのか?
だとしたら、そんなものをのぞくのは良くない…
そうは思ったが、読み進めれば誰のものかもわかるかもしれない。
理佐子はほこりを払って椅子に腰掛け、日記帳を読み進めた。
やはり、それは伯父のものではないと理佐子は確信した。
文字のことだけではなく、書いてある内容が、理佐子にはまるでなじみがなく、しかも、金儲けの話等、伯父の性格からして書きそうにない内容ばかりだったからだ。
そこには、人を罵る言葉や愚痴等もたくさん書いてあり、理佐子は胸が悪くなる想いだった。
もう読むのはやめようと思った時、理佐子の目にある文章が留まった。
それは、理佐子の両親の事故死のことだった。
さらに、理佐子を引き取るのは嫌だが、理佐子に着いて来る遺産のために引き取らざるを得ないという話が書いてあったのだ。
(だったら、この日記帳はやっぱり伯父様の?)
伯父は、どんな時も理佐子を優しく、時には厳しく、実の親のような愛情を持って、理佐子を育てた。
それが、遺産目当てだったなんて、到底、理佐子には信じられなかった。
日記帳にはさらにしばらく理佐子の悪口が続いていた。
愛想がない、可愛げがない、暗い…
日記を閉じようと思うものの、つい気になってページをめくってしまう。
でも、さすがに気分が悪くなり、理佐子が日記を閉じようとした時…
『信じられない。私には双子の兄弟がいたんじゃないかと思った程だ。』
その文に興味を惹かれ、理佐子はなおも日記を読み続けた。
伯父は、ある時、町で自分にそっくりな人物に出会い、酔っていたこともあって家に連れて帰って来たという話が書いてあった。
その人物は、貧乏だが頭が良く、人の善い優しい奴だと書いてあった。
(だったら、あの伯父様は…)
その短い文章だけで、理佐子はすべてを理解した。
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