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大好きな伯父様
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(こんな所に、別荘があったなんて…)
そこは理佐子が初めて訪れる場所だった。
伯父は別荘をいくつか持っており、遊びに行くことも良くあったが、その別荘のことは理佐子はまるで知らなかった。
長い間、誰も訪ねて来た者はいないらしく、管理も任せてはいないようで、庭には雑草がはびこり、酷い有様だった。
鍵穴に鍵を差し、建て付けの悪い扉を開けて中に入る。
部屋の中には堆くほこりがたまり、理佐子は思わず口元を押さえた。
理佐子は、窓に駆け寄るとその窓を開け放ち、湿気のこもったかび臭い空気の入れ替えをした。
吹き込んだ新鮮な空気に、理佐子は大きく息をする。
しばらくして、家の中の澱んだ空気が出て行った頃、理佐子は家の探索を始めた。
いくつか部屋を見て回るうち、理佐子の違和感はどんどん強くなっていった。
まるで他人の家にいるような感覚…その別荘は、伯父らしさが全く感じられず、理佐子は居心地の悪さを感じていた。
でも、それはきっとここが初めての場所だからだろう…自分にそう言い聞かせて、理佐子は探索を続けた。
二階の端の部屋は、書斎だった。
その部屋に入った時、理佐子は再び強い違和感を感じた。
几帳面に片付いてはいるが、部屋の雰囲気はどこか冷たく、家具や調度品の色のせいか、暗い印象を感じた。
(あ……)
何気なく開いた机の引き出しに、理佐子は一冊の日記帳を見つけた。
そこは理佐子が初めて訪れる場所だった。
伯父は別荘をいくつか持っており、遊びに行くことも良くあったが、その別荘のことは理佐子はまるで知らなかった。
長い間、誰も訪ねて来た者はいないらしく、管理も任せてはいないようで、庭には雑草がはびこり、酷い有様だった。
鍵穴に鍵を差し、建て付けの悪い扉を開けて中に入る。
部屋の中には堆くほこりがたまり、理佐子は思わず口元を押さえた。
理佐子は、窓に駆け寄るとその窓を開け放ち、湿気のこもったかび臭い空気の入れ替えをした。
吹き込んだ新鮮な空気に、理佐子は大きく息をする。
しばらくして、家の中の澱んだ空気が出て行った頃、理佐子は家の探索を始めた。
いくつか部屋を見て回るうち、理佐子の違和感はどんどん強くなっていった。
まるで他人の家にいるような感覚…その別荘は、伯父らしさが全く感じられず、理佐子は居心地の悪さを感じていた。
でも、それはきっとここが初めての場所だからだろう…自分にそう言い聞かせて、理佐子は探索を続けた。
二階の端の部屋は、書斎だった。
その部屋に入った時、理佐子は再び強い違和感を感じた。
几帳面に片付いてはいるが、部屋の雰囲気はどこか冷たく、家具や調度品の色のせいか、暗い印象を感じた。
(あ……)
何気なく開いた机の引き出しに、理佐子は一冊の日記帳を見つけた。
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