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学
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しおりを挟む「でも…僕に似合いますか?」
「ええ、お客様は身長もお高いですし、細身でいらっしゃるから、絶対にお似合いだと思いますよ。
良かったら、ご試着だけでもいかがですか?」
「え……じゃあ、一応、着てみます。」
気恥ずかしい想いはあったけど、ちょっとわくわくする気持ちもあり、僕は素直に試着室に入った。
(……どうなんだろう?)
鏡に映った僕は、確かにいつもの僕とどこか違う。
そのことがなんだか恥ずかしい。
やっぱりやめといた方が良いかな?
あ、そういえば、さっきの店員さん…
見てくれるかな?
いや、忙しいからもういないよな、きっと…
僕は、試着室の扉を小さく開いた。
(いた!)
「いかがですか?」
「あ…そ、それが…」
僕は、恐る恐る試着室から出て行った。
「あぁ、すごくお似合いです!」
「……本当ですか?」
馬鹿なことを言った。
彼女はこの店の店員なんだから、お世辞を言ってるだけだろうに…
「やっぱり、思った通りでした。
お客様は、こういう明るい色の方が絶対お似合いですよ。
あと、パンツももう少し細めのシルエットのものにされたら、もっと良いかと思います。」
「……そうなんですか?」
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