5 / 6
5
しおりを挟む
「暗くなって来ましたね。
いかがです?今日は癒しになりましたか?」
「あぁ…本当に楽しかったよ。ありがとう。」
「いいえ、楽しんでいただけて良かったです。
では、元の場所に戻りましょう。
あ、その前にこれを…」
彼女は、僕の前に小さな箱を差し出した。
「……これは?」
「絶対に開けてはいけない箱です。」
「絶対に…開けてはいけない?」
彼女は、小さく微笑み、頷いた。
「私、ついうっかりしてて…
でも、ちゃんと対処はしてますから、心配はありません。」
「対処って…?」
「気になさることはありません。
とにかく開けなきゃ問題ありませんから。
さぁ、では、戻りますよ。」
そう言うと、彼女はまた僕の手を握った。
また光の渦が目の前に現れ…そして一瞬の瞬きの間に、周りの景色は一変した。
いかがです?今日は癒しになりましたか?」
「あぁ…本当に楽しかったよ。ありがとう。」
「いいえ、楽しんでいただけて良かったです。
では、元の場所に戻りましょう。
あ、その前にこれを…」
彼女は、僕の前に小さな箱を差し出した。
「……これは?」
「絶対に開けてはいけない箱です。」
「絶対に…開けてはいけない?」
彼女は、小さく微笑み、頷いた。
「私、ついうっかりしてて…
でも、ちゃんと対処はしてますから、心配はありません。」
「対処って…?」
「気になさることはありません。
とにかく開けなきゃ問題ありませんから。
さぁ、では、戻りますよ。」
そう言うと、彼女はまた僕の手を握った。
また光の渦が目の前に現れ…そして一瞬の瞬きの間に、周りの景色は一変した。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
【完結】亡き冷遇妃がのこしたもの〜王の後悔〜
なか
恋愛
「セレリナ妃が、自死されました」
静寂をかき消す、衛兵の報告。
瞬間、周囲の視線がたった一人に注がれる。
コリウス王国の国王––レオン・コリウス。
彼は正妃セレリナの死を告げる報告に、ただ一言呟く。
「構わん」……と。
周囲から突き刺さるような睨みを受けても、彼は気にしない。
これは……彼が望んだ結末であるからだ。
しかし彼は知らない。
この日を境にセレリナが残したものを知り、後悔に苛まれていくことを。
王妃セレリナ。
彼女に消えて欲しかったのは……
いったい誰か?
◇◇◇
序盤はシリアスです。
楽しんでいただけるとうれしいです。
夫が寵姫に夢中ですので、私は離宮で気ままに暮らします
希猫 ゆうみ
恋愛
王妃フランチェスカは見切りをつけた。
国王である夫ゴドウィンは踊り子上がりの寵姫マルベルに夢中で、先に男児を産ませて寵姫の子を王太子にするとまで嘯いている。
隣国王女であったフランチェスカの莫大な持参金と、結婚による同盟が国を支えてるというのに、恩知らずも甚だしい。
「勝手にやってください。私は離宮で気ままに暮らしますので」
【完結】お父様の再婚相手は美人様
すみ 小桜(sumitan)
恋愛
シャルルの父親が子連れと再婚した!
二人は美人親子で、当主であるシャルルをあざ笑う。
でもこの国では、美人だけではどうにもなりませんよ。
【完結】王太子妃の初恋
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
カテリーナは王太子妃。しかし、政略のための結婚でアレクサンドル王太子からは嫌われている。
王太子が側妃を娶ったため、カテリーナはお役御免とばかりに王宮の外れにある森の中の宮殿に追いやられてしまう。
しかし、カテリーナはちょうど良かったと思っていた。婚約者時代からの激務で目が悪くなっていて、これ以上は公務も社交も難しいと考えていたからだ。
そんなカテリーナが湖畔で一人の男に出会い、恋をするまでとその後。
★ざまぁはありません。
全話予約投稿済。
携帯投稿のため誤字脱字多くて申し訳ありません。
報告ありがとうございます。
女子高生は卒業間近の先輩に告白する。全裸で。
矢木羽研
恋愛
図書委員の女子高生(小柄ちっぱい眼鏡)が、卒業間近の先輩男子に告白します。全裸で。
女の子が裸になるだけの話。それ以上の行為はありません。
取って付けたようなバレンタインネタあり。
カクヨムでも同内容で公開しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる