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(やっぱり気になるわ!)
一度は諦めたつもりのアデリナでしたが、時が流れ、あの笛の音をまた耳にすると、どうしても吹いてる人のことを確かめたくなったのでした。
「ねぇ、エリック…ブロッケン山に行ってみない?」
ある時、アデリナは幼馴染のエリックに話を持ちかけました。
「なんだって?ブロッケン山?
君だって知ってるだろう?
ブロッケン山は酷く険しい山で…」
「エリック、あなた、ブロッケン山に行ったことがあるの?」
「え?ないよ。」
「ないのに、どうしてそんなことがわかるのよ!」
アデリナの口調はきついものに変わっていました。
「だ、だって…皆がそう言ってるし…」
おどおどとした様子でエリックが答えます。
「行ってみなきゃ本当のことなんてわからないわ。
ねぇ、行ってみましょうよ!」
アデリナの強い気持ちに押されて、エリックは思わず頷いてしまいました。
一度は諦めたつもりのアデリナでしたが、時が流れ、あの笛の音をまた耳にすると、どうしても吹いてる人のことを確かめたくなったのでした。
「ねぇ、エリック…ブロッケン山に行ってみない?」
ある時、アデリナは幼馴染のエリックに話を持ちかけました。
「なんだって?ブロッケン山?
君だって知ってるだろう?
ブロッケン山は酷く険しい山で…」
「エリック、あなた、ブロッケン山に行ったことがあるの?」
「え?ないよ。」
「ないのに、どうしてそんなことがわかるのよ!」
アデリナの口調はきついものに変わっていました。
「だ、だって…皆がそう言ってるし…」
おどおどとした様子でエリックが答えます。
「行ってみなきゃ本当のことなんてわからないわ。
ねぇ、行ってみましょうよ!」
アデリナの強い気持ちに押されて、エリックは思わず頷いてしまいました。
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