48 / 48
番外編〜太陽と野菜とマチルダさんと〜
おまけ&あとがき
しおりを挟む
★マチルダさんとダージンさん。
マチルダ「他の騎士の方からお聞きしたのですが———ダージン様って・・・もしかして、モンド伯爵家の次男なのですか?!!」
ダージン「え?!———そうですよ?」
マチルダ「~・・・っ!!!何故もっと早く教えて下さりませんでしたの?!!」
ダージン「いや・・・数ヶ月前に教えたつもりだったのですが・・・。」
マチルダ「こんな泥だらけの服に、髪もボサボサで、おまけに汗まみれの姿で・・・私・・・毎日、ダージン様とお会いしていただなんて・・・!悔やんでも悔やみきれませんわよ!!!」
ダージン「え?!・・・あぁ・・・まぁ、すみません?」
マチルダ「決して誤解しないで下さいませね?!!これは本当の私の姿では有りませんのよ?!私は・・・磨けばもっともっと光りますから!!」
ダージン「存じ上げておりますよ?でも私は・・・毎日太陽の下で野菜を愛でているマチルダ嬢が一番輝いて見えますが・・・」
マチルダ「まぁ・・・!ダージン様は人を見る目が有りますのね!確かに、野菜を育てる腕だけは・・・どこの御令嬢にも負ける気がしませんわね・・・!!!さぁ~!今日もやりますわよ~~~!!見てて下さいませね?!ダージン様!!」
貴族の御令嬢は野菜なんか育てないと思いますよ、マチルダさん。
★モンド伯爵家の長男
マチルダ「如何なさいましたの・・・?」
ダージン「いや・・・家に帰るのは数年ぶりだからね・・・。緊張してしまっている様だ。」
マチルダ「大丈夫ですわ!このマチルダが付いているのですから・・・!」
ダージン「ははっ・・・。ただ、私は兄の劣化版みたいだと言われて育ったものだから・・・兄が居ない事を願うよ。」
マチルダ「お兄様がお嫌いなのですか・・・?」
ダージン「いや・・・いつも心配して親切にしてくれる兄だったよ?だけど・・・苦手なんだ。」
マチルダ「お気持ちは分かりますわ。私にも小煩い妹がおりますし・・・母も父もいつも妹贔屓でしたから・・・!!!」
ダージン「ご両親が・・・?いや・・・俺は・・・そうは、思わないが・・・?寧ろ、甘やかした結果が君な」
マチルダ「ですが、ダージン様!貴方の隣にはこの私、マチルダが付いておりますのよ?!それだけでお兄様にはもう勝ったも同然では有りませんか!」
ダージン「え・・・?どうして・・・?」
マチルダ「こんなに美しく、聡明で、気品溢れる私を連れて歩いているのですよ?!お兄様がどれだけ優秀で美しくとも・・・このマチルダの前では霞んでしまうに決まっていますわ・・・!オホホホ・・・!!!」
ダージン「ぷっ、ははは!!確かに、君の前では全ての人間が霞んで見えるよ。」
マチルダ「ふんっ・・・!当然ですわね!」
ダージン「マチルダ———、有難う。」
分隊長みたいなひねくれた男には・・・マチルダさんってベストパートナー!!!
★あとがき
本編に引き続き・・・番外編までお読み下さり、誠に有難うございます!(⋆ᵕᴗᵕ⋆).+*ペコ
番外編執筆中に・・・持病のヘルニアが悪化してしまい、
かなり間が空いての更新となってしまい申し訳ありませんでした。(இ௰இ`。)
皆さんのコメントやしおりやブクマを励みに何とか番外編完結まで走りきる事が出来ました・・・!.。*゚\(。•ω•。)/゚*。.
今、これを読んで下さっている貴方に本当に感謝の極みです・・・!有難うございます!(✿。◡ ◡。)
マチルダ嬢は初めから「悪役令嬢」では無く「愛すべき馬鹿」という立ち位置で書かせて頂いておりましたので、
皆様からも愛して頂けて本当に嬉しい限りです・・・!
ちょっと、いやかなり?お馬鹿で高慢で自己中なんだけど・・・なんか嫌いになれないキャラクターを目指して書かせて頂きましたが・・・如何だったでしょうか?
「マチルダ姉さんも幸せにしてあげて欲しい」という感想を下さった皆様が少しでも「良かった」と思ってくれたら・・・とっても嬉しいです!
そして、ほんの・・・ほんのちょぴーーーーっとだけでも良いので「作者さん、お疲れ様」と思ってくれたら、私は全力で泣けます!(;ω;)ブワッ
本当に最後までお付き合い下さり、有難うございました!(人•ᴗ•♡)
また皆様と次回作でお会いできることを願って・・・・・・締め括らせて頂きます!
マチルダ「他の騎士の方からお聞きしたのですが———ダージン様って・・・もしかして、モンド伯爵家の次男なのですか?!!」
ダージン「え?!———そうですよ?」
マチルダ「~・・・っ!!!何故もっと早く教えて下さりませんでしたの?!!」
ダージン「いや・・・数ヶ月前に教えたつもりだったのですが・・・。」
マチルダ「こんな泥だらけの服に、髪もボサボサで、おまけに汗まみれの姿で・・・私・・・毎日、ダージン様とお会いしていただなんて・・・!悔やんでも悔やみきれませんわよ!!!」
ダージン「え?!・・・あぁ・・・まぁ、すみません?」
マチルダ「決して誤解しないで下さいませね?!!これは本当の私の姿では有りませんのよ?!私は・・・磨けばもっともっと光りますから!!」
ダージン「存じ上げておりますよ?でも私は・・・毎日太陽の下で野菜を愛でているマチルダ嬢が一番輝いて見えますが・・・」
マチルダ「まぁ・・・!ダージン様は人を見る目が有りますのね!確かに、野菜を育てる腕だけは・・・どこの御令嬢にも負ける気がしませんわね・・・!!!さぁ~!今日もやりますわよ~~~!!見てて下さいませね?!ダージン様!!」
貴族の御令嬢は野菜なんか育てないと思いますよ、マチルダさん。
★モンド伯爵家の長男
マチルダ「如何なさいましたの・・・?」
ダージン「いや・・・家に帰るのは数年ぶりだからね・・・。緊張してしまっている様だ。」
マチルダ「大丈夫ですわ!このマチルダが付いているのですから・・・!」
ダージン「ははっ・・・。ただ、私は兄の劣化版みたいだと言われて育ったものだから・・・兄が居ない事を願うよ。」
マチルダ「お兄様がお嫌いなのですか・・・?」
ダージン「いや・・・いつも心配して親切にしてくれる兄だったよ?だけど・・・苦手なんだ。」
マチルダ「お気持ちは分かりますわ。私にも小煩い妹がおりますし・・・母も父もいつも妹贔屓でしたから・・・!!!」
ダージン「ご両親が・・・?いや・・・俺は・・・そうは、思わないが・・・?寧ろ、甘やかした結果が君な」
マチルダ「ですが、ダージン様!貴方の隣にはこの私、マチルダが付いておりますのよ?!それだけでお兄様にはもう勝ったも同然では有りませんか!」
ダージン「え・・・?どうして・・・?」
マチルダ「こんなに美しく、聡明で、気品溢れる私を連れて歩いているのですよ?!お兄様がどれだけ優秀で美しくとも・・・このマチルダの前では霞んでしまうに決まっていますわ・・・!オホホホ・・・!!!」
ダージン「ぷっ、ははは!!確かに、君の前では全ての人間が霞んで見えるよ。」
マチルダ「ふんっ・・・!当然ですわね!」
ダージン「マチルダ———、有難う。」
分隊長みたいなひねくれた男には・・・マチルダさんってベストパートナー!!!
★あとがき
本編に引き続き・・・番外編までお読み下さり、誠に有難うございます!(⋆ᵕᴗᵕ⋆).+*ペコ
番外編執筆中に・・・持病のヘルニアが悪化してしまい、
かなり間が空いての更新となってしまい申し訳ありませんでした。(இ௰இ`。)
皆さんのコメントやしおりやブクマを励みに何とか番外編完結まで走りきる事が出来ました・・・!.。*゚\(。•ω•。)/゚*。.
今、これを読んで下さっている貴方に本当に感謝の極みです・・・!有難うございます!(✿。◡ ◡。)
マチルダ嬢は初めから「悪役令嬢」では無く「愛すべき馬鹿」という立ち位置で書かせて頂いておりましたので、
皆様からも愛して頂けて本当に嬉しい限りです・・・!
ちょっと、いやかなり?お馬鹿で高慢で自己中なんだけど・・・なんか嫌いになれないキャラクターを目指して書かせて頂きましたが・・・如何だったでしょうか?
「マチルダ姉さんも幸せにしてあげて欲しい」という感想を下さった皆様が少しでも「良かった」と思ってくれたら・・・とっても嬉しいです!
そして、ほんの・・・ほんのちょぴーーーーっとだけでも良いので「作者さん、お疲れ様」と思ってくれたら、私は全力で泣けます!(;ω;)ブワッ
本当に最後までお付き合い下さり、有難うございました!(人•ᴗ•♡)
また皆様と次回作でお会いできることを願って・・・・・・締め括らせて頂きます!
20
お気に入りに追加
3,439
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(80件)
あなたにおすすめの小説
婚約破棄されましたが、帝国皇女なので元婚約者は投獄します
けんゆう
ファンタジー
「お前のような下級貴族の養女など、もう不要だ!」
五年間、婚約者として尽くしてきたフィリップに、冷たく告げられたソフィア。
他の貴族たちからも嘲笑と罵倒を浴び、社交界から追放されかける。
だが、彼らは知らなかった――。
ソフィアは、ただの下級貴族の養女ではない。
そんな彼女の元に届いたのは、隣国からお兄様が、貿易利権を手土産にやってくる知らせ。
「フィリップ様、あなたが何を捨てたのかーー思い知らせて差し上げますわ!」
逆襲を決意し、華麗に着飾ってパーティーに乗り込んだソフィア。
「妹を侮辱しただと? 極刑にすべきはお前たちだ!」
ブチギレるお兄様。
貴族たちは青ざめ、王国は崩壊寸前!?
「ざまぁ」どころか 国家存亡の危機 に!?
果たしてソフィアはお兄様の暴走を止め、自由な未来を手に入れられるか?
「私の未来は、私が決めます!」
皇女の誇りをかけた逆転劇、ここに開幕!
わたしは夫のことを、愛していないのかもしれない
鈴宮(すずみや)
恋愛
孤児院出身のアルマは、一年前、幼馴染のヴェルナーと夫婦になった。明るくて優しいヴェルナーは、日々アルマに愛を囁き、彼女のことをとても大事にしている。
しかしアルマは、ある日を境に、ヴェルナーから甘ったるい香りが漂うことに気づく。
その香りは、彼女が勤める診療所の、とある患者と同じもので――――?
命を狙われたお飾り妃の最後の願い
幌あきら
恋愛
【異世界恋愛・ざまぁ系・ハピエン】
重要な式典の真っ最中、いきなりシャンデリアが落ちた――。狙われたのは王妃イベリナ。
イベリナ妃の命を狙ったのは、国王の愛人ジャスミンだった。
短め連載・完結まで予約済みです。設定ゆるいです。
『ベビ待ち』の女性の心情がでてきます。『逆マタハラ』などの表現もあります。苦手な方はお控えください、すみません。
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
君は妾の子だから、次男がちょうどいい
月山 歩
恋愛
侯爵家のマリアは婚約中だが、彼は王都に住み、彼女は片田舎で遠いため会ったことはなかった。でもある時、マリアは妾の子であると知られる。そんな娘は大事な子息とは結婚させられないと、病気療養中の次男との婚約に一方的に変えさせられる。そして次の日には、迎えの馬車がやって来た。
【完結】私たち白い結婚だったので、離婚してください
楠結衣
恋愛
田舎の薬屋に生まれたエリサは、薬草が大好き。薬草を摘みに出掛けると、怪我をした一匹の子犬を助ける。子犬だと思っていたら、領主の息子の狼獣人ヒューゴだった。
ヒューゴとエリサは、一緒に薬草採取に出掛ける日々を送る。そんなある日、魔王復活の知らせが世界を駆け抜け、神託によりヒューゴが勇者に選ばれることに。
ヒューゴが出立の日、エリサは自身の恋心に気づいてヒューゴに告白したところ二人は即結婚することに……!
「エリサを泣かせるなんて、絶対許さない」
「エリサ、愛してる!」
ちょっぴり鈍感で薬草を愛するヒロインが、一途で愛が重たい変態風味な勇者に溺愛されるお話です。

この度、皆さんの予想通り婚約者候補から外れることになりました。ですが、すぐに結婚することになりました。
鶯埜 餡
恋愛
ある事件のせいでいろいろ言われながらも国王夫妻の働きかけで王太子の婚約者候補となったシャルロッテ。
しかし当の王太子ルドウィックはアリアナという男爵令嬢にべったり。噂好きな貴族たちはシャルロッテに婚約者候補から外れるのではないかと言っていたが
拝啓、愛しの侯爵様~行き遅れ令嬢ですが、運命の人は案外近くにいたようです~
藤原ライラ
ファンタジー
心を奪われた手紙の先には、運命の人が待っていた――
子爵令嬢のキャロラインは、両親を早くに亡くし、年の離れた弟の面倒を見ているうちにすっかり婚期を逃しつつあった。夜会でも誰からも相手にされない彼女は、新しい出会いを求めて文通を始めることに。届いた美しい字で洗練された内容の手紙に、相手はきっとうんと年上の素敵なおじ様のはずだとキャロラインは予想する。
彼とのやり取りにときめく毎日だがそれに難癖をつける者がいた。幼馴染で侯爵家の嫡男、クリストファーである。
「理想の相手なんかに巡り合えるわけないだろう。現実を見た方がいい」
四つ年下の彼はいつも辛辣で彼女には冷たい。
そんな時キャロラインは、夜会で想像した文通相手とそっくりな人物に出会ってしまう……。
文通相手の正体は一体誰なのか。そしてキャロラインの恋の行方は!?
じれじれ両片思いです。
※他サイトでも掲載しています。
イラスト:ひろ様(https://xfolio.jp/portfolio/hiro_foxtail)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
感想ありがとうございます( ˃ ˂ )
お返事が遅くなってしまい申し訳ありませんヾ(・ω・`;)ノぁゎゎ
2人は似た者同士ですよねwww
私も書いてて激しく思ってましたwww
マチルダ姉さんについては、もういつか星と本当に会話出来る特殊能力授かれるんじゃ・・・?
と思うレベルで思い込んでます!笑
騎士様が姉さんの戯言を笑って流せる微笑ましい時間が可能な限り長く続いている事を私も願います!( ˇ人ˇ)†アーメン
感想有難う御座います(இ௰இ`。)
わわ~!
そう言って頂けて本当に嬉しいです!!.。*゚\(。•ω•。)/゚*。.
マチルダさん・・・普通の人とは絶対に無理なので、劣等感まみれの次男坊に出て来て頂きました!笑
お陰様で2人とも幸せになれました!笑
こちらこそ最後まで御付き合い頂き有難う御座います(⋆ᵕᴗᵕ⋆).+*ペコ
お疲れ様でした\(๑´ω`๑)/
最後まで楽しく読ませて頂きました!
なるほど!な、ラストにほっこりしました🤎
楽しい作品をありがとうございました(⋆ᵕᴗᵕ⋆).+*ペコ
感想有難う御座います(இ௰இ`。)
そう言って頂けて本当に嬉しいですー!
少しでも楽しんで頂けて本当に嬉しい限りですキャ─(´∩ω∩`)─♡
最後まで御付き合い頂き、こちらこそ有難う御座います<(_ _)>〈 ゴン!〕