21 / 48
本編
初めての決裂 ・・・2
しおりを挟む
「ベルダ・・・!もう来ていたのね・・・!」
「フレイヤ~!上級生は終わるの早いからね~、」
ベルダとこの裏庭で講義の休憩の合間や、放課後のメイド業務に行くまでの時間にこうして会うようになってから、もう一ヶ月が過ぎようとしていた。
お互いの暗黙ルールで、主人が誰なのかだけは未だにお互い告げていない。
ベルダはこんな幼い姿形をしているが・・・何と上級生で、今年度で卒業だ。
見た目とは反して、私の愚痴をいつも笑い飛ばしてくれる大きい器の持ち主で理想のお姉ちゃんという感じだ。
(マチルダ姉様に爪の垢を煎じて飲ませたいわ・・・本当に・・・。)
遠い地できっと家事を頑張っているであろう・・・お姉様に思いを馳せていると、ベルダに笑われてしまった。
「また遠い目してる・・・!どうしたの?」
「な、何でも無いよ!ちょっと、家族の事を考えていただけ・・・」
「家族かぁ・・・!私には居ないから、分かんないや。ご主人様だけだなぁ・・・私の家族は」
少し俯きながら笑顔でそう告げたベルダに慌てて謝罪すると、「気にしないで」と、いつもの調子で笑い飛ばしてれた。
(あぁぁぁ~!私の馬鹿!!今後、発言には気をつけないと・・・。)
「本当に気にしないでよ~!フレイヤ!私が全然、気にしてないんだから!」
私が猛省している様子を見かねて背中を叩いてそう励ましてくれるベルダに、何とか笑顔を向けるが・・・申し訳なさは払拭しきれない。
小さな溜息をついた、その時だったーーー。
「フレイ・・・?」
聞き慣れたその声がする方を咄嗟に向いて見れば・・・案の定、エドマンドが驚いた様子で私達を見ていた。
「エド・・・マンド様・・・。」
(な、何故・・・ここが分かったんだ・・・。)
驚きの余り目が点になってしまった私とは違い、隣に居たベルダはすぐにベンチを離れ、エドマンドに対して深々と礼をした。
「エドマンド様・・・ご無沙汰しております。」
「・・・?あぁ!ベルダか!こんな所で何をしているんだ?」
どうやらベルダとエドマンドは顔見知りだったらしく・・・ベルダはエドマンドにそう聞かれて目を泳がせてしまっている。
メイド業務に支障の無い範囲で会っていたとは言え・・・メイドが勝手に主人の知らぬ所でお喋りを楽しむなど言語道断である。
ベルダの様子を見るに・・・きっと此処で私と会っていた事が主人に告げ口されると良く無いのだろう・・・。
「エドマンド様、そちらの御令嬢は庭園で迷子になってしまい・・・裏庭へ迷い込まれた様です。」
「・・・?迷子?・・・ベルダが?」
咄嗟についた嘘だったが・・・普通に考えて見れば私が迷子になったというなら未だしも・・・上級生であるベルダが迷ったというのは無理が有る。
嘘だとバレれば、逆に「主人に言えない様なやましい事をしていた」と言っている様なものになってしまうと気付いた私は、冷や汗が止まらない。
(どうしよう・・・!どうしよう・・・!墓穴掘ってしまった・・・!!!)
「エドマンド様、彼女の言う通りで御座います。私、昔から方向音痴なものでして・・・考え事をしながら歩いていたら、気づけば此方だったのです。」
私の様子を察してベルダがそう援護してくれた。
腑に落ちない様子のエドマンドだったが・・・とりあえず納得したらしく、ベルダから視線を外すと私に方へとやって来た。
「それよりもフレイ・・・!ずっと探していたんだよ?!何処に居たんだよ・・・!」
「お、お傍を離れてしまい申し訳ありません・・・エドマンド様・・・。」
私の手を握り締めながらそう憤るエドマンドの姿はベルダも初めて見る光景だったらしく・・・開いた口が塞がらない様子だ。
(やめてよ・・・!もう、ベルダが見ているのに・・・!!!)
「今日はね、とても美味しい果物を隣国から取り寄せたんだ!フレイ、果物好きだろう?フレイの為に取り寄せたんだよ?」
「・・・・・・・有難う御座います。」
(あぁ・・・きっともう完全にベルダにもバレてしまったわね・・・。私が噂の女だって・・・。)
私の手を握りながら熱量を上げるエドマンドに反して・・・私はどんどん熱が下がっていく。
ベルダの顔をチラリと覗けば、居た堪れない様子でエドマンドの許しを待っていた。
その困った表情に私の中でブチっと何かが切れる音がした。
「・・・・・・・して下さい。」
「え?何だい?フレイー」
「いい加減にして下さいって言ったのよ!!!エド!!!」
我ながらこんな大きな声が出るのか・・・と、自分でもびっくりな位なので、間近で聞いていたエドマンドが驚かない訳は無かった。
「何でいつもそうやって考え無しなの?!!エドがそうやって・・・人目を気にせずにやりたい放題するから・・・!だから、学園に居場所が無くて・・・裏庭まで来ていたの!!」
「え・・・あ、そう・・・なの?」
「そうよ!!変な噂まで流されて・・・!!いつもジロジロ見られるし、見知らぬ人から陰口は叩かれるし・・・私はメイドなの!メイドとして契約をしてこの学園に来ているの!!もう・・・子爵令嬢では無いし・・・幼なじみでも無いって・・・何度も言っているのに・・・」
「ごめん、フレイ・・・泣かないで?」
エドが私に差し伸べた手を、思わずバシン!と叩いてしまう。
違う。エドが悪いんじゃない・・・。
ただ・・・何一つ上手く行かないこの学園生活への鬱憤をエドにぶつけているだけだ。
頭では分かっているのに・・・もう堰き止めていた感情が爆発してしまった私は、止められない。
「結局、エドは自分の事ばっかりよ・・・!私が困っているとか・・・考えた事無いでしょう?!自分が言いたい事を言って、したい事をしてるだけよ!そんなのは・・・愛でも親切でも無い!!ただの我儘よ・・・!!!」
「フレイヤ・・・そこまでにしときなよ。」
ベルダの聞いた事無いほどに低い声と肩に置かれた手の感触で我に帰った私は・・・滲む視界越しに悲しそうに俯くエドマンドの姿を捉えた。
咄嗟に謝罪を口にしそうになったが・・・私に謝罪を述べる権利など無いと思い、思わず口を噤んだ。
「・・・解雇して頂いても構いません。先にお部屋でお待ちしております。」
暫くの沈黙の後・・・それが私に言えた精一杯だった。
その後、雨が激しく降ったがーーー・・・
エドマンドは部屋へ帰っては来なかった。
「フレイヤ~!上級生は終わるの早いからね~、」
ベルダとこの裏庭で講義の休憩の合間や、放課後のメイド業務に行くまでの時間にこうして会うようになってから、もう一ヶ月が過ぎようとしていた。
お互いの暗黙ルールで、主人が誰なのかだけは未だにお互い告げていない。
ベルダはこんな幼い姿形をしているが・・・何と上級生で、今年度で卒業だ。
見た目とは反して、私の愚痴をいつも笑い飛ばしてくれる大きい器の持ち主で理想のお姉ちゃんという感じだ。
(マチルダ姉様に爪の垢を煎じて飲ませたいわ・・・本当に・・・。)
遠い地できっと家事を頑張っているであろう・・・お姉様に思いを馳せていると、ベルダに笑われてしまった。
「また遠い目してる・・・!どうしたの?」
「な、何でも無いよ!ちょっと、家族の事を考えていただけ・・・」
「家族かぁ・・・!私には居ないから、分かんないや。ご主人様だけだなぁ・・・私の家族は」
少し俯きながら笑顔でそう告げたベルダに慌てて謝罪すると、「気にしないで」と、いつもの調子で笑い飛ばしてれた。
(あぁぁぁ~!私の馬鹿!!今後、発言には気をつけないと・・・。)
「本当に気にしないでよ~!フレイヤ!私が全然、気にしてないんだから!」
私が猛省している様子を見かねて背中を叩いてそう励ましてくれるベルダに、何とか笑顔を向けるが・・・申し訳なさは払拭しきれない。
小さな溜息をついた、その時だったーーー。
「フレイ・・・?」
聞き慣れたその声がする方を咄嗟に向いて見れば・・・案の定、エドマンドが驚いた様子で私達を見ていた。
「エド・・・マンド様・・・。」
(な、何故・・・ここが分かったんだ・・・。)
驚きの余り目が点になってしまった私とは違い、隣に居たベルダはすぐにベンチを離れ、エドマンドに対して深々と礼をした。
「エドマンド様・・・ご無沙汰しております。」
「・・・?あぁ!ベルダか!こんな所で何をしているんだ?」
どうやらベルダとエドマンドは顔見知りだったらしく・・・ベルダはエドマンドにそう聞かれて目を泳がせてしまっている。
メイド業務に支障の無い範囲で会っていたとは言え・・・メイドが勝手に主人の知らぬ所でお喋りを楽しむなど言語道断である。
ベルダの様子を見るに・・・きっと此処で私と会っていた事が主人に告げ口されると良く無いのだろう・・・。
「エドマンド様、そちらの御令嬢は庭園で迷子になってしまい・・・裏庭へ迷い込まれた様です。」
「・・・?迷子?・・・ベルダが?」
咄嗟についた嘘だったが・・・普通に考えて見れば私が迷子になったというなら未だしも・・・上級生であるベルダが迷ったというのは無理が有る。
嘘だとバレれば、逆に「主人に言えない様なやましい事をしていた」と言っている様なものになってしまうと気付いた私は、冷や汗が止まらない。
(どうしよう・・・!どうしよう・・・!墓穴掘ってしまった・・・!!!)
「エドマンド様、彼女の言う通りで御座います。私、昔から方向音痴なものでして・・・考え事をしながら歩いていたら、気づけば此方だったのです。」
私の様子を察してベルダがそう援護してくれた。
腑に落ちない様子のエドマンドだったが・・・とりあえず納得したらしく、ベルダから視線を外すと私に方へとやって来た。
「それよりもフレイ・・・!ずっと探していたんだよ?!何処に居たんだよ・・・!」
「お、お傍を離れてしまい申し訳ありません・・・エドマンド様・・・。」
私の手を握り締めながらそう憤るエドマンドの姿はベルダも初めて見る光景だったらしく・・・開いた口が塞がらない様子だ。
(やめてよ・・・!もう、ベルダが見ているのに・・・!!!)
「今日はね、とても美味しい果物を隣国から取り寄せたんだ!フレイ、果物好きだろう?フレイの為に取り寄せたんだよ?」
「・・・・・・・有難う御座います。」
(あぁ・・・きっともう完全にベルダにもバレてしまったわね・・・。私が噂の女だって・・・。)
私の手を握りながら熱量を上げるエドマンドに反して・・・私はどんどん熱が下がっていく。
ベルダの顔をチラリと覗けば、居た堪れない様子でエドマンドの許しを待っていた。
その困った表情に私の中でブチっと何かが切れる音がした。
「・・・・・・・して下さい。」
「え?何だい?フレイー」
「いい加減にして下さいって言ったのよ!!!エド!!!」
我ながらこんな大きな声が出るのか・・・と、自分でもびっくりな位なので、間近で聞いていたエドマンドが驚かない訳は無かった。
「何でいつもそうやって考え無しなの?!!エドがそうやって・・・人目を気にせずにやりたい放題するから・・・!だから、学園に居場所が無くて・・・裏庭まで来ていたの!!」
「え・・・あ、そう・・・なの?」
「そうよ!!変な噂まで流されて・・・!!いつもジロジロ見られるし、見知らぬ人から陰口は叩かれるし・・・私はメイドなの!メイドとして契約をしてこの学園に来ているの!!もう・・・子爵令嬢では無いし・・・幼なじみでも無いって・・・何度も言っているのに・・・」
「ごめん、フレイ・・・泣かないで?」
エドが私に差し伸べた手を、思わずバシン!と叩いてしまう。
違う。エドが悪いんじゃない・・・。
ただ・・・何一つ上手く行かないこの学園生活への鬱憤をエドにぶつけているだけだ。
頭では分かっているのに・・・もう堰き止めていた感情が爆発してしまった私は、止められない。
「結局、エドは自分の事ばっかりよ・・・!私が困っているとか・・・考えた事無いでしょう?!自分が言いたい事を言って、したい事をしてるだけよ!そんなのは・・・愛でも親切でも無い!!ただの我儘よ・・・!!!」
「フレイヤ・・・そこまでにしときなよ。」
ベルダの聞いた事無いほどに低い声と肩に置かれた手の感触で我に帰った私は・・・滲む視界越しに悲しそうに俯くエドマンドの姿を捉えた。
咄嗟に謝罪を口にしそうになったが・・・私に謝罪を述べる権利など無いと思い、思わず口を噤んだ。
「・・・解雇して頂いても構いません。先にお部屋でお待ちしております。」
暫くの沈黙の後・・・それが私に言えた精一杯だった。
その後、雨が激しく降ったがーーー・・・
エドマンドは部屋へ帰っては来なかった。
24
お気に入りに追加
3,439
あなたにおすすめの小説
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
【完結】私たち白い結婚だったので、離婚してください
楠結衣
恋愛
田舎の薬屋に生まれたエリサは、薬草が大好き。薬草を摘みに出掛けると、怪我をした一匹の子犬を助ける。子犬だと思っていたら、領主の息子の狼獣人ヒューゴだった。
ヒューゴとエリサは、一緒に薬草採取に出掛ける日々を送る。そんなある日、魔王復活の知らせが世界を駆け抜け、神託によりヒューゴが勇者に選ばれることに。
ヒューゴが出立の日、エリサは自身の恋心に気づいてヒューゴに告白したところ二人は即結婚することに……!
「エリサを泣かせるなんて、絶対許さない」
「エリサ、愛してる!」
ちょっぴり鈍感で薬草を愛するヒロインが、一途で愛が重たい変態風味な勇者に溺愛されるお話です。

この度、皆さんの予想通り婚約者候補から外れることになりました。ですが、すぐに結婚することになりました。
鶯埜 餡
恋愛
ある事件のせいでいろいろ言われながらも国王夫妻の働きかけで王太子の婚約者候補となったシャルロッテ。
しかし当の王太子ルドウィックはアリアナという男爵令嬢にべったり。噂好きな貴族たちはシャルロッテに婚約者候補から外れるのではないかと言っていたが

【完結】王太子殿下が幼馴染を溺愛するので、あえて応援することにしました。
かとるり
恋愛
王太子のオースティンが愛するのは婚約者のティファニーではなく、幼馴染のリアンだった。
ティファニーは何度も傷つき、一つの結論に達する。
二人が結ばれるよう、あえて応援する、と。

【完結】皇太子の愛人が懐妊した事を、お妃様は結婚式の一週間後に知りました。皇太子様はお妃様を愛するつもりは無いようです。
五月ふう
恋愛
リックストン国皇太子ポール・リックストンの部屋。
「マティア。僕は一生、君を愛するつもりはない。」
今日は結婚式前夜。婚約者のポールの声が部屋に響き渡る。
「そう……。」
マティアは小さく笑みを浮かべ、ゆっくりとソファーに身を預けた。
明日、ポールの花嫁になるはずの彼女の名前はマティア・ドントール。ドントール国第一王女。21歳。
リッカルド国とドントール国の和平のために、マティアはこの国に嫁いできた。ポールとの結婚は政略的なもの。彼らの意志は一切介入していない。
「どんなことがあっても、僕は君を王妃とは認めない。」
ポールはマティアを憎しみを込めた目でマティアを見つめる。美しい黒髪に青い瞳。ドントール国の宝石と評されるマティア。
「私が……ずっと貴方を好きだったと知っても、妻として認めてくれないの……?」
「ちっ……」
ポールは顔をしかめて舌打ちをした。
「……だからどうした。幼いころのくだらない感情に……今更意味はない。」
ポールは険しい顔でマティアを睨みつける。銀色の髪に赤い瞳のポール。マティアにとってポールは大切な初恋の相手。
だが、ポールにはマティアを愛することはできない理由があった。
二人の結婚式が行われた一週間後、マティアは衝撃の事実を知ることになる。
「サラが懐妊したですって‥‥‥!?」

皆さん、覚悟してくださいね?
柚木ゆず
恋愛
わたしをイジメて、泣く姿を愉しんでいた皆さんへ。
さきほど偶然前世の記憶が蘇り、何もできずに怯えているわたしは居なくなったんですよ。
……覚悟してね? これから『あたし』がたっぷり、お礼をさせてもらうから。
※体調不良の影響でお返事ができないため、日曜日ごろ(24日ごろ)まで感想欄を閉じております。
とまどいの花嫁は、夫から逃げられない
椎名さえら
恋愛
エラは、親が決めた婚約者からずっと冷淡に扱われ
初夜、夫は愛人の家へと行った。
戦争が起こり、夫は戦地へと赴いた。
「無事に戻ってきたら、お前とは離婚する」
と言い置いて。
やっと戦争が終わった後、エラのもとへ戻ってきた夫に
彼女は強い違和感を感じる。
夫はすっかり改心し、エラとは離婚しないと言い張り
突然彼女を溺愛し始めたからだ
______________________
✴︎舞台のイメージはイギリス近代(ゆるゆる設定)
✴︎誤字脱字は優しくスルーしていただけると幸いです
✴︎なろうさんにも投稿しています
私の勝手なBGMは、懐かしすぎるけど鬼束ちひろ『月光』←名曲すぎ
【完結】辺境伯令嬢は新聞で婚約破棄を知った
五色ひわ
恋愛
辺境伯令嬢としてのんびり領地で暮らしてきたアメリアは、カフェで見せられた新聞で自身の婚約破棄を知った。アメリアは真実を確かめるため、3年ぶりに王都へと旅立った。
※本編34話、番外編『皇太子殿下の苦悩』31+1話、おまけ4話
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる