執着の茶室〜無垢なスーツは和装男子に暴かれる〜

メカラウロ子

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番外編※

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晴れて恋人同士になった僕達は、休みの間は樹の執拗な愛撫に身も心も溶かされ身体は少しずつ慣らされ快感を拾うようになってきていた。

休み明けなのになんか疲れてない?と西谷に言われたのは秘密だ。

最近では休みの日の殆どが樹の家に入り浸り、時にお茶を、時にエッチな事をしている。

「ふう。こんなにしたの…高校生以来かも…」

「どんな風にしたの?」

何やら火がついたのか、背中にキスを落としながら抱きついてきた樹に失言をした!と焦る。

樹はセックスの時はそれはもう焦ったくなるほど愛撫が長い。

だから自分ばかりがあんあん喘いで、疲労困憊になった頃にようやく樹は1ラウンド終了なのだ。

毎日仕事で、運動なんてしていないから体力がない。もう無理、これ以上は腹上死する…!

怯えた目をした玲に気づいたのか樹は優しく頭を撫でてきた。

「ちょっと休憩しましょう」

水を取りに行った樹が戻ってきた。

「これ飲んだら休んでてくださいね?」

頭をポンと撫でられ、睡魔に負け瞼が重くなっていった。



「ねぇ…樹さん…」

「ん…玲さん?どうかした?」

朝もセックスをしていて疲れているのを気遣ってか、今夜は何もしないつもりだったのだろう。

樹はベッドの上でくつろぎながら、経済ニュースをチェックしていた。

「僕ばかりが気持ちよくなって悔しいから、今度は…ぼ、僕がご奉仕します」

「僕が好きでやってるんだから気にする事ないのに…」

そんな事は分かっている。だけどやっぱり対等でいたい。

…違う、格好つけたが有り体に言うと普通にヤりたい。

好きな人と貪るようにただひたすらエロいことしたい。

とは言え、体力がないから気を遣ってもらった手前はっきり言うのは恥ずかしい。


「全然色っぽくないかもしれないけど…」

そう言うと玲はおもむろに樹の下履きを脱がせ陰茎を掴む。そしてネットで仕入れた情報を基に、チロチロと亀頭やカリを舐め始めた。

「えっ…れ、玲さん!?」

突然急所を鷲掴みにされ少し怯んだ樹だが、玲の行動に驚き言葉を失っていた。

「は…んむっ、ん、はあ…あむっ…ん…」

人のなんて舐めた事ないから気持ちいいのか分からないけど…。

口に咥えて上下に動かしたり、裏筋を舐めたりしていると口の中で硬さを持ち始めるのを感じた。

樹が玲の頭を優しく撫でながらその目は支配欲を隠しきれていない。

それに気付き、玲は高揚感に包まれた。

もっと、よくしたい。そういえば吸うといいって書いてあった。

亀頭を吸い上げると、樹の声色が明らかに変わる。

今度は咥えてから…次は音を立てながら…。

「っく…れ、いさん…出るっ、から離して」

それでも離さぬ玲に根負けするかのように樹は口内へ吐精した。

「わ!ごめん。出して」

樹はティッシュを渡し精子を吐き出させた。

「ね、樹さんが気持ちよくなるやり方教えて?もっと上手くなりたい。もっと…」

自分の知らない樹を見たい。

「…っ!」

あ、樹のがまだ…と思うまもなく口を塞がれ苦味が残る口内を舐る。

「んっ…ふぁ…んむっ…ん…」

深く舌を絡め、吸われ、腰を撫でられ、それだけで自身の硬さを持ち始める。

「はぁ…真面目でぎこちない玲さんも可愛くて好きだけど、僕の手でどんどんいやらしくなっていくのを見るのも興奮する…ジレンマだな」

「あっ…樹さん、今のキスで勃っちゃった…」

「これで狙ってないって言うんだから…」

あっという間に着衣を脱がされ膝の上に乗せられる形で向かい合い、くちゅくちゅと後ろを解された。

「朝もしてたから柔らかいね、それとも準備してくれた?」

「あっ… 準備しましたっ…んっ、フェラも調べて…夜も、するんっ、だと…ぁっ…思って」

「真面目でエッチだな、玲さんは」




「は…あんっ、あっ、あ…あ、あっ…あぁっ!」

樹に背後から何度も腰を叩きつけられ、時折奥を強く擦るようにかき回され、その快感に悲鳴のような甲高い声で善がる。

自分の声じゃないみたいだ。

「あ、あ、あんっ…奥っ…はあっ…あぅ…」

今までとは違う暴力的な快感に腰が跳ね、その快感を逃すようにシーツを掴む。

初めてした時はこんなに感じなかったのに…自分の身体の変化に恐怖と喜びと期待と不安で様々な感情が混ざり合い、そんな感情も激しい抽挿に掻き消されただひたすらに快楽を貪った。

「はぁ…中すご…奥強めに突かれるのが好きなんだ?」

パンパンと激しく皮膚同士の激しくぶつかる音が響き、何より樹が興奮している事が嬉しくてねだるように後孔をきゅっと締め付ける。

「好きっ!…すき…すき…んっ」

顎を掴まれ横を向かされ口を塞がれ息が苦しい。苦しいけど気持ちいい。でも、もっと…

「ねぇ…玲さん…もっと欲しい?」


更に奥を激しく突かれ、ぐぼっと身体の中で卑猥な音を立てる。

樹がぐぐっと自身の熱を全て収めた。初めはそこに触れる度違和感を感じていた襞も奥まで突き抜け快感へと変化した。

「ぅあ゛っ?」

首筋に電流が走ったかのような刺激に足をがくがくと震わせた。止まらない。怖い。

「あん゛っ…んんっ、ふあっ…あ゛っ、うあっ…っーーー!」

「…っく」

身体に何が起きているのかわからない疑問の後に一拍置いて一気に快感が流れ込んできた。

「はぁ…はぁ…はぁ…は…すご、かった…」

「うん…」

樹は玲から自身をずるりと抜くと、折り重なるようにして倒れ込む。

初めてほぼ同時に果てた。玲はそれが嬉しくてたまらない。


少しの休憩後はぁはぁと胸を上下させ、ぼんやりとしながらゴムの処理をする樹を見つめていた。

「あっ、それっ、中に欲しい…つぎは出してください」

「ダメだよ、今日はだめ」

「な、んで…」

樹はなぐさめるように頬にキスをする。

「焦らないで、時間はたくさんあるんだからゆっくりしよう?」

「でも…出したら気持ちいいって見た…」

「次の休みでも、また次でも、来年でも再来年でも、して欲しい事全部してあげる。だから無理しないで」

あぁ、この人には敵わないな。

今度は優しく繊細に、次は甘く溶けるように、玲は樹に暴かれていった。


ーーーー


「覚えたらとんでもない魔性になりそうだな…」

性行為であっても玲は真面目で勤勉で貪欲だ。

樹は疲れて眠る玲の横で、先の淫猥な玲を思い出していた。

玲は自分の方が樹に惚れている、見合う人間になりたいとよく言う。

だが、沼に堕とされているのは確実に自分の方だ。

じわじわと糸で絡みつかれ気づけばもう逃れられない。

彼の理想の大人であろうと優しく丁寧にしてきたつもりだ。だが…

「困ったな…もう抑えきかないかも」

樹は頭にそっと口付けると玲を抱き抱えるようにして眠った。
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