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第十二章 ドイツ訪問(上陸編)

船魄紹介【リシュリュー】

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【Richelieu(リシュリュー)】
・艦として
 ・艦種:戦艦
 ・艦級:リシュリュー級戦艦一番艦
 ・前級:ダンケルク級
 ・次級:なし
 ・建造:ブレスト工廠
 ・進水日:1939年1月17日
 ・所属:公海艦隊
 ・全長:248m
 ・最大幅:33m
 ・基準排水量:35,000トン
 ・対艦兵装:380mm-modèle-1935-4連装砲×2 152mm-modèle-1930-3連装砲×3
 ・対空兵装:100mm-modèle-1930-連装高角砲×12 ボフォース40mm4連装機関砲×24 エリコン20mm機関砲×50
 ・対潜兵装:なし
 ・搭載機:約3機

 艦名はルイ13世の宰相リシュリュー枢機卿に因る。この名前の使用は二度目。

 全体的な規模感は長門型やビスマルク級に近いが、主砲は4連装で艦橋の前方に配置され、後方には副砲しか配置されていないという特異な武装配置を持つ。4連装砲は重量削減や、艦橋前方に全ての主砲を配置することで真正面の敵に全ての主砲を向けられるという利点があるものの、艦体が太くなって速力が低下したり、主砲塔1基が破壊されるだけで攻撃力の半分が失われたりといった大きな問題があり、主砲として採用された例はかなり珍しい。

 ドイツとイタリアの新戦艦シャルンホルスト級やヴィットリオ・ヴェネト級への対抗馬として建造が開始された本艦であるが、完成は第二次世界大戦に間に合わず、戦時中も建造が進められていたが、竣工する前にドイツ軍の進攻を受け、ブレストから脱出するも、暫くはアフリカでフランス国の戦艦として連合国と交戦していた。

 その後1942年11月にアフリカ植民地が本国から離脱すると、アメリカで完成させられ、以降はイギリス海軍に参加させられドイツ海軍と交戦した。1944年初頭はインド洋で日本軍と交戦していたが、同年8月にグラーフ・ツェッペリンが暴れ始めると、本国艦隊に呼び戻されてツェッペリンと交戦。人間の艦がツェッペリンに敵う筈もなく、中破状態でポーツマスに放置されていたところで終戦を迎えた。結局ドイツやイタリアの戦艦と交戦することはなかった。

 戦後はイギリスが修理した上でフランス国に返還され、財政破綻一歩手前で新しい軍艦など建造していられないフランス海軍にとって貴重な戦力となっており、フランス唯一の艦隊である公海艦隊の旗艦を務めている。フランス海軍には今や外洋で活動する余力がないので、主な任務は近海の警備である。

・船魄として
 ・技術系統:独式第二世代
 ・身長:168cm
 ・体重:73kg
 ・血液型:O型
 ・髪:赤
 ・目:蒼・赤
 ・好きなもの:ケピ帽・カマンベール・ド・ノルマンディ
 ・嫌いなもの:ロベスピエール・野蛮

 いつも貴族のような格好と立ち居振る舞いをした、誇り高い少女。気品と礼儀作法、そして騎士道を重んじている。フランス国(État français)よりフランス王国(Royaume de France)に生まれたかったと常々思っている。フランスとしてはあまり王政を賛美するようなことは言わないように忠告しているのだが、全く耳を貸すつもりがない。王政に止めを刺した男の名を冠する空母ロベスピエールとは非常に仲が悪い。
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