軍艦少女は死に至る夢を見る~戦時下の大日本帝国から始まる艦船擬人化物語~

takahiro

文字の大きさ
上 下
233 / 487
第十二章 ドイツ訪問(上陸編)

船魄紹介【愛宕】

しおりを挟む


【愛宕(あたご)】
・艦として
 ・艦種:重巡洋艦
 ・艦級:高雄型重巡洋艦二番艦
 ・前級:妙高型
 ・次級:最上型
 ・建造:横須賀海軍工廠
 ・進水日:1930年06月16日
 ・所属:第六艦隊
 ・全長:204m
 ・最大幅:20.7m
 ・基準排水量:13,000トン
 ・対艦兵装:五十口径三年式二十センチ連装砲×5 七式五二糎4連装水上魚雷発射管×6
 ・対空兵装:四十口径八九式十二糎七高角砲×16 九六式二十五ミリ3連装機銃×10 同単装機銃×10 九三式十三粍機銃×12
 ・対潜兵装:六式墳進爆雷砲×2
 ・搭載機:約4機(偵察用)

 艦名は通例通り山の名で、京都府の愛宕山にちなみ、二代目である。艦としての性能は高雄とほぼ同じであり特筆すべきことはないが、戦後の高雄型に共通する改装として、主砲の装填角が30度に引き上げられ、高角砲として運用しやすいようになっている。

 1933年8月、横浜の観艦式で御召艦比叡の供奉艦を務める。1936年10月には海軍兵学校への行幸がなされる際に御召艦の大役を務めた。支那事変には不参加である。

 大東亜戦争緒戦では通商破壊に従事し、1942年10月のヘンダーソン基地艦砲射撃を援護した。また同月の南太平洋海戦では空母ホーネットの撃沈に貢献している。11月の第三次ソロモン海戦では戦艦サウスダコタを撃破する戦果を挙げた。その後はマリアナ沖海戦やフィリピン沖海戦に参加するも、目立った戦果は挙げられていない。

 戦後は艦齢20年を超える旧式艦にも拘わらず、最前線に駆り出され続けている。

・船魄として
 ・技術系統:日本式第二世代
 ・身長:166cm
 ・体重:78kg
 ・血液型:A型
 ・髪:茶
 ・目:琥珀
 ・好きなもの:高雄・裏切り
 ・嫌いなもの:九三式酸素魚雷・火

 高雄のことが好きで好きでたまらない少女。高雄と一緒にいられるなら何をしても構わないと考えており、高雄と引き離されたことを非常に不満に思っていた。またいつもどこか艶めかしい雰囲気を纏っており、周囲からは近寄り難い人と思われているが、高雄以外には興味がないのでどうでもいいと思っている。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

四代目 豊臣秀勝

克全
歴史・時代
アルファポリス第5回歴史時代小説大賞参加作です。 読者賞を狙っていますので、アルファポリスで投票とお気に入り登録してくださると助かります。 史実で三木城合戦前後で夭折した木下与一郎が生き延びた。 秀吉の最年長の甥であり、秀長の嫡男・与一郎が生き延びた豊臣家が辿る歴史はどう言うモノになるのか。 小牧長久手で秀吉は勝てるのか? 朝日姫は徳川家康の嫁ぐのか? 朝鮮征伐は行われるのか? 秀頼は生まれるのか。 秀次が後継者に指名され切腹させられるのか?

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

軍艦少女は死に至る夢を見る【船魄紹介まとめ】

takahiro
キャラ文芸
同名の小説「軍艦少女は死に至る夢を見る~戦時下の大日本帝国から始まる艦船擬人化物語~」(https://www.alphapolis.co.jp/novel/176458335/571869563)のキャラ紹介だけを纏めたものです。 小説全体に散らばっていて見返しづらくなっていたので、別に独立させることにしました。内容は全く同じです。本編の内容自体に触れることは少ないので大してネタバレにはなりませんが、誰が登場するかを楽しみにしておきたい方はブラウザバックしてください。 なお挿絵は全てAI加筆なので雰囲気程度です。

蒼海の碧血録

三笠 陣
歴史・時代
 一九四二年六月、ミッドウェー海戦において日本海軍は赤城、加賀、蒼龍を失うという大敗を喫した。  そして、その二ヶ月後の八月、アメリカ軍海兵隊が南太平洋ガダルカナル島へと上陸し、日米の新たな死闘の幕が切って落とされた。  熾烈なるガダルカナル攻防戦に、ついに日本海軍はある決断を下す。  戦艦大和。  日本海軍最強の戦艦が今、ガダルカナルへと向けて出撃する。  だが、対するアメリカ海軍もまたガダルカナルの日本軍飛行場を破壊すべく、最新鋭戦艦を出撃させていた。  ここに、ついに日米最強戦艦同士による砲撃戦の火蓋が切られることとなる。 (本作は「小説家になろう」様にて連載中の「蒼海決戦」シリーズを加筆修正したものです。予め、ご承知おき下さい。) ※表紙画像は、筆者が呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)にて撮影したものです。

架空戦記 旭日旗の元に

葉山宗次郎
歴史・時代
 国力で遙かに勝るアメリカを相手にするべく日本は様々な手を打ってきた。各地で善戦してきたが、国力の差の前には敗退を重ねる。  そして決戦と挑んだマリアナ沖海戦に敗北。日本は終わりかと思われた。  だが、それでも起死回生のチャンスを、日本を存続させるために男達は奮闘する。 カクヨムでも投稿しています

本能のままに

揚羽
歴史・時代
1582年本能寺にて織田信長は明智光秀の謀反により亡くなる…はずだった もし信長が生きていたらどうなっていたのだろうか…というifストーリーです!もしよかったら見ていってください! ※更新は不定期になると思います。

淡き河、流るるままに

糸冬
歴史・時代
天正八年(一五八〇年)、播磨国三木城において、二年近くに及んだ羽柴秀吉率いる織田勢の厳重な包囲の末、別所家は当主・別所長治の自刃により滅んだ。 その家臣と家族の多くが居場所を失い、他国へと流浪した。 時は流れて慶長五年(一六〇〇年)。 徳川家康が会津の上杉征伐に乗り出す不穏な情勢の中、淡河次郎は、讃岐国坂出にて、小さな寺の食客として逼塞していた。 彼の父は、淡河定範。かつて別所の重臣として、淡河城にて織田の軍勢を雌馬をけしかける奇策で退けて一矢報いた武勇の士である。 肩身の狭い暮らしを余儀なくされている次郎のもとに、「別所長治の遺児」を称する僧形の若者・別所源兵衛が姿を見せる。 福島正則の元に馳せ参じるという源兵衛に説かれ、次郎は武士として世に出る覚悟を固める。 別所家、そして淡河家の再興を賭けた、世に知られざる男たちの物語が動き出す。

処理中です...