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第十章 大東亜戦記Ⅱ(戦後編)
船魄紹介【照月】
しおりを挟む【照月(てるづき)】
・艦として
・艦種:駆逐艦
・艦級:秋月型駆逐艦二番艦
・前級:夕雲型
・次級:島風型
・建造:三菱長崎造船所・佐世保海軍工廠
・進水日:1941年11月21日
・所属:呉鎮守府
・全長:134m
・水線幅:11.6m
・基準排水量:2,700噸
・対艦兵装:九二式六十一糎4連装魚雷発射管×2
・対空兵装:九八式十糎連装高角砲×4 九六式二十五粍3連装機銃×5 同単装機銃×24
・対潜兵装:九四式爆雷投射器×2
・搭載機:なし
名前はそのまま『照り輝く月』などの意味。秋月型駆逐艦の二番艦であるが、アメリカ軍には照月こそがネームシップであると勘違いされていた。秋月型はその艦名から月級などと呼ばれたりもする。
竣工したのは真珠湾攻撃直前の1941年11月であり、大東亜戦争に参戦し始めたのは1942年10月からである。1942年10月の南太平洋海戦で初の実戦を経験し、瑞鶴や翔鶴の護衛についたが、翔鶴が大破した。同年11月の第三次ソロモン海戦では戦艦霧島や比叡と共に戦うが、いずれも本海戦で失われてしまい、照月も活躍の機会には恵まれなかった。
1942年12月12日、所謂鼠輸送の最中の米軍の魚雷艇の襲撃を受け被雷。修理も曳航も不可能と判断されて自沈処分とされた。秋月型駆逐艦の中では最初に失われた艦であった。
戦後すぐ、実験として、秋月型駆逐艦十七番艦になる予定だった船体を利用して再建造された。装備などは特に人間の艦だった時と変わらないが、船魄化を前提とした最適化は行われている。
・船魄として
・技術系統:日本式第一世代
・身長:157cm
・体重:68kg
・血液型:A型
・髪:黒
・目:黄
・好きなもの:月見・夜更かし
・嫌いなもの:恥を晒すこと・朝
秋月型駆逐艦最初の沈没艦となったことを非常に気にしており、自分を蘇らせたことを恨んでいる。仮に姉妹が同様に船魄化されるとしたら絶対に会いたくないと思っている。その過去の為か自信というものが皆無であり、何事も悲観的に考えてしまう。なお生まれた瞬間から照月としての強い自我を持っていたので、実験は成功であった。
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