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第八章 帝都襲撃
船魄紹介【大淀】
しおりを挟む【大淀(おほよど)】
・艦として
・艦種:軽巡洋艦
・艦級:同型艦なし
・前級:阿賀野型
・次級:鈴鹿型
・建造:呉海軍工廠
・進水日:1942年4月2日
・所属:ハワイ警備艦隊
・全長:192m
・最大幅:16.6m
・基準排水量:8,200噸
・対艦兵装:六十口径三年式十五糎五3連装砲×2
・対空兵装:九八式十糎連装高角砲×8 九六式二十五粍3連装機銃×20
・対潜兵装:六式墳進爆雷砲×6
・搭載機:約6機
名前は宮崎県を流れる大淀川から。初使用。
本艦は元々は潜水艦を支援する為の偵察巡洋艦として計画され、最大6機の水上機を搭載する航空巡洋艦となる予定であった。しかし最新の水上機『紫雲』の開発遅延、そもそも水上機の性能では通常の艦載機に太刀打ちできず偵察もままならないことが相まって、本来の運用はなされず輸送任務に従事していた。
1944年の5月より、本艦は水上機用だった格納庫を会議室に改造し、一時的に連合艦隊旗艦となった。これは連合艦隊旗艦としてわざわざ大和や長門を使う必要がない、或いはその為に貴重な主力戦艦が遊兵となっていたからである。しかし、数少ない長10cm砲を装備する防空に優れた艦ではあったものの、防御力に劣り通信能力も不十分ということで、用兵側からは不満が多かった。結局1944年9月には連合艦隊司令部が日吉台に移転されたことで連合艦隊旗艦の任を解かれ、ただの軽巡洋艦に戻った。
その後は目立った活躍もなく、目立った損傷もなく終戦を迎えた。戦後の連合艦隊旗艦は再び戦艦に戻り、大淀は普通の巡洋艦として船魄化され運用されている。
現在の大淀の性能について、大淀は元より重巡洋艦に迫る大型の軽巡洋艦であったことから、対空兵装の充実が図られ、長10cm連装砲8基と秋月型駆逐艦2隻分の高角砲を持ち、主砲の15.5cm砲も高角砲として優秀ということで、かなり防空巡洋艦寄りの性能になっている。軽巡洋艦としては珍しく魚雷を積んでいないのもこの傾向に拍車をかけている。因みに15.5cm砲は最上型から移設されたもので、大和型の副砲としても使用されている。
その他には、建造時からの格納庫を活かして水上機を多めに積んでおり、今の時代に通常戦闘では役に立たないが、主に対潜哨戒機として運用されている。
・船魄として
・技術系統:日本式第二世代
・身長:152cm
・体重:63kg
・血液型:O型
・髪:白
・目:赤
・好きなもの:孤高・戦術学
・嫌いなもの:評価・わさび
誰からも必要とされなかった過去を引きずり、常に自分を卑下している卑屈な少女。何を言われても悪い方に解釈し、勝手に雰囲気を暗くしてしまうほど重症である。自分が人に必要にされているという発想が全くなく、人と関わることを勝手に申し訳なく思っている。趣味として戦術学の勉強をしており、戦略・戦術の見識に富んでいる。それを見込まれ、やる気のない旗艦の土佐に代わって戦術の指揮を押し付けられてしまった。
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