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第八章 帝都襲撃
船魄紹介【天城】
しおりを挟む【天城(あまぎ)】
・艦として
・艦種:戦艦
・艦級:天城型戦艦一番艦(←巡洋戦艦)
・前級:金剛型・加賀型
・次級:大和型
・建造:横須賀海軍工廠
・進水日:1952年12月16日
・全長:253m
・最大幅:32m
・所属:ハワイ警備艦隊
・基準排水量:42,000噸
・対艦兵装:四十五口径三年式四十一糎連装砲×5 五十口径三年式十四糎単装砲×8
・対空兵装:九八式十糎高角砲×8 五式四十粍連装機関砲×40 同単装砲×22
・対潜兵装:なし
・搭載機:約3基
艦名は巡洋戦艦の通例通り山の名、伊豆半島の天城山から。
本艦は八八艦隊計画における最初の巡洋戦艦であり、妹には赤城がいる。計画だけだが更に高雄・愛宕という名の同型艦が肝臓される予定であった。八八艦隊とは比較的低速の主力戦艦八隻と高速で敵を翻弄する巡洋戦艦八隻で一大艦隊を構築するという計画であり、本艦は後者に属する。
天城型は巡洋戦艦という艦種でありながら、前級の加賀型を上回る排水量、41cm砲10門という同等の攻撃力、自身の主砲に耐えうる装甲を持っており、高速戦艦と呼ぶべきものである。当然ながら速力は加賀型戦艦などを上回り、重巡洋艦に匹敵するものがある。主砲配置は艦橋の前3基後ろ2基となり、射角が取りやすいよう3番主砲塔が高めに設置されている。いずれにせよ打撃力は長門型を完全に上回っており、現代においても非常に強力な戦力である。
本艦天城は1917年12月16日に起工され横須賀海軍工廠で建造されていたが、華府海軍軍縮条約の影響で建造中から赤城と共に空母に改造されることとなった。しかし1923年9月1日の関東大震災に被災し竜骨を損傷。修理は不可能と判断され廃艦となり、代わりに加賀が空母に改造されることとなった。1924年4月14日に解体が完了した。
戦後、進水すらしていない天城を再建造するかについては意見が分かれたが、赤城と岡本技術中将の願い、大和型や和泉型の過剰な性能と維持費に辟易していた海軍省の意向で再建造されることが決定した。
長10cm高角砲を装備するなど武装の近代化が図られた上で再建造され、幸いにして船魄は無事に機能した。現在はハワイ警備艦隊に所属しているが、実戦経験は全くない。なお巡洋戦艦という艦種は廃止されたので、現在の艦種は戦艦である。
・船魄として
・技術系統:日本式第三世代
・身長:172cm
・体重:72kg
・血液型:A型
・髪:緑
・目:緑
・好きなもの:平和・囲碁
・嫌いなもの:争い・地震
過去がほとんどないに等しい天城の船魄は、当初は新造艦のように丁寧な教育が必要かと考えられていたが、意外にも目覚めた瞬間から十分な自我を有していた。しかしその性格はこの世のあらゆる争いを忌避する極端な平和主義者であり、およそ軍艦の本懐とは相容れないものであった。戦闘能力に問題はないが、いざ戦闘になった時にちゃんと戦ってくれるのか、多くの者が疑問に思っている。
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