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第四章 月虹
船魄紹介【加賀】
しおりを挟む【加賀(かが)】
・艦として
・艦種:航空母艦
・艦級:同型艦なし・旧加賀型戦艦一番艦
・前級:赤城
・次級:龍驤
・建造:川崎造船所・横須賀海軍工廠
・進水日:1921年11月17日
・所属:第一艦隊
・全長:248m
・水線幅:33m
・基準排水量:38,000噸
・対艦兵装:五十口径三年式二十糎砲×10
・対空兵装:八九式十二糎七連装高角砲×12 九六式二十五粍連装機銃×36 同単装機銃×28
・対潜兵装:なし
・搭載機:A9N1瓢風(艦戦)×34 D6Y2明星(艦爆)×26 B9M1霊山(艦攻)×32 C7N6祥雲(艦偵)×6 T1K4七式螺旋翼機×6
元は加賀型戦艦一番艦として建造されていたため艦名は戦艦の基準に則り、加賀国による。この名前は初使用。
赤城と同様、華府海軍軍縮条約の影響で戦艦から改造された改造空母ではあるものの、高い艦載機運用能力を持ち帝国海軍の機動部隊の中核戦力として活躍している。なお本来この処置を施されるのは天城のはずだったが、天城が関東大震災で被災し大破したことで加賀が空母になることになった。当初は三段空母だったという点、重巡クラスの艦砲を装備している点などは赤城と共通である。
元は戦艦だっただけあり、赤城や後の翔鶴型空母よりも広大な格納庫や飛行甲板を持ち、長らく帝国海軍最大の空母であった。その分速力が低く帝国海軍で最も足の遅い空母であったが、実際は空母が最高速で行動することはなく、特に問題となることはなかった。
三段空母時代、1932年の第一次上海事変から実戦に参加し(これは日本が初めて空母を実戦投入した戦いでもある)、改装後は1937年の第二次上海事変にも参加。あまり華々しい戦果は上げられなかったが、赤城と共に真珠湾攻撃から始まる大東亜戦争緒戦に活躍。しかし1942年6月のミッドウェー海戦で沈められ、後に再建造された。この時に戦時中には完成しなかったカタパルトが搭載されている。
戦後においても、米軍が建造している超大型空母などを除いて世界で最有力の空母の一角であり、第一艦隊の一角として帝都を守護している。
・船魄として
・技術系統:日本式第二世代
・身長:166cm
・体重:72kg
・血液型:B型
・髪:空色
・目:青
・好きなもの:赤城・日本酒
・嫌いなもの:赤城に馴れ馴れしい人・海軍省
誰とでも気さくに話すことができる社交的で明るい雰囲気の人物。人と話したくない赤城に代わって赤城の言いたいことを伝える役である。しかし内心では赤城以外の人間をほぼ信用していない。また何であれ秩序を乱す人間を嫌っている。
(以下赤城と同文)
赤城と加賀のどちらが先輩に当たるのかとよく聞かれるが、これはどちらとも言い難い。加賀の方がかなり早く進水したが赤城の方が早く竣工したからである。本人達は特に気にしておらず、同格の友達感覚で接している。
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