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第二章 第五艦隊

船魄紹介【高雄】

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【高雄(たかを)】
・艦として
 ・艦種:重巡洋艦
 ・艦級:高雄型重巡洋艦一番艦
 ・前級:妙高型
 ・次級:最上型
 ・建造:横須賀海軍工廠
 ・進水日:1930年05月12日
 ・所属:第五艦隊
 ・全長:204m
 ・最大幅:20.7m
 ・基準排水量:13,000トン
 ・対艦兵装:五十口径三年式二十センチ連装砲×5 七式五二糎四連装水上発射管×6
 ・対空兵装:四十口径八九式十二糎七高角砲×16 九六式二十五ミリ三連装機銃×10 同単装機銃×10 九三式十三粍機銃×12
 ・対潜兵装:六式墳進爆雷砲×2
 ・搭載機:約4機(偵察用)

 艦名は通例通り山の名で、京都府の高雄山にちなみ、計画のみのものも含めればこれで五代目である。ちなみに初代は江戸時代に購入された蒸気船。

 高雄型基本的には妙高型の改良型であり、実際当初は妙高型と呼ばれていた。武装はほぼ同じであるが、魚雷発射管が中甲板から上甲板に移されている。指揮機能や居住性が向上しているが、船魄搭載艦となった今では無意味である。結果論ではあるが、純粋な戦闘能力で妙高型にやや劣るだけという設計になってしまった。また、本艦の後に建造された最上型などは元は軽巡洋艦として建造されたので、伊吹型が出現するまで長らく帝国海軍最後の書類上の重巡洋艦であった。

 建造されたのは妙高と同じ船台である。日中戦争から従軍し、二千六百年記念観艦式では御召艦の先導を務める。1941年9月に貨客船北海丸と衝突事故を起こしている。

 大東亜戦争緒戦ではフィリピン攻略に参加。1942年3月にはジャワ海で連合国の駆逐艦ピルズベリーを撃沈し、その他にもタンカーや輸送船を撃沈もしくは鹵獲している。6月にはアリューシャン列島攻略に参加した。

 1943年2月にはガダルカナル島の戦いに参加、11月にはラバウル空襲で大きな損害を受けて横須賀に回航した。1944年6月のマリアナ沖海戦では大和などと同行するが目立った活躍はなかった。10月のフィリピン沖海戦では魚雷を喰らって一時航行不能の大損害を負った。

 昭南島に入港して応急修理を受けた後、1945年2月には横須賀に帰投して修理を受けた。瑞鶴によって連合国軍が壊滅したとは言え物資不足は解消せず、戦線復帰は大東亜戦争終結後となった。

 戦後は船魄搭載艦となり、後継型の最上型が軽巡洋艦の船体に無理やり主砲を搭載したものだったり、利根型が砲戦火力に劣ったりしている為に、有力な重巡洋艦としてアメリカなど最前線に一貫して配備されている。


・船魄として
 ・技術系統:日本式第二世代
 ・身長:162cm
 ・体重:71kg
 ・血液型:A型
 ・髪:茶
 ・目:琥珀
 ・好きなもの:紅葉・調理
 ・嫌いなもの:戦えなくなること・孤独

 長女らしく落ち着いてしっかりとして性格。誰とでもそつなく話せ、適度な関係性を構築することができるが、逆に言うと取り立てて仲のいい艦もいない。料理が上手く、艦隊の調理係になることしばしば。妹達との関係性もまた少々よそよそしいところがあるが、一つ下の妹の愛宕にはやけに好かれている。
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