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第一章 大東亜戦記
船魄紹介【大和】
しおりを挟む【大和(やまと)】
・艦として
・艦種:戦艦
・艦級:大和型戦艦一番艦
・前級:長門型
・次級:なし(最新)
・建造:呉海軍工廠
・進水日:1940年8月8日
・全長:263m
・最大幅:39m
・所属:第二艦隊第一戦隊
・基準排水量:64,000噸
・対艦兵装:四十五口径九四式四十六糎三連装砲×3 六十口径三年式十五糎五三連装砲×2
・対空兵装:四十口径八九式十二糎七高角砲×24 九六式二十五粍三連装機銃×64 同単装機銃×18 九三式十三粍機銃×12 十二糎二八連装噴進砲×24
・対潜兵装:なし
・搭載機:約5機(偵察用)
艦名は戦艦の通例通り旧国名から。この名が使われるのは明治の海防艦に続いて二度目。
まさしく世界最強の戦艦であり、単独で本艦に抗し得る艦は存在しない。世界最大ではあるものの、46cm砲を搭載する戦艦にしてはかなり小柄で極限まで機能を纏められており(41cm砲9門のアイオワ級は全長270mである)、日本の造船技術の極致と言える。
しかし、本艦は実戦に使用することよりも艦隊の移動司令部となることを期待されており、その役目は大いに果たした。
戦艦の主砲としては世界最大の46cm砲を9門装備し、その直撃に耐えうる最高の装甲を持つ。46cm砲の威力は凄まじく、射撃時に上甲板に人がいれば圧死するほどである。それ故に本級は世界で唯一艦載機と艦載艇の格納庫を設けている。
副砲は最上型が軽巡洋艦だった時代の主砲である15.5cm3連装砲を採用しており、これは副砲としては世界最大である。もっとも、他にも15.5cm砲を装備している戦艦は存在しているが。性能は非常に高く評価されており、高角砲としても実用的に使用できるとされる。当初は艦橋の前後左右に1基ずつ装備していたが、現在では左右もものを撤去し2基だけである。
高角砲としては帝国海軍で最も一般的な12.7cm連装砲を多数装備しており、船魄化に伴って倍に増設されている。機銃も同様、人間が使用する必要がなくなったことで各所に増設されている。
一般に機動性に優れていると言われ、列強の戦艦でも最高レベルの旋回性、安定性を持っているが、舵を切ってから実際に艦体が曲がり出すまでの時間(追従性)は非常に低く、1分以上はかかる。また翔鶴型などと同様に球状艦首を採用している。
竣工は大東亜戦争開戦の直後の12月16日に竣工した。翔鶴型とはほぼ同世代である。1942年2月に連合艦隊旗艦となった。以後も作戦海域の後方から指揮を執ることを主とし、アメリカ軍と戦闘に至ることはほどんどなかった。
1943年2月には、大和型の運用経験から改良を受けていた武蔵に旗艦の座を譲った。12月には初の実戦らしい実戦として、トラック諸島に陸軍の連帯を輸送する戊号輸送に参加した。珍しい任務である。
1943年6月20日、マリアナ沖海戦で米軍に対し対空射撃を行い、これが初の主砲の実戦使用であった。10月のレイテ沖海戦では妹の武蔵を失ってしまった。その後は呉に帰投して船魄化改装を受け、今に至る。
・船魄として
・技術系統:日本式第一世代
・身長:152cm
・体重:68kg
・血液型:B型
・髪:黒
・目:黒
・好きなもの:大和茶・鹿
・嫌いなもの:航空機・珈琲
小柄で無害そう(実際無害)な少女。世界最強の戦艦の魂は随分と弱気である。見た目は典型的な大和撫子と言ったところ。目覚めた時には妹の武蔵は既に轟沈しており、自身もそうなることに怯えているが、末の妹の信濃や僚艦達をこれ以上沈めたくないと思っていることから自己犠牲的な面もある。
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