余命2ヶ月の俺の青春

希望

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ヤクザにねるが連れ去られる

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家に着くと、風呂には入りでた後、パジャマに着替えて、ユニゾンエアーをやり始めた。3時間くらいやっていると、ランキングが4位に入ったので、満足してそこでやめて、寝ることにした。

「それにしてもマスタークラスは難しすぎだろ。あれ指二本じゃ無理だろ」

だから途中から、ひとつ下のレベルでやっていた。マスターパーフェクト取れるやつ人間じゃないだろ。

俺はベットには入り、寝た。

そして朝陽射しで起きると、俺は朝御飯を軽く作り始めた。目玉焼きにウィンナーに味噌汁だ。

味見で味噌汁を飲む。うん味は悪くないな。

俺は皿によそいで、テーブルに座り、いただきますと言って、食べ始めた。うん美味しいな。  

「一人のご飯も寂しく感じるな」 

いつも朝は冬優花がいたから、一人ではなかった。だかこれから2ヶ月は一人のご飯を食べることになる。まぁ夜はねると食べれるから別にいいんだが。

俺は食べ終わると、皿を洗い終わった。そして、コンビニにマッカンを買いにいくか思い、駐輪場へ向かった。すると偶然ねるが駐輪場にいた。

「おはようねる」
 
「あ、結月くん。おはよう。やっぱり学校行ってなくても早起きなんだね」

「まぁ癖みたいなものだな。それに朝早く起きればねるにも会えるしな」

「もう照れちゃうよぉー」

そう言いながら、顔を赤くした。どうやら本当に照れてるらしい。美少女とか毎日会いたいとか、言われ慣れてそうだがな。

「それじゃ俺はちょっとマッカンを買いに行ってくるわ」

「相変わらずマッカン好きだよね。私も周一でご褒美で飲むけど」

ねるも信者だったか。お金がないのに周一で飲むって、相当のマッカン好きだな。まぁあれより美味しい飲み物はないからな。ドリンクバーにもでてほしい飲み物だ。

「それじゃ、一ケースマッカンいるか?」

「いいの?最高に嬉しいなぁー。マッカンは疲れた時にいいからね。勉強した後とか」

やっぱり信者だったよ。一緒のものを好んでいるとか嬉しすぎる。喜んでマッカン一ケース送ろう。そのまんま友達に布教してくれたら、最高なんだが。

「そうだよな。マッカンは頭使った後に飲むと余計に美味しく感じるよな」

「それじゃそろそろ時間だし、私はもう行くね」

そう言って、ねるはそのまんま自分の自転車をこいで、学校に向かった。俺も行くかと思い、自転車に乗り、漕いでコンビニに向かった。自転車だと、すぐに着いて、マッカンを見つけそれを買って、家に戻ってきた。

それにしても、ねるはやっぱり朝から天使だったな。ひかるも充分可愛かったが、ねるの笑顔の破壊力はそれを越える。

俺は再びユニゾンエアーをやり始めた。今日の昼で終わるからな。ここからで気合いをいれて、上位4位に入る。

それから昼までPROレベルで、やりまくった。すると大体の人が学校か、仕事なので、順位がみるみる上がっていった。そして終了三分前には上位4位に入ることができた。そしてそのまんま終わり、俺は上位4位のまんま終わることができた。

「ふぅーこれだけゲームで集中するのはさすがに疲れるな。まぁでもサイン入りチェキはゲットしたしよしとするか」

まぁサインはなくても、チェキだけあれば充分だが。俺はインターネットでもいじるかと思い、Yahooを開くと、トップページにねるの学校が写っていた。嫌な予感がした俺はそれを開いた。

そして衝撃なことが書いてあった。ねるが誘拐されたと。ヤクザまさか学校にいるときに動くとは。

「こんなことしてられない、とりあえずGPSを使って、現在地を特定して、助けに行かないと」

病気になって走るのは、途中で倒れかねないから、自転車で向かおう。まぁそもそも自転車の方が走るよりも早いが。俺は家を出て、駐輪場に行き、まず現在位置を特定して、どこに向かっているか予測をたてた。

「廃学校か、あそこなら確かに人目にはつかないだろう」

まぁ何をするかまでは可能性がありすぎて、特定はできないが。俺は場所が分かったら、それを橘にLINEで教えて、俺は廃学校に向かうことにした。橘に教えたのは、助太刀してもらうためだ。俺一人じゃ対応できるか分からないからな。

自転車を全力で漕いで、廃学校に無かった。無事でいてくれよ、ねる。

最悪のケースを考えないように無我夢中で、自転車を漕いでいると、目的地に着いた。そこまで廃れて無さそうだ。着いたはいいが、どこにいるんだ?GPSじゃ細かいところまでは分からないからない。とりあえず可能性が高いところから当たっていこう。

俺はまず保健室に向かった。もしヤるのが目的ならここほど適したところはない。ベットがあるしな。走っていって、保健室を見たが、誰もいなかった。次は多目的室も見たがいない。っとすると、体育館か。あそこら大勢いても集まることができる。そう思うと、そこしかいないような気がしてきて、急いで向かった。

「めちゃくちゃ可愛いなぁー。まるでアイドルみたいだ。こんな可愛い女子を売るのは勿体ないな。まぁ売る前にヤるか」

「や、やめて!結月くん助けて」

ねるの声がした。俺は陰業の呪術を使って、ねるの近くにいた男を吹っ飛ばして、ねるの側に立った。

「ねるは誰にも触れさせねぇーよ」

そう言って俺はヤクザ達を睨んだ。





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