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ねるの夢を知る
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それで昼も食べたし、どうするかね。ねるの服も選んだし、買うものは買った。それアウトレットモールで見るものはない。イオンでも行くか?
「もしよかったら、結月くんの地元に行かない?お墓参りもしたいし」
俺の地元か、それなら変装する必要性がありそうだな。とりあえずメガネと前髪をおろすか。
「いいが、メガネが必至だから、メガネ屋行くぞ」
冬優花やひかるにばれると面倒だからな。こっちに引き戻されて、病気のこともばれる。それは好ましくない。まだ死というものを身近に感じてほしくない。
「分かったよアウトレットモールに戻ってメガネを買おうか」
俺達はメガネ屋に行ってねるに選んでもらいメガネを買った。そしてトイレに行って、ワックスを落とし前髪をおろした。トイレをでて、ねるの前に姿を表すと全然印象が違うねと言ってきた。
「まぁこれがなにもしてない陰キャって感じがするだろ」
まぁその分雰囲気イケメンだったときよりも男の視線が痛いがな。まぁいつもより痛いくらいで問題はない。ナンパをされなけれいいがな。俺の地元じゃ柏駅にでもいかなければ、ナンパしてくるやつは少ない。それだけナンパ師は少ないってことだ。
「それでも見える部分は整っていると分かるけどね」
可愛い子に整っていると、言われるのは嬉しいな。まぁそんなにイケメンではないが。実際に学校ではモテたことなかったし。まぁメガネをかけていたっていうのもあるだろうが。とりあえず全然モテなかった。
「モテなかったがな。まぁモテていても現在のことを考えるとそれでよかったかもしれないが」
モテていたら、彼女ができていて、なにも言わず引っ越すことなんてできなかっただろう。それにねるにも会えなかったかもしれないしな。
「そうだね、もし彼女がいたら、私達は出会ってなかっただろうしね。いろんな初めてもできなかっただろうしね」
初めてをたくさん俺でできるのは嬉かったな。これからも初めてはたくさんあるだろう。そして消えない思い出を作っていく。この出会いは運命だったと。
「そうだな、それじゃ変装したし行くか」
俺達は海浜幕張まで歩いて、着くと電車に乗った。
「やっぱりこの辺の電車って数分おきに来るから、便利だよね」
「まぁあそこだと利用者が少ないから、一時間に数本しかこないからな。まぁそれは田舎の宿命みたいなもんだろ」
「バイトとかすると、電車でいかないで、いい場所じゃないと終電を気にしなきゃいけないしね。ここならそんなこと気にしなくても良さそう」
田舎だとバイトは近場か、早く上がれる場所じゃないと無理だよな。だから知り合いにバイト中に会う可能性もあるから、面倒だよな。
「ねるはまだバイトは続けるのか?」
「一応結月くんのお陰で300万円は入ってくるけど、まだ借金を返すのには足りないからね。一つやめて、神社のバイトともう一つのところはやるよ」
生活費もあるから、そうなるか。出演料をある程度高くして、ねるに渡せるようにしておくか。
「その辺は俺も考えておく。ちなみにどのくらい借金あるんだ?」
「1400万円くらいかな」
それくらいならアパートを渡して、出演料を渡せば返せるな。そうすればねるは本当にやりたいことをできるだろう。何をしたいかは分からないが。
「何とかできないことはないな。この遺作にねるもでるから出演料も渡すし、まぁどれくらい売れるかによるが」
「え?私に出演料渡すの?それは悪いよ」
「いやそこはきちんとしておかないとな。ねるはメインヒロインだから、4%あげるよ。俺の印税が大体12%ぐらいだから」
印税のほとんどが冬優花にいくだろうが。これプラス家賃収入があれば一年も経たずに返せるだろう。
「ねるが本当にやりたいことをやるんだ。それが俺の望んでいることでもあるから。大学行って好きなことを夢中になれたら嬉しい」
「私アイドルになりたいんだ。今ままでは借金で無理かと思ったけど、なれるならなりたい」
「ねるならきっとなれるはずだ。トップアイドルに。ねるほど可愛いやつなんてひかるぐらいしか知らないからな」
アイドルか、ねるにとっては天職みたいなものだな。天使だし、ファンを癒してくれるだろう。顔も可愛いが、声もめちゃくちゃ可愛いし。
「ひかるちゃんの近くにいた人にそう言われると、自信になるなぁー。私絶対トップアイドルになるから、見守っていてね?」
「ああ、見てるよ。大学にいくぶんだけのお金も稼ぐつもりだから、知見を広げるためにも大学には行くんだぞ」
教養や学歴は芸能界で生き残るために必用になってくる。とくねるみたいな頭がいいやつだと、東大とか行けるからな、大きな武器になるだろうな。
「うん、行くよ。そのためにはいい小説にしようね」
そうしていると、新松戸駅に着いたので、俺達は降りて千代田線に乗り換えて、馬橋駅に着いた。そして降りると、俺達は満満寺に向かった。
「へぇーここが結月くんの育った場所かぁー。住宅地なんだね」
「そうだな周りになにもないな。小学校まではこの辺で過ごして、中学からは柏だが。まぁこの辺と似た感じだな」
柏まで行けば色々あるんだが、バスで行かなきゃ行けないから、結構めんどくさいんだよな。そんなことを話していると、満満寺に着いた。ねるはわぁーと目を輝かせていた。金剛力士像を見て。
「もしよかったら、結月くんの地元に行かない?お墓参りもしたいし」
俺の地元か、それなら変装する必要性がありそうだな。とりあえずメガネと前髪をおろすか。
「いいが、メガネが必至だから、メガネ屋行くぞ」
冬優花やひかるにばれると面倒だからな。こっちに引き戻されて、病気のこともばれる。それは好ましくない。まだ死というものを身近に感じてほしくない。
「分かったよアウトレットモールに戻ってメガネを買おうか」
俺達はメガネ屋に行ってねるに選んでもらいメガネを買った。そしてトイレに行って、ワックスを落とし前髪をおろした。トイレをでて、ねるの前に姿を表すと全然印象が違うねと言ってきた。
「まぁこれがなにもしてない陰キャって感じがするだろ」
まぁその分雰囲気イケメンだったときよりも男の視線が痛いがな。まぁいつもより痛いくらいで問題はない。ナンパをされなけれいいがな。俺の地元じゃ柏駅にでもいかなければ、ナンパしてくるやつは少ない。それだけナンパ師は少ないってことだ。
「それでも見える部分は整っていると分かるけどね」
可愛い子に整っていると、言われるのは嬉しいな。まぁそんなにイケメンではないが。実際に学校ではモテたことなかったし。まぁメガネをかけていたっていうのもあるだろうが。とりあえず全然モテなかった。
「モテなかったがな。まぁモテていても現在のことを考えるとそれでよかったかもしれないが」
モテていたら、彼女ができていて、なにも言わず引っ越すことなんてできなかっただろう。それにねるにも会えなかったかもしれないしな。
「そうだね、もし彼女がいたら、私達は出会ってなかっただろうしね。いろんな初めてもできなかっただろうしね」
初めてをたくさん俺でできるのは嬉かったな。これからも初めてはたくさんあるだろう。そして消えない思い出を作っていく。この出会いは運命だったと。
「そうだな、それじゃ変装したし行くか」
俺達は海浜幕張まで歩いて、着くと電車に乗った。
「やっぱりこの辺の電車って数分おきに来るから、便利だよね」
「まぁあそこだと利用者が少ないから、一時間に数本しかこないからな。まぁそれは田舎の宿命みたいなもんだろ」
「バイトとかすると、電車でいかないで、いい場所じゃないと終電を気にしなきゃいけないしね。ここならそんなこと気にしなくても良さそう」
田舎だとバイトは近場か、早く上がれる場所じゃないと無理だよな。だから知り合いにバイト中に会う可能性もあるから、面倒だよな。
「ねるはまだバイトは続けるのか?」
「一応結月くんのお陰で300万円は入ってくるけど、まだ借金を返すのには足りないからね。一つやめて、神社のバイトともう一つのところはやるよ」
生活費もあるから、そうなるか。出演料をある程度高くして、ねるに渡せるようにしておくか。
「その辺は俺も考えておく。ちなみにどのくらい借金あるんだ?」
「1400万円くらいかな」
それくらいならアパートを渡して、出演料を渡せば返せるな。そうすればねるは本当にやりたいことをできるだろう。何をしたいかは分からないが。
「何とかできないことはないな。この遺作にねるもでるから出演料も渡すし、まぁどれくらい売れるかによるが」
「え?私に出演料渡すの?それは悪いよ」
「いやそこはきちんとしておかないとな。ねるはメインヒロインだから、4%あげるよ。俺の印税が大体12%ぐらいだから」
印税のほとんどが冬優花にいくだろうが。これプラス家賃収入があれば一年も経たずに返せるだろう。
「ねるが本当にやりたいことをやるんだ。それが俺の望んでいることでもあるから。大学行って好きなことを夢中になれたら嬉しい」
「私アイドルになりたいんだ。今ままでは借金で無理かと思ったけど、なれるならなりたい」
「ねるならきっとなれるはずだ。トップアイドルに。ねるほど可愛いやつなんてひかるぐらいしか知らないからな」
アイドルか、ねるにとっては天職みたいなものだな。天使だし、ファンを癒してくれるだろう。顔も可愛いが、声もめちゃくちゃ可愛いし。
「ひかるちゃんの近くにいた人にそう言われると、自信になるなぁー。私絶対トップアイドルになるから、見守っていてね?」
「ああ、見てるよ。大学にいくぶんだけのお金も稼ぐつもりだから、知見を広げるためにも大学には行くんだぞ」
教養や学歴は芸能界で生き残るために必用になってくる。とくねるみたいな頭がいいやつだと、東大とか行けるからな、大きな武器になるだろうな。
「うん、行くよ。そのためにはいい小説にしようね」
そうしていると、新松戸駅に着いたので、俺達は降りて千代田線に乗り換えて、馬橋駅に着いた。そして降りると、俺達は満満寺に向かった。
「へぇーここが結月くんの育った場所かぁー。住宅地なんだね」
「そうだな周りになにもないな。小学校まではこの辺で過ごして、中学からは柏だが。まぁこの辺と似た感じだな」
柏まで行けば色々あるんだが、バスで行かなきゃ行けないから、結構めんどくさいんだよな。そんなことを話していると、満満寺に着いた。ねるはわぁーと目を輝かせていた。金剛力士像を見て。
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