余命2ヶ月の俺の青春

希望

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やっぱりねるは天使で、相手を気遣える

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やがて家に着くと、俺達はここで分かれた。料理に関しては昨日の残りがあるからだ。さすがに毎日作ってもらうのは申し訳がない。常に一緒にいると特別感がなくなるっていうのもあるが。

「それじゃまた明後日ね。明後日は学校休みだから、一日中デートできるね」

「そうだな、楽しみにしてる」

俺達は互いの部屋に入り、別れた。そして俺は昨日の残りを食べながら、ネットを弄っていた。なにか買うなら、アウトレットモールがいいな。幕張に行くか、それとも木更津に行くか、どっちにしようかね。ハイブランドはねるが遠慮をすると思ったからなしだ。

木更津より幕張の方が周辺施設がたくさんあるし、アウトレット見終わった後でも行ける場所はたくさんあるから、幕張にするか。

ねるとはいつか幕張のイオンにでも行ってみたいな。あそこ広いらしいし、色んなのがありそうだからな。

「ごちそうさま」

昨日のでもなかなか美味しかったな美味しい料理は時間が経っても美味しいんだな。引っ越しても外食じゃないのにこんなに美味しい料理を食べれるのは俺はついてるな。むしろこれは神様のお情けかもしれないが。

それじゃ風呂入って今日のことをまとめて、ユニゾンエアーをやって寝るか。俺はまず風呂に入りゆっくりした。

「はぁーやっぱり風呂は気持ちいいな」

こんなに風呂は気持ちいいのに、外国はシャワーだけとからしい。本当に日本に生まれ良かったわ。そもそも日本に生まれなきゃ、小説家にもなれなかっただろうしな。

俺はたっぷり湯船に入ってしばらくゆっくりした後、風呂をでて、タオルで拭いて、着替えた。

ユニゾンエアーで上位四位以内をめざすか。俺はそこから三時間ぶっ通しで、ユニゾンエアーをやった。なんかもうやりすぎて、映像を覚えたまであるな。

いい時間帯になったので、俺は寝ることにした。明日は朝からでかけるからな。デートをするのに遅刻はできないからな。俺はベットに横になり、寝始めた。

やがて太陽の陽射しで、目を開けた。心なしか去年より太陽の陽射しで起きれるようになったな。前はアラームをかけないと起きれなかったのに。

それだけ今の生活が楽しみってことか。俺はそう思いながら服をパジャマから着替えた。それで鞄に財布をいれた。まだ時間あるしユニゾンエアーをやるか。俺は一時間ユニゾンエアーをやった。

そしてでる時間になったので、家をでて、隣のねるの部屋のピンポンを押す。

「ちょっと待っていてねー。今着替えているから」

ねるはどんな服装で来るか楽しみだが、ユニクロとかならいい方だろう。恐らく中古の可能性が高いしな。

しばらく経つと、ねるが来た。ナチュナルメイクと白いワンピースを着てな。ねるの清楚感がでていてめちゃくちゃ可愛い。まさしく天使と言っても可笑しくはない。

「その服とメイク似合っているな。清楚感がでていてすごくいいぞ」

「ありがとう。今持っている服で一番可愛いの選んできたんだー。メイクも学校ではもったいないからしないけど、デートはしないとね」

それだけ大切に思われているってことだな。デートをするのにそこまで気合いをいれてくれるのは嬉しい。それなら俺のデートプランで楽しめさせられるなら最高だな。

「それじゃ行くか」

「うん、デートプランどんなのか楽しみだよ」

俺達はアパートをでると、いろんな男の視線を感じた。そりゃそうだ。ノーメイクでも可愛いねるがメイクをして服も清楚感を醸し出しているんだから、視線を集めるのは仕方ない。

ねるは始終笑顔だ。そんなに俺と話すのが楽しいかね。それともでかけるのが楽しみなのか。

「それで今日はどこ行くの?」

「幕張にあるアウトレットモールだ。見た後にどっかで昼食を食べて、箭弓を見ようと思うんだがどうだ?」

「野球はラジオで良く聞くから楽しみだなー。アウトレット行くのはいいけど、私あまりお金ないよ?」

「お金に関しては心配するな。俺が払う。ねるにはおしゃれになって、もっと可愛くなってほしいしな。それだけ魅力をねるは持っている」

ねるがおしゃれしたら、もう最強だろうよ。アイドルも顔負けだろう。ひかる並みになれるだけ顔は整っている。だからもっと魅力的にしたいんだ。

「それなら、あまり高いブランドじゃないところでお願いね?」

「そう言うと思っていくつか、候補はある。あまり高くないから、安心してくれ。俺だってあったばっかのやつにハイブランドを買って、金づるみたいに見られたくないからな」

ハイブランドを一回買うと、それをもっと買ってもらった側は求めてしまう。そうすると相手のことをATMしか見られなくなる。それだけはやだからな。対等の関係でいたい。

「それならいいけど、可愛いのを選んでほしいなー」

「ねるも気に入ったのは買っていいんだからな」

むしろねるの好みを知るためにも積極的に選んでほしい。それだけねるがどんなものが好きかを知りたい。

「うん、それなら気に入ったものを買うよー」

そんなことを話していると、駅に着いた。ねるは可愛い服を買えると思ってにこにこしていた。
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