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帰り道
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「いやー楽しかったよー。ストレス発散にもなったし、自分の歌がどんくらいのレベルなのかも分かったし」
ねるはプロの歌手と比べたら、うまくはない。でもアイドルとして見るなら、可愛い声で、可愛く歌う。これほどアイドルに適したやつはいないだろってくらいに。
「あんなに可愛く歌うとは思ってなかった。まさに天使の歌声みたいな感じだったな」
「近衛くんもアニソンになると気持ち込めようが違ったよ。まるで主人公が憑依したかのように」
「アニソンは俺の十八番だし。キャラに注目したりしてるからな。小説を書く上でキャラは理解しておけば活かせるからな。だからこういったキャラの気持ちがこもっているようなアニソンは得意なんだよ」
アニソンほどアニメに沿った歌はないからな。いづれ俺は死ぬ。死んだ後にアニメ化したら、ねるに主題歌を歌ってほしいな。
「近衛くんの小説もアニメ化するといいね。そしたら、そのアニメ見るね」
できればねるにもでてほしいんだが、ねるの借金をまずどうにかするか。ぶっちゃけ大金でも死ぬから、気にする必要性はない。
「それは嬉しいな。なにか困ったことあったら言えよ」
「うん、困ったら言うね」
そんなことを話していると、最寄り駅に着いた。電車はまだ来ない。田舎だから、そんなに頻繁には来ないが。駅で喋りながら、次にどこに行きたいか話していた。
「んー千葉だとアウトレットモールとかな。東京だと浅草とか、スカイツリー登ってみたいな。それに東京はまだ行きたいところあるよ」
東京か、東京のとなりのとなりに住んでいると、東京に特別感はない。まぁ滅多に東京に行かない人は憧れるだろうけど。
東京に来ると、東京近郊以外に住んでいると驚くらしいな。こんなに発展していて、美味しい店がたくさんあって、美術館もあって、電車も何分かごとに来て、隣の駅が近いとかな。
「そうか、こっちで予定を組んでおくから、行きたい場所は決めておいてくれ」
「うん、分かったよ」
しばらくすると、電車が来たので、乗った。この時間帯は高校生も多いから、目立つ。それにねるほどの美少女なら学校周辺や地元で有名でもおかしくない。そんな人が男の俺と歩いているから、目立つよな。嫉妬もかなり入っている。呪いは跳ね返しているが。
そんな嫉妬を浴びながらも、ねるは全く気にした様子はない。見られることに慣れているんだろうけど。
ねるは電車の中で、笑顔で話しかけてきて、男たちは見惚れている。その笑顔を俺に向けられているから、結構にやにやしそうなのを我慢をしている。
「ねるは学校楽しいのか?」
「うん、楽しいよ。一緒にでかけることはできないけど」
男とかに結構誘われてるだろうから、お金がなくて断っているのか、たんに興味がないのか。どっちかは分からないが。もしくはどっちもかもな。
「お金に関してはもう心配しなくていいぞ。デート代は全部払うからな」
沿いう契約なのもあるが、ねるにはいろんな所にでかけてほしいからな。青春をしてほしい。単純に俺が青春してモデルにしたいというのもあるが。
「うん、でもいいのかな?全部だしてもらって」
「いいんだよ、そいう契約だしな。それに俺が行きたいところに行くんだから、俺が払うのは義務みたいなものだ」
「それならいいけど、あまり無理はしないでね」
「お金は腐るほどあるからな。無理はしないぞ」
むしろ使わないと、貯まっていって、使えば良かったと思うだけだからな。お金は使ってなんぼだしな。遺産は十分な金額残るだろうし。
「分かったよ。それじゃ甘えちゃおっかな」
「アイスでも買っていくか?」
「私雪見だいふく食べてみたい」
「いいぞ、それじゃコンビニ寄っていくか」
俺達は最寄り駅に着くと、電車を降りて、コンビニ向かった。コンビニに着くと、アイスコーナに行き、雪見だいふくと最中を買った。あのしゃきしゃき感がたまらないんだよな。
「ほら雪見だいふくだ」
俺は袋から雪見だいふくをだして、ねるに渡した。ねるはそれを受け取って、開けて口に運んで食べると、ほほに手を当てて笑顔を見せた。
「美味しいー。中のバニラがいい感じに口に広がって、表面はもちもちしている。これが雪見だいふくかー」
俺も最中を食べる。しゃきしゃきした食感と、口いっぱいに広がるバニラが最高だ。冷蔵庫はあるし、アイス買いだめを今度するか。夏はやっぱりアイスだな。
「気に入って貰えたようで良かったな。それじゃ帰るか。ユニゾンエアーもやらないといけないしな」
俺達は家に向かった。その道中ねるは学校で俺はどんな生活を送っていたのか聞いてきた。
「俺は基本一人でいたな」
「ひかるちゃんと幼馴染みなのに?」
「一緒にいると嫉妬の視線がヤバイんだよ。なかには呪おうとするやつまでいるくらいだしな。まぁその辺は素人だから、大したことしてこないから、跳ね返しているが。視線自体は慣れてきてはいるが。無闇に敵は作りたくないから、あまり一緒にいないんだよ」
「だから、私と一緒にいるとき少し居心地が悪そうだったけど、視線を気にしてる様子はなかったんだね」
「まぁそいうことだな。視線自体はいつも浴びていたからな。ねるとは同じ学校じゃない分俺のこと知らないから悪意を受けることはない」
前の学校は嫌がらせをされてきたからな。だからそれがない分気楽ではあるな。
ねるはプロの歌手と比べたら、うまくはない。でもアイドルとして見るなら、可愛い声で、可愛く歌う。これほどアイドルに適したやつはいないだろってくらいに。
「あんなに可愛く歌うとは思ってなかった。まさに天使の歌声みたいな感じだったな」
「近衛くんもアニソンになると気持ち込めようが違ったよ。まるで主人公が憑依したかのように」
「アニソンは俺の十八番だし。キャラに注目したりしてるからな。小説を書く上でキャラは理解しておけば活かせるからな。だからこういったキャラの気持ちがこもっているようなアニソンは得意なんだよ」
アニソンほどアニメに沿った歌はないからな。いづれ俺は死ぬ。死んだ後にアニメ化したら、ねるに主題歌を歌ってほしいな。
「近衛くんの小説もアニメ化するといいね。そしたら、そのアニメ見るね」
できればねるにもでてほしいんだが、ねるの借金をまずどうにかするか。ぶっちゃけ大金でも死ぬから、気にする必要性はない。
「それは嬉しいな。なにか困ったことあったら言えよ」
「うん、困ったら言うね」
そんなことを話していると、最寄り駅に着いた。電車はまだ来ない。田舎だから、そんなに頻繁には来ないが。駅で喋りながら、次にどこに行きたいか話していた。
「んー千葉だとアウトレットモールとかな。東京だと浅草とか、スカイツリー登ってみたいな。それに東京はまだ行きたいところあるよ」
東京か、東京のとなりのとなりに住んでいると、東京に特別感はない。まぁ滅多に東京に行かない人は憧れるだろうけど。
東京に来ると、東京近郊以外に住んでいると驚くらしいな。こんなに発展していて、美味しい店がたくさんあって、美術館もあって、電車も何分かごとに来て、隣の駅が近いとかな。
「そうか、こっちで予定を組んでおくから、行きたい場所は決めておいてくれ」
「うん、分かったよ」
しばらくすると、電車が来たので、乗った。この時間帯は高校生も多いから、目立つ。それにねるほどの美少女なら学校周辺や地元で有名でもおかしくない。そんな人が男の俺と歩いているから、目立つよな。嫉妬もかなり入っている。呪いは跳ね返しているが。
そんな嫉妬を浴びながらも、ねるは全く気にした様子はない。見られることに慣れているんだろうけど。
ねるは電車の中で、笑顔で話しかけてきて、男たちは見惚れている。その笑顔を俺に向けられているから、結構にやにやしそうなのを我慢をしている。
「ねるは学校楽しいのか?」
「うん、楽しいよ。一緒にでかけることはできないけど」
男とかに結構誘われてるだろうから、お金がなくて断っているのか、たんに興味がないのか。どっちかは分からないが。もしくはどっちもかもな。
「お金に関してはもう心配しなくていいぞ。デート代は全部払うからな」
沿いう契約なのもあるが、ねるにはいろんな所にでかけてほしいからな。青春をしてほしい。単純に俺が青春してモデルにしたいというのもあるが。
「うん、でもいいのかな?全部だしてもらって」
「いいんだよ、そいう契約だしな。それに俺が行きたいところに行くんだから、俺が払うのは義務みたいなものだ」
「それならいいけど、あまり無理はしないでね」
「お金は腐るほどあるからな。無理はしないぞ」
むしろ使わないと、貯まっていって、使えば良かったと思うだけだからな。お金は使ってなんぼだしな。遺産は十分な金額残るだろうし。
「分かったよ。それじゃ甘えちゃおっかな」
「アイスでも買っていくか?」
「私雪見だいふく食べてみたい」
「いいぞ、それじゃコンビニ寄っていくか」
俺達は最寄り駅に着くと、電車を降りて、コンビニ向かった。コンビニに着くと、アイスコーナに行き、雪見だいふくと最中を買った。あのしゃきしゃき感がたまらないんだよな。
「ほら雪見だいふくだ」
俺は袋から雪見だいふくをだして、ねるに渡した。ねるはそれを受け取って、開けて口に運んで食べると、ほほに手を当てて笑顔を見せた。
「美味しいー。中のバニラがいい感じに口に広がって、表面はもちもちしている。これが雪見だいふくかー」
俺も最中を食べる。しゃきしゃきした食感と、口いっぱいに広がるバニラが最高だ。冷蔵庫はあるし、アイス買いだめを今度するか。夏はやっぱりアイスだな。
「気に入って貰えたようで良かったな。それじゃ帰るか。ユニゾンエアーもやらないといけないしな」
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「俺は基本一人でいたな」
「ひかるちゃんと幼馴染みなのに?」
「一緒にいると嫉妬の視線がヤバイんだよ。なかには呪おうとするやつまでいるくらいだしな。まぁその辺は素人だから、大したことしてこないから、跳ね返しているが。視線自体は慣れてきてはいるが。無闇に敵は作りたくないから、あまり一緒にいないんだよ」
「だから、私と一緒にいるとき少し居心地が悪そうだったけど、視線を気にしてる様子はなかったんだね」
「まぁそいうことだな。視線自体はいつも浴びていたからな。ねるとは同じ学校じゃない分俺のこと知らないから悪意を受けることはない」
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