余命２ヶ月の俺の青春

希望

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まさかのお隣さん、これからよろしく頼むよ

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　ねると夜道を歩いてると、改めて都会と違って、夜は暗いんだな思った。繁華街見たいのがある方が治安が悪くなるから、俺はこっちの方が好きだが。コンビニも近くにあるし、駅も遠すぎず近すぎずでちょうどいい。まぁ田舎だから、電車が滅多に来ないのは困るが。

　そう感じながら、ねるの家に向かってるんだが、なんか見たことある道なんだが。まさか同じアパートとかじゃないよな？

　そうこうしてるうちに着いたんだが、同じアパートだった。

　｢まさか同じアパートだとは｣

　｢え？近衛くんも同じアパートに住んでいるの？｣

　｢まぁそうだな、まさかこんな繋がりがあるとはな。確かに父さんは死ぬ前にこいう契約があるって伝えてきたが｣

　まさか同級生なのに、なんでその本人のことは話さなかったんだ？俺だったら何かすることはないと分かっていたはずだと思うんだが。

　｢遥斗さんのお陰で今の生活ができてるから、改めてありがとね。今度お墓参りしたいんだけど、いいかな？｣

　｢いいが、遠いぞ｣

　｢ついでに近衛くんが育った場所も見たいし、泊まりで行こうよ｣

　冬優花とひかるにバレないようにしないとな。あいつらにバレたら、引っ越した意味がなくなる。そうなったら、家に押し掛けてくるだろう。

　｢そうだな、ひかるにはバレないようにしていくしかないが｣

　｢そうだね、バレたら引っ越した意味が失くなるからね。、、、、それにもしかしたら、ひかるちゃんも近衛くんのことが好きかもしれないし｣

　何かいっつも小声で最後しゃべっているが、聞こえないんだけど、多分悪口じゃないから、ほっておいてもいいんだろうが。

　そしてアパートを上っていくと、まさかの隣の部屋だった。隣の部屋だったことに再び驚いた。

　まさしく運命と呼べる出来事かもしれない。父さん達なのか、神様なのかは分からないが、仕組んだことなのかもしれないとこのときは思った。

　｢それで隣同士だったわけだが、俺のもう一人の隣の部屋は誰だか分かるか？｣

　挨拶に行かなきゃ行けないからな。社会人だと、朝はいないか、休みだだったら寝てるだろうから、行くのは憚られる。

　｢隣は確かこの間引っ越したはずだよ。結婚したらしいからね｣

　もっとよくアパート情報を見ておくべきだったな。お金に無頓着すぎて、確認怠っていたわ。収入にも関係するから、ちゃんと見ておかなきゃな。

　｢そうか、それなら挨拶いらないか｣

　｢そうだね、それでお隣同士になったわけだけど料理作れる？｣

　｢簡単なものだけなら、味噌汁とかしょうが焼きとかだな｣

　｢毎日契約してるし、食費をだしてくれるなら、作ろうか？｣

　家族以外での手料理を毎日食べれるだと、それはこっちからお願いしたいほどのいい提案だ。きっと料理の腕もねるはいいだろう。なんでもできそうだしな。

　｢お願いする｣
　
　｢それじゃ早速明日作るよー。何が食べたい？｣

　｢ハンバーグだな｣

　｢それならそんなに難しくないね。ついでに豚汁も作ろうか｣

　そんなことを家の前で話していた。このまま話しても、終わりが見えないし、そろそろ切り上げるか。

　｢明日は頼むな、楽しみにしている。それじゃ俺はそろそろ家に戻るわ｣

　物の整理もしないといけないしな。服とか、本とかしまうものはたくさんある。家具も買わないといけないな。まぁ必要最低限だけだが。

　｢うん、そうだね。また明日ね｣

　そう言ってねるは自分の部屋に帰った。俺も自分の部屋に入って、風呂に入り、パジャマに着替えたあと、今日出来事を振り返っていた。

今日はねるに出会って、そしてねるの始めてのデートをして、ヤグザと二回遭遇するというなんともレアなことが起きたものだな。俺は今日の出来事をパソコンを開き、そこに書き殴った。改めてまとめると今日は濃い一日だった。

ひかる達は俺のことを今血眼になって探してるだろう。捜索届けは拒否してくれと警察に言ったから、捜索をされることはないだろう。

俺はある程度書くと、荷物の整理を始めた。服だけはクローゼットに入れてっと。本は明日本棚買うときに入れればいいだろう。

俺はある程度整理を終えると、伸びをして、布団をひいた。そこに横になると、音楽を流した。もちろん櫻坂の曲である。もう生で聞けないと思う寂しくなるな。今まではひかるに招待されて、ライブに行っていたからな。

すると胃痛がしたので、俺はすぐに薬を飲んだ。すると胃痛は収まった。

｢これからは薬を常備しておいた方が良さそうだな｣

俺はそう思いながら、明日に想いを馳せながら、眠ることにした。目を閉じるとすぐに睡魔が襲ってきて寝た。

朝は陽光日差しで起きた。学校はそうかもう辞めたんだったな。今は六時半ぐらいか、二度寝をしたいところだが、お腹が減ったから、朝食でも買いに行くか。自分のためだけに朝食を作るとか、面倒なだけだしな。

俺はあくびをしたあと、パジャマのまんま、鍵を閉めて、近くのコンビニ向かった。

コンビニに着くと、俺は朝のマッカンと、フレンチトーストを買った。やっぱり朝と言えばマッカンだよな。これがなきな朝は始まんないまである。

買うものを買うと、俺はコンビニをでて、自分の部屋に入りマッカンの味を楽しんだ。

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