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退学
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俺は退学届けを書いていた。思えばこの学校にはいるまでにかなりの努力をしたな。それなのにあっさり辞めることになるとは思わなかった。ここでのひかるや冬優花との生活も悪くなかったな。勉強は大変だったが、それよりも楽しさが増していた。進学校だから、いじめもなかったし。
やがて退学届けを書き終わると、俺は明後日引っ越す準備を始めた。離れるなら、早い方がいい。それと引っ越しやさんは冬優花が学校に行ってる間に呼ぼう。そうすればばれることもない。
そして服や本などをまとめた。前準備は終わったので、寝ることにした。俺はベットに横になり先の未来を憂いながらも、意識をおとして、寝た。
そして朝日に照らされながら、俺は起きた。俺は制服に着替えて、薬を飲んで、階段を降りた。
「おはよう冬優花」
「おはようお兄ちゃん」
豚汁と納豆とサラダか、健康的な食事だ。まぁ病気になった俺にはもう関係ないがな。引っ越し先にラーメンあるといいな。それ勝浦辺りまで遠征するか。俺は椅子に座った。
『いただきます』
納豆にネギをいれて、食べるシャキシャキ感堪らない。これがネギのよさだ。もちろん使っているのは千葉県産のネギだ。千葉県を愛しているからな。だから千葉県に引っ越してもでないんだが。親の遺産で、知られてないアパートはまだ県外にもある。例えば京都とかだな。他にもあるが。
「ごちそうさま、冬優花あとはやっておくから、先行っていいぞ」
「分かった。それじゃ私はひかると学校に行くね」
そう言って冬優花は鞄を持ってでていった。こうやって、冬優花を見送るのも明日で最後か。そう思うと感慨深いな。
俺はそう思いながら、皿を全部洗い終わり、数十分ゲームをやり、教科書を持たずに退学届けだけを持って家をでた。
馬橋駅に着くと、流鉄に乗り、学校に向かった。そして学校に着くと、校長室に向かった。もう授業が始まっているからか、随分と廊下は静かだ。俺はドアを叩いた。
「失礼します」
「どうぞ」
俺は校長室に入った。黒髪で貫禄があり知的そうな校長先生がいた。進学校の校長まで上がれたところから、相当優秀なんだろうな。
「それで何のようかな近衛くん」
俺の名前を知っている理由は小説家ってことを先生達が周知してるからだ。雑誌に顔が載ることもあるから、芸能活動的なこともやるからな。殆どないけど。
「実は退学をしたくてですね」
すると校長先生は驚いたように目を見開いた。まぁ急に退学したいだなんて言ったら驚くよな。
「やっぱり小説活動が忙しいのかい?それならこっちももっとバックアップするよ」
それだけ卒業したら、有名人が卒業した学校として箔がつくからだろう。まぁ俺も癌にならなければ、卒業して学校に貢献しようと思ったんだがな。
「すいません、それはできないです。実は俺は癌になりまして、余命2ヶ月なんです」
「それは、好きなことをやるから辞めるってことかな?」
「まぁそんな感じです」
「それ妹さんには言ったのかい?」
やっぱり聞かれるよなぁー。ここは正直に答えるべきか。それとも誤魔化すか。
「本当のことを言ってくれるかな?言ってなくても妹さんには言ったりしないよ」
「それなら、言ってないです。引っ越す予定なので、ひっそりと生きてひっそりと死ぬつもりです。きっと言ったら、日がたつにつれて、悲しさも増しますからね」
「そうなんだね。それなら私からはなにも言わないよ。残りの人生楽しむんだよ」
俺は退学届けを渡してありがとうございますと言ったあと、校長室を失礼しますと言ってでた。
「それじゃ家に帰る前にラーメン屋でも行くかね」
兎に角にでも行くか、あそこの辛坦々混ぜそばは美味しいからな。まぁ行くのは最後になるだろうけど。味わって食べるか。俺は駅に着くと、流鉄に乗ったあと馬橋駅で乗り換えて、松戸に向かった。
松戸駅に着くと、相変わらず人は少ないなと思いながら、兎に角に向かう。千葉大学や聖徳大学があるが、まだ授業は終わってないから、そこまで人はいないのだろう。
平日の昼なので、兎に角は混んでいなかった。すんなり入ることができ、俺は辛坦々混ぜそばの食券を買った。。待っている間はユニゾンエアーをやっていた。
ひかるは相変わらず存在感があるダイナミックな躍りをするな。死んでも天から応援してるぞ。天と言えばお天もダンスのときの表情が素晴らしい。もちろんダンスの切れもいいが。
そんなことを考えていると、坦々混ぜそばがきたので箸を使って食べる。
「美味しいな。これをもう食べれないと思うと残念だな」
俺は味わって食べていた。この辛みは忘れない。辛いものが千葉の田舎のほうにもあるといいが。まぁ間違いなく個人店になるだろうが。
俺は食べ終わり店をでると、家帰っても暇だしなぁーと思っても図書館に行っても借りることはできない。それなら本屋に行くかと思い、本屋に向かった。
キテミテマツドの七階に本屋がある。そして本屋に着いて入ると、まずはラノベコーナに向かうかと思い向かった。
やがて退学届けを書き終わると、俺は明後日引っ越す準備を始めた。離れるなら、早い方がいい。それと引っ越しやさんは冬優花が学校に行ってる間に呼ぼう。そうすればばれることもない。
そして服や本などをまとめた。前準備は終わったので、寝ることにした。俺はベットに横になり先の未来を憂いながらも、意識をおとして、寝た。
そして朝日に照らされながら、俺は起きた。俺は制服に着替えて、薬を飲んで、階段を降りた。
「おはよう冬優花」
「おはようお兄ちゃん」
豚汁と納豆とサラダか、健康的な食事だ。まぁ病気になった俺にはもう関係ないがな。引っ越し先にラーメンあるといいな。それ勝浦辺りまで遠征するか。俺は椅子に座った。
『いただきます』
納豆にネギをいれて、食べるシャキシャキ感堪らない。これがネギのよさだ。もちろん使っているのは千葉県産のネギだ。千葉県を愛しているからな。だから千葉県に引っ越してもでないんだが。親の遺産で、知られてないアパートはまだ県外にもある。例えば京都とかだな。他にもあるが。
「ごちそうさま、冬優花あとはやっておくから、先行っていいぞ」
「分かった。それじゃ私はひかると学校に行くね」
そう言って冬優花は鞄を持ってでていった。こうやって、冬優花を見送るのも明日で最後か。そう思うと感慨深いな。
俺はそう思いながら、皿を全部洗い終わり、数十分ゲームをやり、教科書を持たずに退学届けだけを持って家をでた。
馬橋駅に着くと、流鉄に乗り、学校に向かった。そして学校に着くと、校長室に向かった。もう授業が始まっているからか、随分と廊下は静かだ。俺はドアを叩いた。
「失礼します」
「どうぞ」
俺は校長室に入った。黒髪で貫禄があり知的そうな校長先生がいた。進学校の校長まで上がれたところから、相当優秀なんだろうな。
「それで何のようかな近衛くん」
俺の名前を知っている理由は小説家ってことを先生達が周知してるからだ。雑誌に顔が載ることもあるから、芸能活動的なこともやるからな。殆どないけど。
「実は退学をしたくてですね」
すると校長先生は驚いたように目を見開いた。まぁ急に退学したいだなんて言ったら驚くよな。
「やっぱり小説活動が忙しいのかい?それならこっちももっとバックアップするよ」
それだけ卒業したら、有名人が卒業した学校として箔がつくからだろう。まぁ俺も癌にならなければ、卒業して学校に貢献しようと思ったんだがな。
「すいません、それはできないです。実は俺は癌になりまして、余命2ヶ月なんです」
「それは、好きなことをやるから辞めるってことかな?」
「まぁそんな感じです」
「それ妹さんには言ったのかい?」
やっぱり聞かれるよなぁー。ここは正直に答えるべきか。それとも誤魔化すか。
「本当のことを言ってくれるかな?言ってなくても妹さんには言ったりしないよ」
「それなら、言ってないです。引っ越す予定なので、ひっそりと生きてひっそりと死ぬつもりです。きっと言ったら、日がたつにつれて、悲しさも増しますからね」
「そうなんだね。それなら私からはなにも言わないよ。残りの人生楽しむんだよ」
俺は退学届けを渡してありがとうございますと言ったあと、校長室を失礼しますと言ってでた。
「それじゃ家に帰る前にラーメン屋でも行くかね」
兎に角にでも行くか、あそこの辛坦々混ぜそばは美味しいからな。まぁ行くのは最後になるだろうけど。味わって食べるか。俺は駅に着くと、流鉄に乗ったあと馬橋駅で乗り換えて、松戸に向かった。
松戸駅に着くと、相変わらず人は少ないなと思いながら、兎に角に向かう。千葉大学や聖徳大学があるが、まだ授業は終わってないから、そこまで人はいないのだろう。
平日の昼なので、兎に角は混んでいなかった。すんなり入ることができ、俺は辛坦々混ぜそばの食券を買った。。待っている間はユニゾンエアーをやっていた。
ひかるは相変わらず存在感があるダイナミックな躍りをするな。死んでも天から応援してるぞ。天と言えばお天もダンスのときの表情が素晴らしい。もちろんダンスの切れもいいが。
そんなことを考えていると、坦々混ぜそばがきたので箸を使って食べる。
「美味しいな。これをもう食べれないと思うと残念だな」
俺は味わって食べていた。この辛みは忘れない。辛いものが千葉の田舎のほうにもあるといいが。まぁ間違いなく個人店になるだろうが。
俺は食べ終わり店をでると、家帰っても暇だしなぁーと思っても図書館に行っても借りることはできない。それなら本屋に行くかと思い、本屋に向かった。
キテミテマツドの七階に本屋がある。そして本屋に着いて入ると、まずはラノベコーナに向かうかと思い向かった。
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