2 / 25
妹がヤンデレになったんだが
しおりを挟む
それから色々の話をしてそれなりの時間になった。
「それじゃー俺はそろそろ行くわ」
さすがに友達と帰る桃井さんと一緒に帰るのは無理だからな。友達からしたら何で知らない地味な男がいるの?興味ないんだけどと思われるからな。友達の友達なんて他人みたいなものだ。互いに気を遣い楽しい帰りが気まずい感じに終わる。俺がイケメンだったら問題なかったんだが。
「分かったじゃあね。また明日」
「ああ、じゃあな」
今日から俺と桃井さんは友達だ。リア充ならすぐに仲良くなれるだろうが、俺は陰キャだ。じっくりと仲良くするしかない。相手の事を考えて、発言にも注意を払わなきゃいけない。
俺は教室を出ると、階段を下りながら今日の事を思いだしにやにやしていた。周りには人がおらず誰も変な目で見てこないのが幸いだった。
自転車で家に帰ろうとしていると、美幸が光ない目で俺をジーと見ていた。え?めっちゃ怖いんだが。俺何かしたか?美幸は微動だにしないで俺を見つめている。
「美幸何か言いたいことがあるのか?」
「なぜ私を置いて、桃井先輩と楽しく会話してるんですか?私が優先なんじゃないんですか?私よりも桃井先輩が好きなんですか?私はこんなにも好きなのに。今まで女子を遠ざけてきたのに。どうやって弱みを握りましょうか。ふふそれなら強行手段に出るしかないですね」
いつからこんなに美幸はヤンデレになっていたんだよ。今まで女子と会話してなかったから出てこなかっただけか。ていうか俺が女子と仲良くなりそうになって友達になれるんじゃないかと思った時大体次の日に俺をみると震えていたのはそのためか。だがここで美幸に俺が好きなのは桃井さんだと言っておくと美幸が何かをするだろうから言うのはやめておくか。
「それより帰るぞ」
ぶつぶつなにかを言っている美幸に言うと、美幸は光のない目でこっちを見てくる。
「ねぇーそんなに私じゃ我慢できないですか?」
「いや美幸は美少女だが妹だろ」
美幸は学校で指折りの美少女だと評判だ。どこかの令嬢だと思わせる品格と笑顔が綺麗で告白してきた人はかなり多い。誰にも振り向かないらしく高嶺の花と呼ばれている。
「荷台に乗っていいぞ」
いつも体を密着してきて俺の理性が崩れそうだから拒否してるが、今回はこのままヤンデレモードでいるよりも密着してきた方がましだと思う。
すると美幸は目に光が戻ってきて笑顔で荷台に乗った。俺はそれを確認すると自転車に股がった。もとろん美幸は密着してきた。胸を押し付けながら。それは凶器と言っても可笑しくない破壊力だ。俺は桃井さんが好きなんだ。ここで欲情してならない。
「ねぇ毎回思うんだが何で胸を押し付けてくるんだ?」
「それは巨乳が好きなお兄様を喜ばすためですよ。口では拒否してますが、体は正直ですからね」
そう言ってさらに腹筋をなで始める。おまけに耳元で好きですよと言ってくる。
「そんなことをしても意識しないぞ。妹なんだし」
嘘です。めっちゃ意識してなにとは言わないが反応している。妹といえ義理だ。付き合うことはできる。いかん理性が決壊しそうだった。思わず流されそうになった。俺は桃井さんしか好きにならない。
「そんなこと思ってないことぐらい私には分かりますよ」
「ふっ甘いな。俺の理性をなめるな」
結構やばかったが。桃井さんのことを好きだと思えばなんとかなる。桃井さん無敵すぎる。
そして家にたどり着いた。何とか反応してることには気づかれなかった。毎回荷台にのせる度に反応してしまう。いい加減なれないとな。まぁのせなければ済む話なんだが。
「今回もダメでしたか。次は襲ってくれるくらいのことをしますか」
いや襲うって妹だからダメだろ。義理だから子供ができても問題はないが、俺の好きな人は桃井さんだから色仕掛けに屈しない。
家のなかに入ると、即座に美幸は俺の部屋に入った。やべーよ。俺の机には桃井さんの学校で買える写真が飾ってある。ばれるとヤンデレ発動しかねない。
「おい、美幸勝手に入るな。後机を見るな」
「机?あ、コレハドウイッタコトデショウカ?」
ハイライオフになって微笑をして俺に問いかける。
「それはあれだ。たまたま間違って買った写真に入っていたが、あまりにも可愛すぎたからこんな彼女が欲しいなと思って」
「モモイセンパイガスキッテコトデスヨネ?ナンデワタシシャナインデスカ?ナンデナンデナンデ」
そう言いながら俺に近づいて方を揺らしながらぶつぶつ言っている。
「ふふ、これは始末しなきゃいけないですね」
「やめろそんなことをしたら俺は美幸を嫌うぞ」
「キラウ?オニイサマニキラワレル?ヤダヤダヤダヤダ」
そう言うとかがみこんで頭を左右に振っている。まさかここまでヤンデレだったとは。
「なにもしなきゃ嫌ったりしねーよ」
猿と美幸の目に光が宿る。こりゃ相当ブラコンだ。どうにかして好きな人でも作ってもらわなきゃな。
「嫌われないですか?それならいいです。、、、、学校でもお兄様と一緒にいるようにしましょう。そうすればいつかおにいさめは周囲に勘違いされて私のものにふふ」
最期はなんと言ったか聞こえないが多分ろくでもないことだろう。まぁいいかと思い俺は夜ごはん準備をした。鉄火丼にするか。
「それじゃー俺はそろそろ行くわ」
さすがに友達と帰る桃井さんと一緒に帰るのは無理だからな。友達からしたら何で知らない地味な男がいるの?興味ないんだけどと思われるからな。友達の友達なんて他人みたいなものだ。互いに気を遣い楽しい帰りが気まずい感じに終わる。俺がイケメンだったら問題なかったんだが。
「分かったじゃあね。また明日」
「ああ、じゃあな」
今日から俺と桃井さんは友達だ。リア充ならすぐに仲良くなれるだろうが、俺は陰キャだ。じっくりと仲良くするしかない。相手の事を考えて、発言にも注意を払わなきゃいけない。
俺は教室を出ると、階段を下りながら今日の事を思いだしにやにやしていた。周りには人がおらず誰も変な目で見てこないのが幸いだった。
自転車で家に帰ろうとしていると、美幸が光ない目で俺をジーと見ていた。え?めっちゃ怖いんだが。俺何かしたか?美幸は微動だにしないで俺を見つめている。
「美幸何か言いたいことがあるのか?」
「なぜ私を置いて、桃井先輩と楽しく会話してるんですか?私が優先なんじゃないんですか?私よりも桃井先輩が好きなんですか?私はこんなにも好きなのに。今まで女子を遠ざけてきたのに。どうやって弱みを握りましょうか。ふふそれなら強行手段に出るしかないですね」
いつからこんなに美幸はヤンデレになっていたんだよ。今まで女子と会話してなかったから出てこなかっただけか。ていうか俺が女子と仲良くなりそうになって友達になれるんじゃないかと思った時大体次の日に俺をみると震えていたのはそのためか。だがここで美幸に俺が好きなのは桃井さんだと言っておくと美幸が何かをするだろうから言うのはやめておくか。
「それより帰るぞ」
ぶつぶつなにかを言っている美幸に言うと、美幸は光のない目でこっちを見てくる。
「ねぇーそんなに私じゃ我慢できないですか?」
「いや美幸は美少女だが妹だろ」
美幸は学校で指折りの美少女だと評判だ。どこかの令嬢だと思わせる品格と笑顔が綺麗で告白してきた人はかなり多い。誰にも振り向かないらしく高嶺の花と呼ばれている。
「荷台に乗っていいぞ」
いつも体を密着してきて俺の理性が崩れそうだから拒否してるが、今回はこのままヤンデレモードでいるよりも密着してきた方がましだと思う。
すると美幸は目に光が戻ってきて笑顔で荷台に乗った。俺はそれを確認すると自転車に股がった。もとろん美幸は密着してきた。胸を押し付けながら。それは凶器と言っても可笑しくない破壊力だ。俺は桃井さんが好きなんだ。ここで欲情してならない。
「ねぇ毎回思うんだが何で胸を押し付けてくるんだ?」
「それは巨乳が好きなお兄様を喜ばすためですよ。口では拒否してますが、体は正直ですからね」
そう言ってさらに腹筋をなで始める。おまけに耳元で好きですよと言ってくる。
「そんなことをしても意識しないぞ。妹なんだし」
嘘です。めっちゃ意識してなにとは言わないが反応している。妹といえ義理だ。付き合うことはできる。いかん理性が決壊しそうだった。思わず流されそうになった。俺は桃井さんしか好きにならない。
「そんなこと思ってないことぐらい私には分かりますよ」
「ふっ甘いな。俺の理性をなめるな」
結構やばかったが。桃井さんのことを好きだと思えばなんとかなる。桃井さん無敵すぎる。
そして家にたどり着いた。何とか反応してることには気づかれなかった。毎回荷台にのせる度に反応してしまう。いい加減なれないとな。まぁのせなければ済む話なんだが。
「今回もダメでしたか。次は襲ってくれるくらいのことをしますか」
いや襲うって妹だからダメだろ。義理だから子供ができても問題はないが、俺の好きな人は桃井さんだから色仕掛けに屈しない。
家のなかに入ると、即座に美幸は俺の部屋に入った。やべーよ。俺の机には桃井さんの学校で買える写真が飾ってある。ばれるとヤンデレ発動しかねない。
「おい、美幸勝手に入るな。後机を見るな」
「机?あ、コレハドウイッタコトデショウカ?」
ハイライオフになって微笑をして俺に問いかける。
「それはあれだ。たまたま間違って買った写真に入っていたが、あまりにも可愛すぎたからこんな彼女が欲しいなと思って」
「モモイセンパイガスキッテコトデスヨネ?ナンデワタシシャナインデスカ?ナンデナンデナンデ」
そう言いながら俺に近づいて方を揺らしながらぶつぶつ言っている。
「ふふ、これは始末しなきゃいけないですね」
「やめろそんなことをしたら俺は美幸を嫌うぞ」
「キラウ?オニイサマニキラワレル?ヤダヤダヤダヤダ」
そう言うとかがみこんで頭を左右に振っている。まさかここまでヤンデレだったとは。
「なにもしなきゃ嫌ったりしねーよ」
猿と美幸の目に光が宿る。こりゃ相当ブラコンだ。どうにかして好きな人でも作ってもらわなきゃな。
「嫌われないですか?それならいいです。、、、、学校でもお兄様と一緒にいるようにしましょう。そうすればいつかおにいさめは周囲に勘違いされて私のものにふふ」
最期はなんと言ったか聞こえないが多分ろくでもないことだろう。まぁいいかと思い俺は夜ごはん準備をした。鉄火丼にするか。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
4
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる