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好きなものは好きな人に見つめられたら取れるものである
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俺はユーホーキャッチャーを見た。ボールペンで繋がっていて、ボールペンが縦においてあり、これを横にすれば落ちる構造になっている。
とりあえずボールペンを横にするための作戦を練るか。端を狙っていこう。俺は左端を少しづつ動かすことにした。ここでいいかり俺はアームを下ろすボタンを押した。するとアームが開き、左端にいきボールペンをつかんで上に上がる。すぐに落ちて、少しだけ動いて斜めになった。まぁ最初っから取れるなんて思ってないから問題ないんだが。それから少しづつ縦から横にするためにずらしていく。ふと長濱さんが視界に入ると、真剣な目でユーホーキャッチャーを見ていた。俺は既に100円玉を6枚使ってしまっていて、100円玉がなくなってしまっていた。
「長濱さんちょっと両替してくるから見てもらっていいか?」
すると長濱さんは財布をだした。もしかしてお金を貸してくれるのか?いや長濱さんは貸し借りはすることがないからくれようとしてるのか。だがこれは俺が長濱さんにプレゼントしたいから俺の持っているお金で取る。
「俺が長濱さんにプレゼントしたいからださなくていいぞ」
「いいの?このままだと最低1000円はかかると思うけど」
確かに千円は最低でもかかるだろう。だけど俺は長濱さんに去年誕生日プレゼント渡せなかったという心残りがあるのだ。だからここでぬいぐるみを渡して心のモヤモヤを解消したいっていうのもある。何とかしてでも俺のお金で取る。今日は運がいいのかお金をもってきてるし。
「大丈夫だ。お金は一万円くらい持ってきてるし。それじゃ両替してくるわ」
長濱さんに有無を言わせずに俺は両替機に向かった。あのままだとお金を受け取るまで、行かせなそうだからな。最終的に俺が折れるのは目に見えている。
俺は向かっている途中に頭の中でぬいぐるみを取る方法をシミュレーションしていた。やがて両替機に着くと、千円札を入れて、100円玉に変えた。それじゃ行くか。俺は意気揚々とユーホーキャッチャーの前に行くと、知らないチャラチャラした大学生ぐらいの男が長濱さんと話していた。知り合いか。一応陰業して、話を盗みぎきするか。
「そんなこと言わずにさ。俺と一緒のほうが楽しいぜ」
大学生ぐらいの男はそうニタニタして下劣な視線を足と胸と順に見て言った。ナンパか。下劣な目を長濱さんに向けやがって成敗してやる。
「私はこれを取ってもらう最中なんで結構です」
長濱さんはごみを見るような目で大学生ぐらいの男を見た。長濱さんは興味ない男に話しかけられるとあんな反応になるのか。俺もイヤらしい視線は向けないようにしないとな。とりあえず話しかけるか。
「長濱さん待たせたな。100円玉十枚文両替してきたから」
「頑張ってよ尾関くん。そいうことなんでどっか行ってください」
長濱さんはそいうと大学生ぐらいの男を無視して、ユーホーキャッチャーに視線を移した。どうやら無理矢理話を終わらしたいらしい。だが大学生ぐらいの男はちっと舌打ちをしたあと長濱さんの手を無理矢理引っ張った。
「いいから着いてこいよ。こいつは俺がもらっていくからな」
声のトーンを低くして、イラついた感じで大学生ぐらいの男は言った。長濱さんは恐怖に怯えたような顔をした。その顔を見てなにかが切れた音がした。
「おい、俺の彼女を無理矢理つれていこうとするなんてどいうつもりだ?」
俺は長濱さんを抱き寄せて、大学生ぐらいの男を人を殺したことあるんじゃないっくらいの睨みをきかせて大学生ぐらいの男を見た。俺の特技である目を腐らせて、相手を怯ませる睨みである。大学生ぐらいの男ひぇと情けない声を出して尻尾巻いて逃げていった。これがヤクザだったら鼻で笑われてびびんないだがな。まぁヤクザだったらそもそも逃げていたかもしれない。
「長濱さんごめんな彼女とか言って」
好きな人いるのに勝手に彼女とか言ったら怒るよな。周りの人からはそいう目で見られるし。知り合いがいたら噂がたつし。だが長濱さんは目を細めて優しい笑顔を浮かべていた。
「嬉しかったよ。ちゃんと守ってくれて。逃げられると思ったし。意外だったなぁー。あんなにカッコよく追い払ってくれるのは」
良かったぁー。嫌われてないみたいだ。なに彼女だって勝手に言ってるのキモといわれるぐらいの覚悟は持っていたんだが。そうなったら枕を濡らすことになっていたからな。長濱さんやっぱ優しいわ。
「特技のひとつだからな。追い払える自信があったからやっただけだ」
これを身に付けたのは中学の時だ。元々は腐っていたんだが、中学の時は治っていたが、梨花がいじめられているのを見て、なにかがプツンと切れて、いじめてる奴らが怯え出したのが始まりだ。俺はそれから意識的できるように練習して、できるようになった。長濱さんを助けられたし、これを習得して良かったわ。
「さぁ取るか。あともう少しで取れそうだし」
第2ラウンドの始まりだ。100円を入れて、ユーホーキャッチャーを再開した。俺は少しづつずらしていき
あと一回で取れるところで深呼吸をした。ふぅーこれで取って見せる。そしてアームを動かし、ぬいぐるみが横になり落ちた。そしてそれを渡すと、長濱さんは大事そうに抱いた。
「ありがとう尾関くん、まさかこんなに早く取れるとは思わなかったよ」
「まぁユーホーキャッチャーは得意だからな」
実際にこのレベルまでくるのには苦労したが、梨花がこれほしいとか言ってたくさんのものを取った結果取れないもののほうが少なくなった。梨花のお願いがつい可愛くて、チャレンジしちゃうんだよ。あいつ上目使いで目をうるうるしてくるからな。そんなことしたら取るしかないだろ。
「ありがとう尾関くん」
長濱さんは芙蓉のように微笑んだ。あの目を細めた笑顔はしてくれないか。あの笑顔は好きな人に向ける笑顔だからそう簡単にはしてくれないか。
「喜んでくれ良かったわ。大事にしてやってくれ」
それとなにか梨花にお土産でなにか取っていくか。そう思い周囲を見渡した。お、あのくまさんにするか。なんか親近感湧くし。あの目とか。
「長濱さんちょっと取りたいのがあるから待っていてくれ」
俺は組まさんのユーホキャッチャーのあるところに向かった。
とりあえずボールペンを横にするための作戦を練るか。端を狙っていこう。俺は左端を少しづつ動かすことにした。ここでいいかり俺はアームを下ろすボタンを押した。するとアームが開き、左端にいきボールペンをつかんで上に上がる。すぐに落ちて、少しだけ動いて斜めになった。まぁ最初っから取れるなんて思ってないから問題ないんだが。それから少しづつ縦から横にするためにずらしていく。ふと長濱さんが視界に入ると、真剣な目でユーホーキャッチャーを見ていた。俺は既に100円玉を6枚使ってしまっていて、100円玉がなくなってしまっていた。
「長濱さんちょっと両替してくるから見てもらっていいか?」
すると長濱さんは財布をだした。もしかしてお金を貸してくれるのか?いや長濱さんは貸し借りはすることがないからくれようとしてるのか。だがこれは俺が長濱さんにプレゼントしたいから俺の持っているお金で取る。
「俺が長濱さんにプレゼントしたいからださなくていいぞ」
「いいの?このままだと最低1000円はかかると思うけど」
確かに千円は最低でもかかるだろう。だけど俺は長濱さんに去年誕生日プレゼント渡せなかったという心残りがあるのだ。だからここでぬいぐるみを渡して心のモヤモヤを解消したいっていうのもある。何とかしてでも俺のお金で取る。今日は運がいいのかお金をもってきてるし。
「大丈夫だ。お金は一万円くらい持ってきてるし。それじゃ両替してくるわ」
長濱さんに有無を言わせずに俺は両替機に向かった。あのままだとお金を受け取るまで、行かせなそうだからな。最終的に俺が折れるのは目に見えている。
俺は向かっている途中に頭の中でぬいぐるみを取る方法をシミュレーションしていた。やがて両替機に着くと、千円札を入れて、100円玉に変えた。それじゃ行くか。俺は意気揚々とユーホーキャッチャーの前に行くと、知らないチャラチャラした大学生ぐらいの男が長濱さんと話していた。知り合いか。一応陰業して、話を盗みぎきするか。
「そんなこと言わずにさ。俺と一緒のほうが楽しいぜ」
大学生ぐらいの男はそうニタニタして下劣な視線を足と胸と順に見て言った。ナンパか。下劣な目を長濱さんに向けやがって成敗してやる。
「私はこれを取ってもらう最中なんで結構です」
長濱さんはごみを見るような目で大学生ぐらいの男を見た。長濱さんは興味ない男に話しかけられるとあんな反応になるのか。俺もイヤらしい視線は向けないようにしないとな。とりあえず話しかけるか。
「長濱さん待たせたな。100円玉十枚文両替してきたから」
「頑張ってよ尾関くん。そいうことなんでどっか行ってください」
長濱さんはそいうと大学生ぐらいの男を無視して、ユーホーキャッチャーに視線を移した。どうやら無理矢理話を終わらしたいらしい。だが大学生ぐらいの男はちっと舌打ちをしたあと長濱さんの手を無理矢理引っ張った。
「いいから着いてこいよ。こいつは俺がもらっていくからな」
声のトーンを低くして、イラついた感じで大学生ぐらいの男は言った。長濱さんは恐怖に怯えたような顔をした。その顔を見てなにかが切れた音がした。
「おい、俺の彼女を無理矢理つれていこうとするなんてどいうつもりだ?」
俺は長濱さんを抱き寄せて、大学生ぐらいの男を人を殺したことあるんじゃないっくらいの睨みをきかせて大学生ぐらいの男を見た。俺の特技である目を腐らせて、相手を怯ませる睨みである。大学生ぐらいの男ひぇと情けない声を出して尻尾巻いて逃げていった。これがヤクザだったら鼻で笑われてびびんないだがな。まぁヤクザだったらそもそも逃げていたかもしれない。
「長濱さんごめんな彼女とか言って」
好きな人いるのに勝手に彼女とか言ったら怒るよな。周りの人からはそいう目で見られるし。知り合いがいたら噂がたつし。だが長濱さんは目を細めて優しい笑顔を浮かべていた。
「嬉しかったよ。ちゃんと守ってくれて。逃げられると思ったし。意外だったなぁー。あんなにカッコよく追い払ってくれるのは」
良かったぁー。嫌われてないみたいだ。なに彼女だって勝手に言ってるのキモといわれるぐらいの覚悟は持っていたんだが。そうなったら枕を濡らすことになっていたからな。長濱さんやっぱ優しいわ。
「特技のひとつだからな。追い払える自信があったからやっただけだ」
これを身に付けたのは中学の時だ。元々は腐っていたんだが、中学の時は治っていたが、梨花がいじめられているのを見て、なにかがプツンと切れて、いじめてる奴らが怯え出したのが始まりだ。俺はそれから意識的できるように練習して、できるようになった。長濱さんを助けられたし、これを習得して良かったわ。
「さぁ取るか。あともう少しで取れそうだし」
第2ラウンドの始まりだ。100円を入れて、ユーホーキャッチャーを再開した。俺は少しづつずらしていき
あと一回で取れるところで深呼吸をした。ふぅーこれで取って見せる。そしてアームを動かし、ぬいぐるみが横になり落ちた。そしてそれを渡すと、長濱さんは大事そうに抱いた。
「ありがとう尾関くん、まさかこんなに早く取れるとは思わなかったよ」
「まぁユーホーキャッチャーは得意だからな」
実際にこのレベルまでくるのには苦労したが、梨花がこれほしいとか言ってたくさんのものを取った結果取れないもののほうが少なくなった。梨花のお願いがつい可愛くて、チャレンジしちゃうんだよ。あいつ上目使いで目をうるうるしてくるからな。そんなことしたら取るしかないだろ。
「ありがとう尾関くん」
長濱さんは芙蓉のように微笑んだ。あの目を細めた笑顔はしてくれないか。あの笑顔は好きな人に向ける笑顔だからそう簡単にはしてくれないか。
「喜んでくれ良かったわ。大事にしてやってくれ」
それとなにか梨花にお土産でなにか取っていくか。そう思い周囲を見渡した。お、あのくまさんにするか。なんか親近感湧くし。あの目とか。
「長濱さんちょっと取りたいのがあるから待っていてくれ」
俺は組まさんのユーホキャッチャーのあるところに向かった。
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