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きっと桃井先輩は俺のことが好きだ
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俺は一条理。どこにでもいる普通のオタク高校生だ。昨日はるんのライブ最高だった。しかもアリーナ席だったし。めちゃくちゃ興奮した。しかも目が合いにっこりとして手を振ってくれたしな。
るんには是非あんな可愛い声で朝起こされてみたいものだ。でも多分でれでれして何回も聞くために起きないかもな。結局遅刻だな。そうなったらきっと遅刻が多すぎて留年だな。
まぁそれ置いといて、今俺は何をしてるかっていうと、幼馴染みの義孝の部屋の前で待っている。一緒に登校するためだ。あいつはまだ出てこない。どうせ可愛い妹といちゃいちゃして遅れてるのだろうけどな。ちっリア充め爆発しろよ。
「悪い遅くなったね。和美があーんしてきて、それを断っていたら、あーんするまでご飯は食べさせないよと言ってきたんだけど、それを粘りながら断っていて、食べないで出ようとしたら、悲しそうな顔をしたから、結局あーんして遅れたんだよ」
ほらなやっぱりいちゃいちゃしていただけだろ?義孝は美少女によくモテるのだ。それは妹だろうと関係なしにな。しかもこいつの妹めちゃくちゃ美少女なんだし、しかも義理なんだぜ。そして周囲の人からつけられたあだ名は主人公。男にはよくそう呼ばれていて、嫉妬されている。
義孝といると、よく美少女と絡むんだが、大体が俺ではなく義孝に好意を持って、接してくるのだ。俺はついでだ。義孝は特にイケメンでもなく、どっちかというとオタクよりなんだけどな。しかも主人公のイベントも俺も一緒に解決に奔走してるのに、モテるのは義孝だけだ。現実とは非情だ。
「まぁいい、いつものことだしな。それより早く駅行くぞ。次の時間は混むからな」
流鉄は竜華高校の生徒がたくさん使っている。次の時間はちょうどいい時間帯だから、混むのだ。それに桃井先輩にも会えなくなるし。それは困る。桃井先輩に会うか会わないかで、俺の今日の調子が変わる。
「そうだね、あまり桃井先輩を待たせるのも悪いしね」
俺達は歩いて、駅に向かった。今は6月で少し暑い時期だ。高校一年生である俺達は学校がに慣れ始めてくる頃合いである。三年生は本格的に受験勉強を開始する時期でもあるだろう。竜華高校は進学校だから、この時期は三年生はピリピリし始める。ちなみに桃井先輩は二年生だ。
「そう言えば桃井先輩と進展あったかい?」
「ああ、この間勉強を図書館で、教えてもらったぞ」
めちゃくちゃいい匂いがして、凡ミスを結構したな。そのたんびに桃井先輩は呆れられていたが。本心では俺のことを可愛いと思っているに違いない。だって桃井先輩は俺のことを好きなんだから。今まで好きになった女子はみんな義孝が好きだったが、誰にでも優しい中学の頃からの付き合いでもある桃井先輩は俺を好きに違いない。好きじゃなきゃ二人きりで、勉強なんかしないはずだからな。
「それはよかったね。僕は応援するよ。今度はうまくいくといいね」
義孝は俺が好きになった女子が、義孝のことを好きだったことを知らない。まぁ義孝は鈍感だしな。今まで好きになった女子は義孝にいい顔しようと、俺に優しくしてきて、勘違いして振られたが、今回はうまくいくはずだ。
「そうだな。それで告白場所と言ったら、やっぱり体育館裏がいいのか?」
「公園もありだけど、高校生特有の青春場所と言ったら体育館裏だね。アニメでもよくそこが告白場所になったりするし」
義孝はよくモテるが、告白されたことは数回しかない。だから自分がモテてることを知らない。だからいいままです気になってくれた女子も告白しないで終わっている。美少女が多く自分じゃ相手にならないと思っているのが、理由の一つだろう。
「それより先にデートに誘わないのかい?」
「いやデート誘ったら来るんだろうが、やっぱり腕とか組みたいからな。付き合った後がいいんだ」
腕を組んだら胸を当ててきたりして、俺が当たってますよと言ったら、当ててるんだよと赤面しながら、いわれるのが理想だ。にやけちゃいそうだ。え?アニメの見すぎだって?オタクなんてアニメを再現したいものなんだよ。
「そうなんだね。リア充め、羨ましいよ」
「義孝には言われたくねーよ。美少女の妹といちゃいちゃするやつにはな」
「あれは兄妹のスキンシップだよ」
千葉の兄妹でもあんなあからさまなことしないわ。俺の妹はそんなことしないぞ。むしろしてきたらなにかを企んでいるなと思うまである。義理の妹があーんとか、好きでもないやつにするわけないだろ。これだから鈍感系主人公は。ちょっとは心理学でも勉強しておけ。
「まぁいいか、義孝はうまくいくことを祈ってくれ」
そんなことを話していると、駅に着いた。すると周囲の視線を一転に集中されている美少女がいる。パッチりとした大きい目に、スーと通って高い鼻に、小さい唇に、ショートボブな髪型。その姿はまるでアニメの美少女を見てるようだ。
「桃井先輩おはようございます」
周囲からの嫉妬の視線を浴びているのに、それを一切気にせず、挨拶をするのはさすが主人公と言ったところだ。俺なんて呪いをかけてやろうかという視線があって少しビクビクしてるのに。かと言って、ここで挨拶をしなかったら、好感度を下げるだけなので、挨拶をする。
「おはようございます桃井先輩。今日も美少女ですね。まるでアニメから出てきたヒロインのようです」
これは義孝と一緒にいて身に付いた誉めることだ。義孝はよく無意識に相手を意識させるようなことを言う。それをやれば俺もモテるかもしれないと思ってやっていることだ。
「おはよう一条君がそんなに誉めてくれて嬉しいよ」
義孝は桃井先輩をジーと見ていた。なにか変わったところでもあったか?
「桃井先輩化粧いつもよりナチュナルですね。いつもより可愛いですよ」
なんで化粧に気づけるんだよ。これが主人公との違いか。すると桃井先輩は赤面する。なんか俺のときと反応違くね?まるで恋する乙女のような。いや俺のことを好きなはずだからきのうせいか。
「ありがとう近江くん嬉しいよ。それじゃ電車が来たから乗ろっか」
ちょうど流鉄が来たようで、俺達は乗ることにした。嫉妬の視線を浴びながらね。
るんには是非あんな可愛い声で朝起こされてみたいものだ。でも多分でれでれして何回も聞くために起きないかもな。結局遅刻だな。そうなったらきっと遅刻が多すぎて留年だな。
まぁそれ置いといて、今俺は何をしてるかっていうと、幼馴染みの義孝の部屋の前で待っている。一緒に登校するためだ。あいつはまだ出てこない。どうせ可愛い妹といちゃいちゃして遅れてるのだろうけどな。ちっリア充め爆発しろよ。
「悪い遅くなったね。和美があーんしてきて、それを断っていたら、あーんするまでご飯は食べさせないよと言ってきたんだけど、それを粘りながら断っていて、食べないで出ようとしたら、悲しそうな顔をしたから、結局あーんして遅れたんだよ」
ほらなやっぱりいちゃいちゃしていただけだろ?義孝は美少女によくモテるのだ。それは妹だろうと関係なしにな。しかもこいつの妹めちゃくちゃ美少女なんだし、しかも義理なんだぜ。そして周囲の人からつけられたあだ名は主人公。男にはよくそう呼ばれていて、嫉妬されている。
義孝といると、よく美少女と絡むんだが、大体が俺ではなく義孝に好意を持って、接してくるのだ。俺はついでだ。義孝は特にイケメンでもなく、どっちかというとオタクよりなんだけどな。しかも主人公のイベントも俺も一緒に解決に奔走してるのに、モテるのは義孝だけだ。現実とは非情だ。
「まぁいい、いつものことだしな。それより早く駅行くぞ。次の時間は混むからな」
流鉄は竜華高校の生徒がたくさん使っている。次の時間はちょうどいい時間帯だから、混むのだ。それに桃井先輩にも会えなくなるし。それは困る。桃井先輩に会うか会わないかで、俺の今日の調子が変わる。
「そうだね、あまり桃井先輩を待たせるのも悪いしね」
俺達は歩いて、駅に向かった。今は6月で少し暑い時期だ。高校一年生である俺達は学校がに慣れ始めてくる頃合いである。三年生は本格的に受験勉強を開始する時期でもあるだろう。竜華高校は進学校だから、この時期は三年生はピリピリし始める。ちなみに桃井先輩は二年生だ。
「そう言えば桃井先輩と進展あったかい?」
「ああ、この間勉強を図書館で、教えてもらったぞ」
めちゃくちゃいい匂いがして、凡ミスを結構したな。そのたんびに桃井先輩は呆れられていたが。本心では俺のことを可愛いと思っているに違いない。だって桃井先輩は俺のことを好きなんだから。今まで好きになった女子はみんな義孝が好きだったが、誰にでも優しい中学の頃からの付き合いでもある桃井先輩は俺を好きに違いない。好きじゃなきゃ二人きりで、勉強なんかしないはずだからな。
「それはよかったね。僕は応援するよ。今度はうまくいくといいね」
義孝は俺が好きになった女子が、義孝のことを好きだったことを知らない。まぁ義孝は鈍感だしな。今まで好きになった女子は義孝にいい顔しようと、俺に優しくしてきて、勘違いして振られたが、今回はうまくいくはずだ。
「そうだな。それで告白場所と言ったら、やっぱり体育館裏がいいのか?」
「公園もありだけど、高校生特有の青春場所と言ったら体育館裏だね。アニメでもよくそこが告白場所になったりするし」
義孝はよくモテるが、告白されたことは数回しかない。だから自分がモテてることを知らない。だからいいままです気になってくれた女子も告白しないで終わっている。美少女が多く自分じゃ相手にならないと思っているのが、理由の一つだろう。
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「そうなんだね。リア充め、羨ましいよ」
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「おはようございます桃井先輩。今日も美少女ですね。まるでアニメから出てきたヒロインのようです」
これは義孝と一緒にいて身に付いた誉めることだ。義孝はよく無意識に相手を意識させるようなことを言う。それをやれば俺もモテるかもしれないと思ってやっていることだ。
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