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転校生
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俺はいつも通り電車に乗り、家康がやってきて、昨日やったアニメを語りだし、それに相づちをうっていると、中城先輩が検見川浜駅で入ってきた。
「あ、おはよう土御門くん。原田くん」
「おはようございます」
「うむ、おはようであるぞ」
何て挨拶だけでそんなに偉そうなんだよ。一応家康は後輩だろうが。美少女にたいしてもこれって慣れたんだな。まぁ部活の部員だから慣れてもらわないと困るが、偉そうなのも考えものだな。
「知ってる?今日転校生が一年生のクラスに来るんだって」
「この時期に転校生が来るとは、謎の転校生で間違いないな。もしかしたら宇宙人で家康の生まれ変わりである我を監視しにきたのかもしれないな」
「いや普通に家庭事情だろ。というか不運だな。もうある程度グループができてるときに転校してくるなんて」
これはボッチのみとして話しかけたほうがいいか。あの挨拶を知らないから友達になれるかもしれないし。
「でも女の子だからそんな心配はないんじゃないかな」
それならいろんなやつが話しかけるな。てことは俺の出番はなさそうだ。別に悲しくなんてないぞ。美少女だといいな。話しかけることないだろうけど。
「まぁ女子だったら周りがほっとかないですしね」
「なんとしててでもそのおなごを我の部活にいれるぞ」
「強制連行やめろよ。ハルヒみたいな真似をしたら捕まるからな」
ハルヒは朝比奈みくるを強制連行したことがあったからな。まぁその辺はちゃんと弁えてると思うが。もし強制したら止めればいいか。
「あっちから近寄ってくるだろう。何せ謎の転校生だからな。我のことを観察するのには近くにいたほうかいいからな」
もし相手から来たら間違いなくそいつは変人だ。これ以上変人を抱え込みたくないんだが。お願いたからまともなやつが来てくれよ。
幕張に着くと、俺たちは電車を降りた。すると結構な視線が俺達に注がれる。中城先輩と一緒にいるからだろう。ファンクラブがあるほどだ。だが誰も紳士協定で見守っているだけで話しかけ名音で今まで男の影がなかったのに行きなりおとか二人と学校に向かってれば注目の的になる。家康は気にしてなさそうだが。
駅を出て歩いても同じ学校の生徒から視線を感じる。このままいじめられたりしないよね?なんでお前みたいなやつがとか言って嫌がらせされるのは嫌だぞ?ただえさえ避けられているしくらいだし。
「転校生楽しみだねー」
「我は美少女だと思うんだが、勇気はどう思うか?」
視線気にしなさすぎだろ。殺気が殺気からすごいことになっているんだが。まぁ気にしてもなにも始まらないし無視するか。
「俺も美少女だと思うが、俺達には関係ない話だろう」
美少女だったらこっちが話しかける暇なんてないだろうし。すぐにリア充の仲間入りをするだろう。非リア充の俺達じゃ話しかけることすらできない。
「弱気でどうする勇気よ。我らはSOS団ぞ。美少女を入れるくらいたわいない」
「はぁーそもそも相手にされると思うのか。こんなアニメオタクが作った謎の部活に」
「来るぞ今日の運勢はよかったからな」
確かに星占いとか、陰陽師の本業だからそいう類いは信じてるが、テレビでやってるのは信じていない。占師とか大抵はずれるし。陰陽師の星読みの方が当たる。
「あれはあんまり当たらないがな」
「なぬ!やっぱ陰陽師の星読みの方が当たるのか」
「外れるときもあるが、テレビてやっている運勢を占うよりかは当たるぞ」
一応陰陽師の本業だからな。幽霊退治や妖怪退治はついでだし。むしろ当たらないと陰陽師を名乗れないレベル。俺はまだまだ当たらないことも多いからまだ半人前だ。まぁ陰陽師と結婚するから関係ないけど。それに資産はそれなりにあるし。働くのは負けだ。
「ふむ我に占星術を教えてくれないか?」
「一家相伝だから無理だ。ていうか家康は女子を占ってナンパでもしようとしてるんだろ。そんな不純な動機のやつに教えるわけないだろ」
しかも占星術はこれで食っていってるから広がっても困るのだ。だから一族以外は弟子をとらない。
「それなら仕方あるまい。呪術は教えてくれるか?」
「簡単なのはな」
これから幽霊を式神にしたらトラブルに巻き込まれるからな。呪術は最低限は覚えるべきだろう。それに陰陽師としての才能がありそうだし。
そんなことを話していると、学校に着き、中城先輩と別れ、ひとりでで行こうとしたら首根っこを捕まれた。
「なぜ1人で行くのだ?我をおいていくなんてひどいじゃないか」
「今からでも友達が作りたいからだ。家康といるとできないんだよ。同類だと思われて」
俺はうんざりしたような顔で言った。努力もせずに友達か間できないなんてもうごめんだぞ。
「ふっ我といれば美少女の友達ができるのにか」
「一回もできたことないだろ。むしろ中二病で避けられてるまである」
そう言って俺は1人で教室に入った。しかし誰も話しかけてこなかった。もう既にグループができている。高校でもボッチなのかよ。
自己紹介でちゃんといえてれば、今ごろ友達が俺の席を囲っていたのに。そして後悔の念を抱きながらああすればよかったと考えてたらホームルームが始まった。
そして話が終り、先生はニヤッとした。転校生のことね。
「転校生がこのクラスにやってくることになったよー。さぁ入ってきて」
すると黒髪を靡かせながら見覚えのある顔が入ってきた。男は騒ぎだす。
「ゆいぽん!」
「あ、勇気」
まさかの転校生はゆいぽんだった。奇しくも家康が望んでいる妖怪だったのだ。まさかこの学校に転校するとは。戸籍どうやって作ったんだよ。コネでもあるのか。まぁいいか。知り合いか1人クラスにいるだけでも違うしな。
「あ、おはよう土御門くん。原田くん」
「おはようございます」
「うむ、おはようであるぞ」
何て挨拶だけでそんなに偉そうなんだよ。一応家康は後輩だろうが。美少女にたいしてもこれって慣れたんだな。まぁ部活の部員だから慣れてもらわないと困るが、偉そうなのも考えものだな。
「知ってる?今日転校生が一年生のクラスに来るんだって」
「この時期に転校生が来るとは、謎の転校生で間違いないな。もしかしたら宇宙人で家康の生まれ変わりである我を監視しにきたのかもしれないな」
「いや普通に家庭事情だろ。というか不運だな。もうある程度グループができてるときに転校してくるなんて」
これはボッチのみとして話しかけたほうがいいか。あの挨拶を知らないから友達になれるかもしれないし。
「でも女の子だからそんな心配はないんじゃないかな」
それならいろんなやつが話しかけるな。てことは俺の出番はなさそうだ。別に悲しくなんてないぞ。美少女だといいな。話しかけることないだろうけど。
「まぁ女子だったら周りがほっとかないですしね」
「なんとしててでもそのおなごを我の部活にいれるぞ」
「強制連行やめろよ。ハルヒみたいな真似をしたら捕まるからな」
ハルヒは朝比奈みくるを強制連行したことがあったからな。まぁその辺はちゃんと弁えてると思うが。もし強制したら止めればいいか。
「あっちから近寄ってくるだろう。何せ謎の転校生だからな。我のことを観察するのには近くにいたほうかいいからな」
もし相手から来たら間違いなくそいつは変人だ。これ以上変人を抱え込みたくないんだが。お願いたからまともなやつが来てくれよ。
幕張に着くと、俺たちは電車を降りた。すると結構な視線が俺達に注がれる。中城先輩と一緒にいるからだろう。ファンクラブがあるほどだ。だが誰も紳士協定で見守っているだけで話しかけ名音で今まで男の影がなかったのに行きなりおとか二人と学校に向かってれば注目の的になる。家康は気にしてなさそうだが。
駅を出て歩いても同じ学校の生徒から視線を感じる。このままいじめられたりしないよね?なんでお前みたいなやつがとか言って嫌がらせされるのは嫌だぞ?ただえさえ避けられているしくらいだし。
「転校生楽しみだねー」
「我は美少女だと思うんだが、勇気はどう思うか?」
視線気にしなさすぎだろ。殺気が殺気からすごいことになっているんだが。まぁ気にしてもなにも始まらないし無視するか。
「俺も美少女だと思うが、俺達には関係ない話だろう」
美少女だったらこっちが話しかける暇なんてないだろうし。すぐにリア充の仲間入りをするだろう。非リア充の俺達じゃ話しかけることすらできない。
「弱気でどうする勇気よ。我らはSOS団ぞ。美少女を入れるくらいたわいない」
「はぁーそもそも相手にされると思うのか。こんなアニメオタクが作った謎の部活に」
「来るぞ今日の運勢はよかったからな」
確かに星占いとか、陰陽師の本業だからそいう類いは信じてるが、テレビでやってるのは信じていない。占師とか大抵はずれるし。陰陽師の星読みの方が当たる。
「あれはあんまり当たらないがな」
「なぬ!やっぱ陰陽師の星読みの方が当たるのか」
「外れるときもあるが、テレビてやっている運勢を占うよりかは当たるぞ」
一応陰陽師の本業だからな。幽霊退治や妖怪退治はついでだし。むしろ当たらないと陰陽師を名乗れないレベル。俺はまだまだ当たらないことも多いからまだ半人前だ。まぁ陰陽師と結婚するから関係ないけど。それに資産はそれなりにあるし。働くのは負けだ。
「ふむ我に占星術を教えてくれないか?」
「一家相伝だから無理だ。ていうか家康は女子を占ってナンパでもしようとしてるんだろ。そんな不純な動機のやつに教えるわけないだろ」
しかも占星術はこれで食っていってるから広がっても困るのだ。だから一族以外は弟子をとらない。
「それなら仕方あるまい。呪術は教えてくれるか?」
「簡単なのはな」
これから幽霊を式神にしたらトラブルに巻き込まれるからな。呪術は最低限は覚えるべきだろう。それに陰陽師としての才能がありそうだし。
そんなことを話していると、学校に着き、中城先輩と別れ、ひとりでで行こうとしたら首根っこを捕まれた。
「なぜ1人で行くのだ?我をおいていくなんてひどいじゃないか」
「今からでも友達が作りたいからだ。家康といるとできないんだよ。同類だと思われて」
俺はうんざりしたような顔で言った。努力もせずに友達か間できないなんてもうごめんだぞ。
「ふっ我といれば美少女の友達ができるのにか」
「一回もできたことないだろ。むしろ中二病で避けられてるまである」
そう言って俺は1人で教室に入った。しかし誰も話しかけてこなかった。もう既にグループができている。高校でもボッチなのかよ。
自己紹介でちゃんといえてれば、今ごろ友達が俺の席を囲っていたのに。そして後悔の念を抱きながらああすればよかったと考えてたらホームルームが始まった。
そして話が終り、先生はニヤッとした。転校生のことね。
「転校生がこのクラスにやってくることになったよー。さぁ入ってきて」
すると黒髪を靡かせながら見覚えのある顔が入ってきた。男は騒ぎだす。
「ゆいぽん!」
「あ、勇気」
まさかの転校生はゆいぽんだった。奇しくも家康が望んでいる妖怪だったのだ。まさかこの学校に転校するとは。戸籍どうやって作ったんだよ。コネでもあるのか。まぁいいか。知り合いか1人クラスにいるだけでも違うしな。
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