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アニメイト
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「アニメイトに我来たぞ」
「和服で叫ぶのやめろ目立つ」
なんでこいつはいちいち叫ぶんだよ。秋葉原に着いたときもかなりの注目集めていた。コスプレヤーならたくさんいるが、和服のやつはいないからな。まぁもうこいつと秋葉原に行くと、大体こうだから慣れたが。
「アニメイトぞ。留美がたくさんいるんだぞ。美少女もうじゃうじゃ興奮するだろう」
「気持ちは分かるが叫ぶなって言ってるんだよ。久しぶりで興奮してるのも分かるが」
毎回家康は大金をここで使うから月に二回しかこれてない。俺みたいに投資をしてる訳じゃないからね。家康の家はお金待ちと言ってもお小遣いは人より少し多くもらってるくらいだからな。バイトは制服が屋だからしたくないと言ってやったいない。
「参るぞ」
はっはっはっと高笑いしながら店に入った。中城先輩は恥ずかしそうだ。まぁあんなのと一緒にいると思うと周囲視線が気になるよな。俺も未だに気になるし。
少し遅れて俺と中城先輩はアニメイトに入った。至るところに美少女がいて興奮する。アニメのキャラクターはオタクの理想を表現してるからどれも魅力的なのだ。
俺達は二階に上がりグッツを見ている。俺の青春ラブコメは間違っているのいろはのグッツ見ている。どこか結菜ににてるんだよな。あざといところとか。家康は留美のグッツをぐへへとかいいながら見てる。あいつといると同類だと思われるから少しはなれておくか。
「中城先輩は買いたいのありました?」
「私は八幡のぬいぐるみが欲しいな」
「それなら俺が買いますよ。アニメ好きになってくれたので」
「いいの!ありがとう」
笑顔が眩しい。結菜のあざとさとも違う笑顔が。これが天使の笑顔か。俺が中城先輩な見とれていると、その間に家康が小さな人形が入ってるやつを選んでいた。
それをみてこれは遅くなるなと思いいらはのキーホルダーと八幡のぬいぐるみをもってレジに行こうとしたが、鈴鹿のキーホルダーもあったのでそれもとってレジに並んだ。秋葉原なだけあってさすがに並ぶな。中條先輩はいっしょに並んでいる。ナンパされる危険がある。
会計を終えるとちょうど選び終わったらしく、家康が並んでいた。ほほをだらしなく緩みにやにやしている。不審者みたいだ。
会計が終わるのを外で待っていると中城先輩に視線が集まる。アイドル級の美少女がアニメイトいたら目立つよな。そして俺に嫉妬をした線を向けてくる。リア充の気持ちってこんな感じなのか?
「待たせたな。ぐへへ留美グッツがこれで増えた」
それ次はどこに行くと言おうとしたら、ゆいぽんの初ライブがあるのを思い出した。せっかくだし行ってみるか。
「知り合いのアイドルの初ライブがあるんだが、そこに行かないか?」
「ふむ、アイドルか。そこそこ有名な櫻坂のライブは勇気の付き合いで行ったがなかなか楽しかった。地下アイドルはどんな感じなのか気になるのぅ。そこに行こうではないか」
「私もいいよ。アイドルには興味があったからね」
「それじゃー決まりだな。確かここから近かったはずだ」
俺は場所を検索して、ヒットしたのでそこに向かった。着くとなかなか大きい会場だった。これは恐らく妖怪も来ることを想定してるな。
「思ったよりでかいぞ。勇気よ初ライブではなかったのか?」
「初ライブだが。それは人間界ではだ。ライブをするのは妖怪だからある程度のファンはついているんだよ」
「なぬ、妖怪だと。これはじっくりと観察しなくては。妖怪は見たことないから楽しみだぞ」
「ちょっかいは出すなよ。出禁なんて食らいたくないからな」
妖怪ってとゆってもハーフが多いだろうな。人間とほぼ同じ姿の人がライブをするから。というか妖怪ってことを全面に押し出すのかよ。まぁ人間は信じないだろうが。
「早く入るか」
仲に入るとたくさんの妖気を感じる。人間に化けてるようだ。それなりの妖怪なら姿を変えることも簡単だからな。
「ふむこれが妖気か。覚えておくとしよう」
これから妖怪も探しそうだな。まぁ不思議探索するならそれが普通か。見つけるのは結構簡単だ。結構町中に紛れているからね。
「あまり妖怪をナンパするなよ。機嫌を損ねると死ぬぞ」
妖怪は人を簡単に殺せるほどの能力を持つ。特に悪さをする妖怪には俺達陰陽師も苦労したものだ。
「死ぬほどなのか!なら尚更術を覚えなくては」
ナンパはする前提かよ。少しは薫さんのことを考えろ。むくれているぞ。ある程度の好意を持っているだろうからな。
俺達は当日券を買うと、会場に入った。半分は妖怪か。うまく人間に化けてるところから見て、それなりのレベルだ。もう半分はビラ配りで集まった感じか。
ライブが始まる時間までを家康達と話しながら待つ。
「妖怪達の今宵の宴が始まる」
どうやら始まるみたいだな。そして六人の様々な妖怪が出てきた。鬼もいるのか。人間はコスプレしてるんだなと思うかもしれないが、あれは完全に角だ。
「皆元気かい?」
わーという歓声が上がる。そして一曲目が始まった。
「和服で叫ぶのやめろ目立つ」
なんでこいつはいちいち叫ぶんだよ。秋葉原に着いたときもかなりの注目集めていた。コスプレヤーならたくさんいるが、和服のやつはいないからな。まぁもうこいつと秋葉原に行くと、大体こうだから慣れたが。
「アニメイトぞ。留美がたくさんいるんだぞ。美少女もうじゃうじゃ興奮するだろう」
「気持ちは分かるが叫ぶなって言ってるんだよ。久しぶりで興奮してるのも分かるが」
毎回家康は大金をここで使うから月に二回しかこれてない。俺みたいに投資をしてる訳じゃないからね。家康の家はお金待ちと言ってもお小遣いは人より少し多くもらってるくらいだからな。バイトは制服が屋だからしたくないと言ってやったいない。
「参るぞ」
はっはっはっと高笑いしながら店に入った。中城先輩は恥ずかしそうだ。まぁあんなのと一緒にいると思うと周囲視線が気になるよな。俺も未だに気になるし。
少し遅れて俺と中城先輩はアニメイトに入った。至るところに美少女がいて興奮する。アニメのキャラクターはオタクの理想を表現してるからどれも魅力的なのだ。
俺達は二階に上がりグッツを見ている。俺の青春ラブコメは間違っているのいろはのグッツ見ている。どこか結菜ににてるんだよな。あざといところとか。家康は留美のグッツをぐへへとかいいながら見てる。あいつといると同類だと思われるから少しはなれておくか。
「中城先輩は買いたいのありました?」
「私は八幡のぬいぐるみが欲しいな」
「それなら俺が買いますよ。アニメ好きになってくれたので」
「いいの!ありがとう」
笑顔が眩しい。結菜のあざとさとも違う笑顔が。これが天使の笑顔か。俺が中城先輩な見とれていると、その間に家康が小さな人形が入ってるやつを選んでいた。
それをみてこれは遅くなるなと思いいらはのキーホルダーと八幡のぬいぐるみをもってレジに行こうとしたが、鈴鹿のキーホルダーもあったのでそれもとってレジに並んだ。秋葉原なだけあってさすがに並ぶな。中條先輩はいっしょに並んでいる。ナンパされる危険がある。
会計を終えるとちょうど選び終わったらしく、家康が並んでいた。ほほをだらしなく緩みにやにやしている。不審者みたいだ。
会計が終わるのを外で待っていると中城先輩に視線が集まる。アイドル級の美少女がアニメイトいたら目立つよな。そして俺に嫉妬をした線を向けてくる。リア充の気持ちってこんな感じなのか?
「待たせたな。ぐへへ留美グッツがこれで増えた」
それ次はどこに行くと言おうとしたら、ゆいぽんの初ライブがあるのを思い出した。せっかくだし行ってみるか。
「知り合いのアイドルの初ライブがあるんだが、そこに行かないか?」
「ふむ、アイドルか。そこそこ有名な櫻坂のライブは勇気の付き合いで行ったがなかなか楽しかった。地下アイドルはどんな感じなのか気になるのぅ。そこに行こうではないか」
「私もいいよ。アイドルには興味があったからね」
「それじゃー決まりだな。確かここから近かったはずだ」
俺は場所を検索して、ヒットしたのでそこに向かった。着くとなかなか大きい会場だった。これは恐らく妖怪も来ることを想定してるな。
「思ったよりでかいぞ。勇気よ初ライブではなかったのか?」
「初ライブだが。それは人間界ではだ。ライブをするのは妖怪だからある程度のファンはついているんだよ」
「なぬ、妖怪だと。これはじっくりと観察しなくては。妖怪は見たことないから楽しみだぞ」
「ちょっかいは出すなよ。出禁なんて食らいたくないからな」
妖怪ってとゆってもハーフが多いだろうな。人間とほぼ同じ姿の人がライブをするから。というか妖怪ってことを全面に押し出すのかよ。まぁ人間は信じないだろうが。
「早く入るか」
仲に入るとたくさんの妖気を感じる。人間に化けてるようだ。それなりの妖怪なら姿を変えることも簡単だからな。
「ふむこれが妖気か。覚えておくとしよう」
これから妖怪も探しそうだな。まぁ不思議探索するならそれが普通か。見つけるのは結構簡単だ。結構町中に紛れているからね。
「あまり妖怪をナンパするなよ。機嫌を損ねると死ぬぞ」
妖怪は人を簡単に殺せるほどの能力を持つ。特に悪さをする妖怪には俺達陰陽師も苦労したものだ。
「死ぬほどなのか!なら尚更術を覚えなくては」
ナンパはする前提かよ。少しは薫さんのことを考えろ。むくれているぞ。ある程度の好意を持っているだろうからな。
俺達は当日券を買うと、会場に入った。半分は妖怪か。うまく人間に化けてるところから見て、それなりのレベルだ。もう半分はビラ配りで集まった感じか。
ライブが始まる時間までを家康達と話しながら待つ。
「妖怪達の今宵の宴が始まる」
どうやら始まるみたいだな。そして六人の様々な妖怪が出てきた。鬼もいるのか。人間はコスプレしてるんだなと思うかもしれないが、あれは完全に角だ。
「皆元気かい?」
わーという歓声が上がる。そして一曲目が始まった。
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