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依頼
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なんとか式神にして、薫は嬉しそうに笑顔を見せた。見た目は美少女だから家康が顔を赤くしている。慣れろよ。美少女の式神を使うってことはこれからもありえるのだから。
「とうとう我にも盟友ができたな」
「変なのに使うなよ。覗きとか」
まぁそんなことを薫は拒否をして主である家康に呪いをかけるだろうが。嫉妬深いからな幽霊って。
「それじゃ帰っていいぞ」
「それじゃーまた会おう勇気よ。我の呪術を見てくれよ」
「はいはい分かったから早く帰れ」
俺はしっしっしと虫を追い出すような仕草をした。あいつ呪術を変なのに使わなきゃいいが。
「我の扱い雑」
「うざいし」
「直球的にきたな。我泣いちゃう」
そう言って泣く仕草をする。男があざとさをだしてもうざいだけだ。あざといのは天使がやるからいいのだ。
「呼びましたかぁーお兄ちゃん」
「なんで心の声で反応するんだよ」
「それは兄妹として通じあっているからですよ」
なにそれ超嬉しい。結菜通じ合ってるとか結菜の同級生が聞いたら血涙を流すだろう。
「おのれリア充め。我だって彼女はできるんだからな」
そう言って家康は神社の敷地内を出た。日課の祝詞でも唱えるかね。ちなみにうちの神社は千葉氏の一族の墓がある。まぁ元々千葉氏が開いた神社だからな。
俺たちは境内に入り祝詞を唱えて、家に帰った。
次の日いつものように放課後を過ごしているとドアがノックされた。
「入っていいぞ」
なんでそんなに偉そうなんだよ。本を閉じて、入ってくるのを待った。そして入ってきたのはいかにもチャラそうな陽キャだった。
なんだ冷やかしにでもきたのか?ここはオタク以外立入禁止だぞ。そう家康が言っていたが例外はいる。そう依頼人だ。
「入るっしょ。うわー噂に違わぬオタクっぷりの部屋に感じるわー」
オタクにたいして喧嘩手間も売っているのか?なら表にでろ。ぼこぼこにされるのは俺だけど。いやぼこぼこにされちゃうのかよ。
「お主して依頼はなんだ?我もそんなに暇でないんでな手短に頼む」
やっぱり家康もあまりいい気分ではないようだ。まぁ趣味を馬鹿にされたしね。俺もアイドルのポスターをチラッと見て馬鹿にされたみたいだからいらっときている。
「好きな人がいるからサポートしてほしいっしょ」
「それは告白するまでで、デートのプランを考えてほしいってことか?」
もしそうなら俺たちは無理だ。オタクだし、恋愛経験などない。片想いはあるが。その片想いもアイドルだしな。
「違うっしょ。どうやったら振り向いてくれるか考えてほしいっしょ」
「それなら案がある。ナンパをしてそれを助ければいい」
そうすれば自分の保見に走っている人じゃなくて、ちゃんと助けてくれたと感じ少しは見てくれるんじゃないだろうか。
「名案でしょ。それでおねーしゃーす」
「デートのプランは自分で考えろよ。助言くらいはするが」
「分かってるしょ。オタクタトバかにしてゴメン」
「きちんと謝れるって時点でそこまで悪意はないみたいだからいいぞ」
普通なら馬鹿にして終わりだからな。謝れる時点で根は悪いやつじゃないんだろう。オタクは正直者は嫌いじゃない。というか大半のグッツは家康が持ってきたものだしな。
「それじゃープラン考えてくるっしょ。皆ありがとな」
そう言って部室をでていった。あの軽い感じだと本気で好きになったのか不思議なレベルだが。
「部活ぽくなってきたね」
ちなみに依頼がきたのパソコンでホームページを作ったのと学内にお助けしますと掲載したからだ。パソコンは実費でだし合って買った。
「ふむSOS団の本来の活動とは違うが、こうでもしないと認められないからな」
「大体ハルヒがいない時点で名前的に成り立たないだろう」
SOS団とは涼宮ハルヒが世界を大いに盛り上げる団の略だからな。ハルヒがいない時点でこれは可笑しいのだ。まぁ家康のことだから活動内容の方が重要だと思ってそうだが。
「今度野球大会にでようと思うんだがどうだ?」
「ぼっちの俺たちが人を集められるとでも?」
中城先輩も友達は多いタイプじゃないし、なにより女子が多いだろうから無理だろう。まぁ男に頼めばすぐに集まりそうだが。だがその後のごほうびを求める可能性もあるから無しだな。
「だが涼宮ハルヒの憂鬱では野球大会をやっておったしな」
「なんでもかんでも真似はしなくていいだろう。とりあえず今は依頼のことに集中しようぜ」
一応こっちでもデートのおすすめのスポットでも考えておくか。東京か千葉にもよるが。千葉で探そうか。千葉県民がデートするならやっぱり千葉だし。下の方に行けば色々あるしな。相手の好みにもよるが。
「この感じだと私にやることはデートスポットを探すくらいかな」
「そうなりますね。ナンパ役は俺と家康が担うので。ちゃんと洋服を着ろよ家康」
「仕方ないのう。ナンパするならそれっぽい格好をした方がいいか」
どうやってナンパするかね。経験がないから分からないんだよなぁー。まぁ今回は成功するためじゃなくて、恐怖さえ与えればいいからそんなに難しく考えなくてもいいか。
「頼むぞ。ナンパしないで悪目立ちはしたくないからな」
そしてネットでデートスポットを探していると、下校時間になったので帰ることにした。
「とうとう我にも盟友ができたな」
「変なのに使うなよ。覗きとか」
まぁそんなことを薫は拒否をして主である家康に呪いをかけるだろうが。嫉妬深いからな幽霊って。
「それじゃ帰っていいぞ」
「それじゃーまた会おう勇気よ。我の呪術を見てくれよ」
「はいはい分かったから早く帰れ」
俺はしっしっしと虫を追い出すような仕草をした。あいつ呪術を変なのに使わなきゃいいが。
「我の扱い雑」
「うざいし」
「直球的にきたな。我泣いちゃう」
そう言って泣く仕草をする。男があざとさをだしてもうざいだけだ。あざといのは天使がやるからいいのだ。
「呼びましたかぁーお兄ちゃん」
「なんで心の声で反応するんだよ」
「それは兄妹として通じあっているからですよ」
なにそれ超嬉しい。結菜通じ合ってるとか結菜の同級生が聞いたら血涙を流すだろう。
「おのれリア充め。我だって彼女はできるんだからな」
そう言って家康は神社の敷地内を出た。日課の祝詞でも唱えるかね。ちなみにうちの神社は千葉氏の一族の墓がある。まぁ元々千葉氏が開いた神社だからな。
俺たちは境内に入り祝詞を唱えて、家に帰った。
次の日いつものように放課後を過ごしているとドアがノックされた。
「入っていいぞ」
なんでそんなに偉そうなんだよ。本を閉じて、入ってくるのを待った。そして入ってきたのはいかにもチャラそうな陽キャだった。
なんだ冷やかしにでもきたのか?ここはオタク以外立入禁止だぞ。そう家康が言っていたが例外はいる。そう依頼人だ。
「入るっしょ。うわー噂に違わぬオタクっぷりの部屋に感じるわー」
オタクにたいして喧嘩手間も売っているのか?なら表にでろ。ぼこぼこにされるのは俺だけど。いやぼこぼこにされちゃうのかよ。
「お主して依頼はなんだ?我もそんなに暇でないんでな手短に頼む」
やっぱり家康もあまりいい気分ではないようだ。まぁ趣味を馬鹿にされたしね。俺もアイドルのポスターをチラッと見て馬鹿にされたみたいだからいらっときている。
「好きな人がいるからサポートしてほしいっしょ」
「それは告白するまでで、デートのプランを考えてほしいってことか?」
もしそうなら俺たちは無理だ。オタクだし、恋愛経験などない。片想いはあるが。その片想いもアイドルだしな。
「違うっしょ。どうやったら振り向いてくれるか考えてほしいっしょ」
「それなら案がある。ナンパをしてそれを助ければいい」
そうすれば自分の保見に走っている人じゃなくて、ちゃんと助けてくれたと感じ少しは見てくれるんじゃないだろうか。
「名案でしょ。それでおねーしゃーす」
「デートのプランは自分で考えろよ。助言くらいはするが」
「分かってるしょ。オタクタトバかにしてゴメン」
「きちんと謝れるって時点でそこまで悪意はないみたいだからいいぞ」
普通なら馬鹿にして終わりだからな。謝れる時点で根は悪いやつじゃないんだろう。オタクは正直者は嫌いじゃない。というか大半のグッツは家康が持ってきたものだしな。
「それじゃープラン考えてくるっしょ。皆ありがとな」
そう言って部室をでていった。あの軽い感じだと本気で好きになったのか不思議なレベルだが。
「部活ぽくなってきたね」
ちなみに依頼がきたのパソコンでホームページを作ったのと学内にお助けしますと掲載したからだ。パソコンは実費でだし合って買った。
「ふむSOS団の本来の活動とは違うが、こうでもしないと認められないからな」
「大体ハルヒがいない時点で名前的に成り立たないだろう」
SOS団とは涼宮ハルヒが世界を大いに盛り上げる団の略だからな。ハルヒがいない時点でこれは可笑しいのだ。まぁ家康のことだから活動内容の方が重要だと思ってそうだが。
「今度野球大会にでようと思うんだがどうだ?」
「ぼっちの俺たちが人を集められるとでも?」
中城先輩も友達は多いタイプじゃないし、なにより女子が多いだろうから無理だろう。まぁ男に頼めばすぐに集まりそうだが。だがその後のごほうびを求める可能性もあるから無しだな。
「だが涼宮ハルヒの憂鬱では野球大会をやっておったしな」
「なんでもかんでも真似はしなくていいだろう。とりあえず今は依頼のことに集中しようぜ」
一応こっちでもデートのおすすめのスポットでも考えておくか。東京か千葉にもよるが。千葉で探そうか。千葉県民がデートするならやっぱり千葉だし。下の方に行けば色々あるしな。相手の好みにもよるが。
「この感じだと私にやることはデートスポットを探すくらいかな」
「そうなりますね。ナンパ役は俺と家康が担うので。ちゃんと洋服を着ろよ家康」
「仕方ないのう。ナンパするならそれっぽい格好をした方がいいか」
どうやってナンパするかね。経験がないから分からないんだよなぁー。まぁ今回は成功するためじゃなくて、恐怖さえ与えればいいからそんなに難しく考えなくてもいいか。
「頼むぞ。ナンパしないで悪目立ちはしたくないからな」
そしてネットでデートスポットを探していると、下校時間になったので帰ることにした。
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