オタクの青春

希望

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コスプレ店は変態が集う

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店に着くと、思ったよりも種類が多いことに驚いた。ピックアップされてるのは大体千葉県がモデルになったアニメだが。千葉愛溢れているな気に入った次使うときはここにしよう。

する家康はいろんなコスプレに目をやりながらも俺の青春ラブコメは間違っているのコーナに着いた。中条先輩が興味深そうに制服を見ている。いやコスプレに興味があるってところか。

「やはり制服は最高だ。特にこの太ももが見えるくらいの短さとか、誰でもお洒落ができるところとか最高の服間違いだしだな」

制服で学校を決める女子中学生もいるくらいだし、俺の好みは万人に納得してもらえるはずだ。

「何かすごい力説してるけど、そんなに制服っていいものなの?」

「気にするでない。あれは制服好きの変態だ」

「誰が変態だ。お前こそ養女隙の変態だろうが」

「我は幼女が主人公と戯れるのを微笑ましく見てるだけだ。言わばお父さん目線というやつだわ」

どこがだよ。この間だって留美可愛いとか言ってよだれ垂らしてたくせに。あれは間違いなく美幼女がいたら話しかけて捕まるパターンだ。

「そこまで!早く借りよう?」

「そうですね。このままだと埒があかないですし」

「ふむ中条嬢が言うなら仕方あるまい」

ほんと美少女に弱いよな。家康って。俺もだけど。目に涙を浮かべてかってほしいものを頼まれたら買っちゃうレベル。

「それでどうやって借りるんだ?」

「我が既に電話で予約しただけたから名前を言えば済むぞ」

「俺と中条先輩は更衣室で待ってるから持ってきてくれ」

「分かった。我が取ってきてやろうフハハハ」

そう高笑いしていった。どんだけ興奮してるんだよ。高笑いは恥ずかしいわ。オタクでもああいうタイプはあまりいないからな。だからそこのカップルヒソヒソしないで!俺とあいつは違うから。

「何か興奮してたね」

「いつものことだ。あいつはコスプレ姿の美少女を見るのが好きでな。養女好きの癖に守備範囲は意外に広いからな」

上は30代まで行けるから家康は。まぁあんなに太ってるから相手にされないが。ナンパしたりもしてるんだぞ。どんだけ彼女ほしいんだよ。

「更衣室で待ってましょう」

店員はちょっと引いている。まぁあんな高笑いしてるやつなんて店員でもあまり相手にしない。ウワーあいつ和服のうちポケットから財布だしたよ。汚そうだな。ていうか無駄に収集能力高いな。

俺は中条先輩と更衣室で待っていると、三着の制服を家康が持ってきた。あいつがスカート持ってると犯罪集ハンパないな。

「持ってきたぞ。スカートは短すぎたら言ってくれと言っておったわ」

別のスカートに取り替えるってことだな。まぁどのコスプレも際どいのが多いから自ずとスカートも短いのが多い。

「分かったよ家康くん」

そう言って中条先輩は受けとると更衣室の中に入った。グフフ太ももの美しさがこれで分かるぜ。見つめすぎるときもがられるからチラッと見るだけだが。

「んじゃ俺も着替えるわ」

そう言って制服を受けとると、更衣室に入った。そして着替え終わると、俺は携帯をいじっていた。相変わらず公式ラインしかこないが。それにしても中条先輩のコスプレは楽しみだ。

「お待たせ、どうかな?少しスカートが短い気がするけど」

「いや似合ってますよ。特にしなやかな足が」

マジで白くて綺麗な足だ。いつもの制服はスカート短いから太ももまで見えないが、中条先輩の太ももは柔らかそうで最高だ。

「土御門、まず足から誉めるとは足フェチ過ぎないか」

「女子高生の足は限定もので国宝ものだぞ。むしろ足に興味がないほうがおかしい」

10代の足は一番弾力がありスベスベだ。人類の宝と言っても過言じゃない。

「お主の足フェチはどうにかならないのか?」

「似合ってるってことだよね?」

「はい似合いすぎで膝枕されたいくらいです」

生足の膝枕さぞかし寝心地がいいのだろう。そして頭を撫でてもらう最高だな。美少女最高!

「ちょっとそれ恥ずかしくてできないかな?」

まぁいいさ。家に帰れば膝枕を再現した人形があるからな。まぁ人間には及ばないが。

「分かりました。おい家康その留美のパネルを見てないで行くぞ」

「土御門、留美と一緒に写真を撮ってくれないか?この留美中学生バージョンの制服で激レアだ。しかもまだあどけない留美が制服を着てるなんて最高すぎするだろ」

どんだけ少女を好きなんだよ。リアルにロリコンだと家康だと捕まるぞ。こいつ前親と離れた少女を一緒に親を探していたが、顔がロリコン誘拐犯のように顔がだらしなかったからな。何人か通報しそうになっていたレベル。

結局俺も合流して、親を探したからなんとかなったが。俺もまとめて親に通報されそうにもなったな。こいつのせいで。

「いいが一枚しか撮らないからな」

「我の最高の笑顔をみせるぞ」

俺は携帯を構えて撮ったが、だらしない顔をした家康だった。何が最高の笑顔だよ、ロリコンのそれじゃん。しかも手を握ってるし。

「どれ最高の表情だな」

どこがだよ。中条先輩なんて少し引いてるし。部活仲間だと思われたくないと思われてないだけ優しいな。俺だったらもう店の外に出てるぞ。






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