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石を握りつぶした他にも、その辺りに転がってる大岩を試しに「よっこいしょ」と持ち上げたらすんなりと上がった。
今の俺なら、C級の魔物の魔熊と相撲を取っても勝てるだろう。
ってことは、つまりこのステータスウィンドウの力はマジモンだということになる。
そうなってくると、他の色んな項目が何故だか輝いて見えてくるな。
・項目
1 ステータス確認
2 アイテム使用
3 イベント(NEW)
4 持ち物確認
5 報酬
6 メッセージ
ってことで、NEWの項目がついている「イベント」の項目を呼び出してみる。
☆ デイリー討伐ミッション
・魔物をやっつけろ
次の条件で魔物を倒してください。
自分よりレベルの高い魔物 0/1
または
自分よりレベルの低い魔物 0/5
報酬:スキルポイント1
☆ スタートダッシュミッション(初日)
・先人を追いかけて
まずは魔物をやっつけて戦闘に慣れましょう。
自分よりレベルの高い魔物 0/1
または
自分よりレベルの低い魔物 0/5
報酬:能力値ポイント5
☆ 緊急ミッション
・準備中
☆ イベントミッション
・準備中
☆ オーダーミッション
・村人 レベル制限解除試練・I
現在進行中の死地からの生還イベントを単独でクリアーしてください。
迷宮内では暫定的にレベル制限が解除されますが、単独条件を満たさずに生還した場合は余剰経験値の没収及び再度元のレベル制限が課せられます。
うん、何が何だかやっぱり分からん。
ソシャゲっぽい感じもするが、そっち系は俺はやったことないんだよな。
でも、まあ、要は魔物を倒せば能力値ポイントが貰えるってことで良いんだな?
デイリー討伐ミッションのスキルポイントについてはやっぱり良く分からんが。
あとオーダーミッションの死地からの生還ってのはここから脱出すれば良いってことなんだろうか。
しかし、暫定的にレベル制限解除……か。
確かにステータスウインドウでは現在レベル16で最大レベル25とか記載されていたっけかな。
ステータスプレートではレベル15で限界レベルとなっているので、この辺りは謎だ。
と、そこで大体の状況を確認し終えた俺はナイトウォーカーの死体に握られている短剣を手に取った。
「鑑定」
・闇の住人の短剣
攻撃力+45
はは、どうなってやがんだよ。
俺の鋼の剣は攻撃力が15だ。
45って言えば、金貨10枚単位で取引するようなもんじゃねーか。
いや、高難度ダンジョンのボスクラスの戦利品と考えればそんなものなのかもしれないが。
ケントが装備している魔法剣もこれくらいの攻撃力はあったしな。
「そう考えれば、本当に俺って馬鹿だったんだな」
力の強い者に装備を優先して配ることに疑問を持たなかった。
どうせ俺が強い武器や防具を装備しても役に立たないからってな。
パーティーの共有資産についても、より高価な武器や防具をあいつらに回すための貯金ってことで何の疑問も抱かなかった。
そう言いながら、俺は竪穴を移動するナイトウォーカーの丸い影に視線を移す。
筋力が上がったと言っても、レベル差は半端じゃないし、一撃で殺されることも変わらない。
だが、それでも俺にはレベルアップでの回復がある。
あの回復は一回こっきりという可能性もあるんだが、そこは賭けだ。
――絶体絶命のところから、希望が湧いてきただけでも幸運じゃないか
そうして、俺はナイトウォーカーを睨みつけながら拳をギュっと握った。
「まあ、死ぬほど痛いがな」
――そして1時間後。
――レベルアップしました
――レベルアップしました
――レベルアップによる回復を利用しますか?
―― →YES NO
2体目のナイトウォーカーを自爆戦法で討伐し、レベルアップ回復は永続的に起きることを確認したのだった。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ステータス
名前:タイガ
職業:村人
レベル:18→20(限界値30)
HP292/292
MP0/0
・能力値
筋力:3→39
体力:3
魔力:3
敏捷:3
器用:3
幸運:3
所持スキル:食いしばり レベル1
残能力値ポイント:0→10
(デイリーミッション1+スタートダッシュミッション5+レベルアップ2×2=10)
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今の俺なら、C級の魔物の魔熊と相撲を取っても勝てるだろう。
ってことは、つまりこのステータスウィンドウの力はマジモンだということになる。
そうなってくると、他の色んな項目が何故だか輝いて見えてくるな。
・項目
1 ステータス確認
2 アイテム使用
3 イベント(NEW)
4 持ち物確認
5 報酬
6 メッセージ
ってことで、NEWの項目がついている「イベント」の項目を呼び出してみる。
☆ デイリー討伐ミッション
・魔物をやっつけろ
次の条件で魔物を倒してください。
自分よりレベルの高い魔物 0/1
または
自分よりレベルの低い魔物 0/5
報酬:スキルポイント1
☆ スタートダッシュミッション(初日)
・先人を追いかけて
まずは魔物をやっつけて戦闘に慣れましょう。
自分よりレベルの高い魔物 0/1
または
自分よりレベルの低い魔物 0/5
報酬:能力値ポイント5
☆ 緊急ミッション
・準備中
☆ イベントミッション
・準備中
☆ オーダーミッション
・村人 レベル制限解除試練・I
現在進行中の死地からの生還イベントを単独でクリアーしてください。
迷宮内では暫定的にレベル制限が解除されますが、単独条件を満たさずに生還した場合は余剰経験値の没収及び再度元のレベル制限が課せられます。
うん、何が何だかやっぱり分からん。
ソシャゲっぽい感じもするが、そっち系は俺はやったことないんだよな。
でも、まあ、要は魔物を倒せば能力値ポイントが貰えるってことで良いんだな?
デイリー討伐ミッションのスキルポイントについてはやっぱり良く分からんが。
あとオーダーミッションの死地からの生還ってのはここから脱出すれば良いってことなんだろうか。
しかし、暫定的にレベル制限解除……か。
確かにステータスウインドウでは現在レベル16で最大レベル25とか記載されていたっけかな。
ステータスプレートではレベル15で限界レベルとなっているので、この辺りは謎だ。
と、そこで大体の状況を確認し終えた俺はナイトウォーカーの死体に握られている短剣を手に取った。
「鑑定」
・闇の住人の短剣
攻撃力+45
はは、どうなってやがんだよ。
俺の鋼の剣は攻撃力が15だ。
45って言えば、金貨10枚単位で取引するようなもんじゃねーか。
いや、高難度ダンジョンのボスクラスの戦利品と考えればそんなものなのかもしれないが。
ケントが装備している魔法剣もこれくらいの攻撃力はあったしな。
「そう考えれば、本当に俺って馬鹿だったんだな」
力の強い者に装備を優先して配ることに疑問を持たなかった。
どうせ俺が強い武器や防具を装備しても役に立たないからってな。
パーティーの共有資産についても、より高価な武器や防具をあいつらに回すための貯金ってことで何の疑問も抱かなかった。
そう言いながら、俺は竪穴を移動するナイトウォーカーの丸い影に視線を移す。
筋力が上がったと言っても、レベル差は半端じゃないし、一撃で殺されることも変わらない。
だが、それでも俺にはレベルアップでの回復がある。
あの回復は一回こっきりという可能性もあるんだが、そこは賭けだ。
――絶体絶命のところから、希望が湧いてきただけでも幸運じゃないか
そうして、俺はナイトウォーカーを睨みつけながら拳をギュっと握った。
「まあ、死ぬほど痛いがな」
――そして1時間後。
――レベルアップしました
――レベルアップしました
――レベルアップによる回復を利用しますか?
―― →YES NO
2体目のナイトウォーカーを自爆戦法で討伐し、レベルアップ回復は永続的に起きることを確認したのだった。
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ステータス
名前:タイガ
職業:村人
レベル:18→20(限界値30)
HP292/292
MP0/0
・能力値
筋力:3→39
体力:3
魔力:3
敏捷:3
器用:3
幸運:3
所持スキル:食いしばり レベル1
残能力値ポイント:0→10
(デイリーミッション1+スタートダッシュミッション5+レベルアップ2×2=10)
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