55 / 58
第五章「白星ルーザーと急襲アンダーグラウンド①」
しおりを挟む
前回のあらすじ
きたねぇ花火だ
①
「死ぬの? 怖いよ? 何回も言ったじゃない?」
誰かに聴かれた様な気がして、反射的にこう答える。
僕は死んだってそれが誰かとなにかを争う場であれば何度でも蘇る。
でもだからって死ぬのが平気な訳じゃない。
身体が芯から冷えていくような感覚を、自我が掴んだ先からすり落ちていくような感覚を、意識が途切れる瞬間の途方もない喪失感を。
僕は看過出来ちゃあいない。
ならなんであんな死に目に何度も飛び込むのかって?
そこは根本が違うかな。僕が死に目に飛び込んでるんじゃなくて、死に目が矢継ぎ早に僕に飛び込んでくるんだよ。
だから、結果として僕は死ぬ。
死にに行ってるんじゃなくて、死が来るんだから、仕方がないと思うことにしてるよ。
でもね、でもさ。
僕も上手く説明出来ないんだけど。
僕はなにも無条件で生き返っているわけではないんだと思うんだ。
権能についての詳細な説明は、基本あのろくでなしがしないから分からないけれど。
僕は生き返るとき、なにか大切な物を手放した様な。そんな感覚に襲われるんだ。
それは命とか自我とか体とか。そんな物ではないんだけれど、なにか自分にとって大切な。
当たり前に持っていたはずのモノを手放すような感覚。
死ぬ前と後で、決定的になにかが変わったような、そんな感覚。
いや、僕は僕なんだけどね。
けど、さ。
僕がもう一人居たとして、果たしてその僕は生き返った僕を僕と思うのかな?
日本語がおかしいかな?
勘弁してよ、こちとら義務教育外のちゃらんぽらんなんだから。
国語なんてそりゃもうオヤジが熱心に教えはしたけどまだまだ...
話がズレたね。
まぁ、その、なんだろうね。
決して僕が死にたくて死んでるわけじゃないってこと。これだけ覚えて欲しい。
いつだって僕は死なないために最善を選択して、死なないために最良を謀ってるんだよ。
死なない為にね。
さて、僕の返答はこんなところ。
参考になったかな?
じゃあ、次は僕の番かな。
聴いてもいい?
「尾方巻彦、君は死ぬのが怖くないのかい?」
②
「んが!?」
國門が目を覚ますと、そこは身に覚えのない劇団ホールの一席だった。
舞台の幕は下りており、明かりは薄暗い。
左右を観ると、替々と搦手が真っ黒な服に身を包んで座っていた。
國門は目をパチクリさせる。
「(あれ? なんだこの状況?)」
周りの様子を伺いながら、國門は搦手にヒソヒソと話しかける。
「すまん、ここどこじゃ? てかなんの集まりじゃ?」
搦手は笑顔で耳打ちする。
「あら、おはよう國門ちゃん。ここは姫子ちゃんのおじいちゃんが所有してるホールの一室よ。そしてこの集まりは...」
するとそこで、ステージからブザー音がなる。
「あら、始まるわね。こうなったら観た方が早いかしら。静かに座ってましょう」
そういうと搦手は正面を見て姿勢を正した。
國門はなにがなにやら、一応姿勢を正してステージを見る。
すると舞台の幕が上がり、ライトが明るくなった。
そこには、大量の花で飾られた大きな台が鎮座しており、中央に大きな写真が飾ってある。
苦笑いのその写真は尾方巻彦の写真で間違いなかった。
なんじゃこれ? これじゃまるで...?
そして舞台上部には掛軸が吊るされており、デカデカとこう書かれていた。
『故 尾方巻彦儀 葬儀』
!!!!????
國門は目を丸くする。
「(葬儀!? 尾方の!?)」
慌てた國門は左右に目を振るが、両者ワザとらしくハンカチで目を押えている。
「(え!? 死んだの!? いや、それはわかっちょるが!? え!?)」
確かに、確かに國門が辿った記憶の中で、最後に尾方は死んだように思い出せる。
「(でも、しかし、え!?)」
國門の瞳に困惑の色が落ちる中、舞台に姫子が登壇する。
そしてワザとらしくゴホンと喉を鳴らすと
「ええー、本日はー、お日柄もよくー尾方のー葬式にー集まってくださってーありがとうー」
と大仰に話し出した。
「(いや、お日柄がよくてどうすんだ葬式だぞ!?)」
悲しいかな根本が真面目な國門は形式的には葬式のこの場で叫ぶ事ができず心の中で突っ込みを入れる。
すると間髪居れずにホワイトボードを押して葉加瀬が登壇し、マジックでキュキュッと文字を書く。
『プログラム①死者、入場』
「(運動会か!!)」
瞬間、バンッ!!とホールの入り口が開き、そこから棺を抱えた黒人数人がリズミカルに棺を振りながらステージに向って行く。
「(いや! どこの国の葬式だよ!!)」
棺が置かれると、中から申し訳なさそうな尾方がオズオズと顔を出した。
「あ、あぁ...ども~...本日はぁ...お日柄もよくぅ...」
「(いやお前もかい!!! てかハキハキ喋れ!!!)」
というか生きとるんかい!!!
國門の感情処理が間に合わない部分がモノローグにまで侵食してきて迷惑してます。
間髪居れずに葉加瀬がホワイトボードに次の文字を書く。
『プログラム②国歌、斉唱』
「(運動会か!!!!)」
悲しいかな空気が読めてしまう國門はちゃんと国歌を歌い着席する。
「(なんじゃこの空間...)」
すかさず葉加瀬がマジックを走らせる。
『プログラム③加害者、入場』
すると後ろの扉が再度バンッと開き、ヌゥっと大きな影がホールに入って来る
「(なんじゃぁ!?)」
その姿は筋頭崇に間違いなかった。
「(おじきぃ!? 呼ばれても来ちゃ駄目だろ!?)」
筋頭は舞台に上がるとマイクを手にとって言う。
「遺族を代表いたしまして、皆さまにひとことご挨拶を申し上げます」
「(いやあんたはお日柄せんのかい!! あと遺族じゃねぇだろ!?)」
筋頭のなぜか喪主っぽい挨拶をしみじみと聴く一行。
「(いや、なんか湿っぽくしてるけど横で死者がうんうん相槌打ちながら話聴いてるんだわ!! あと喪主の挨拶に相槌打つとことかねーから!! 適当に聴いてるだろあの死者!!)」
挨拶が終わると、筋頭は軽くお辞儀をしてホールを出て行く。
その際に、國門の方を見て、ウィンクをして出て行った。
「(いやなんのウィンク!? 受け止めきれんわ色んな意味で!!)」
葉加瀬は引き続きササッとマジックを走らせる。
『プログラム④新組織員、紹介』
「(やるな!! 人の葬式で!!)」
すると、姫子がマイクを取って何かを選ぶような眼差しで國門を見る。
「では、新組織員代表。國門忠堅より一言ご挨拶をお願いするのじゃ」
『言え!! そういうことは!! 事前に!!!』
準備とかあるだろ!!!?
歯を噛み締めながら舞台に上がる國門。
「あ...ああー...本日は...お日柄もよく...」
屈辱ッッッ!!! 俺もお日柄民だったなんてッッッ!!
「(いや!! なんだよお日柄民って!! てかいいんだよ俺は!! 新組織員なんて御目出度い話だろうが!!)」
人の葬式でやるからややこしくなるんだよッッッ!!
芳しくない成果だった國門はトボトボと席に戻る。
「以上、元悪海組若頭兼天使の刺客、國門忠堅からでしたのじゃ」
「(抉るな!!! 人のわりと新しめで深めの傷を!!!)」
顔を覆う國門を他所に葉加瀬はマジックを走らせる。
『プログラム⑤万歳三唱』
「(なにに手を上げるんだよ...お手上げって意味か! やかましいわ!!!)」
力なく万歳する國門。
尾方の次ぐらいに元気がない。
ここで一旦休憩が挟まった。
トイレ休憩である。
もうここについてはツッコミする気力もなかった國門にスルーされた。
まぁ、少なくともこの男には休憩が必要だろう。
うっさいし。
横でスタバの一番カロリーが高そうなのを飲んでいる搦手に國門は話かける。
「もう一度聴いていいか? これなんの集まりですか?」
「口調定まってないわよ。落ち着きなさい」
搦手は飲物を置いて舞台で楽しそうに話す尾方と姫子を観ながら言う。
「観てわかんなかったの? 茶番よ茶番」
「そげなこつは分かっちょる! 何のための茶番か聴いとる!」
搦手は微笑みながら言う。
「組織の為よ」
「は?」
國門が理解できないと言う顔をする。
「ボス...姫子ちゃんが言い出したの。尾方のお葬式をしようって。止める理由もないでしょ?」
「いや、ないがなぁ...」
國門は煮えきらなそうな顔をする。
「手の込んだ茶番よね。それに、とっても優しい茶番。そう思わない?」
國門はそれにもなにか言いたげだったが、ふんっと椅子に深く座って腕を組む。
「不謹慎じゃが、まぁいい。悪魔の集団に真面目な葬式なんて合わんじゃろうからな...俺ももう悪魔じゃ。付きおうたる」
國門は笑顔で話す舞台上の姫子と尾方を眺め、観念したように溜息をついた。
ちなみにお葬式後半は、尾方が逃げたので延期となった。
第五章「白星ルーザーと急襲アンダーグラウンド①」END
第五章「白星ルーザーと急襲アンダーグラウンド②」へ続く
きたねぇ花火だ
①
「死ぬの? 怖いよ? 何回も言ったじゃない?」
誰かに聴かれた様な気がして、反射的にこう答える。
僕は死んだってそれが誰かとなにかを争う場であれば何度でも蘇る。
でもだからって死ぬのが平気な訳じゃない。
身体が芯から冷えていくような感覚を、自我が掴んだ先からすり落ちていくような感覚を、意識が途切れる瞬間の途方もない喪失感を。
僕は看過出来ちゃあいない。
ならなんであんな死に目に何度も飛び込むのかって?
そこは根本が違うかな。僕が死に目に飛び込んでるんじゃなくて、死に目が矢継ぎ早に僕に飛び込んでくるんだよ。
だから、結果として僕は死ぬ。
死にに行ってるんじゃなくて、死が来るんだから、仕方がないと思うことにしてるよ。
でもね、でもさ。
僕も上手く説明出来ないんだけど。
僕はなにも無条件で生き返っているわけではないんだと思うんだ。
権能についての詳細な説明は、基本あのろくでなしがしないから分からないけれど。
僕は生き返るとき、なにか大切な物を手放した様な。そんな感覚に襲われるんだ。
それは命とか自我とか体とか。そんな物ではないんだけれど、なにか自分にとって大切な。
当たり前に持っていたはずのモノを手放すような感覚。
死ぬ前と後で、決定的になにかが変わったような、そんな感覚。
いや、僕は僕なんだけどね。
けど、さ。
僕がもう一人居たとして、果たしてその僕は生き返った僕を僕と思うのかな?
日本語がおかしいかな?
勘弁してよ、こちとら義務教育外のちゃらんぽらんなんだから。
国語なんてそりゃもうオヤジが熱心に教えはしたけどまだまだ...
話がズレたね。
まぁ、その、なんだろうね。
決して僕が死にたくて死んでるわけじゃないってこと。これだけ覚えて欲しい。
いつだって僕は死なないために最善を選択して、死なないために最良を謀ってるんだよ。
死なない為にね。
さて、僕の返答はこんなところ。
参考になったかな?
じゃあ、次は僕の番かな。
聴いてもいい?
「尾方巻彦、君は死ぬのが怖くないのかい?」
②
「んが!?」
國門が目を覚ますと、そこは身に覚えのない劇団ホールの一席だった。
舞台の幕は下りており、明かりは薄暗い。
左右を観ると、替々と搦手が真っ黒な服に身を包んで座っていた。
國門は目をパチクリさせる。
「(あれ? なんだこの状況?)」
周りの様子を伺いながら、國門は搦手にヒソヒソと話しかける。
「すまん、ここどこじゃ? てかなんの集まりじゃ?」
搦手は笑顔で耳打ちする。
「あら、おはよう國門ちゃん。ここは姫子ちゃんのおじいちゃんが所有してるホールの一室よ。そしてこの集まりは...」
するとそこで、ステージからブザー音がなる。
「あら、始まるわね。こうなったら観た方が早いかしら。静かに座ってましょう」
そういうと搦手は正面を見て姿勢を正した。
國門はなにがなにやら、一応姿勢を正してステージを見る。
すると舞台の幕が上がり、ライトが明るくなった。
そこには、大量の花で飾られた大きな台が鎮座しており、中央に大きな写真が飾ってある。
苦笑いのその写真は尾方巻彦の写真で間違いなかった。
なんじゃこれ? これじゃまるで...?
そして舞台上部には掛軸が吊るされており、デカデカとこう書かれていた。
『故 尾方巻彦儀 葬儀』
!!!!????
國門は目を丸くする。
「(葬儀!? 尾方の!?)」
慌てた國門は左右に目を振るが、両者ワザとらしくハンカチで目を押えている。
「(え!? 死んだの!? いや、それはわかっちょるが!? え!?)」
確かに、確かに國門が辿った記憶の中で、最後に尾方は死んだように思い出せる。
「(でも、しかし、え!?)」
國門の瞳に困惑の色が落ちる中、舞台に姫子が登壇する。
そしてワザとらしくゴホンと喉を鳴らすと
「ええー、本日はー、お日柄もよくー尾方のー葬式にー集まってくださってーありがとうー」
と大仰に話し出した。
「(いや、お日柄がよくてどうすんだ葬式だぞ!?)」
悲しいかな根本が真面目な國門は形式的には葬式のこの場で叫ぶ事ができず心の中で突っ込みを入れる。
すると間髪居れずにホワイトボードを押して葉加瀬が登壇し、マジックでキュキュッと文字を書く。
『プログラム①死者、入場』
「(運動会か!!)」
瞬間、バンッ!!とホールの入り口が開き、そこから棺を抱えた黒人数人がリズミカルに棺を振りながらステージに向って行く。
「(いや! どこの国の葬式だよ!!)」
棺が置かれると、中から申し訳なさそうな尾方がオズオズと顔を出した。
「あ、あぁ...ども~...本日はぁ...お日柄もよくぅ...」
「(いやお前もかい!!! てかハキハキ喋れ!!!)」
というか生きとるんかい!!!
國門の感情処理が間に合わない部分がモノローグにまで侵食してきて迷惑してます。
間髪居れずに葉加瀬がホワイトボードに次の文字を書く。
『プログラム②国歌、斉唱』
「(運動会か!!!!)」
悲しいかな空気が読めてしまう國門はちゃんと国歌を歌い着席する。
「(なんじゃこの空間...)」
すかさず葉加瀬がマジックを走らせる。
『プログラム③加害者、入場』
すると後ろの扉が再度バンッと開き、ヌゥっと大きな影がホールに入って来る
「(なんじゃぁ!?)」
その姿は筋頭崇に間違いなかった。
「(おじきぃ!? 呼ばれても来ちゃ駄目だろ!?)」
筋頭は舞台に上がるとマイクを手にとって言う。
「遺族を代表いたしまして、皆さまにひとことご挨拶を申し上げます」
「(いやあんたはお日柄せんのかい!! あと遺族じゃねぇだろ!?)」
筋頭のなぜか喪主っぽい挨拶をしみじみと聴く一行。
「(いや、なんか湿っぽくしてるけど横で死者がうんうん相槌打ちながら話聴いてるんだわ!! あと喪主の挨拶に相槌打つとことかねーから!! 適当に聴いてるだろあの死者!!)」
挨拶が終わると、筋頭は軽くお辞儀をしてホールを出て行く。
その際に、國門の方を見て、ウィンクをして出て行った。
「(いやなんのウィンク!? 受け止めきれんわ色んな意味で!!)」
葉加瀬は引き続きササッとマジックを走らせる。
『プログラム④新組織員、紹介』
「(やるな!! 人の葬式で!!)」
すると、姫子がマイクを取って何かを選ぶような眼差しで國門を見る。
「では、新組織員代表。國門忠堅より一言ご挨拶をお願いするのじゃ」
『言え!! そういうことは!! 事前に!!!』
準備とかあるだろ!!!?
歯を噛み締めながら舞台に上がる國門。
「あ...ああー...本日は...お日柄もよく...」
屈辱ッッッ!!! 俺もお日柄民だったなんてッッッ!!
「(いや!! なんだよお日柄民って!! てかいいんだよ俺は!! 新組織員なんて御目出度い話だろうが!!)」
人の葬式でやるからややこしくなるんだよッッッ!!
芳しくない成果だった國門はトボトボと席に戻る。
「以上、元悪海組若頭兼天使の刺客、國門忠堅からでしたのじゃ」
「(抉るな!!! 人のわりと新しめで深めの傷を!!!)」
顔を覆う國門を他所に葉加瀬はマジックを走らせる。
『プログラム⑤万歳三唱』
「(なにに手を上げるんだよ...お手上げって意味か! やかましいわ!!!)」
力なく万歳する國門。
尾方の次ぐらいに元気がない。
ここで一旦休憩が挟まった。
トイレ休憩である。
もうここについてはツッコミする気力もなかった國門にスルーされた。
まぁ、少なくともこの男には休憩が必要だろう。
うっさいし。
横でスタバの一番カロリーが高そうなのを飲んでいる搦手に國門は話かける。
「もう一度聴いていいか? これなんの集まりですか?」
「口調定まってないわよ。落ち着きなさい」
搦手は飲物を置いて舞台で楽しそうに話す尾方と姫子を観ながら言う。
「観てわかんなかったの? 茶番よ茶番」
「そげなこつは分かっちょる! 何のための茶番か聴いとる!」
搦手は微笑みながら言う。
「組織の為よ」
「は?」
國門が理解できないと言う顔をする。
「ボス...姫子ちゃんが言い出したの。尾方のお葬式をしようって。止める理由もないでしょ?」
「いや、ないがなぁ...」
國門は煮えきらなそうな顔をする。
「手の込んだ茶番よね。それに、とっても優しい茶番。そう思わない?」
國門はそれにもなにか言いたげだったが、ふんっと椅子に深く座って腕を組む。
「不謹慎じゃが、まぁいい。悪魔の集団に真面目な葬式なんて合わんじゃろうからな...俺ももう悪魔じゃ。付きおうたる」
國門は笑顔で話す舞台上の姫子と尾方を眺め、観念したように溜息をついた。
ちなみにお葬式後半は、尾方が逃げたので延期となった。
第五章「白星ルーザーと急襲アンダーグラウンド①」END
第五章「白星ルーザーと急襲アンダーグラウンド②」へ続く
0
お気に入りに追加
7
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
後宮出入りの女商人 四神国の妃と消えた護符
washusatomi
キャラ文芸
西域の女商人白蘭は、董王朝の皇太后の護符の行方を追う。皇帝に自分の有能さを認めさせ、後宮出入りの女商人として生きていくために――。 そして奮闘する白蘭は、無骨な禁軍将軍と心を通わせるようになり……。


後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる