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Episode 3 失われし霊樹を求めて
Chapter 5 奇襲
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ヴァレディ王国の遥東に位置するトバイアム。その近郊にある小さな森林地帯に、その近辺では普通は見られない、赤い髪をした赤の民の集団がいた。
無論、彼らはその赤い髪を表に晒してはいない。頭まですっぽりと覆うフード付きのクロークを身に着けているが、その特徴的な赤髪を完全に隠すことは出来ず――、そもそも彼らは隠してはいなかった。
彼らは便器上は隠密部隊という事になってはいるが、実際のところ変装などによって隠密行動をすることはあまりない。闇に紛れての奇襲――、敵の領域深くへの強硬偵察や侵攻作戦――、直接戦闘こそ彼らの領分であり、正体を見破られることは特に重要視してはいなかった。それは、まさしく自分たちこそ最強の戦士団であるという自負の証であり――、逆に彼らの傲慢の証でもあった。
彼らこそ、赤の民――、聖バリス教会圏諸国最強と謳われる特殊部隊『特殊戦術技能兵』であり、その一部隊である『金鱗の大蛇』は、現在、他に遠征している友軍の集合を待っている状態であった。
その隊長であるノイマンは、その傍で聖バリス神への祈りを奉げている司祭に向かって言った。
「四星どの……、確保した霊樹をこれから国へと送るわけですが……、緑の民の巫女の歌がないと、霊種を得ることはできないのではないですか?」
「ヴァルドールでいい……」
「ふむ……失礼。それでヴァルドールどの……」
「お前たちは知る必要のないことだ……」
その司祭――ヴァルドールのモノ言いに、ノイマン以外の隊員の目が細められる。
ヴァルドールはフンと鼻を鳴らして言う。
「……お前たち兵隊は、我らの命に従っておればよい……。余計な口を利くな」
「申し訳ありません」
ノイマンはヴァルドールに頭を下げる。その姿を見て、他の隊員の中にはあからさまに舌打ちする者もいて、その目にはヴァルドールへの敵意すら見て取れた。
ヴァルドールはそれに気づきながらも、平然とした様子で一心に祈りを奉げる。
隊員の一人がノイマンに近づいて小さな声で囁いた。
「このまま、奴の言いなりに動いていて良いのですか隊長……」
「仕方があるまい。かのヴァレディ王国での戦いでは、彼がいたからこそ霊樹を確保できたと言っても過言ではないのだ」
「……緑の民など、我らだけでも……」
「彼らをあまり侮るな……。こちらの有利な戦場に誘い込んだからこそ、かの数百余りの軍勢を相手に勝利で来たのだからな」
隊長であるノイマンは極めて冷静な人物であった。
かのヴァレディ王国での戦いも、彼の冷静な判断力と戦略があったからこその勝利であった。無論、その作戦はかの『四星のヴァルドール』を戦力として組み込むことを前提としたものであったが――。
ノイマンは、彼がいなければこちらも相当の被害があったと冷静かつ冷徹に読んでもいた。だからこそ、目の前の傲慢極まりない男に、礼を尽くしているのである。
(四星のヴァルドール……、その対軍集団殲滅魔法はあまりに強力過ぎる……。これほどの魔法使いはそうそうはいない)
ノイマンの考え通り、目の前のヴァルドールは、戦略級の戦術魔法師として聖バリス教会でも名の知れた人物であった。
その扱う魔法は――、地精元霊を除いた他四属性を網羅しており、その最高位の大魔法をも行使できる力量を持っていた。もっとも、個人の精神力容量の問題で、大魔法を扱えるのは一日に一つのみであったが――。
(こちらとて……、魔法使い相手に後れを取るつもりはないが……。それでもこの男とやり合うようなことがあれば、こちらもただで済むことはない……)
ノイマンのその予想はまさしく正確であり、だからこそノイマンは彼の気分を損ねないように、常に心掛けているのであった。
「……」
――不意にヴァルドールが祈りを中断する。何事かと思うノイマンを見つめて言った。
「情報魔法が使われた形跡がある……」
「なんですと? それは……」
「痕跡が僅かゆえに、今まで気づかなかったが……。これは……、樹精元霊か……」
「まさか……緑の民の追手か?!」
「いや……、ここまで痕跡を感じられなかったのは、自然現象を利用した間接的な形式の情報魔法だからだ……。そして、この痕跡は『風』……、すなわち風を司る古代神のものだな……」
「魔女?!」
ノイマンはヴァルドールのその言葉を受けて周囲に警戒の目を向ける。そして――、
「皆!! 伏せろ!!」
いきなり隊員全体に向かって叫んだのである。
隊員がその場に伏せると、その頭上を数本の矢が飛翔して傍の樹木に突き刺さった。
「奇襲?!」
それは明らかに敵意のある攻撃である。
そして、彼らを襲ったのはそれらの矢だけではなかった。
ザザザザ!!
周囲の茂みが大きく動いて何かが走り抜けていく。
「何かいるぞ?!」
隊員の一人がそう叫ぶが――、今一歩遅かった。
がああああああああ!!
突如、茂みから飛び出してきた馬ほどもある巨大銀狼が、近くの隊員の首に食いつき――食いちぎって、そのまま再び傍の茂みへと消えたのである。
「くそ!! 大銀狼だと?!」
それは、彼らの天敵とも呼べる『騎狼猟兵』が駆る騎乗獣の名である。
――隊員たちは、伏せから起き上がってその猛獣への警戒態勢に入る。しかし――、
「いかん!! 散開して密集するな!! 頭を下げろ!! 狙い撃ちされるぞ!!」
その言葉に答えるように、立ち上がった隊員たちへ向かって無数の矢が飛来する。慌てて隊員たちは姿勢を低く保ちつつ散開した。
――それでも、数人がその矢の命中弾を喰らって絶命する。ノイマンは心の中で悪態をついた。
(……やってくれる。 近接の大銀狼を警戒すれば矢を受ける……、矢を警戒して姿勢を低くすれば、動きが制限されて大銀狼の強襲に対応しきれない……。明確にこちらの手の内を読んだ奇襲……、敵に我らとやり合ったことのある猛者がいる……)
それこそおそらくは大銀狼の主だろうことは明白だった。
「フン……、やってくれたな」
そんな中にあって、ヴァルドールだけは何事もないかのように直立不動で笑っている。
「おい……ノイマン。このままやられっぱなしでいいのか? 貴様らには誇りはないのか?」
「……わかっている。そこで見ていろ……」
ノイマンはヴァルドールを睨みつつそう答えた。
彼らの反撃が始まろうとしていた――。
◆◇◆
「よし!!」
アスト達は手ごたえを感じていた。
リディアの魔法で霊樹の場所を探索した彼らは、敵の集団を発見ののちソレに対し奇襲攻撃を加えていた。いくら敵が優秀な戦士団とは言え、このままいけば戦力を半減させることも可能であろう。
「このまま畳みかける……」
マーマデュークが次の矢をつがえつつそう答える。アストもまた弓を構えつつ頷いた。
戦況はアスト達に有利に続いている。でもアスト達は彼らがこのまま全滅するような存在ではないことを十分理解している。
――アスト達と『特殊戦術技能兵』の、初めての遭遇戦が始まろうとしていた。
無論、彼らはその赤い髪を表に晒してはいない。頭まですっぽりと覆うフード付きのクロークを身に着けているが、その特徴的な赤髪を完全に隠すことは出来ず――、そもそも彼らは隠してはいなかった。
彼らは便器上は隠密部隊という事になってはいるが、実際のところ変装などによって隠密行動をすることはあまりない。闇に紛れての奇襲――、敵の領域深くへの強硬偵察や侵攻作戦――、直接戦闘こそ彼らの領分であり、正体を見破られることは特に重要視してはいなかった。それは、まさしく自分たちこそ最強の戦士団であるという自負の証であり――、逆に彼らの傲慢の証でもあった。
彼らこそ、赤の民――、聖バリス教会圏諸国最強と謳われる特殊部隊『特殊戦術技能兵』であり、その一部隊である『金鱗の大蛇』は、現在、他に遠征している友軍の集合を待っている状態であった。
その隊長であるノイマンは、その傍で聖バリス神への祈りを奉げている司祭に向かって言った。
「四星どの……、確保した霊樹をこれから国へと送るわけですが……、緑の民の巫女の歌がないと、霊種を得ることはできないのではないですか?」
「ヴァルドールでいい……」
「ふむ……失礼。それでヴァルドールどの……」
「お前たちは知る必要のないことだ……」
その司祭――ヴァルドールのモノ言いに、ノイマン以外の隊員の目が細められる。
ヴァルドールはフンと鼻を鳴らして言う。
「……お前たち兵隊は、我らの命に従っておればよい……。余計な口を利くな」
「申し訳ありません」
ノイマンはヴァルドールに頭を下げる。その姿を見て、他の隊員の中にはあからさまに舌打ちする者もいて、その目にはヴァルドールへの敵意すら見て取れた。
ヴァルドールはそれに気づきながらも、平然とした様子で一心に祈りを奉げる。
隊員の一人がノイマンに近づいて小さな声で囁いた。
「このまま、奴の言いなりに動いていて良いのですか隊長……」
「仕方があるまい。かのヴァレディ王国での戦いでは、彼がいたからこそ霊樹を確保できたと言っても過言ではないのだ」
「……緑の民など、我らだけでも……」
「彼らをあまり侮るな……。こちらの有利な戦場に誘い込んだからこそ、かの数百余りの軍勢を相手に勝利で来たのだからな」
隊長であるノイマンは極めて冷静な人物であった。
かのヴァレディ王国での戦いも、彼の冷静な判断力と戦略があったからこその勝利であった。無論、その作戦はかの『四星のヴァルドール』を戦力として組み込むことを前提としたものであったが――。
ノイマンは、彼がいなければこちらも相当の被害があったと冷静かつ冷徹に読んでもいた。だからこそ、目の前の傲慢極まりない男に、礼を尽くしているのである。
(四星のヴァルドール……、その対軍集団殲滅魔法はあまりに強力過ぎる……。これほどの魔法使いはそうそうはいない)
ノイマンの考え通り、目の前のヴァルドールは、戦略級の戦術魔法師として聖バリス教会でも名の知れた人物であった。
その扱う魔法は――、地精元霊を除いた他四属性を網羅しており、その最高位の大魔法をも行使できる力量を持っていた。もっとも、個人の精神力容量の問題で、大魔法を扱えるのは一日に一つのみであったが――。
(こちらとて……、魔法使い相手に後れを取るつもりはないが……。それでもこの男とやり合うようなことがあれば、こちらもただで済むことはない……)
ノイマンのその予想はまさしく正確であり、だからこそノイマンは彼の気分を損ねないように、常に心掛けているのであった。
「……」
――不意にヴァルドールが祈りを中断する。何事かと思うノイマンを見つめて言った。
「情報魔法が使われた形跡がある……」
「なんですと? それは……」
「痕跡が僅かゆえに、今まで気づかなかったが……。これは……、樹精元霊か……」
「まさか……緑の民の追手か?!」
「いや……、ここまで痕跡を感じられなかったのは、自然現象を利用した間接的な形式の情報魔法だからだ……。そして、この痕跡は『風』……、すなわち風を司る古代神のものだな……」
「魔女?!」
ノイマンはヴァルドールのその言葉を受けて周囲に警戒の目を向ける。そして――、
「皆!! 伏せろ!!」
いきなり隊員全体に向かって叫んだのである。
隊員がその場に伏せると、その頭上を数本の矢が飛翔して傍の樹木に突き刺さった。
「奇襲?!」
それは明らかに敵意のある攻撃である。
そして、彼らを襲ったのはそれらの矢だけではなかった。
ザザザザ!!
周囲の茂みが大きく動いて何かが走り抜けていく。
「何かいるぞ?!」
隊員の一人がそう叫ぶが――、今一歩遅かった。
がああああああああ!!
突如、茂みから飛び出してきた馬ほどもある巨大銀狼が、近くの隊員の首に食いつき――食いちぎって、そのまま再び傍の茂みへと消えたのである。
「くそ!! 大銀狼だと?!」
それは、彼らの天敵とも呼べる『騎狼猟兵』が駆る騎乗獣の名である。
――隊員たちは、伏せから起き上がってその猛獣への警戒態勢に入る。しかし――、
「いかん!! 散開して密集するな!! 頭を下げろ!! 狙い撃ちされるぞ!!」
その言葉に答えるように、立ち上がった隊員たちへ向かって無数の矢が飛来する。慌てて隊員たちは姿勢を低く保ちつつ散開した。
――それでも、数人がその矢の命中弾を喰らって絶命する。ノイマンは心の中で悪態をついた。
(……やってくれる。 近接の大銀狼を警戒すれば矢を受ける……、矢を警戒して姿勢を低くすれば、動きが制限されて大銀狼の強襲に対応しきれない……。明確にこちらの手の内を読んだ奇襲……、敵に我らとやり合ったことのある猛者がいる……)
それこそおそらくは大銀狼の主だろうことは明白だった。
「フン……、やってくれたな」
そんな中にあって、ヴァルドールだけは何事もないかのように直立不動で笑っている。
「おい……ノイマン。このままやられっぱなしでいいのか? 貴様らには誇りはないのか?」
「……わかっている。そこで見ていろ……」
ノイマンはヴァルドールを睨みつつそう答えた。
彼らの反撃が始まろうとしていた――。
◆◇◆
「よし!!」
アスト達は手ごたえを感じていた。
リディアの魔法で霊樹の場所を探索した彼らは、敵の集団を発見ののちソレに対し奇襲攻撃を加えていた。いくら敵が優秀な戦士団とは言え、このままいけば戦力を半減させることも可能であろう。
「このまま畳みかける……」
マーマデュークが次の矢をつがえつつそう答える。アストもまた弓を構えつつ頷いた。
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