メンヘラ転生ヒロインは監禁されるくらいがちょうどいい

ささゆき細雪

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   * * *


「あぁんっ、ルイ、ス」
「レースが湿っているのは、期待していたからか。ああ、いやらしいね」
「いやらしいのは、おいやですか?」
「まさか。俺と君だけの世界なら、大歓迎だよ」

 寝台の上で清楚な白いベビィドールを脱がされたハーマリアはルイスホレイスの手で彼の色に染められていく。
 くちゅくちゅくちゅと蜜口に指を差し込まれ、淫らな音が耳底を犯す。もう片方の手はハーマリアの胸を愛おしそうに撫でている。ピンと勃ちあがった両乳首はすでに充血しており、赤い花を咲かせていた。
 結婚してから何度も繰り返されるルイスホレイスの愛撫。無垢なハーマリアは瞬く間に陥落した。彼にふれられるだけで身体は快感を覚え、甘い声をあげる。身体の相性がいいんだよと彼は言っていたが、彼以外の異性を知らないハーマリアはその言葉にモヤモヤしてしまう。

 ――ルイスホレイスはわたし以外の女のひととも、こんなことをなさってらしたのかしら。

 そしてなぜか夫は妻に白い下着ばかりを着せたがる。なかでも気に入っているのが総レースのベビィドールと呼ばれるオフホワイトの下着だ。異国で見かけた際に気に入ったのだと言っていた夫は、面積の少ない布地で妻を着飾り、ひとしきり眺めて満足した後、すべてを脱がせてはだかにして抱くのである。まるで何かの儀式のように。
 いきり勃った分身を一息に膣奥まで挿入され、ハーマリアは絶頂する。瞳を見開いた状態ではくはくと口を開く妻をやさしく見下ろして、夫は囁く。

「今夜もたくさん子種を注いであげるから。前世のぶんまでしっかり受け止めて、早く俺の子を孕むんだ……いいね」
「――ッ!」

 やさしい言葉とは裏腹に、激しい行為を繰り返され、ハーマリアはルイスホレイスとともに腰を振る。ひとつに融け合うような錯覚に陥りながら、ふたり同時に果てを見る。
 そしてそのまま。
 白濁を叩きつけられたハーマリアは脳裡を真っ白に染められたまま、夢の世界へと落ちていく……
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