15 / 46
後日譚編
誰が為の自慰 + 10 +
しおりを挟む
* * *
「……バカだなあ、そう簡単に早漏が治るわけないだろ」
週明けの月曜日。
白衣姿でわざわざ報告してきた琉を前に、飛鷹は苦笑を浮かべ、慰めるようにぽんと肩を叩く。
だが、先週末のデートで互いの想いを確認しあえたからか、彼の表情は明るい。
「三葉にも言われた。オナニーカップを使った行動療法は自慰を週に二三回繰り返し行うことで自分の癖をつかむ必要があるから、早くても二か月から三か月くらいは様子を見ないと効果が得られない、って」
「――あぁ、BOUGA使ったのか」
「意外と気持ちいいものだな、あの容器」
ぼそりと呟く琉を見て笑いそうになったが、本人は真剣そのものだ。
いままで自分でオナニーすることすら懐疑的だった彼が、恋人のためにどうにかしようと努力しているのだ、笑うのは失礼だなと飛鷹は首を振り、同意する。
「悩んでいるのはお前だけじゃないんだから、そう気にするなよ」
「ああ。三葉にもそう言われたよ。早漏でも、一緒に気持ちよくなれるなら構わないって」
「あーはいはいごちそうさま」
あっさり一蹴する飛鷹を見て、琉は勝ち誇った笑みを返す。
「だからもう、彼女にちょっかいを出すのはやめろよ?」
「――大倉」
気づいていたのか? と驚く飛鷹に、琉はふん、と鼻で笑う。
「悪い虫が寄ってこないか確認するのは恋人の大事な仕事だ……あれは俺のだからな」
「知ってるよ。彼女はお前のことしか見てないし、想ってない。だから安心しろよ。でもな……束縛しつづけていたらまた逃げられるぞ?」
「うっ……そこは気をつける」
なんだかんだ、飛鷹も同い年の後輩が憎めないのだ。
調剤部に入ってきたスタイル抜群の新米薬剤師に目をつけていたのは琉だけではなかった。けれど恥を忍ばず滑稽なまでに求めて手に入れたのは琉だけだった。
そんな彼を知っている飛鷹だから、一途な恋情に巻き込まれた三葉が結果的に彼と関係を強めている姿を見て嫉妬してしまった。もしあのとき熱心に口説き落としたのが自分だったらと一瞬だけ考えてしまった。だからお酒を飲まなければ彼女を傷つけてしまいそうで怖かったのだ……結局それが仇になってしまったか。
そのことを知っていながら、琉は飛鷹を牽制するだけだ。寝取るほどの勇気もないのだから当然だろう。
あーあ、とわざとらしく溜息をつく飛鷹に、琉はなんだよ、と不機嫌な表情を浮かべる。
「今年のクリスマス当直なんだよな。つまらん」
「いい気味だ」
「そういうお前は三葉ちゃんと?」
「平日だから大したことはしない」
「でも会うんでしょ?」
ぽっ、と乙女のように頬を赤らめる琉を見て、あーあ、と飛鷹は肩を落とす。
そして負け惜しみのようにぽつりと呟いた。
「……それまでにすこしでも早漏が良くなればいいな」
「ああ。頑張る」
「ガンバレ」
誰が為の自慰かなど、決まっている。
彼女の為、琉は早漏に負けるものかと決意を新たにするのであった。
* * *
ときは先週の金曜日の夜、琉が果てた直後に舞い戻る――……
「ご、――ごめん」
「あ、謝らないでくださいっ。前より長かったし、わ……わたしも一緒に達けたから!」
がっくりと項垂れる琉を抱き止めて、三葉は慌てて反論する。たしかに彼が自分のナカに入ってきてからの時間はまだ短いけれど、彼はその分、いや、それ以上に三葉のために気持ちいいことをしてくれたし、一緒に楽しもうと精一杯気遣ってくれたのだ。先週のように彼だけが我慢できないと挿入してはいおしまい、というわけではないのだから、謝る必要はないと三葉は琉の耳元で甘く囁く。
「ほんとですよ? 今夜は、琉せんせに責められて、いっぱいいっぱい、気持ちよくなれたから……」
じゃっかん舌足らずな口調になってしまったのは、絶頂を何度も極めて声が掠れてしまった余韻だ。それだけ彼が自分を愛してくれたという紛れもない真実を体感して、三葉はよしよしと彼の髪に手をやり、そぉっと撫でる。彼が当直の夜に三葉の髪をよしよししてくれたあのときのように。
身体に塗られたローションのせいか、やけに手がツルツルしているが、それでも琉は彼女にされるがまま、髪を触らせていた。
「早漏でもいいの?」
「それはイヤかも」
「――だよね」
ぽつん、と口にする琉に、三葉は困った表情を浮かべ、正直に告げる。
「膣内でも気持ちよくなれる場所がある、ってのは聞いたことがあるし、わたしまだ潮吹きもしたことないし……」
「俺のでGスポットやポルチオを突かれたいんだよね淫乱だなぁ俺の三葉は」
さりげなく爆弾発言をする三葉と当然のように受け止める琉は互いの顔を見合わせてぷっ、と吹き出し笑いをする。
「淫乱じゃないです!」
「えー、あれだけ可愛く乱れてくれるのに?」
「それは先生がえっちだから」
「君じゃなきゃえっちな気持ちになりません!」
自信満々に言い放つ琉に、参ったとばかりに三葉が提案する。
「――だから、これから自慰がんばって、早漏を克服しましょ?」
ね、と瞳を見合わせれば、琉も素直に頷き彼女に口づける。
「んっ……ふぅ」
「……まだまだ調教のしがいがありそうだものな……こら、噛むなよ……く」
「素直に調教なんかされませんっ」
「それはどうかな」
「あんっ! 乳首、摘ままないでくださいっ」
「もっと欲しいんじゃない?」
「せんせ、こそっ!」
ベッドの上でもつれあうように転がり、ふたりはふたたび互いの部位を慈しみだす。ヌルヌルのローションのせいで、ベッドの上もびしょびしょだが、ふたりは気にすることなく身体を重ね、快楽を刻みつづける。
「ああ、もっと可愛い顔を見せて……!」
「――もぅ!」
憎らしいほど素直にぶつかってくる琉を見て、三葉はくすりと笑う。
愛するひとが早漏に悩もうが、新たな性癖に目覚めようが……すこし怖いけれど、この先も受け入れる自信が三葉にはある。
――だって、劇薬みたいに放っておけない一途な彼を取り扱えるのはきっと、わたししかいないもの!
素っ裸で乳繰り合いながら、ふたりの蕩けるような時間は、今だけで終わるわけがない。
ふたりで過ごすハチミツのように甘い一夜が、こうして今宵もゆっくり、ゆうらりと更けていたのだ――……
“劇薬博士の溺愛処方 後日譚編:誰が為の自慰”――fin.
「……バカだなあ、そう簡単に早漏が治るわけないだろ」
週明けの月曜日。
白衣姿でわざわざ報告してきた琉を前に、飛鷹は苦笑を浮かべ、慰めるようにぽんと肩を叩く。
だが、先週末のデートで互いの想いを確認しあえたからか、彼の表情は明るい。
「三葉にも言われた。オナニーカップを使った行動療法は自慰を週に二三回繰り返し行うことで自分の癖をつかむ必要があるから、早くても二か月から三か月くらいは様子を見ないと効果が得られない、って」
「――あぁ、BOUGA使ったのか」
「意外と気持ちいいものだな、あの容器」
ぼそりと呟く琉を見て笑いそうになったが、本人は真剣そのものだ。
いままで自分でオナニーすることすら懐疑的だった彼が、恋人のためにどうにかしようと努力しているのだ、笑うのは失礼だなと飛鷹は首を振り、同意する。
「悩んでいるのはお前だけじゃないんだから、そう気にするなよ」
「ああ。三葉にもそう言われたよ。早漏でも、一緒に気持ちよくなれるなら構わないって」
「あーはいはいごちそうさま」
あっさり一蹴する飛鷹を見て、琉は勝ち誇った笑みを返す。
「だからもう、彼女にちょっかいを出すのはやめろよ?」
「――大倉」
気づいていたのか? と驚く飛鷹に、琉はふん、と鼻で笑う。
「悪い虫が寄ってこないか確認するのは恋人の大事な仕事だ……あれは俺のだからな」
「知ってるよ。彼女はお前のことしか見てないし、想ってない。だから安心しろよ。でもな……束縛しつづけていたらまた逃げられるぞ?」
「うっ……そこは気をつける」
なんだかんだ、飛鷹も同い年の後輩が憎めないのだ。
調剤部に入ってきたスタイル抜群の新米薬剤師に目をつけていたのは琉だけではなかった。けれど恥を忍ばず滑稽なまでに求めて手に入れたのは琉だけだった。
そんな彼を知っている飛鷹だから、一途な恋情に巻き込まれた三葉が結果的に彼と関係を強めている姿を見て嫉妬してしまった。もしあのとき熱心に口説き落としたのが自分だったらと一瞬だけ考えてしまった。だからお酒を飲まなければ彼女を傷つけてしまいそうで怖かったのだ……結局それが仇になってしまったか。
そのことを知っていながら、琉は飛鷹を牽制するだけだ。寝取るほどの勇気もないのだから当然だろう。
あーあ、とわざとらしく溜息をつく飛鷹に、琉はなんだよ、と不機嫌な表情を浮かべる。
「今年のクリスマス当直なんだよな。つまらん」
「いい気味だ」
「そういうお前は三葉ちゃんと?」
「平日だから大したことはしない」
「でも会うんでしょ?」
ぽっ、と乙女のように頬を赤らめる琉を見て、あーあ、と飛鷹は肩を落とす。
そして負け惜しみのようにぽつりと呟いた。
「……それまでにすこしでも早漏が良くなればいいな」
「ああ。頑張る」
「ガンバレ」
誰が為の自慰かなど、決まっている。
彼女の為、琉は早漏に負けるものかと決意を新たにするのであった。
* * *
ときは先週の金曜日の夜、琉が果てた直後に舞い戻る――……
「ご、――ごめん」
「あ、謝らないでくださいっ。前より長かったし、わ……わたしも一緒に達けたから!」
がっくりと項垂れる琉を抱き止めて、三葉は慌てて反論する。たしかに彼が自分のナカに入ってきてからの時間はまだ短いけれど、彼はその分、いや、それ以上に三葉のために気持ちいいことをしてくれたし、一緒に楽しもうと精一杯気遣ってくれたのだ。先週のように彼だけが我慢できないと挿入してはいおしまい、というわけではないのだから、謝る必要はないと三葉は琉の耳元で甘く囁く。
「ほんとですよ? 今夜は、琉せんせに責められて、いっぱいいっぱい、気持ちよくなれたから……」
じゃっかん舌足らずな口調になってしまったのは、絶頂を何度も極めて声が掠れてしまった余韻だ。それだけ彼が自分を愛してくれたという紛れもない真実を体感して、三葉はよしよしと彼の髪に手をやり、そぉっと撫でる。彼が当直の夜に三葉の髪をよしよししてくれたあのときのように。
身体に塗られたローションのせいか、やけに手がツルツルしているが、それでも琉は彼女にされるがまま、髪を触らせていた。
「早漏でもいいの?」
「それはイヤかも」
「――だよね」
ぽつん、と口にする琉に、三葉は困った表情を浮かべ、正直に告げる。
「膣内でも気持ちよくなれる場所がある、ってのは聞いたことがあるし、わたしまだ潮吹きもしたことないし……」
「俺のでGスポットやポルチオを突かれたいんだよね淫乱だなぁ俺の三葉は」
さりげなく爆弾発言をする三葉と当然のように受け止める琉は互いの顔を見合わせてぷっ、と吹き出し笑いをする。
「淫乱じゃないです!」
「えー、あれだけ可愛く乱れてくれるのに?」
「それは先生がえっちだから」
「君じゃなきゃえっちな気持ちになりません!」
自信満々に言い放つ琉に、参ったとばかりに三葉が提案する。
「――だから、これから自慰がんばって、早漏を克服しましょ?」
ね、と瞳を見合わせれば、琉も素直に頷き彼女に口づける。
「んっ……ふぅ」
「……まだまだ調教のしがいがありそうだものな……こら、噛むなよ……く」
「素直に調教なんかされませんっ」
「それはどうかな」
「あんっ! 乳首、摘ままないでくださいっ」
「もっと欲しいんじゃない?」
「せんせ、こそっ!」
ベッドの上でもつれあうように転がり、ふたりはふたたび互いの部位を慈しみだす。ヌルヌルのローションのせいで、ベッドの上もびしょびしょだが、ふたりは気にすることなく身体を重ね、快楽を刻みつづける。
「ああ、もっと可愛い顔を見せて……!」
「――もぅ!」
憎らしいほど素直にぶつかってくる琉を見て、三葉はくすりと笑う。
愛するひとが早漏に悩もうが、新たな性癖に目覚めようが……すこし怖いけれど、この先も受け入れる自信が三葉にはある。
――だって、劇薬みたいに放っておけない一途な彼を取り扱えるのはきっと、わたししかいないもの!
素っ裸で乳繰り合いながら、ふたりの蕩けるような時間は、今だけで終わるわけがない。
ふたりで過ごすハチミツのように甘い一夜が、こうして今宵もゆっくり、ゆうらりと更けていたのだ――……
“劇薬博士の溺愛処方 後日譚編:誰が為の自慰”――fin.
0
お気に入りに追加
283
あなたにおすすめの小説
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
ミックスド★バス~家のお風呂なら誰にも迷惑をかけずにイチャイチャ?~
taki
恋愛
【R18】恋人同士となった入浴剤開発者の温子と営業部の水川。
お互いの部屋のお風呂で、人目も気にせず……♥
えっちめシーンの話には♥マークを付けています。
ミックスド★バスの第5弾です。
【R18】豹変年下オオカミ君の恋愛包囲網〜策士な後輩から逃げられません!〜
湊未来
恋愛
「ねぇ、本当に陰キャの童貞だって信じてたの?経験豊富なお姉さん………」
30歳の誕生日当日、彼氏に呼び出された先は高級ホテルのレストラン。胸を高鳴らせ向かった先で見たものは、可愛らしいワンピースを着た女と腕を組み、こちらを見据える彼の姿だった。
一方的に別れを告げられ、ヤケ酒目的で向かったBAR。
「ねぇ。酔っちゃったの………
………ふふふ…貴方に酔っちゃったみたい」
一夜のアバンチュールの筈だった。
運命とは時に残酷で甘い………
羊の皮を被った年下オオカミ君×三十路崖っぷち女の恋愛攻防戦。
覗いて行きませんか?
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
・R18の話には※をつけます。
・女性が男性を襲うシーンが初回にあります。苦手な方はご注意を。
・裏テーマは『クズ男愛に目覚める』です。年上の女性に振り回されながら、愛を自覚し、更生するクズ男をゆるっく書けたらいいなぁ〜と。
イケメンエリート軍団の籠の中
便葉
恋愛
国内有数の豪華複合オフィスビルの27階にある
IT関連会社“EARTHonCIRCLE”略して“EOC”
謎多き噂の飛び交う外資系一流企業
日本内外のイケメンエリートが
集まる男のみの会社
唯一の女子、受付兼秘書係が定年退職となり
女子社員募集要項がネットを賑わした
1名の採用に300人以上が殺到する
松村舞衣(24歳)
友達につき合って応募しただけなのに
何故かその超難関を突破する
凪さん、映司さん、謙人さん、
トオルさん、ジャスティン
イケメンでエリートで華麗なる超一流の人々
でも、なんか、なんだか、息苦しい~~
イケメンエリート軍団の鳥かごの中に
私、飼われてしまったみたい…
「俺がお前に極上の恋愛を教えてやる
他の奴とか? そんなの無視すればいいんだよ」
極上の一夜で懐妊したらエリートパイロットの溺愛新婚生活がはじまりました
白妙スイ@書籍&電子書籍発刊!
恋愛
早瀬 果歩はごく普通のOL。
あるとき、元カレに酷く振られて、1人でハワイへ傷心旅行をすることに。
そこで逢見 翔というパイロットと知り合った。
翔は果歩に素敵な時間をくれて、やがて2人は一夜を過ごす。
しかし翌朝、翔は果歩の前から消えてしまって……。
**********
●早瀬 果歩(はやせ かほ)
25歳、OL
元カレに酷く振られた傷心旅行先のハワイで、翔と運命的に出会う。
●逢見 翔(おうみ しょう)
28歳、パイロット
世界を飛び回るエリートパイロット。
ハワイへのフライト後、果歩と出会い、一夜を過ごすがその後、消えてしまう。
翌朝いなくなってしまったことには、なにか理由があるようで……?
●航(わたる)
1歳半
果歩と翔の息子。飛行機が好き。
※表記年齢は初登場です
**********
webコンテンツ大賞【恋愛小説大賞】にエントリー中です!
完結しました!
地味系秘書と氷の副社長は今日も仲良くバトルしてます!
めーぷる
恋愛
見た目はどこにでもいそうな地味系女子の小鳥風音(おどりかざね)が、ようやく就職した会社で何故か社長秘書に大抜擢されてしまう。
秘書検定も持っていない自分がどうしてそんなことに……。
呼び出された社長室では、明るいイケメンチャラ男な御曹司の社長と、ニコリともしない銀縁眼鏡の副社長が風音を待ち構えていた――
地味系女子が色々巻き込まれながら、イケメンと美形とぶつかって仲良くなっていく王道ラブコメなお話になっていく予定です。
ちょっとだけ三角関係もあるかも?
・表紙はかんたん表紙メーカーで作成しています。
・毎日11時に投稿予定です。
・勢いで書いてます。誤字脱字等チェックしてますが、不備があるかもしれません。
・公開済のお話も加筆訂正する場合があります。
副社長氏の一途な恋~執心が結んだ授かり婚~
真木
恋愛
相原麻衣子は、冷たく見えて情に厚い。彼女がいつも衝突ばかりしている、同期の「副社長氏」反田晃を想っているのは秘密だ。麻衣子はある日、晃と一夜を過ごした後、姿をくらます。数年後、晃はミス・アイハラという女性が小さな男の子の手を引いて暮らしているのを知って……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる