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epilogue Hawaii → Singapore
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「――ンッ」
「花嫁になった貴女はとてもうつくしい。いつまでも閉じ込めておきたいくらいだ」
「カナ、ト」
「だけどそんなことをしても、マツリカは喜ばないよな。貴女は世界中の海をこれからも俺と一緒に航るんだ、家族になって」
「うん」
カナトの口づけが唇から瞼、額、頬、首筋へと動いていく。
ひとつひとつ丁寧に、マツリカの緊張をほぐすようにドレスを脱がせていく。
白い肌に舌を這わせながら。
誰よりも大切だと、言葉と態度で訴えながら。
「あぅ……」
「ふれてもいないのに、乳首が勃ちあがって薔薇色になってる。かわいい」
「んっ、言わないでっ」
裾を引きずるほど長いドレスの上半身を完全に脱がされたマツリカは、そのまま彼に胸の突起を舐めしゃぶられて甘い声をあげる。乳房を両手で揉みしだきながら、左右の乳首を吸ったり噛んだりするカナトにされるがまま、快楽に従順になっていく。
「ああ、気持ち、いい……」
「胸だけでそんなに蕩けそうな顔をするんだものな。きっとショーツのなかはぐちゃぐちゃになってるよな」
「ひゃっ」
カーテンのようなドレスの裾を難なくたくしあげて、カナトは彼女のスカートのなかへ顔を突っ込んでいく。白絹のガーターベルトをはずされ、ショーツをずらされてそのまま秘処へ彼の髪がふれる。
「あぁんっ!」
「マツリカの甘くてえっちな蜜があふれてる。あぁ、とても美味しそうないい匂いだ」
ウェディングドレスのなかに入り込んだ新郎は、隠されていた美酒を発見して堪能しはじめてしまった。湧き出る愛蜜を掬うために彼のざらざらした舌が彼女の敏感な部分をこれでもかと刺激していく。
「カナトっ、もぉ……ッちゃう、イっちゃう!」
「こら、逃げないの。太ももまで垂らしてるんだから」
「~~~!」
れろりと太ももから足の付け根にかけて舐めあげられた瞬間、マツリカはその日最初の絶頂を迎えた。あたまのなかが真っ白になる。絶頂の余韻を味わう暇も与えられないまま、彼女はカナトに蜜口を舐められ、ぷしゅっと淫らな潮を噴出させる。
「海の味がする――あのときのキスの味だ」
「あぁ――カナトっ、ダメぇッ」
「ダメじゃない。もっともっと気持ちよくなって」
「ひぁあ……」
ちかちかする視界で五色の花がひらひらと蝶のように舞っている。カナトの顔が見えないなか、下半身をぐずぐずにされてマツリカはふたたび絶頂に追いやられて意識を飛ばす。次に意識を取り戻したときにはドレスをすべて脱がされていて、マツリカはすべてをカナトにさらけ出した状態になっていた。
彼のあたまはいまも下肢に挟まっていて、流れつづける愛蜜を舐めとっている。ひくひくと花園の入り口が反応する。はやく奥に欲しいと、身体は疼いている。そこへ彼の指がつぷりと入り込んで、蜜洞を刺激される。
「ンぁ! カナ――ッ」
「ふふ、気持ちよすぎて失神しちゃったね? 俺の花嫁さんは感じやすくて最高……」
「ひぃいっ、あぁ~っ、~~っ!」
半年近くガマンさせられたカナトはここぞとばかりにマツリカのなかを耕していく。狭くなっていた入り口に彼の繊細な指が何度も出たり入ったりを繰り返し、彼女を高めていく。バリ島でのひとときを再生しているかのように、カナトは丁寧に、ときに意地悪に彼女を己の指で絶頂へ導いた。ぐちゅぐちゅとかき回されて泡立つ蜜がシーツまで垂れていく。
「花嫁になった貴女はとてもうつくしい。いつまでも閉じ込めておきたいくらいだ」
「カナ、ト」
「だけどそんなことをしても、マツリカは喜ばないよな。貴女は世界中の海をこれからも俺と一緒に航るんだ、家族になって」
「うん」
カナトの口づけが唇から瞼、額、頬、首筋へと動いていく。
ひとつひとつ丁寧に、マツリカの緊張をほぐすようにドレスを脱がせていく。
白い肌に舌を這わせながら。
誰よりも大切だと、言葉と態度で訴えながら。
「あぅ……」
「ふれてもいないのに、乳首が勃ちあがって薔薇色になってる。かわいい」
「んっ、言わないでっ」
裾を引きずるほど長いドレスの上半身を完全に脱がされたマツリカは、そのまま彼に胸の突起を舐めしゃぶられて甘い声をあげる。乳房を両手で揉みしだきながら、左右の乳首を吸ったり噛んだりするカナトにされるがまま、快楽に従順になっていく。
「ああ、気持ち、いい……」
「胸だけでそんなに蕩けそうな顔をするんだものな。きっとショーツのなかはぐちゃぐちゃになってるよな」
「ひゃっ」
カーテンのようなドレスの裾を難なくたくしあげて、カナトは彼女のスカートのなかへ顔を突っ込んでいく。白絹のガーターベルトをはずされ、ショーツをずらされてそのまま秘処へ彼の髪がふれる。
「あぁんっ!」
「マツリカの甘くてえっちな蜜があふれてる。あぁ、とても美味しそうないい匂いだ」
ウェディングドレスのなかに入り込んだ新郎は、隠されていた美酒を発見して堪能しはじめてしまった。湧き出る愛蜜を掬うために彼のざらざらした舌が彼女の敏感な部分をこれでもかと刺激していく。
「カナトっ、もぉ……ッちゃう、イっちゃう!」
「こら、逃げないの。太ももまで垂らしてるんだから」
「~~~!」
れろりと太ももから足の付け根にかけて舐めあげられた瞬間、マツリカはその日最初の絶頂を迎えた。あたまのなかが真っ白になる。絶頂の余韻を味わう暇も与えられないまま、彼女はカナトに蜜口を舐められ、ぷしゅっと淫らな潮を噴出させる。
「海の味がする――あのときのキスの味だ」
「あぁ――カナトっ、ダメぇッ」
「ダメじゃない。もっともっと気持ちよくなって」
「ひぁあ……」
ちかちかする視界で五色の花がひらひらと蝶のように舞っている。カナトの顔が見えないなか、下半身をぐずぐずにされてマツリカはふたたび絶頂に追いやられて意識を飛ばす。次に意識を取り戻したときにはドレスをすべて脱がされていて、マツリカはすべてをカナトにさらけ出した状態になっていた。
彼のあたまはいまも下肢に挟まっていて、流れつづける愛蜜を舐めとっている。ひくひくと花園の入り口が反応する。はやく奥に欲しいと、身体は疼いている。そこへ彼の指がつぷりと入り込んで、蜜洞を刺激される。
「ンぁ! カナ――ッ」
「ふふ、気持ちよすぎて失神しちゃったね? 俺の花嫁さんは感じやすくて最高……」
「ひぃいっ、あぁ~っ、~~っ!」
半年近くガマンさせられたカナトはここぞとばかりにマツリカのなかを耕していく。狭くなっていた入り口に彼の繊細な指が何度も出たり入ったりを繰り返し、彼女を高めていく。バリ島でのひとときを再生しているかのように、カナトは丁寧に、ときに意地悪に彼女を己の指で絶頂へ導いた。ぐちゅぐちゅとかき回されて泡立つ蜜がシーツまで垂れていく。
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