69 / 111
Layer46 日常
しおりを挟む
「戻ったのかな?」
「ちょっと待って下さい。……戻りましたが、初観測です」
「そうか……」
--------------------------
--------------------------
遠くの方から鳴り響く聞きなれたアラームの音を聞いて、俺は目を覚ました。
何気なく俺は自分の体が自分の体であることを確認した。
昨日でゴールデンウィークは終わり、今日からまたいつも通りの学校生活が始まる。
眠い目をこすりながら俺はのそのそとベッドから這い出た。
朝飯を食いながら、俺は再提出を言い渡された自己紹介カードを眺めていた。
もう五月にもなっているというのに今さら自己紹介カードなんてものを書く必要はあるのだろうかと、頭の中でああでもないこうでもないと考えていた。
なぜなら、今日が自己紹介カードを再提出しなければならない日だからだ。
全くもって憂鬱だ。
憂鬱な気分を抱いたまま、自己紹介カードを提出し忘れないために目立つようにファイルにしまった。
朝飯をたいらげ、歯を磨き、洗顔を終わらせ、制服に着替えて、軽く身だしなみを整えるために鏡を見た。
当然のことながら鏡には自分の平凡な顔が映っていた。
当然のことを確認するようになってしまったのは、やはり俺達がゴールデンウィーク中に経験してしまった入れ替わりのせいだろう。
当然のことが当然ではなかった。
当たり前のことが当たり前ではなかった。
必然が必然ではなかった。
そんな経験を俺達はしてしまったのだ。
だからだろうか。
当然のことを、当たり前のことを、必然を享受することができていることに尊さと幸せと安心を感じてしまうのは。
もしそうならば、そうでなくても俺は当然のように、当たり前のように、必然であるように欠伸を噛み殺しながら家を出た。
--------------------------
津田の台駅のホームでぼーっとしながら乗る電車を待っていると、姫石に朝からたいそうなお元気で肩をぺしぺしと叩かれた。
「相変わらず何ぼーっとしてんの! まだ寝てた方がいんじゃない? あ、それともあたしの体が恋しくなって昨日の夜は眠れなかったとか?」
「その語弊しか生まれないような言い方はやめろ。あと、恋しくなっていない!」
入れ替わりの事実を知っているならば姫石の言い方でも語弊は生まれないとは思うが、そんなことを知らない圧倒的多数の人々は語弊がある方でしか解釈しないだろう。
……違うな。
入れ替わりの事実を知っていたとしても語弊があることには変わりはないな。
「お、これだけ威勢の良い返事をするなら大丈夫そうだね」
「あんな語弊があるようなことを言われたら嫌でも威勢の良い返事になるわ」
「語弊なんてないよ。玉宮は恥ずかしがり屋さんだね」
「語弊ありまくりだ! あの言い方を聞いて俺達と俺達以外では大きく解釈が異なるんだよ!」
こんなに俺が活発的な朝を迎えることなんて今までにあっただろうか。
「それなら、やっぱり語弊はないよ。あたしはどっちの意味で解釈されても良いもの」
「何でそうなるんだよ。語弊はある……ッ!?」
俺もさすがにわかっている。
俺だってそこまで鈍くはない。
いや、鈍いは鈍いのかもしれないが気付いてはいる。
このままではいけないこと、このままではいられないことに。
俺は入れ替わりを通じてそれを気付かされた。
「とにかく、俺は恋しくなっていない!」
しかし、今ではない。
それは、然るべき時に、然るべき場所で、然るべき方法でしなくてはならない。
「ふ~ん、そっかそっか。ところでなんだけどさ」
そこで姫石は言葉を区切った。
「ところで何だよ?」
俺は姫石の言葉の続きを促すように聞いた。
「玉宮の自己紹介カードの再提出って今日だよね? だから、あたしが再々提出にならないように確認してあげる!」
ニヤニヤしながら姫石は手でほれほれと催促してくる。
「なんで覚えているんだよ! 嫌だからな、絶対見せないからな!」
「どうせ回し読みする時に読まれるんだから、今読んだって良いじゃない!」
「だとしても、何となくそれは嫌だ!」
しょうもない言い合いをしているうちにちょうど良くホームに電車が滑りこんで来たので、一時休戦となった。
朝の通勤ラッシュの満員電車でさすがに、こんな下らない言い合いをするほどの勇気は俺達にはない。
--------------------------
電車を降りてから朝のホームルームになるまで、なんとか姫石から自己紹介カードを守り抜いた俺は面白くもなく、将来のなんの役にも立たなそうな授業を四時間受け終え、やっと昼休みになった。
次の二時間に備えて昼食を取ろうと弁当を取り出した時、俺のクラスに訪問者がやって来た。
「姫石先輩、玉宮先輩、お昼一緒にいかがですか?」
その訪問者とは立花であった。
教室の扉からちょこっと顔を覗かせた立花の手には弁当がぶら下げられていた。
「歩乃架ちゃん! 良いよ良いよ、一緒に食べよ!」
出されたエサに飛びつく犬のように姫石は立花に食いついた。
姫石の腰の辺りからブンブンと振っている尻尾が見えるようだった。
それよりも、俺のクラスの男子達のざわつきようが大き過ぎるだろ。
俺だって男子だ。
気持ちはわかる。
あの大きさ、あの破壊力には抗えない。
だが、見過ぎだ。
というか、お前らが見ていいもんじゃないんだよ。
直視しようなんておこがましい。
崇めておくぐらいがちょうど良いんだよ。
「ほら、玉宮も行くよ!」
「あ、あぁ」
姫石に呼ばれて俺は椅子を引いて、姫石と立花のところへと向かった。
クラスの男子達から恨めしそうな目で見られたが俺は気にしない。
俺はお前らみたいに立花の御本尊を直視しようなんておこがましいことはしないからな。
「じゃあ、行こっか!」
俺が来たところで姫石がそう言って、俺達は歩き出した。
「あの~玉宮先輩」
廊下を歩き出してすぐに立花が俺に恥ずかしそうに小声で言ってきた。
「どうした?」
俺は優しく言った。
「ちょっと……見過ぎです……」
見過ぎ?
何をだ?
まさか、立花の御本尊を?
俺がそんなおこがましいことをするはずないだろう。
……ごめんなさい、嘘です。
めちゃくちゃ見ていました。
「ち、違うんだ立花。これは……あれだ、俺のクラスの男子達が見ていたからか俺もつい釣られて見てしまっただけなんだ」
苦しい言い訳なのはわかっているが、これぐらいしか出てこなかった。
「そういうことだったんですね。そうですよね、玉宮先輩に限ってそんなことないですよね」
「そ、そうなんだよ! ごめんな。俺のクラスの男連中には後で厳しく注意しておくから!」
俺の苦しい言い訳を純粋な立花は本当だと信じてくれた。
信じてくれたのはとても有難いが、あまりにも純粋無垢過ぎて俺は心配だ。
「ありがとうございます」
安らかな笑みを浮かべて言った立花を見て、俺は心底心が痛かった。
……なんだか本当に痛い。
痛いのは心だから物理的に痛いということはないはずなのに、こう物理的に頬の辺りが強く引っ張られるように……
「痛ッ! 痛い、痛い、痛い、いたい、いたたたたた!」
気付くと俺は姫石に頬を引きちぎられんとばかりに強く引っ張られていた。
引きちぎれる限界まで引っ張られて、姫石はようやく引っ張る手を離してくれた。
「何すんだよ。それにいつから居たんだ?」
俺は頬をさすりながら姫石に言った。
「いつからって、最初からずっと歩乃架ちゃんの隣にいたわよ」
そうなのか?
まぁ、立花の大きな山を見ていたからその先に広がる地平線がどこまでも続くような大地が見えないのは仕方がないか。
「頬をつねられた理由は自分の胸にでも聞いてみなさい」
「胸のない奴にそれを言われてもな」という言葉を俺はグッとこらえた。
もう二度と姫石の胸のことをイジるのはやめると誓ったからな。
「悪かった」
俺は一言謝った。
「それにしても男子って――」
姫石が俺のすぐ隣に来て、笑いかけながら言ってきた。
「本当、最低ッ」
笑いかけてきた表情を変えずに凍てつくような声で俺の耳にささやいた。
……
返す言葉もございません。
「ちょっと待って下さい。……戻りましたが、初観測です」
「そうか……」
--------------------------
--------------------------
遠くの方から鳴り響く聞きなれたアラームの音を聞いて、俺は目を覚ました。
何気なく俺は自分の体が自分の体であることを確認した。
昨日でゴールデンウィークは終わり、今日からまたいつも通りの学校生活が始まる。
眠い目をこすりながら俺はのそのそとベッドから這い出た。
朝飯を食いながら、俺は再提出を言い渡された自己紹介カードを眺めていた。
もう五月にもなっているというのに今さら自己紹介カードなんてものを書く必要はあるのだろうかと、頭の中でああでもないこうでもないと考えていた。
なぜなら、今日が自己紹介カードを再提出しなければならない日だからだ。
全くもって憂鬱だ。
憂鬱な気分を抱いたまま、自己紹介カードを提出し忘れないために目立つようにファイルにしまった。
朝飯をたいらげ、歯を磨き、洗顔を終わらせ、制服に着替えて、軽く身だしなみを整えるために鏡を見た。
当然のことながら鏡には自分の平凡な顔が映っていた。
当然のことを確認するようになってしまったのは、やはり俺達がゴールデンウィーク中に経験してしまった入れ替わりのせいだろう。
当然のことが当然ではなかった。
当たり前のことが当たり前ではなかった。
必然が必然ではなかった。
そんな経験を俺達はしてしまったのだ。
だからだろうか。
当然のことを、当たり前のことを、必然を享受することができていることに尊さと幸せと安心を感じてしまうのは。
もしそうならば、そうでなくても俺は当然のように、当たり前のように、必然であるように欠伸を噛み殺しながら家を出た。
--------------------------
津田の台駅のホームでぼーっとしながら乗る電車を待っていると、姫石に朝からたいそうなお元気で肩をぺしぺしと叩かれた。
「相変わらず何ぼーっとしてんの! まだ寝てた方がいんじゃない? あ、それともあたしの体が恋しくなって昨日の夜は眠れなかったとか?」
「その語弊しか生まれないような言い方はやめろ。あと、恋しくなっていない!」
入れ替わりの事実を知っているならば姫石の言い方でも語弊は生まれないとは思うが、そんなことを知らない圧倒的多数の人々は語弊がある方でしか解釈しないだろう。
……違うな。
入れ替わりの事実を知っていたとしても語弊があることには変わりはないな。
「お、これだけ威勢の良い返事をするなら大丈夫そうだね」
「あんな語弊があるようなことを言われたら嫌でも威勢の良い返事になるわ」
「語弊なんてないよ。玉宮は恥ずかしがり屋さんだね」
「語弊ありまくりだ! あの言い方を聞いて俺達と俺達以外では大きく解釈が異なるんだよ!」
こんなに俺が活発的な朝を迎えることなんて今までにあっただろうか。
「それなら、やっぱり語弊はないよ。あたしはどっちの意味で解釈されても良いもの」
「何でそうなるんだよ。語弊はある……ッ!?」
俺もさすがにわかっている。
俺だってそこまで鈍くはない。
いや、鈍いは鈍いのかもしれないが気付いてはいる。
このままではいけないこと、このままではいられないことに。
俺は入れ替わりを通じてそれを気付かされた。
「とにかく、俺は恋しくなっていない!」
しかし、今ではない。
それは、然るべき時に、然るべき場所で、然るべき方法でしなくてはならない。
「ふ~ん、そっかそっか。ところでなんだけどさ」
そこで姫石は言葉を区切った。
「ところで何だよ?」
俺は姫石の言葉の続きを促すように聞いた。
「玉宮の自己紹介カードの再提出って今日だよね? だから、あたしが再々提出にならないように確認してあげる!」
ニヤニヤしながら姫石は手でほれほれと催促してくる。
「なんで覚えているんだよ! 嫌だからな、絶対見せないからな!」
「どうせ回し読みする時に読まれるんだから、今読んだって良いじゃない!」
「だとしても、何となくそれは嫌だ!」
しょうもない言い合いをしているうちにちょうど良くホームに電車が滑りこんで来たので、一時休戦となった。
朝の通勤ラッシュの満員電車でさすがに、こんな下らない言い合いをするほどの勇気は俺達にはない。
--------------------------
電車を降りてから朝のホームルームになるまで、なんとか姫石から自己紹介カードを守り抜いた俺は面白くもなく、将来のなんの役にも立たなそうな授業を四時間受け終え、やっと昼休みになった。
次の二時間に備えて昼食を取ろうと弁当を取り出した時、俺のクラスに訪問者がやって来た。
「姫石先輩、玉宮先輩、お昼一緒にいかがですか?」
その訪問者とは立花であった。
教室の扉からちょこっと顔を覗かせた立花の手には弁当がぶら下げられていた。
「歩乃架ちゃん! 良いよ良いよ、一緒に食べよ!」
出されたエサに飛びつく犬のように姫石は立花に食いついた。
姫石の腰の辺りからブンブンと振っている尻尾が見えるようだった。
それよりも、俺のクラスの男子達のざわつきようが大き過ぎるだろ。
俺だって男子だ。
気持ちはわかる。
あの大きさ、あの破壊力には抗えない。
だが、見過ぎだ。
というか、お前らが見ていいもんじゃないんだよ。
直視しようなんておこがましい。
崇めておくぐらいがちょうど良いんだよ。
「ほら、玉宮も行くよ!」
「あ、あぁ」
姫石に呼ばれて俺は椅子を引いて、姫石と立花のところへと向かった。
クラスの男子達から恨めしそうな目で見られたが俺は気にしない。
俺はお前らみたいに立花の御本尊を直視しようなんておこがましいことはしないからな。
「じゃあ、行こっか!」
俺が来たところで姫石がそう言って、俺達は歩き出した。
「あの~玉宮先輩」
廊下を歩き出してすぐに立花が俺に恥ずかしそうに小声で言ってきた。
「どうした?」
俺は優しく言った。
「ちょっと……見過ぎです……」
見過ぎ?
何をだ?
まさか、立花の御本尊を?
俺がそんなおこがましいことをするはずないだろう。
……ごめんなさい、嘘です。
めちゃくちゃ見ていました。
「ち、違うんだ立花。これは……あれだ、俺のクラスの男子達が見ていたからか俺もつい釣られて見てしまっただけなんだ」
苦しい言い訳なのはわかっているが、これぐらいしか出てこなかった。
「そういうことだったんですね。そうですよね、玉宮先輩に限ってそんなことないですよね」
「そ、そうなんだよ! ごめんな。俺のクラスの男連中には後で厳しく注意しておくから!」
俺の苦しい言い訳を純粋な立花は本当だと信じてくれた。
信じてくれたのはとても有難いが、あまりにも純粋無垢過ぎて俺は心配だ。
「ありがとうございます」
安らかな笑みを浮かべて言った立花を見て、俺は心底心が痛かった。
……なんだか本当に痛い。
痛いのは心だから物理的に痛いということはないはずなのに、こう物理的に頬の辺りが強く引っ張られるように……
「痛ッ! 痛い、痛い、痛い、いたい、いたたたたた!」
気付くと俺は姫石に頬を引きちぎられんとばかりに強く引っ張られていた。
引きちぎれる限界まで引っ張られて、姫石はようやく引っ張る手を離してくれた。
「何すんだよ。それにいつから居たんだ?」
俺は頬をさすりながら姫石に言った。
「いつからって、最初からずっと歩乃架ちゃんの隣にいたわよ」
そうなのか?
まぁ、立花の大きな山を見ていたからその先に広がる地平線がどこまでも続くような大地が見えないのは仕方がないか。
「頬をつねられた理由は自分の胸にでも聞いてみなさい」
「胸のない奴にそれを言われてもな」という言葉を俺はグッとこらえた。
もう二度と姫石の胸のことをイジるのはやめると誓ったからな。
「悪かった」
俺は一言謝った。
「それにしても男子って――」
姫石が俺のすぐ隣に来て、笑いかけながら言ってきた。
「本当、最低ッ」
笑いかけてきた表情を変えずに凍てつくような声で俺の耳にささやいた。
……
返す言葉もございません。
0
お気に入りに追加
9
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
令嬢の名門女学校で、パンツを初めて履くことになりました
フルーツパフェ
大衆娯楽
とある事件を受けて、財閥のご令嬢が数多く通う女学校で校則が改訂された。
曰く、全校生徒はパンツを履くこと。
生徒の安全を確保するための善意で制定されたこの校則だが、学校側の意図に反して事態は思わぬ方向に?
史実上の事件を元に描かれた近代歴史小説。
幼なじみとセックスごっこを始めて、10年がたった。
スタジオ.T
青春
幼なじみの鞠川春姫(まりかわはるひめ)は、学校内でも屈指の美少女だ。
そんな春姫と俺は、毎週水曜日にセックスごっこをする約束をしている。
ゆるいイチャラブ、そしてエッチなラブストーリー。
可愛すぎるクラスメイトがやたら俺の部屋を訪れる件 ~事故から助けたボクっ娘が存在感空気な俺に熱い視線を送ってきている~
蒼田
青春
人よりも十倍以上存在感が薄い高校一年生、宇治原簾 (うじはられん)は、ある日買い物へ行く。
目的のプリンを買った夜の帰り道、簾はクラスメイトの人気者、重原愛莉 (えはらあいり)を見つける。
しかしいつも教室でみる活発な表情はなくどんよりとしていた。只事ではないと目線で追っていると彼女が信号に差し掛かり、トラックに引かれそうな所を簾が助ける。
事故から助けることで始まる活発少女との関係。
愛莉が簾の家にあがり看病したり、勉強したり、時には二人でデートに行ったりと。
愛莉は簾の事が好きで、廉も愛莉のことを気にし始める。
故障で陸上が出来なくなった愛莉は目標新たにし、簾はそんな彼女を補佐し自分の目標を見つけるお話。
*本作はフィクションです。実在する人物・団体・組織名等とは関係ございません。
庭木を切った隣人が刑事訴訟を恐れて小学生の娘を謝罪に来させたアホな実話
フルーツパフェ
大衆娯楽
祝!! 慰謝料30万円獲得記念の知人の体験談!
隣人宅の植木を許可なく切ることは紛れもない犯罪です。
30万円以下の罰金・過料、もしくは3年以下の懲役に処される可能性があります。
そうとは知らずに短気を起こして家の庭木を切った隣人(40代職業不詳・男)。
刑事訴訟になることを恐れた彼が取った行動は、まだ小学生の娘達を謝りに行かせることだった!?
子供ならば許してくれるとでも思ったのか。
「ごめんなさい、お尻ぺんぺんで許してくれますか?」
大人達の事情も知らず、健気に罪滅ぼしをしようとする少女を、あなたは許せるだろうか。
余りに情けない親子の末路を描く実話。
※一部、演出を含んでいます。
スケートリンクでバイトしてたら大惨事を目撃した件
フルーツパフェ
大衆娯楽
比較的気温の高い今年もようやく冬らしい気候になりました。
寒くなって本格的になるのがスケートリンク場。
プロもアマチュアも関係なしに氷上を滑る女の子達ですが、なぜかスカートを履いた女の子が多い?
そんな格好していたら転んだ時に大変・・・・・・ほら、言わんこっちゃない!
スケートリンクでアルバイトをする男性の些細な日常コメディです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる