25 / 111
Layer25 試練
しおりを挟む
完璧だ。
ここまでは全て予定通りだ。
耳栓の変わりにイヤホンをし、下を一切見ずにスカートを下ろし、パンツの生地を思い切り引っ張っることで姫石の体に触らずに俺は便座に腰を掛けることができた。
そこまでだった。
完璧なのはそこまでだった。
俺は大切なことを見落としていた。
男にはあって、女にはないもの。
こんな単純なことを俺は見落としていたのだ。
「え……これどうやってすんの? 」
男にはアレが付いているため出す方向を定めることができる。
だが、女には付いていないのでどうやって出す方向を定めるのか全くわからない。
そのため、どこに出るのかわからないという恐怖心に捕らわれていた。
というか、出す方向なんて定められるの?
無理じゃない?
こうなったら出す勢いを調整してちょっとずつ出していくしかない。
そう思い俺は勇気を振り絞って膀胱に力を入れた。
すると、少しづつ出ていく感覚が伝わってきた。
よし!
ちゃんと便器の範囲内に出せてるぞ!
と思った矢先……急に出す勢いを調整できなくなった。
あれ?
何でだ?
男の時はちゃんと出す勢いを調整できたのに……まさか、女は勢いを調整できないのか。
予想外の出来事に俺が焦っている間も勢いが止まることもなく、ひざ裏とふくらはぎの上の辺りから何かの液体が伝わってくる感覚がした。
これはやったな
この歳にもなってまともにトイレをすることができない日が来るなんて……
まともにトイレができないほど俺の年齢は若くはなく、かといって高齢でもない。
どうやら便座と便器の間から漏れ出たらしく、幸いにもさほど漏れずにすんだ。
このことは絶対に誰にも言わずに墓まで持っていこう。
俺はそう固く決心した。
(こうしてこの世界にまた一つ新たなトリビアが生まれた。
男性は座ってトイレをする時、女性よりも前に座ってトイレをするため女性に入れ替わった時は後ろに座るように気をつけた方が良い)
こんな昔のテレビ番組のフレーズが脳内で流れたが、こんなフレーズは聞きたくなかった。
それに今回のは泉は泉でも漏れ出てはいけない泉だし。
「……このままだと気持ち悪いし、すぐに風呂入るか」
一番難易度が低いはずのトイレでこの結果だと、難易度が無理ゲーになる風呂なんて想像したくもないな。
--------------------------
駆け込んだトイレであたしは絶対に下を見ないように素早くズボンとパンツを下ろして便座に座った。
座った直後に出始めたため、あたしは慌てて便器から漏れ出ないように玉宮のアレの根本の辺りを触ってとっさに出る方向を調整した。
あと、まだ出ないでって思ったら自然に力が入って出る勢いも少し弱まった。
ちょっとだけモジャモジャと気持ち悪い感触がしたけど、今は便器から漏れ出ないようにするためには我慢するしかない。
本当は嫌だけど。
本当に嫌なんだよ。
男の子のってこんな感じなんだなんて、これぽっちも思ってないんだからね。
……あたし、誰に言い訳してるんだろ。
それにしても男子のって案外便利なんだね。
とっさに方向も変えられるし、膀胱の方に力込めたら少し出る勢い弱まったし。
外に出てる分、普段の生活ではすごく邪魔なんだろうなって思ってたけど、こういう場面ではすごく便利だし、さっき駅で走った時もほとんど違和感なく走れてたんだよね。
こんなの男子だけズルくない?
こんなに便利な機能が付いてるし、生理っていう本当に最悪な現象も無いんでしょ。
こっちはそれが月に1回もあるんだよ!
不公平よ!
まぁ、だからといって元の体に戻りたくないわけじゃないんだけどね。
ちょっと焦ったけど、あたしはなんなくトイレという試練をクリアすることができた。
この調子ならお風呂も上手くいけそうかも。
トイレで自信がついたあたしはそのまま脱衣所に向かい、お風呂に入ることにした。
できるだけ服を着たままでもできる準備をやり終えたら、目をつぶりながら服を脱いであたしはお風呂に入った。
もちろん、お風呂に入ったあともあたしは目をつぶり続けていた。
なぜならお風呂には家の中で一番大きいと言っても過言じゃない大きさの全身をくまなく映す鏡があるからだ。
けど、お風呂に入ってる間ずっと目をつぶっているのは難しいと思うの。
だから、あたしは名案を思いついたの。
鏡を湯気で曇らせれば良いって!
というわけで、蓋を開けっぱなしにして湯船にお湯を貯めました!
この状況ではさすがに湯船に浸かってゆっくりするわけにはいかないから、せっかく溜めたのにちょっと勿体ないんだけどね。
あたしは恐る恐る鏡がちゃんと曇っているかどうか確認するために目を開けた。
うん!
大丈夫!
予想通りちゃんと鏡は曇ってる!
これならある程度は目を開けても大丈夫だね。
そんな感じであたしはシャワーを浴び始めた。
頭を洗い終わった時に、あたしは思わずチラッと鏡を見てしまった。
シャンプーを流したせいか少しだけ鏡の曇り具合が減ってしまっていた。
鏡に映っていたのは想像していたよりもちょっとだけたくましい体をしていた玉宮だった。
「玉宮って思っていたよりは筋肉あるんだ。かなり細身だからそんなに無いと思ってたんだけど……へぇ~」
そんなことをつぶやきながら、あたしは胸板を人差し指で触っていた。
……
え!?
あたし何やってるの!?
玉宮にあれだけ変なことしないでって自分で言ってたのに、その自分がこんな変なことするなんて笑えない冗談にもほどがあるよ!
……
でも、あたしでもこんなことしちゃうんだから玉宮だって絶対してるよね。
なら、あたしがしたってお互い様よね。
男子の体をこうして観察できる機会なんてもうないかもしれないしね。
貴重な体験を大切にしなきゃ勿体ないしね。
玉宮にあたしの体を見られるのはすっごい恥ずかしいけど、こんな風に入れ替わらなくたってどうせいつかは見られることになるんだから問題ないしね。
なんだかシャワーのお湯がさっきよりも熱くなったように感じながら、あたしは鏡の曇りをシャワーをかけて取った。
--------------------------
俺は目をつぶりながら服を脱いでいた。
目をつぶりながら服を脱ぐのは大変だと思っていたのだが、一番難しいと考えていたブラージャーもすんなり外すことができ拍子抜けしている。
けど、どうせすぐに上手くいかなくなることはわかっている。
というか、姫石にブラはいらないんじゃ……なんてことが頭をよぎってしまった。
こんなこと考えちゃ駄目だよな。
なぜなら十中八九、姫石に殺される気がするからだ。
目をつぶった冗談で風呂に入り、シャワーのお湯で頭を洗ったところまでは良かった。
しかし、案の定上手くいったのはそこまでだった。
目をつぶっているおかげてシャンプーとリンスを間違えたのである。
……
もうさ、見ても良くね?
だって姫石もどうせあの反応からして、絶対俺の体見まくってるぜ。
俺だけ見れないなんて不平等だろ。
こういうのは入れ替わった男側が相手の体を見ると相場が決まっているだろ。
それなのに男側である俺がそれをしないで、女側の姫石がするのは何か違う気がする。
そう考えて俺は思いきって目を開けた。
開いた目に映ってきたのは鏡に映った姫石の曲線だけで描かれたようななめらかなシルエットだった。
これはもう、エロいとかそういうものを通り越している。
ただ、綺麗だと感じた。
美しいと感じた。
例えるなら、ヴィーナスの誕生やミロのヴィーナスなどの長い時が経っても人々を魅力し続ける絵画や彫刻のような芸術的な美しさがそこにはあった。
「姫石ってこんなにスタイルが良かったのか」
腐れ縁のおかげでそれなりには長い時間を一緒に過ごしてきたが、こんなに姫石のスタイルが良かったなんて露程も思っていなかった。
「肌白っ! しかも、すべすべだし! 何やったらこんなすべすべになるんだよ。脚も細くて長くて美脚だしよ。尻も良い形してるしよ。ウエストも曲線過ぎるぐらにくびれてるしよ。胸も……」
俺はこの時、自分の胸にこう誓った。
もう二度と姫石の胸のことをイジるのは辞めようと。
こんなことも知らずに俺は今まで姫石の胸をイジるなんていう残酷なことをしていたのか。
もしかしたらこの入れ替わりは、俺がこのことを知るためだけに神か何かが引き起こした現象なのかもしれない。
ま、俺が知ったにも関わらず元に戻らないところを見ると違うようだが。
……
今度、姫石に会ったら何を言われてもいいから謝ろう。
ここまでは全て予定通りだ。
耳栓の変わりにイヤホンをし、下を一切見ずにスカートを下ろし、パンツの生地を思い切り引っ張っることで姫石の体に触らずに俺は便座に腰を掛けることができた。
そこまでだった。
完璧なのはそこまでだった。
俺は大切なことを見落としていた。
男にはあって、女にはないもの。
こんな単純なことを俺は見落としていたのだ。
「え……これどうやってすんの? 」
男にはアレが付いているため出す方向を定めることができる。
だが、女には付いていないのでどうやって出す方向を定めるのか全くわからない。
そのため、どこに出るのかわからないという恐怖心に捕らわれていた。
というか、出す方向なんて定められるの?
無理じゃない?
こうなったら出す勢いを調整してちょっとずつ出していくしかない。
そう思い俺は勇気を振り絞って膀胱に力を入れた。
すると、少しづつ出ていく感覚が伝わってきた。
よし!
ちゃんと便器の範囲内に出せてるぞ!
と思った矢先……急に出す勢いを調整できなくなった。
あれ?
何でだ?
男の時はちゃんと出す勢いを調整できたのに……まさか、女は勢いを調整できないのか。
予想外の出来事に俺が焦っている間も勢いが止まることもなく、ひざ裏とふくらはぎの上の辺りから何かの液体が伝わってくる感覚がした。
これはやったな
この歳にもなってまともにトイレをすることができない日が来るなんて……
まともにトイレができないほど俺の年齢は若くはなく、かといって高齢でもない。
どうやら便座と便器の間から漏れ出たらしく、幸いにもさほど漏れずにすんだ。
このことは絶対に誰にも言わずに墓まで持っていこう。
俺はそう固く決心した。
(こうしてこの世界にまた一つ新たなトリビアが生まれた。
男性は座ってトイレをする時、女性よりも前に座ってトイレをするため女性に入れ替わった時は後ろに座るように気をつけた方が良い)
こんな昔のテレビ番組のフレーズが脳内で流れたが、こんなフレーズは聞きたくなかった。
それに今回のは泉は泉でも漏れ出てはいけない泉だし。
「……このままだと気持ち悪いし、すぐに風呂入るか」
一番難易度が低いはずのトイレでこの結果だと、難易度が無理ゲーになる風呂なんて想像したくもないな。
--------------------------
駆け込んだトイレであたしは絶対に下を見ないように素早くズボンとパンツを下ろして便座に座った。
座った直後に出始めたため、あたしは慌てて便器から漏れ出ないように玉宮のアレの根本の辺りを触ってとっさに出る方向を調整した。
あと、まだ出ないでって思ったら自然に力が入って出る勢いも少し弱まった。
ちょっとだけモジャモジャと気持ち悪い感触がしたけど、今は便器から漏れ出ないようにするためには我慢するしかない。
本当は嫌だけど。
本当に嫌なんだよ。
男の子のってこんな感じなんだなんて、これぽっちも思ってないんだからね。
……あたし、誰に言い訳してるんだろ。
それにしても男子のって案外便利なんだね。
とっさに方向も変えられるし、膀胱の方に力込めたら少し出る勢い弱まったし。
外に出てる分、普段の生活ではすごく邪魔なんだろうなって思ってたけど、こういう場面ではすごく便利だし、さっき駅で走った時もほとんど違和感なく走れてたんだよね。
こんなの男子だけズルくない?
こんなに便利な機能が付いてるし、生理っていう本当に最悪な現象も無いんでしょ。
こっちはそれが月に1回もあるんだよ!
不公平よ!
まぁ、だからといって元の体に戻りたくないわけじゃないんだけどね。
ちょっと焦ったけど、あたしはなんなくトイレという試練をクリアすることができた。
この調子ならお風呂も上手くいけそうかも。
トイレで自信がついたあたしはそのまま脱衣所に向かい、お風呂に入ることにした。
できるだけ服を着たままでもできる準備をやり終えたら、目をつぶりながら服を脱いであたしはお風呂に入った。
もちろん、お風呂に入ったあともあたしは目をつぶり続けていた。
なぜならお風呂には家の中で一番大きいと言っても過言じゃない大きさの全身をくまなく映す鏡があるからだ。
けど、お風呂に入ってる間ずっと目をつぶっているのは難しいと思うの。
だから、あたしは名案を思いついたの。
鏡を湯気で曇らせれば良いって!
というわけで、蓋を開けっぱなしにして湯船にお湯を貯めました!
この状況ではさすがに湯船に浸かってゆっくりするわけにはいかないから、せっかく溜めたのにちょっと勿体ないんだけどね。
あたしは恐る恐る鏡がちゃんと曇っているかどうか確認するために目を開けた。
うん!
大丈夫!
予想通りちゃんと鏡は曇ってる!
これならある程度は目を開けても大丈夫だね。
そんな感じであたしはシャワーを浴び始めた。
頭を洗い終わった時に、あたしは思わずチラッと鏡を見てしまった。
シャンプーを流したせいか少しだけ鏡の曇り具合が減ってしまっていた。
鏡に映っていたのは想像していたよりもちょっとだけたくましい体をしていた玉宮だった。
「玉宮って思っていたよりは筋肉あるんだ。かなり細身だからそんなに無いと思ってたんだけど……へぇ~」
そんなことをつぶやきながら、あたしは胸板を人差し指で触っていた。
……
え!?
あたし何やってるの!?
玉宮にあれだけ変なことしないでって自分で言ってたのに、その自分がこんな変なことするなんて笑えない冗談にもほどがあるよ!
……
でも、あたしでもこんなことしちゃうんだから玉宮だって絶対してるよね。
なら、あたしがしたってお互い様よね。
男子の体をこうして観察できる機会なんてもうないかもしれないしね。
貴重な体験を大切にしなきゃ勿体ないしね。
玉宮にあたしの体を見られるのはすっごい恥ずかしいけど、こんな風に入れ替わらなくたってどうせいつかは見られることになるんだから問題ないしね。
なんだかシャワーのお湯がさっきよりも熱くなったように感じながら、あたしは鏡の曇りをシャワーをかけて取った。
--------------------------
俺は目をつぶりながら服を脱いでいた。
目をつぶりながら服を脱ぐのは大変だと思っていたのだが、一番難しいと考えていたブラージャーもすんなり外すことができ拍子抜けしている。
けど、どうせすぐに上手くいかなくなることはわかっている。
というか、姫石にブラはいらないんじゃ……なんてことが頭をよぎってしまった。
こんなこと考えちゃ駄目だよな。
なぜなら十中八九、姫石に殺される気がするからだ。
目をつぶった冗談で風呂に入り、シャワーのお湯で頭を洗ったところまでは良かった。
しかし、案の定上手くいったのはそこまでだった。
目をつぶっているおかげてシャンプーとリンスを間違えたのである。
……
もうさ、見ても良くね?
だって姫石もどうせあの反応からして、絶対俺の体見まくってるぜ。
俺だけ見れないなんて不平等だろ。
こういうのは入れ替わった男側が相手の体を見ると相場が決まっているだろ。
それなのに男側である俺がそれをしないで、女側の姫石がするのは何か違う気がする。
そう考えて俺は思いきって目を開けた。
開いた目に映ってきたのは鏡に映った姫石の曲線だけで描かれたようななめらかなシルエットだった。
これはもう、エロいとかそういうものを通り越している。
ただ、綺麗だと感じた。
美しいと感じた。
例えるなら、ヴィーナスの誕生やミロのヴィーナスなどの長い時が経っても人々を魅力し続ける絵画や彫刻のような芸術的な美しさがそこにはあった。
「姫石ってこんなにスタイルが良かったのか」
腐れ縁のおかげでそれなりには長い時間を一緒に過ごしてきたが、こんなに姫石のスタイルが良かったなんて露程も思っていなかった。
「肌白っ! しかも、すべすべだし! 何やったらこんなすべすべになるんだよ。脚も細くて長くて美脚だしよ。尻も良い形してるしよ。ウエストも曲線過ぎるぐらにくびれてるしよ。胸も……」
俺はこの時、自分の胸にこう誓った。
もう二度と姫石の胸のことをイジるのは辞めようと。
こんなことも知らずに俺は今まで姫石の胸をイジるなんていう残酷なことをしていたのか。
もしかしたらこの入れ替わりは、俺がこのことを知るためだけに神か何かが引き起こした現象なのかもしれない。
ま、俺が知ったにも関わらず元に戻らないところを見ると違うようだが。
……
今度、姫石に会ったら何を言われてもいいから謝ろう。
0
お気に入りに追加
9
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
令嬢の名門女学校で、パンツを初めて履くことになりました
フルーツパフェ
大衆娯楽
とある事件を受けて、財閥のご令嬢が数多く通う女学校で校則が改訂された。
曰く、全校生徒はパンツを履くこと。
生徒の安全を確保するための善意で制定されたこの校則だが、学校側の意図に反して事態は思わぬ方向に?
史実上の事件を元に描かれた近代歴史小説。
幼なじみとセックスごっこを始めて、10年がたった。
スタジオ.T
青春
幼なじみの鞠川春姫(まりかわはるひめ)は、学校内でも屈指の美少女だ。
そんな春姫と俺は、毎週水曜日にセックスごっこをする約束をしている。
ゆるいイチャラブ、そしてエッチなラブストーリー。
可愛すぎるクラスメイトがやたら俺の部屋を訪れる件 ~事故から助けたボクっ娘が存在感空気な俺に熱い視線を送ってきている~
蒼田
青春
人よりも十倍以上存在感が薄い高校一年生、宇治原簾 (うじはられん)は、ある日買い物へ行く。
目的のプリンを買った夜の帰り道、簾はクラスメイトの人気者、重原愛莉 (えはらあいり)を見つける。
しかしいつも教室でみる活発な表情はなくどんよりとしていた。只事ではないと目線で追っていると彼女が信号に差し掛かり、トラックに引かれそうな所を簾が助ける。
事故から助けることで始まる活発少女との関係。
愛莉が簾の家にあがり看病したり、勉強したり、時には二人でデートに行ったりと。
愛莉は簾の事が好きで、廉も愛莉のことを気にし始める。
故障で陸上が出来なくなった愛莉は目標新たにし、簾はそんな彼女を補佐し自分の目標を見つけるお話。
*本作はフィクションです。実在する人物・団体・組織名等とは関係ございません。
庭木を切った隣人が刑事訴訟を恐れて小学生の娘を謝罪に来させたアホな実話
フルーツパフェ
大衆娯楽
祝!! 慰謝料30万円獲得記念の知人の体験談!
隣人宅の植木を許可なく切ることは紛れもない犯罪です。
30万円以下の罰金・過料、もしくは3年以下の懲役に処される可能性があります。
そうとは知らずに短気を起こして家の庭木を切った隣人(40代職業不詳・男)。
刑事訴訟になることを恐れた彼が取った行動は、まだ小学生の娘達を謝りに行かせることだった!?
子供ならば許してくれるとでも思ったのか。
「ごめんなさい、お尻ぺんぺんで許してくれますか?」
大人達の事情も知らず、健気に罪滅ぼしをしようとする少女を、あなたは許せるだろうか。
余りに情けない親子の末路を描く実話。
※一部、演出を含んでいます。
スケートリンクでバイトしてたら大惨事を目撃した件
フルーツパフェ
大衆娯楽
比較的気温の高い今年もようやく冬らしい気候になりました。
寒くなって本格的になるのがスケートリンク場。
プロもアマチュアも関係なしに氷上を滑る女の子達ですが、なぜかスカートを履いた女の子が多い?
そんな格好していたら転んだ時に大変・・・・・・ほら、言わんこっちゃない!
スケートリンクでアルバイトをする男性の些細な日常コメディです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる