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では、皆さんに質問です。
もし誰かと体が入れ替わった状態で、自分の家に帰ったらどうなると思いますか?
正解は自分の家族あるいは同居人に警察に通報され、不法侵入として捕まります。
そう、普通の場合ならこの答えが適当だろう。
だが、俺達は奇跡的にこの普通の場合に該当しない。
「いや、大丈夫だ。俺達の場合は幸いなことに自分の家には帰ることができそうだ。たしか姫石の家はお母さんが海外出張で、実質ひとり暮らしだったよな? 」
姫石のお母さんは姫石のことを女手ひとつで育てている。
そんな姫石のお母さんは共働きの夫婦の稼ぎを余裕で超える経済力がある。
そのため、世界を飛び回っているおり日本にいること自体が少なく、姫石がほぼひとり暮らしという現状になっている。
「うん、あたしはそうだけど……玉宮の方は普通にお母さんとかいるでしょ? あたしは自分の家に帰れるけど玉宮はどうすんのよ? まさか、都合よく玉宮のお母さんが今日から出張で家にいません、なんて話はないでしょ? 」
その通り。
都合よくそんな話があるわけない。
ただ、俺達はそんな都合なんかお構い無しな出来事に直面した。
それこそ、都合のいい話が一万個あっても足りないくらいの出来事に。
なら、都合のいい話が一つや二つあったって何もおかしくはないだろ。
「その、まさかだ。ちょうど俺の母親が今日の夕方くらいから出張で、ゴールデンウィーク明けまで家にいないんだ。だから、ゴールデンウィーク中なら問題はない。まぁ、裏を返せばゴールデンウィーク中にこの入れ替わりを解決しないと俺は家に帰れずに、一人夜の街を寂しくさまようわけだ」
「え~! そんな偶然があるんだ~。なんなスゴいね。それよりも、最後の方の変なポエムみたいなのなに? なんならそっちの方が気になっちゃって玉宮のお母さんがちょうど出張に行った偶然のすごさが薄れちゃったんだけど」
「うるせーよ! いいだろ! ちょっとふざけてみただけだから。俺だってダサいポエムみたいだなって自分で言ってて思ったよ! 」
「たしかにゴールデンウィーク中に元の体に戻った方がいいけどさ、間に合わなくない? 別に間に合わなくても夜の街をさまよったりしないで……あたしの家にくればいいじゃん」
「それは断る」
「なッ! なんでよ……そんなにあたしと暮らすのが嫌なの? 」
「なんか姫石先輩がこじらせた彼女みたいになってる……」
立花がそんなことを呟いたが、姫石には聞こえていなかったようだ。
「いや、そういうことじゃなくてな。年頃の男女が二人きりで寝食を共にするのは世間体的に完全アウトだろ」
「え!? 玉宮、まさかあたしを襲う気なの!? 」
「襲わねぇよ! ……お前俺のことなんだと思ってるんだよ」
後ろ前どっちかわかんない奴を襲ってなんの得があるんだよ、という言葉はなんとか飲み込んだ。
「う~ん、澄ました顔して隙あらば女の子を狙ってくる男、いや雄? 」
「ふざけんな、どんな偏見だ。あと、せめて雄って言い直すな。なんかすごく嫌だ」
男と雄、意味合い的にはほぼ同じなのに雲泥の差があるように感じられるのはなぜなのだろうか。
「とにかく、いつどこで誰の目があるかわからないだろ。もし、俺達の学校の人間が見ていたらどうする? 変な噂をたてられて絶対面倒臭いことになるぞ。なんなら生活指導だってありえる。今の時代、誰でもスマホを持っている。何かをやらかせば、スマホを向けられて簡単にネットにさらされる。誰もが監視者みたいなもんだ。ある意味、今の社会はジョージ・オーウェルが描いた1984年の二番煎じみたいな社会だからな」
「わかった、もうわかったから。急に熱く語り出さないでよ。過去に女性関係で問題があった芸能人みたいなこと言わないでよ。最後の方は何言ってるかわかんなかったし」
「嫌な例え方するなよ。それにジョージ・オーウェルの1984年知らないのか? 」
「全然知らない」
姫石がきっぱり言った。
立花と八雲の方もよく知らないという反応だった。
最近の高校生は知らないのかよ。
姫石達にいつもみたいに話したのは悪かったと思うけど、八雲ぐらいは知っててくれよ……あ、こいつは科学以外はまるでダメだったか。
「とりあえず、ゴールデンウィーク中は自宅に帰っても問題ないんだな? 」
科学以外はまるでダメな八雲が聞いてきた。
……
天才に向かって生意気言ってすみません。
「あぁ、問題ない。問題なのは……」
「ここからか」
八雲の返答に俺はゆっくり頷いた。
「特に問題なのが姫石華の方だな。玉宮香六の方はそこまで問題じゃないだろう。なんならこういう時は嬉しいものなのか? 」
「何で俺がそんなに下心丸出しなんだよ。実際になってみろ。そんなこと考えるより早く元の体に戻りたい気持ちの方が断然強いぞ」
ってか何で俺の方はあんまり問題ない感じなの?
今のところ一番の被害を受けてるのは俺だぞ。
姫石は俺の大事なところを触りやがったのに、俺はまだ何も触ってないからな。
「ねぇ、さっきから問題があるとかないとか言ってるけど何の話してるの? 」
「え!? 姫石先輩もしかして気づいてないんですか? あれ? けど先輩がこれからどうするか聞いた時に気づいてませんでしたってけ? 」
「うん? もちろん気づいたよ。体が入れ替わったままじゃ玉宮が家に帰れないなって」
「姫石、お前な~……」
そう言って俺は長い溜め息をついた。
立花も八雲も全然気づいてないじゃんって顔してるぞ。
相変わらずこいつは抜けている。
かと思えば妙に鋭い時もあるし、わけがわからない。
「家に帰ったらどうするんだ? 服は着替えないのか? トイレには行かないのか? 風呂には入らないのか? 」
「そんなのするに決まって……あっ」
どうやら、やっと気づいたようだ。
気づいたせいか姫石の顔が見る見るうちに赤くなってきた。
なんかこれデジャブだな。
「あーーー!! どうしよ! どうすんのよ! 玉宮! あたし、もう一生着替えもトイレもお風呂も行けないじゃん! 」
怒涛の勢いで姫石が叫び出した。
「ちゃんと行け。汚ねぇだろ。ってか俺はいいのか? 今の俺は姫石の体なんだぞ? 」
「あーーーそうだった! なら、玉宮もダメ! 絶対ダメ! 玉宮にあたしの体見られるなんてそんなの……そんなのଘ♡ଓ*:゜+。.໒꒱°*。⋈。♡:* :゜+。ଘ☆:゜+。⋈。」
無理難題を人に強要させようとしてくるな。
それにこんな文字化けみたいな声は人生で初めて聞いたぞ。
「一生着替えもトイレもお風呂も行けないなんてできるか! しょうがないだろ。我慢しろ」
「ならせめて耳栓と目隠して! あと体には絶対触らないで! 」
「誰ができるんだよ! そんなこと! なるべく見たり、触ったりしないようにするから、それで我慢してくれ」
「そんなの信用できないわよ! どうせエッチなこと考えてるんでしょ。あんなところやこんなところを見たり触ったりするんでしょ」
「それはお前もだろ。変なところ触ったりするんじゃねぇぞ」
「は? そんなことするわけないじゃん! 誰が玉宮の体を好き好んで触るもんですか! 」
姫石のこの言葉に俺は不覚にも少し口角を上げてしまった。
さんざん人を自己紹介でイジってきた借りが少しでも返すことができるからな。
「そうか。なら、お前は俺と入れ替わった直後何をした? いや、正確には俺の体のどこを触った? 」
そう言った瞬間、姫石の顔色が変わった。
変わったと言っても色が変わったわけじゃない。
顔色は赤色のままだ。
ただ、その顔色の意味合い変わったのだ。
「え? 姫石先輩、玉宮先輩の体に何かしたんですか? 」
さすがに立花もこのことを知れば、少なくとも姫石のことを盲信的に崇拝することもなくなるだろう。
入れ替わって最初にしたことが人の大事なところを触る奴なんてかなりの変態だもんな。
これで毒された立花も良くなるだろう。
我ながらいい仕事をしたかもしれない。
「……」
姫石は少しうつむきながら黙りこんでいる。
そりゃあ何も言えなくなるわな。
あんな変態的な行動。
これは自分の口から言うのはさすがに酷か。
そう思って俺が姫石の変態的行動について説明しようとした時、急に姫石が顔を上げた。
そして、
「てへっ」
アイドル顔負けの笑顔でそう言った。
……てへっじゃねぇよ!
世の中そんなんで許されるわけないだろ!
もし誰かと体が入れ替わった状態で、自分の家に帰ったらどうなると思いますか?
正解は自分の家族あるいは同居人に警察に通報され、不法侵入として捕まります。
そう、普通の場合ならこの答えが適当だろう。
だが、俺達は奇跡的にこの普通の場合に該当しない。
「いや、大丈夫だ。俺達の場合は幸いなことに自分の家には帰ることができそうだ。たしか姫石の家はお母さんが海外出張で、実質ひとり暮らしだったよな? 」
姫石のお母さんは姫石のことを女手ひとつで育てている。
そんな姫石のお母さんは共働きの夫婦の稼ぎを余裕で超える経済力がある。
そのため、世界を飛び回っているおり日本にいること自体が少なく、姫石がほぼひとり暮らしという現状になっている。
「うん、あたしはそうだけど……玉宮の方は普通にお母さんとかいるでしょ? あたしは自分の家に帰れるけど玉宮はどうすんのよ? まさか、都合よく玉宮のお母さんが今日から出張で家にいません、なんて話はないでしょ? 」
その通り。
都合よくそんな話があるわけない。
ただ、俺達はそんな都合なんかお構い無しな出来事に直面した。
それこそ、都合のいい話が一万個あっても足りないくらいの出来事に。
なら、都合のいい話が一つや二つあったって何もおかしくはないだろ。
「その、まさかだ。ちょうど俺の母親が今日の夕方くらいから出張で、ゴールデンウィーク明けまで家にいないんだ。だから、ゴールデンウィーク中なら問題はない。まぁ、裏を返せばゴールデンウィーク中にこの入れ替わりを解決しないと俺は家に帰れずに、一人夜の街を寂しくさまようわけだ」
「え~! そんな偶然があるんだ~。なんなスゴいね。それよりも、最後の方の変なポエムみたいなのなに? なんならそっちの方が気になっちゃって玉宮のお母さんがちょうど出張に行った偶然のすごさが薄れちゃったんだけど」
「うるせーよ! いいだろ! ちょっとふざけてみただけだから。俺だってダサいポエムみたいだなって自分で言ってて思ったよ! 」
「たしかにゴールデンウィーク中に元の体に戻った方がいいけどさ、間に合わなくない? 別に間に合わなくても夜の街をさまよったりしないで……あたしの家にくればいいじゃん」
「それは断る」
「なッ! なんでよ……そんなにあたしと暮らすのが嫌なの? 」
「なんか姫石先輩がこじらせた彼女みたいになってる……」
立花がそんなことを呟いたが、姫石には聞こえていなかったようだ。
「いや、そういうことじゃなくてな。年頃の男女が二人きりで寝食を共にするのは世間体的に完全アウトだろ」
「え!? 玉宮、まさかあたしを襲う気なの!? 」
「襲わねぇよ! ……お前俺のことなんだと思ってるんだよ」
後ろ前どっちかわかんない奴を襲ってなんの得があるんだよ、という言葉はなんとか飲み込んだ。
「う~ん、澄ました顔して隙あらば女の子を狙ってくる男、いや雄? 」
「ふざけんな、どんな偏見だ。あと、せめて雄って言い直すな。なんかすごく嫌だ」
男と雄、意味合い的にはほぼ同じなのに雲泥の差があるように感じられるのはなぜなのだろうか。
「とにかく、いつどこで誰の目があるかわからないだろ。もし、俺達の学校の人間が見ていたらどうする? 変な噂をたてられて絶対面倒臭いことになるぞ。なんなら生活指導だってありえる。今の時代、誰でもスマホを持っている。何かをやらかせば、スマホを向けられて簡単にネットにさらされる。誰もが監視者みたいなもんだ。ある意味、今の社会はジョージ・オーウェルが描いた1984年の二番煎じみたいな社会だからな」
「わかった、もうわかったから。急に熱く語り出さないでよ。過去に女性関係で問題があった芸能人みたいなこと言わないでよ。最後の方は何言ってるかわかんなかったし」
「嫌な例え方するなよ。それにジョージ・オーウェルの1984年知らないのか? 」
「全然知らない」
姫石がきっぱり言った。
立花と八雲の方もよく知らないという反応だった。
最近の高校生は知らないのかよ。
姫石達にいつもみたいに話したのは悪かったと思うけど、八雲ぐらいは知っててくれよ……あ、こいつは科学以外はまるでダメだったか。
「とりあえず、ゴールデンウィーク中は自宅に帰っても問題ないんだな? 」
科学以外はまるでダメな八雲が聞いてきた。
……
天才に向かって生意気言ってすみません。
「あぁ、問題ない。問題なのは……」
「ここからか」
八雲の返答に俺はゆっくり頷いた。
「特に問題なのが姫石華の方だな。玉宮香六の方はそこまで問題じゃないだろう。なんならこういう時は嬉しいものなのか? 」
「何で俺がそんなに下心丸出しなんだよ。実際になってみろ。そんなこと考えるより早く元の体に戻りたい気持ちの方が断然強いぞ」
ってか何で俺の方はあんまり問題ない感じなの?
今のところ一番の被害を受けてるのは俺だぞ。
姫石は俺の大事なところを触りやがったのに、俺はまだ何も触ってないからな。
「ねぇ、さっきから問題があるとかないとか言ってるけど何の話してるの? 」
「え!? 姫石先輩もしかして気づいてないんですか? あれ? けど先輩がこれからどうするか聞いた時に気づいてませんでしたってけ? 」
「うん? もちろん気づいたよ。体が入れ替わったままじゃ玉宮が家に帰れないなって」
「姫石、お前な~……」
そう言って俺は長い溜め息をついた。
立花も八雲も全然気づいてないじゃんって顔してるぞ。
相変わらずこいつは抜けている。
かと思えば妙に鋭い時もあるし、わけがわからない。
「家に帰ったらどうするんだ? 服は着替えないのか? トイレには行かないのか? 風呂には入らないのか? 」
「そんなのするに決まって……あっ」
どうやら、やっと気づいたようだ。
気づいたせいか姫石の顔が見る見るうちに赤くなってきた。
なんかこれデジャブだな。
「あーーー!! どうしよ! どうすんのよ! 玉宮! あたし、もう一生着替えもトイレもお風呂も行けないじゃん! 」
怒涛の勢いで姫石が叫び出した。
「ちゃんと行け。汚ねぇだろ。ってか俺はいいのか? 今の俺は姫石の体なんだぞ? 」
「あーーーそうだった! なら、玉宮もダメ! 絶対ダメ! 玉宮にあたしの体見られるなんてそんなの……そんなのଘ♡ଓ*:゜+。.໒꒱°*。⋈。♡:* :゜+。ଘ☆:゜+。⋈。」
無理難題を人に強要させようとしてくるな。
それにこんな文字化けみたいな声は人生で初めて聞いたぞ。
「一生着替えもトイレもお風呂も行けないなんてできるか! しょうがないだろ。我慢しろ」
「ならせめて耳栓と目隠して! あと体には絶対触らないで! 」
「誰ができるんだよ! そんなこと! なるべく見たり、触ったりしないようにするから、それで我慢してくれ」
「そんなの信用できないわよ! どうせエッチなこと考えてるんでしょ。あんなところやこんなところを見たり触ったりするんでしょ」
「それはお前もだろ。変なところ触ったりするんじゃねぇぞ」
「は? そんなことするわけないじゃん! 誰が玉宮の体を好き好んで触るもんですか! 」
姫石のこの言葉に俺は不覚にも少し口角を上げてしまった。
さんざん人を自己紹介でイジってきた借りが少しでも返すことができるからな。
「そうか。なら、お前は俺と入れ替わった直後何をした? いや、正確には俺の体のどこを触った? 」
そう言った瞬間、姫石の顔色が変わった。
変わったと言っても色が変わったわけじゃない。
顔色は赤色のままだ。
ただ、その顔色の意味合い変わったのだ。
「え? 姫石先輩、玉宮先輩の体に何かしたんですか? 」
さすがに立花もこのことを知れば、少なくとも姫石のことを盲信的に崇拝することもなくなるだろう。
入れ替わって最初にしたことが人の大事なところを触る奴なんてかなりの変態だもんな。
これで毒された立花も良くなるだろう。
我ながらいい仕事をしたかもしれない。
「……」
姫石は少しうつむきながら黙りこんでいる。
そりゃあ何も言えなくなるわな。
あんな変態的な行動。
これは自分の口から言うのはさすがに酷か。
そう思って俺が姫石の変態的行動について説明しようとした時、急に姫石が顔を上げた。
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