11 / 17
オフィスラブは危険がいっぱい!?
2
しおりを挟む
「人生、色々とうまくいかないことが多いものだなぁと思いまして」
「まぁ……人生なんてそんなもんだ」
「はい」
「噂もここまで広まると大変だよな。本当か嘘かもわからないのに」
なぜか神楽課長が大声で言う。ん、と首を傾げていると、パタパタと慌てた足音が去って行った。
どうやら先程から私に対しての愚痴を言っていた先輩方が逃げたのだろう。
神楽課長は私と龍臣さんがお付き合いしていて、この関係を社内で隠しているのを知っている。
だからこそ、こうしてうまく助け船を出してくれたのだろう。
「ありがとうございます、神楽課長」
「……お前も苦労するな」
「まぁ……有名税みたいなものです」
「お前が有名じゃねぇだろうが」
「ごもっともです」
ぶっきらぼうな神楽課長だが、いつも私を、そして部下を心配してくれる頼れる上司だ。 厳つい容姿ではあるが、彼も龍臣さんと負けず劣らずの出世頭。
かなりモテる要素はあるのだが、彼も以前までの龍臣さんのように誰とも付き合っていない。
社員の女性が何人も告白を試みているらしいのだけど、誰一人としてOKをもらった人はいないようだ。
それは社外の女性も同様で、彼は相当女性につれないらしい。
龍臣さんが事情があって誰とも付き合っていなかったのと同じで、この上司にも人知れず悩みなどがあるのだろうか。
ジッと神楽課長を見つめていると、「あのなぁ……」となぜかため息交じりで嘆かれた。
どうしたのだろう、と首を傾げると、再びため息をつかれてしまった。
「……そういうところだよなぁ」
「え?」
今度は神楽課長が私をジッと見つめてくる。その視線の強さにたじろいでいると、彼は再び息を吐く。
なんだか先程から失礼じゃないだろうか。神楽課長はいい人だ。だが、時折こうして失礼なことをしてくるのだ。
ムッとして眉間に皺を寄せると、なぜか神楽課長は私の頭をグチャグチャと勢いよくなで始めた。
「ちょ、ちょっと! 神楽課長!??」
「……」
「意味がわからないのですが!?」
私をペットか何かと間違えていないだろうか。慌てて彼の手を振り払おうとしたのだが、急に神楽課長の手が離れる。
ホッとしたのもつかの間、背筋がゾゾッと寒くなるほど冷たい声が降ってきた。
「神楽、セクハラで訴えられてもしらないぞ?」
私たちが座っている長椅子の裏に立ち、腕組みをした龍臣さんが立っていた。
そんな彼を見て、神楽課長は肩を竦める。
「小鳥遊が訴えなければ、大丈夫だな」
「あのですね、神楽課長……」
呆れかえっている私を見て、神楽課長は肩を震わせてクツクツと意地悪く笑う。
「うちの優秀な部下は、訴えるなんてことしないよなぁ? こんなに俺に世話になっているのに」
「それ、ちょっと脅しが入っていますよ!」
余裕綽々で言う神楽課長に反論したのだが、彼はどこ吹く風といった様子だ。
唇を尖らせて彼に不服だと態度で示すと、ますます笑われる。
いつもの私たちのやりとりだ。というより、神楽課長にかかれば、部下たちはいつもこんな感じで揶揄われる。
しかし、通常仕様と思っていたのは、どうやら私だけだったようだ。
「小鳥遊さん。遠慮せずに人事に言った方がいいかもしれないね」
「え?」
慌てて龍臣さんに視線を向けると、声にならない悲鳴が出てきてしまった。
私たちのやりとりを見て、笑顔の龍臣さんだが顔が引き攣っている。その上、目が笑っていなかった。
「龍臣さ……、杜乃課長」
マズイ。ここ最近意識的に名前呼びを徹底していたので、会社でも思わず出てしまった。
肩を竦める私を見て、龍臣さんは自身の唇に人差し指を押し当ててほほ笑む。
ここではプライベートは禁止、そう言いたいのだろう。
慌てて辺りを見回したが、運良くリフレッシュルームは私たち三人だけ。ホッとして胸を撫で下ろす。
チラリと龍臣さんを見ると、面白くなさそうな表情をしていることに気がつく。
表面上では温厚な杜乃課長だ。しかし、不機嫌な様子を感じ取る。
――もしかして、ヤキモチ……なんてことはないか!
ないない、と自分の中で否定していると、二人は連れだってリフレッシュルームを出ようとしていた。
慌てた私に、龍臣さんはいつものように穏やかな表情でほほ笑んでくる。
「では、小鳥遊さん。君の上司を連れて行くよ。これから会議でね」
「えっと、はい。どうぞ、どうぞ」
ジェスチャー付きで差し出そうとすると、神楽課長はブスッと不服そうに眉間に皺を寄せている。
ふわわぁぁ、と大きなあくびをしたあと、「部下に売られちまったから、いくかぁ」とのんびりとした口調で身体を伸ばした。
そんな神楽課長を連れて行こうとする龍臣さんは、振り向きざま私に小声で言づてをしてくる。
「あとで連絡をするから」
「あ、はい」
元々今夜はデートの予定だ。そのことについてなのだろう。
思わず顔がにやけてしまいそうなのをグッと堪えて、彼には笑顔を向ける。
それに応えるように、龍臣さんは口角を微かに上げた。
そのあとは、すぐに仕事モードに切り替わった龍臣さんと神楽課長は何やら真剣な顔つきで話をしながら会議室へと向かって行く。
その後ろ姿を見送りながら、龍臣さんの最後の様子を見て胸を撫で下ろす。
どうやら機嫌は元通りになったのだろう。いつも通りの彼でホッとした。
神楽課長に撫でられた私を見て龍臣さんが不機嫌になったのは、課長に対してヤキモチを焼いたからなのだろうか。
――もし、そうだったら……嬉しいのになぁ。
再び、脳裏には先程ここで先輩方が話していた内容が過る。
龍臣さんと会社で会話ができて気分が上昇していたが、一気にその気持ちはぺしゃんこになってしまう。
「あーあ、私が絶世の美人ならなぁ……」
もしくは、仕事ができて誰しもが認める才女なら、悩むことなどなかったのだろう。
普通が一番だと思って生きてきたが、普通というのもなかなかに辛い時がある。
もっと自信がほしい。文句を言う彼女たちに物申せるような自信、そして強さがほしい。
だが、今の私には残念ながら、そのどちらも兼ね備えていない。
「高嶺の花と付き合うのも、大変なんだなぁ……」
誰もが夢見る王子さまとの恋愛。だが、モブ役っぽい私がその恋を継続させるためには、色々な覚悟と努力が必要なようだ。
――頑張れ、私。負けるな、私。
負けたら、彼女たちに龍臣さんを奪われてしまうかもしれない。それだけは、絶対にイヤだ。
私は背もたれに身体を預け、ただ天井を眺めて息を吐いた。
「まぁ……人生なんてそんなもんだ」
「はい」
「噂もここまで広まると大変だよな。本当か嘘かもわからないのに」
なぜか神楽課長が大声で言う。ん、と首を傾げていると、パタパタと慌てた足音が去って行った。
どうやら先程から私に対しての愚痴を言っていた先輩方が逃げたのだろう。
神楽課長は私と龍臣さんがお付き合いしていて、この関係を社内で隠しているのを知っている。
だからこそ、こうしてうまく助け船を出してくれたのだろう。
「ありがとうございます、神楽課長」
「……お前も苦労するな」
「まぁ……有名税みたいなものです」
「お前が有名じゃねぇだろうが」
「ごもっともです」
ぶっきらぼうな神楽課長だが、いつも私を、そして部下を心配してくれる頼れる上司だ。 厳つい容姿ではあるが、彼も龍臣さんと負けず劣らずの出世頭。
かなりモテる要素はあるのだが、彼も以前までの龍臣さんのように誰とも付き合っていない。
社員の女性が何人も告白を試みているらしいのだけど、誰一人としてOKをもらった人はいないようだ。
それは社外の女性も同様で、彼は相当女性につれないらしい。
龍臣さんが事情があって誰とも付き合っていなかったのと同じで、この上司にも人知れず悩みなどがあるのだろうか。
ジッと神楽課長を見つめていると、「あのなぁ……」となぜかため息交じりで嘆かれた。
どうしたのだろう、と首を傾げると、再びため息をつかれてしまった。
「……そういうところだよなぁ」
「え?」
今度は神楽課長が私をジッと見つめてくる。その視線の強さにたじろいでいると、彼は再び息を吐く。
なんだか先程から失礼じゃないだろうか。神楽課長はいい人だ。だが、時折こうして失礼なことをしてくるのだ。
ムッとして眉間に皺を寄せると、なぜか神楽課長は私の頭をグチャグチャと勢いよくなで始めた。
「ちょ、ちょっと! 神楽課長!??」
「……」
「意味がわからないのですが!?」
私をペットか何かと間違えていないだろうか。慌てて彼の手を振り払おうとしたのだが、急に神楽課長の手が離れる。
ホッとしたのもつかの間、背筋がゾゾッと寒くなるほど冷たい声が降ってきた。
「神楽、セクハラで訴えられてもしらないぞ?」
私たちが座っている長椅子の裏に立ち、腕組みをした龍臣さんが立っていた。
そんな彼を見て、神楽課長は肩を竦める。
「小鳥遊が訴えなければ、大丈夫だな」
「あのですね、神楽課長……」
呆れかえっている私を見て、神楽課長は肩を震わせてクツクツと意地悪く笑う。
「うちの優秀な部下は、訴えるなんてことしないよなぁ? こんなに俺に世話になっているのに」
「それ、ちょっと脅しが入っていますよ!」
余裕綽々で言う神楽課長に反論したのだが、彼はどこ吹く風といった様子だ。
唇を尖らせて彼に不服だと態度で示すと、ますます笑われる。
いつもの私たちのやりとりだ。というより、神楽課長にかかれば、部下たちはいつもこんな感じで揶揄われる。
しかし、通常仕様と思っていたのは、どうやら私だけだったようだ。
「小鳥遊さん。遠慮せずに人事に言った方がいいかもしれないね」
「え?」
慌てて龍臣さんに視線を向けると、声にならない悲鳴が出てきてしまった。
私たちのやりとりを見て、笑顔の龍臣さんだが顔が引き攣っている。その上、目が笑っていなかった。
「龍臣さ……、杜乃課長」
マズイ。ここ最近意識的に名前呼びを徹底していたので、会社でも思わず出てしまった。
肩を竦める私を見て、龍臣さんは自身の唇に人差し指を押し当ててほほ笑む。
ここではプライベートは禁止、そう言いたいのだろう。
慌てて辺りを見回したが、運良くリフレッシュルームは私たち三人だけ。ホッとして胸を撫で下ろす。
チラリと龍臣さんを見ると、面白くなさそうな表情をしていることに気がつく。
表面上では温厚な杜乃課長だ。しかし、不機嫌な様子を感じ取る。
――もしかして、ヤキモチ……なんてことはないか!
ないない、と自分の中で否定していると、二人は連れだってリフレッシュルームを出ようとしていた。
慌てた私に、龍臣さんはいつものように穏やかな表情でほほ笑んでくる。
「では、小鳥遊さん。君の上司を連れて行くよ。これから会議でね」
「えっと、はい。どうぞ、どうぞ」
ジェスチャー付きで差し出そうとすると、神楽課長はブスッと不服そうに眉間に皺を寄せている。
ふわわぁぁ、と大きなあくびをしたあと、「部下に売られちまったから、いくかぁ」とのんびりとした口調で身体を伸ばした。
そんな神楽課長を連れて行こうとする龍臣さんは、振り向きざま私に小声で言づてをしてくる。
「あとで連絡をするから」
「あ、はい」
元々今夜はデートの予定だ。そのことについてなのだろう。
思わず顔がにやけてしまいそうなのをグッと堪えて、彼には笑顔を向ける。
それに応えるように、龍臣さんは口角を微かに上げた。
そのあとは、すぐに仕事モードに切り替わった龍臣さんと神楽課長は何やら真剣な顔つきで話をしながら会議室へと向かって行く。
その後ろ姿を見送りながら、龍臣さんの最後の様子を見て胸を撫で下ろす。
どうやら機嫌は元通りになったのだろう。いつも通りの彼でホッとした。
神楽課長に撫でられた私を見て龍臣さんが不機嫌になったのは、課長に対してヤキモチを焼いたからなのだろうか。
――もし、そうだったら……嬉しいのになぁ。
再び、脳裏には先程ここで先輩方が話していた内容が過る。
龍臣さんと会社で会話ができて気分が上昇していたが、一気にその気持ちはぺしゃんこになってしまう。
「あーあ、私が絶世の美人ならなぁ……」
もしくは、仕事ができて誰しもが認める才女なら、悩むことなどなかったのだろう。
普通が一番だと思って生きてきたが、普通というのもなかなかに辛い時がある。
もっと自信がほしい。文句を言う彼女たちに物申せるような自信、そして強さがほしい。
だが、今の私には残念ながら、そのどちらも兼ね備えていない。
「高嶺の花と付き合うのも、大変なんだなぁ……」
誰もが夢見る王子さまとの恋愛。だが、モブ役っぽい私がその恋を継続させるためには、色々な覚悟と努力が必要なようだ。
――頑張れ、私。負けるな、私。
負けたら、彼女たちに龍臣さんを奪われてしまうかもしれない。それだけは、絶対にイヤだ。
私は背もたれに身体を預け、ただ天井を眺めて息を吐いた。
0
お気に入りに追加
182
あなたにおすすめの小説
副社長氏の一途な恋~執心が結んだ授かり婚~
真木
恋愛
相原麻衣子は、冷たく見えて情に厚い。彼女がいつも衝突ばかりしている、同期の「副社長氏」反田晃を想っているのは秘密だ。麻衣子はある日、晃と一夜を過ごした後、姿をくらます。数年後、晃はミス・アイハラという女性が小さな男の子の手を引いて暮らしているのを知って……。
地味系秘書と氷の副社長は今日も仲良くバトルしてます!
めーぷる
恋愛
見た目はどこにでもいそうな地味系女子の小鳥風音(おどりかざね)が、ようやく就職した会社で何故か社長秘書に大抜擢されてしまう。
秘書検定も持っていない自分がどうしてそんなことに……。
呼び出された社長室では、明るいイケメンチャラ男な御曹司の社長と、ニコリともしない銀縁眼鏡の副社長が風音を待ち構えていた――
地味系女子が色々巻き込まれながら、イケメンと美形とぶつかって仲良くなっていく王道ラブコメなお話になっていく予定です。
ちょっとだけ三角関係もあるかも?
・表紙はかんたん表紙メーカーで作成しています。
・毎日11時に投稿予定です。
・勢いで書いてます。誤字脱字等チェックしてますが、不備があるかもしれません。
・公開済のお話も加筆訂正する場合があります。
私の婚活事情〜副社長の策に嵌まるまで〜
みかん桜(蜜柑桜)
恋愛
身長172センチ。
高身長であること以外はいたって平凡なアラサーOLの佐伯花音。
婚活アプリに登録し、積極的に動いているのに中々上手く行かない。
名前からしてもっと可愛らしい人かと…ってどういうこと? そんな人こっちから願い下げ。
−−−でもだからってこんなハイスペ男子も求めてないっ!!
イケメン副社長に振り回される毎日…気が付いたときには既に副社長の手の内にいた。
セカンドラブ ー30歳目前に初めての彼が7年ぶりに現れてあの時よりちゃんと抱いてやるって⁉ 【完結】
remo
恋愛
橘 あおい、30歳目前。
干からびた生活が長すぎて、化石になりそう。このまま一生1人で生きていくのかな。
と思っていたら、
初めての相手に再会した。
柚木 紘弥。
忘れられない、初めての1度だけの彼。
【完結】ありがとうございました‼
隠れ御曹司の愛に絡めとられて
海棠桔梗
恋愛
目が覚めたら、名前が何だったかさっぱり覚えていない男とベッドを共にしていた――
彼氏に浮気されて更になぜか自分の方が振られて「もう男なんていらない!」って思ってた矢先、強引に参加させられた合コンで出会った、やたら綺麗な顔の男。
古い雑居ビルの一室に住んでるくせに、持ってる腕時計は超高級品。
仕事は飲食店勤務――って、もしかしてホスト!?
チャラい男はお断り!
けれども彼の作る料理はどれも絶品で……
超大手商社 秘書課勤務
野村 亜矢(のむら あや)
29歳
特技:迷子
×
飲食店勤務(ホスト?)
名も知らぬ男
24歳
特技:家事?
「方向音痴・家事音痴の女」は「チャラいけれど家事は完璧な男」の愛に絡め取られて
もう逃げられない――
結婚直後にとある理由で離婚を申し出ましたが、 別れてくれないどころか次期社長の同期に執着されて愛されています
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
「結婚したらこっちのもんだ。
絶対に離婚届に判なんて押さないからな」
既婚マウントにキレて勢いで同期の紘希と結婚した純華。
まあ、悪い人ではないし、などと脳天気にかまえていたが。
紘希が我が社の御曹司だと知って、事態は一転!
純華の誰にも言えない事情で、紘希は絶対に結婚してはいけない相手だった。
離婚を申し出るが、紘希は取り合ってくれない。
それどころか紘希に溺愛され、惹かれていく。
このままでは紘希の弱点になる。
わかっているけれど……。
瑞木純華
みずきすみか
28
イベントデザイン部係長
姉御肌で面倒見がいいのが、長所であり弱点
おかげで、いつも多数の仕事を抱えがち
後輩女子からは慕われるが、男性とは縁がない
恋に関しては夢見がち
×
矢崎紘希
やざきひろき
28
営業部課長
一般社員に擬態してるが、会長は母方の祖父で次期社長
サバサバした爽やかくん
実体は押しが強くて粘着質
秘密を抱えたまま、あなたを好きになっていいですか……?
十年越しの溺愛は、指先に甘い星を降らす
和泉杏咲
恋愛
私は、もうすぐ結婚をする。
職場で知り合った上司とのスピード婚。
ワケアリなので結婚式はナシ。
けれど、指輪だけは買おうと2人で決めた。
物が手に入りさえすれば、どこでもよかったのに。
どうして私達は、あの店に入ってしまったのだろう。
その店の名前は「Bella stella(ベラ ステラ)」
春の空色の壁の小さなお店にいたのは、私がずっと忘れられない人だった。
「君が、そんな結婚をするなんて、俺がこのまま許せると思う?」
お願い。
今、そんなことを言わないで。
決心が鈍ってしまうから。
私の人生は、あの人に捧げると決めてしまったのだから。
⌒*。*゚*⌒*゚*。*⌒*。*゚*⌒* ゚*。*⌒*。*゚
東雲美空(28) 会社員 × 如月理玖(28) 有名ジュエリー作家
⌒*。*゚*⌒*゚*。*⌒*。*゚*⌒* ゚*。*⌒*。*゚
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる