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間違いなくトップシークレットです
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「兎は、性欲が強い生き物らしい」
「性欲……」
前置きだけでも想像を絶することばかりだったのに、さらにその上をいく言葉が飛び出してきた。
あまりのことで頭が回らず、ただ復唱するしかできない。
唖然としている私に顔をより近づけ、真面目すぎる顔で課長は言う。
「君を抱き潰してしまう可能性がある」
「えっと……え?」
聞き返したが、そのまま言葉をなくしてしまう。呆然としていた私だったが、すぐさま一気に顔が熱くなった。
ここまでの課長のカミングアウトを整理すると、彼の先祖は兎神と狼神で、数千年の間に少しずつ人間へと近づいていった。だが、その名残が杜乃家には残っている。
その名残というのが、兎特有の性欲過多だということ。
そして、もれなく杜乃家の血を引く課長も兎特有の性欲過多を引き継いでいる。
だから、性欲を持て余しており、今から私を抱き潰す可能性がある。そう言いたかったということだ。
ベッドの上で深刻そうな面持ちで正座をし、重苦しい空気を醸し出していたのはそういう理由だったのかと腑に落ちる。
すべて理解できた。だが、容認できないこともある。
――だって、私。処女なんですけど――――っ!?
これはどうしたらいいのだろうか。今夜はひとまずお開きにして、後日改めてセックスをした方がいいような気もする。
超初心者の私が、そんな抱き潰されるほど激しいセックスに耐えられる訳がない。
恐らく、その辺りのことは課長も重々承知しているだろう。それでも、先祖代々受け継がれてきた兎神の特質を抑えきれる自信がない。そう言いたいのか。
あわあわと口をパクパクして慌てまくっていると、課長は「慌てるハルミもかわいい」なんて甘い言葉を言いながら私に手を伸ばしてくる。
あ、と声に出す前に、そのまま彼にベッドへと押し倒されていた。
ますます顔を赤くする私に覆い被さり、彼は私の目尻にキスをしてくる。
擽ったくて身体を捩りながら、私は彼を軽く睨めつけた。
「今、課長はカミングアウトの真っ最中だと思います」
「うん、間違いない。でも、ごめん……色々と我慢しすぎた」
「いやいやいや。まだ全貌が明らかになって……。ちょ、ちょっと! 課長!?」
彼は私の両手を掴むと、バンザイをするような形にさせてくる。彼は右手だけで、私の両手首を掴んで拘束してきたのだ。
ビックリして彼を見上げると、ドキッと胸が一際大きく高鳴った。
淫欲めいた目で私をジッと見つめていたからだ。そんな懇願するような目で見つめられて、逃げようなんて思いは消えてなくなっていた。
心臓がありえないほど高鳴り、段々と身体が熱くなってくる。
彼に見つめられて、私の情欲をかき立てられていくのがわかった。
課長から目が離せない。自分の鼓動の音しか聞こえないほどドキドキして見つめていると、彼は真っ赤な舌をチラリと見せてくる。そして、ペロリと自身の唇を舐めた。
その様子は、獣が獲物をどうやって食べようか。思案めいているようにも見える。
我慢の限界はすぐそこまで来ている。そんなふうに彼が吐露したが、あながち冗談ではなさそうだ。
理性を保とうと必死になっているようにも見える。
コクン。これからのことを思い、緊張と期待で喉が鳴った。
潤んだ瞳で彼を見つめていると、彼はより恐ろしいことをカミングアウトしてくる。
「知っている? ハルミ」
「え?」
課長はその長くてキレイな指で、私の頬を撫でてくる。擽ったいけれど、今はそれどころじゃない。不穏な空気しか感じられない課長を見上げて、身体を硬直させる。
そんなに固くならないで、と彼は優しく声をかけてくれるのだが、やっぱりそれどころじゃない。
妖しくほほ笑む課長は、獣であり、雄である。いつもの紳士な彼ではないように見えた。
頭の中はパニックを起こしていて、瞬きをするだけしかできない。
ただ、一つだけわかることがある。とにかくこの先、なにかとんでもないことが起きそうなことだけは確かだ。
逃げ腰になろうとする私に、彼は困ったように眉尻を下げる。
「兎は元来、年中発情期だ」
「え……えぇ!?」
やっぱり予感的中。不審過ぎる言葉を聞き、私は目を見張る。
慌てふためく私を見て、課長は目元を緩めた。とても柔らかくほほ笑む様は、格好いい。
いつもの私なら、うっとりと彼の顔を見て頬を赤く染めていることだろう。
しかし、今の私はそれどころではない。このままでは、きっと大変なことになる。
とりあえず離れましょうか、とわざとらしく笑おうとしたのだが、その言葉を発することはできなかった。
緊張やら不安で硬直している私に、課長はチュッと音を立てて唇を奪ってくる。
すぐに離された唇。だけど、彼のキスは私の身体と心を蕩かすのが、とても上手だ。
必然的に潤んだ瞳で彼を見上げると、「でも、安心してくれ」と優しく声をかけてきた。
「先程も言ったけど、俺の祖先は兎神と狼神だ。狼の血も受け継いでいるようで、俺は元々兎の特色は薄かったし、今までは性欲をコントロールできていた」
「そうなんですね!」
それなら、過剰な心配はいらないのかもしれない。
ホッと胸を撫で下ろしたのだが、すぐに「ん?」と疑問を抱く。
「薄かった……? 今までは……?」
〝薄い〟ではなく〝薄かった〟と過去形である。それに、〝今までは〟ということなら、今はどうなっているというのか。
意図せず眉間に皺が寄った私は、不安な気持ちを抱きながら彼を見上げる。
課長と視線が合うと、彼は申し訳なさそうに眉尻を下げた。
「今までの俺は、兎と狼、どちらの特色も出ていなかった。強いて言えば、狼の特色の方が強かった。年中発情期なんてなったことはないしね。となれば、狼の特色が強いんじゃないかと思っていた」
「狼の特色、ですか?」
「そう。狼は、生涯一匹の雌を愛し抜く特性がある。ただ、俺は今までそういった女性に巡り会えなかったから、恋愛に淡泊なのかと思っていたのだが……」
「だが……?」
彼の言葉の端々には、どうしても拭えない不安な香りがする。
顔を引き攣らせて問いかけると、彼は至極真面目な表情でとんでもないことを言い出した。
「ハルミと付き合い出して以降、抜いてもすぐ勃つ。勃起が止まらない」
「……」
「こんなこと、今までの人生で一度としてなかった」
「……」
――抜いてもって……? 抜いても!?
最初こそ、何を言っているのかわからず首を傾げたままだった。
右から左に言葉が流れていったが、とても違和感を覚えるワードの数々に眉を顰める。
そこでようやく彼が何を言い出したのか理解できた。
理解はできたが、その事実を受け入れるまでには困難を極める。
居たたまれない。とにかく、居たたまれなくて困る。私は、彼から顔を勢いよく背けた。
顔どころではなく、耳も熱い。彼から顔をそらしていても、耳やうなじが真っ赤では恥ずかしがっていることは彼に伝わってしまうだろう。
私が困惑していることは、少なからず彼にはわかっているはずだ。
もうこれ以上の爆弾発言は私の精神の崩壊を意味する。勘弁してほしい。
すでにキャパオーバーで頭の中は真っ白だ。そんな私に、彼は自身の事情を説明し始める。
「性欲……」
前置きだけでも想像を絶することばかりだったのに、さらにその上をいく言葉が飛び出してきた。
あまりのことで頭が回らず、ただ復唱するしかできない。
唖然としている私に顔をより近づけ、真面目すぎる顔で課長は言う。
「君を抱き潰してしまう可能性がある」
「えっと……え?」
聞き返したが、そのまま言葉をなくしてしまう。呆然としていた私だったが、すぐさま一気に顔が熱くなった。
ここまでの課長のカミングアウトを整理すると、彼の先祖は兎神と狼神で、数千年の間に少しずつ人間へと近づいていった。だが、その名残が杜乃家には残っている。
その名残というのが、兎特有の性欲過多だということ。
そして、もれなく杜乃家の血を引く課長も兎特有の性欲過多を引き継いでいる。
だから、性欲を持て余しており、今から私を抱き潰す可能性がある。そう言いたかったということだ。
ベッドの上で深刻そうな面持ちで正座をし、重苦しい空気を醸し出していたのはそういう理由だったのかと腑に落ちる。
すべて理解できた。だが、容認できないこともある。
――だって、私。処女なんですけど――――っ!?
これはどうしたらいいのだろうか。今夜はひとまずお開きにして、後日改めてセックスをした方がいいような気もする。
超初心者の私が、そんな抱き潰されるほど激しいセックスに耐えられる訳がない。
恐らく、その辺りのことは課長も重々承知しているだろう。それでも、先祖代々受け継がれてきた兎神の特質を抑えきれる自信がない。そう言いたいのか。
あわあわと口をパクパクして慌てまくっていると、課長は「慌てるハルミもかわいい」なんて甘い言葉を言いながら私に手を伸ばしてくる。
あ、と声に出す前に、そのまま彼にベッドへと押し倒されていた。
ますます顔を赤くする私に覆い被さり、彼は私の目尻にキスをしてくる。
擽ったくて身体を捩りながら、私は彼を軽く睨めつけた。
「今、課長はカミングアウトの真っ最中だと思います」
「うん、間違いない。でも、ごめん……色々と我慢しすぎた」
「いやいやいや。まだ全貌が明らかになって……。ちょ、ちょっと! 課長!?」
彼は私の両手を掴むと、バンザイをするような形にさせてくる。彼は右手だけで、私の両手首を掴んで拘束してきたのだ。
ビックリして彼を見上げると、ドキッと胸が一際大きく高鳴った。
淫欲めいた目で私をジッと見つめていたからだ。そんな懇願するような目で見つめられて、逃げようなんて思いは消えてなくなっていた。
心臓がありえないほど高鳴り、段々と身体が熱くなってくる。
彼に見つめられて、私の情欲をかき立てられていくのがわかった。
課長から目が離せない。自分の鼓動の音しか聞こえないほどドキドキして見つめていると、彼は真っ赤な舌をチラリと見せてくる。そして、ペロリと自身の唇を舐めた。
その様子は、獣が獲物をどうやって食べようか。思案めいているようにも見える。
我慢の限界はすぐそこまで来ている。そんなふうに彼が吐露したが、あながち冗談ではなさそうだ。
理性を保とうと必死になっているようにも見える。
コクン。これからのことを思い、緊張と期待で喉が鳴った。
潤んだ瞳で彼を見つめていると、彼はより恐ろしいことをカミングアウトしてくる。
「知っている? ハルミ」
「え?」
課長はその長くてキレイな指で、私の頬を撫でてくる。擽ったいけれど、今はそれどころじゃない。不穏な空気しか感じられない課長を見上げて、身体を硬直させる。
そんなに固くならないで、と彼は優しく声をかけてくれるのだが、やっぱりそれどころじゃない。
妖しくほほ笑む課長は、獣であり、雄である。いつもの紳士な彼ではないように見えた。
頭の中はパニックを起こしていて、瞬きをするだけしかできない。
ただ、一つだけわかることがある。とにかくこの先、なにかとんでもないことが起きそうなことだけは確かだ。
逃げ腰になろうとする私に、彼は困ったように眉尻を下げる。
「兎は元来、年中発情期だ」
「え……えぇ!?」
やっぱり予感的中。不審過ぎる言葉を聞き、私は目を見張る。
慌てふためく私を見て、課長は目元を緩めた。とても柔らかくほほ笑む様は、格好いい。
いつもの私なら、うっとりと彼の顔を見て頬を赤く染めていることだろう。
しかし、今の私はそれどころではない。このままでは、きっと大変なことになる。
とりあえず離れましょうか、とわざとらしく笑おうとしたのだが、その言葉を発することはできなかった。
緊張やら不安で硬直している私に、課長はチュッと音を立てて唇を奪ってくる。
すぐに離された唇。だけど、彼のキスは私の身体と心を蕩かすのが、とても上手だ。
必然的に潤んだ瞳で彼を見上げると、「でも、安心してくれ」と優しく声をかけてきた。
「先程も言ったけど、俺の祖先は兎神と狼神だ。狼の血も受け継いでいるようで、俺は元々兎の特色は薄かったし、今までは性欲をコントロールできていた」
「そうなんですね!」
それなら、過剰な心配はいらないのかもしれない。
ホッと胸を撫で下ろしたのだが、すぐに「ん?」と疑問を抱く。
「薄かった……? 今までは……?」
〝薄い〟ではなく〝薄かった〟と過去形である。それに、〝今までは〟ということなら、今はどうなっているというのか。
意図せず眉間に皺が寄った私は、不安な気持ちを抱きながら彼を見上げる。
課長と視線が合うと、彼は申し訳なさそうに眉尻を下げた。
「今までの俺は、兎と狼、どちらの特色も出ていなかった。強いて言えば、狼の特色の方が強かった。年中発情期なんてなったことはないしね。となれば、狼の特色が強いんじゃないかと思っていた」
「狼の特色、ですか?」
「そう。狼は、生涯一匹の雌を愛し抜く特性がある。ただ、俺は今までそういった女性に巡り会えなかったから、恋愛に淡泊なのかと思っていたのだが……」
「だが……?」
彼の言葉の端々には、どうしても拭えない不安な香りがする。
顔を引き攣らせて問いかけると、彼は至極真面目な表情でとんでもないことを言い出した。
「ハルミと付き合い出して以降、抜いてもすぐ勃つ。勃起が止まらない」
「……」
「こんなこと、今までの人生で一度としてなかった」
「……」
――抜いてもって……? 抜いても!?
最初こそ、何を言っているのかわからず首を傾げたままだった。
右から左に言葉が流れていったが、とても違和感を覚えるワードの数々に眉を顰める。
そこでようやく彼が何を言い出したのか理解できた。
理解はできたが、その事実を受け入れるまでには困難を極める。
居たたまれない。とにかく、居たたまれなくて困る。私は、彼から顔を勢いよく背けた。
顔どころではなく、耳も熱い。彼から顔をそらしていても、耳やうなじが真っ赤では恥ずかしがっていることは彼に伝わってしまうだろう。
私が困惑していることは、少なからず彼にはわかっているはずだ。
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