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終章
Ⅱ ルダの目的
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ゆるりと現われたミゼルは、身体のあちこちが小さく震え、著しい残存魔力の低さが容易に目立つ。無理して平静を装う面構えに鼻を鳴らすルダは呆れる。
「あの馬鹿相手で良かったな。オウゾだったら死んでたぞ」
腰かけるに適した瓦礫を指示した。
ルダを警戒するミゼルではあったが、敵意を感じず、先のゲルガッドとの会話から自らを殺すのではないと判断し、間を置いて従った。
傍らで不安な面持ちのラドーリオは気が気でなく、キョロキョロと双方に目をやり、ミゼルの傍から離れない。
どうあれ今は従うしかない。悪足掻きしたところでルダに敵わない。
「ったく、なんであんたがそんだけ消耗してんだか」
ぼやきながらもルダは、ミゼルと向い合う所に倒れている大樹に凭れた。続けて、頭上を指差してゆっくりと大きな円を描く。すると、透明な天井のようなものが浮遊した。血の雨を遮り、妙に居心地の良さを感じる空間が出来上がる。
治癒の陣。ルダはそのように名付けている、休憩に適した術だ。
「詳しく聞くなよ、話すの面倒でな。ここにいりゃ、ちょっとは魔力も回復するだろうぜ」
「おかしな奴だ。お前は私を嫌っていると思っていたよ。今なら容易に殺せるだろうに」
「俺は無闇に殺しはしねぇ。それに、嫌いと言うより苦手だ。性格は合わねぇし。色々とバレそうだからあんたの前じゃ苦労したんだぞ」
「私を助ける理由はなんだね? 先ほどのゾーゴル仲間に居所を告げることも出来ただろ」
「ここで死なれちゃ困るんだよ」
ミゼルの目つきが少し変わる。その理由を探ろうと意識が働いた証拠だ。ルダもその機微を逃さないが、知らぬフリをする。
「未だに謎めいているのだが、お前の目的はなんだね? この際、教えて貰いたいところだが」
最中、血の雨は止んだ。それでも空には暗い曇天が漂い続ける。
「あんたなら大凡の検討はついてるんじゃないか?」
「ははは。買いかぶりはよしてくれ。たった今入った状況から、少しは推察出来るぐらいだ。七の支族かゾアの災禍、どちらかが関係しているのではと」
ルダが返す前にラドーリオが「どうして?」と返した。
「初めはニルドかクーロの王の座を狙っていると見ていたさ。しかしゾーゴルの奇襲で両国の王を仕留める機会はあった。しかししなかった。さりとてゾーゴルのために動いていると見るのは、どうも本腰が入っていない。ルダが本気ならニルドは一陣の奇襲で墜ちているだろうからな」
「それこそ買いかぶりすぎじゃねぇか」
「いや、脅威となりうる存在だと私は見ている。そんな男が、のらりくらりと戦場を、酔狂で渡り歩くとも考えられん。確かな理由があるのは確実だと見ていた。そして先ほど、「ゾーゴルを抜ける」とあの者に告げた。現状、ニルドとクーロより勢力のあるゾーゴルを捨てるとあり、王位すら眼を向けないとあるなら、今までの行動は近い未来、何かをなすための行動。それに必要な情報かモノか、もしくは恵眼で何かを見たため、所々で手を貸しては離れてをしていった。近い未来の為に。この先に起こる何かとして思い当たるのはゾアの災禍だ。そして、サラから聞いた七の支族も気になる。だからこの二つしか考えられないのだ」
ルダは軽く拍手した。
「俺から見りゃ、あんたの頭のほうが脅威だわ。……ああ、正解だ。俺の目当てはゾアの災禍だ」
「ゾアの災禍は何か知っているのだろ? 私の予測では甚大な被害を及ぼす災害と見ているが」
「あながちそうだろうな。魔獣か、オニのような化け物か、テンシってのも考えられるな。俺の知る限りじゃ、人間の大半は死に至る大災だそうだ」
「なぜゾアの災禍を? 兵器か、魅力ある金銀財宝などがあるのかな?」
「あいにく、あったところで興味ねぇ代物だ。俺はゾアの災禍に勝つんだよ」
ラドーリオが「勝つ?」と首を傾げて返した。
「ああ。人間の大半、もしくは全員が死ぬ程の大災だぜ、なのに情報は殆ど残ってねぇ。周りの連中も、”そういう現象があるかもしれねぇ”と、曖昧なもんだ。妙だろ? 俺はある方法で知ったから言えるけどよぉ、大昔にもこんなのがあって、それをゾアの災禍って言葉だけ残して今を生きる人間連中は暢気なもんだ。人間、カミツキ連中が馬鹿なんじゃねぇ、ゾアの災禍っていう現象に秘密があるんだろうな。ここまで情報をひた隠し出来る何かが」
ミゼルもルダと同様の疑問は抱いていた。
「ここまでの壮大な謎を前に、指をくわえて待ってろ、なんてのぁ、俺の性分じゃねぇよ。解決策をいくつも探し回って、やれることやって、絶対生き延びる。強大な災禍に打ち勝つのが真の目的だ。その後は、まあ、そんときに考える」
「おやおや、同族と会えたようで嬉しいよ」
「やかましい、俺はお前とはまったくの別物だ馬鹿野郎」
ぼそりとラドーリオは「嫌われてるね」と告げた。
気を取り直し、ミゼルは話を進めた。
「解決策を、と言ったが、地下迷宮の紋章術や、あの巨大な怪鳥もその類いかな?」
「ああ。詳しくは話す気がねぇからそっちで探せよ。けど……」
言いつつ、口にするべきかどうか迷う。そんなルダへ、考え無しにラドーリオが「話した方が楽かも」と言い、妙に面白がるミゼルが「言えば良いのに」と加えた。
「おめぇら、変に相性良いな。まあいいや」ルダも秘密が馬鹿らしく思い、語った。「あの怪鳥は七の支族の一つだ」
ミゼルの目つきが変わった。
「七、というからには、七体あると見て良いのかな?」
「俺も偶然見つけたミングゼイスの石板で見た情報でな。ゼルドリアスにあるぜ、どこかはそっちで探せ。ともかく、七の支族はおおいにゾアの災禍と関係してるとぐらいしか分からん」
これ以上、何か知っていてもルダは話さないと思い、ミゼルは話題を変えた。
「私を助けた理由にもゾアの災禍と?」
「ガーディアンもよくよく考えればゾアの災禍ぐらい奇妙なもんだろ。変わった生まれ方して、世界中で伝説でありながらもその辺の人間やカミツキと同じ扱いだ。けどそれもゾアの災禍に関係した特性だって考えるなら、無闇に殺すもんじゃねぇぜ。とりわけ、お前、ジェイク、トウマはなかなかの強者だ。使いどころはあるはずと考えるのは当然だろ」
本心か、まだ何か情報を隠しているのか。
今までのルダを見てきたミゼルでも、彼の魔力から真偽も本音も見抜けないでいる。今もそうだ。
「……そろそろ行くわ」
「何処へ行く気だ?」
「リブリオス以外のどっか。まだまだやることは山積みなんでな」
吐き捨てると、ミゼルの言葉を待たずに姿を消した。
名残としてある治癒の陣はルダの気遣いか、時間制限がかかる術なのか。それすら今は分からない。
「ねぇミゼル、ルダを放っておいていいの?」
「今の私にはどうにも出来んよ」
悔しいが、謎めいている点ではルダが一枚上手なのだろう。
『お前は卑怯者だ』
かつてガイネスと論争を繰り広げた言葉が思い出された。
(……卑怯……か)
言葉が、僅かに、ゆっくりとミゼルに刺さる感覚に陥った。
「あの馬鹿相手で良かったな。オウゾだったら死んでたぞ」
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「ったく、なんであんたがそんだけ消耗してんだか」
ぼやきながらもルダは、ミゼルと向い合う所に倒れている大樹に凭れた。続けて、頭上を指差してゆっくりと大きな円を描く。すると、透明な天井のようなものが浮遊した。血の雨を遮り、妙に居心地の良さを感じる空間が出来上がる。
治癒の陣。ルダはそのように名付けている、休憩に適した術だ。
「詳しく聞くなよ、話すの面倒でな。ここにいりゃ、ちょっとは魔力も回復するだろうぜ」
「おかしな奴だ。お前は私を嫌っていると思っていたよ。今なら容易に殺せるだろうに」
「俺は無闇に殺しはしねぇ。それに、嫌いと言うより苦手だ。性格は合わねぇし。色々とバレそうだからあんたの前じゃ苦労したんだぞ」
「私を助ける理由はなんだね? 先ほどのゾーゴル仲間に居所を告げることも出来ただろ」
「ここで死なれちゃ困るんだよ」
ミゼルの目つきが少し変わる。その理由を探ろうと意識が働いた証拠だ。ルダもその機微を逃さないが、知らぬフリをする。
「未だに謎めいているのだが、お前の目的はなんだね? この際、教えて貰いたいところだが」
最中、血の雨は止んだ。それでも空には暗い曇天が漂い続ける。
「あんたなら大凡の検討はついてるんじゃないか?」
「ははは。買いかぶりはよしてくれ。たった今入った状況から、少しは推察出来るぐらいだ。七の支族かゾアの災禍、どちらかが関係しているのではと」
ルダが返す前にラドーリオが「どうして?」と返した。
「初めはニルドかクーロの王の座を狙っていると見ていたさ。しかしゾーゴルの奇襲で両国の王を仕留める機会はあった。しかししなかった。さりとてゾーゴルのために動いていると見るのは、どうも本腰が入っていない。ルダが本気ならニルドは一陣の奇襲で墜ちているだろうからな」
「それこそ買いかぶりすぎじゃねぇか」
「いや、脅威となりうる存在だと私は見ている。そんな男が、のらりくらりと戦場を、酔狂で渡り歩くとも考えられん。確かな理由があるのは確実だと見ていた。そして先ほど、「ゾーゴルを抜ける」とあの者に告げた。現状、ニルドとクーロより勢力のあるゾーゴルを捨てるとあり、王位すら眼を向けないとあるなら、今までの行動は近い未来、何かをなすための行動。それに必要な情報かモノか、もしくは恵眼で何かを見たため、所々で手を貸しては離れてをしていった。近い未来の為に。この先に起こる何かとして思い当たるのはゾアの災禍だ。そして、サラから聞いた七の支族も気になる。だからこの二つしか考えられないのだ」
ルダは軽く拍手した。
「俺から見りゃ、あんたの頭のほうが脅威だわ。……ああ、正解だ。俺の目当てはゾアの災禍だ」
「ゾアの災禍は何か知っているのだろ? 私の予測では甚大な被害を及ぼす災害と見ているが」
「あながちそうだろうな。魔獣か、オニのような化け物か、テンシってのも考えられるな。俺の知る限りじゃ、人間の大半は死に至る大災だそうだ」
「なぜゾアの災禍を? 兵器か、魅力ある金銀財宝などがあるのかな?」
「あいにく、あったところで興味ねぇ代物だ。俺はゾアの災禍に勝つんだよ」
ラドーリオが「勝つ?」と首を傾げて返した。
「ああ。人間の大半、もしくは全員が死ぬ程の大災だぜ、なのに情報は殆ど残ってねぇ。周りの連中も、”そういう現象があるかもしれねぇ”と、曖昧なもんだ。妙だろ? 俺はある方法で知ったから言えるけどよぉ、大昔にもこんなのがあって、それをゾアの災禍って言葉だけ残して今を生きる人間連中は暢気なもんだ。人間、カミツキ連中が馬鹿なんじゃねぇ、ゾアの災禍っていう現象に秘密があるんだろうな。ここまで情報をひた隠し出来る何かが」
ミゼルもルダと同様の疑問は抱いていた。
「ここまでの壮大な謎を前に、指をくわえて待ってろ、なんてのぁ、俺の性分じゃねぇよ。解決策をいくつも探し回って、やれることやって、絶対生き延びる。強大な災禍に打ち勝つのが真の目的だ。その後は、まあ、そんときに考える」
「おやおや、同族と会えたようで嬉しいよ」
「やかましい、俺はお前とはまったくの別物だ馬鹿野郎」
ぼそりとラドーリオは「嫌われてるね」と告げた。
気を取り直し、ミゼルは話を進めた。
「解決策を、と言ったが、地下迷宮の紋章術や、あの巨大な怪鳥もその類いかな?」
「ああ。詳しくは話す気がねぇからそっちで探せよ。けど……」
言いつつ、口にするべきかどうか迷う。そんなルダへ、考え無しにラドーリオが「話した方が楽かも」と言い、妙に面白がるミゼルが「言えば良いのに」と加えた。
「おめぇら、変に相性良いな。まあいいや」ルダも秘密が馬鹿らしく思い、語った。「あの怪鳥は七の支族の一つだ」
ミゼルの目つきが変わった。
「七、というからには、七体あると見て良いのかな?」
「俺も偶然見つけたミングゼイスの石板で見た情報でな。ゼルドリアスにあるぜ、どこかはそっちで探せ。ともかく、七の支族はおおいにゾアの災禍と関係してるとぐらいしか分からん」
これ以上、何か知っていてもルダは話さないと思い、ミゼルは話題を変えた。
「私を助けた理由にもゾアの災禍と?」
「ガーディアンもよくよく考えればゾアの災禍ぐらい奇妙なもんだろ。変わった生まれ方して、世界中で伝説でありながらもその辺の人間やカミツキと同じ扱いだ。けどそれもゾアの災禍に関係した特性だって考えるなら、無闇に殺すもんじゃねぇぜ。とりわけ、お前、ジェイク、トウマはなかなかの強者だ。使いどころはあるはずと考えるのは当然だろ」
本心か、まだ何か情報を隠しているのか。
今までのルダを見てきたミゼルでも、彼の魔力から真偽も本音も見抜けないでいる。今もそうだ。
「……そろそろ行くわ」
「何処へ行く気だ?」
「リブリオス以外のどっか。まだまだやることは山積みなんでな」
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悔しいが、謎めいている点ではルダが一枚上手なのだろう。
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