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三章 人間の天敵
Ⅶ 業魔の絵
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ジェイク、ミゼル、ルダは村から少し北東にある小さな集落へと辿り着いた。
中央の荘厳な造りの建物を囲うように小さな土壁の家々がある。中央の建物は柱と床と天井で建っており、住居というより儀式の舞台という印象である。
「……なんか、すごいことになってるな」ルダは率直な意見を口にした。
中央の建物にて他国には無い着物を纏って舞を披露する女性を、正装した人間が壇上で整列して眺めている。観覧というより儀式の練習のようだ。
カミツキと気づかれないよう、ルダは外套を纏い口には布をあてている。また、ベルメアも外に出ていない。
中央の建物で行われていることを、集落の住民達が見物していた。
「なあ、あれ、何やってんだ?」
見慣れない様相のジェイクを観た住民は、怪しい者を見る目を向ける。
「ああ、すまない」咄嗟にミゼルが間に入る。「我々はノドム殿の村で世話になっている者だ」
言いながら懐から掌ほど大きさのある木片の加工品を見せた。それはノドムが信頼する客人の証である。
「詳細はノドム殿に聞いてもらって構わないが、我々は夢幻洞に巻き込まれて出た先がヌブル族の村だったのだよ」
「へぇ、夢幻洞って余所の国でも出るんだな」
リブリオス国外の知識が多少はある様子であり、異国人の様相を信じてくれた。
男性は中央の建物へ顔を向けた。
「あれは業魔を封じる舞の練習だよ。二十年かそこらに復活する化物を封印するんだ。業魔は知ってるか?」
「ああ。ノドム殿から業魔と封印については聞いているが、あのような踊りとは」
「ここらじゃ“舞”って言うんだ。可哀想にな、まだあの子、十八だぞ」
横にいた女性が口出しする。
「滅多なことを言うんじゃないよ。立派なお勤めなんだから」
どうやら二人は夫婦のようだ。
三人が住民達を見ると、中には寂しそうな表情で見物する者や、時折涙を拭う者までいる。舞い手の女性が死ぬのだから、感情移入しても仕方なかった。
集団から離れた所で三人は相談した。
「なあ、ベルとラドーリオ出してガーディアンって分からせてから、詳しく聞いたほうが早くなかったか?」
(あんた、守護神を証明書かなにかと勘違いしないでよ)
(へいへい)
村へ来た初日、業魔の話が終わってすぐにルダがノドムへ提案した。「ジェイクがガーディアンであることを秘密にするように」と。既に大勢の村人に知れ渡っているから、秘密を貫き通すのは不可能かと思われたが、予想に反してノドムの命令が行き届いていた。
「いや、我々がガーディアンと知られていないから知り得る情報もあるだろう。ガーディアンと知れば、妙に身構えられるだろうからな。ルダの機転は大いに活かさせてもらうよ」
「ふっふっふっ。こんなこともあろうかと働いた俺の機転、大いに活かしてくれよ」
自慢気なルダの横でジェイクは表情に出さないまでも呆れていた。きっと本心では目立ちたくないのだろう、と。
ミゼルは率直に気になった事を口にした。
「生け贄たる舞い手とやらは分かった。彼女の向かいで座り、見物していた者達は術師のような存在かもしれない。なら、足止めを担う戦士はどこかな?」
「そりゃ、もう日にちがねぇってんなら、鍛錬してるか家族と今生の別れで」
「変な感じだな」
ルダが気になることを口にした。
「何が変なんだ?」ジェイクが訊く。
「もう十数日で大勢が死ぬんだぜ、なのに住民は舞い手の見物してやがる。もっと怖れたりするんじゃねぇか? 確実に成功するとも限らねぇだろうし。それに戦士がこぞって鍛錬に行くっつっても、連中もほぼ死ぬなら、逃げるヤツだって大勢いるだろ」
「ふむ、確かにそうだ。皆が封印は成功し、犠牲となる基準枠が揃っていると思えてる印象は確かにある。あの村からも戦士を駆り出すと読んだとして、噂通りの化物相手であるなら、どうも暢気が過ぎる気がしてならない」
「まだまだ何かあるぜ、この生け贄儀式」
ルダとミゼルの意見は一致した。
「私からの提案だが、少し別れてもいいか?」
「一緒じゃダメなのか?」
「込み入った事情を聞き出すから一度村へ戻りたい。秘匿を条件にすれば話してくれるかもしれないしな。ジェイクはルダと同行してくれ。この格好のルダが、いざバレてしまうと厄介だからな」
「構わねぇけど、もしもの時、俺とルダの正体がバレても文句言うなよ」
「その時はその時。何が起きるか分からん現状で贅沢は言わんよ。それまでに仕入れられる情報を集めるだけだ。では、先に失礼するよ」
言ってミゼルは村へと帰っていった。
「じゃあ、俺等は」
「宿借りてのんびり休憩だろ」
笑顔で告げたルダへ、ジェイクとこっそり顔を出したベルメアが即答で「却下」と返した。
「足止め役の連中が気になるからな、俺はそっちの話を聞くぜ」
「ピリついてるような所に行って、いざ戦えとか言われても嫌だからな」
「それはねぇだろ。完全に部外者の俺等がよ」
戦士の居場所はすぐに住民達に訊いて判明し、二人はその地へと向かう。
◇◇◇◇◇
村へ戻ったミゼルは、ノドムに業魔の資料を求めた。厳重に警戒されると思っていたが、あっさり提示してくれたので余計な気を遣わなくて済んだ。
「しかし、どうして業魔について? 数少ない資料をご覧になられても、話した通りの内容しか……」
資料は絵巻物と一冊の本しかなかった。
「本当にこれだけで?」
あまりにも少なすぎると思うも、一つの予想はついた。
「ニルドの本城に行けば、多くの資料を閲覧出来るので?」
「ま、まぁ……。そういったものは、ルバス様の許可を得なければ。……あるかどうかも不明ですから、こちらからはなんとも。……ですが、この絵も記述も歴代のヌブル族の戦士達が残してくださった証でございます。信用には値します」
「ははは。なにも責めてはいないさ。ただ、気になる事がありましてね。とはいえ、業魔を目にしていないので、なんとも言えないのですが」
ノドムの傍で正座する女の戦士・シューラが訊いた。
「気になる事、とは?」
「業魔は倒せない。命がけの封印を施さなければならない化物。しかしカミツキの餌となりうるため、クーロとジュダでは頻繁に死んでいる。まあ、再び現われているそうですが。そして、三国に漂うミジュナの影響がかなり大きいとも。こうもミジュナに影響され、三国で扱いが違うのに、人間が住まう土地では脅威となり得るなら、壁や山を越えて他国へ向かえば良い。なぜリブリオスのみに生息するのか」
「確かに気にはなりますが、封印から解かれた業魔を前にすれば、向かい合った者達はほぼ間違いなく死に至る。生きたくば、必死に封印に尽力するしかないかと。それに不用意に近づき、業魔が動き出す事態になればたまったものではない」
ノドムは巻物と本へ視線を落とした。
「これらも、ほんの些細な情報を集めて拵えたものです。この程度と思われるかもしれませんが、この程度のものに、どれ程多くの命が犠牲になったことやら。我々後生を生きる者達は、先人達が残した情報を無駄にせず、最小限に被害を抑えた取り組みをしていかねばならんのです」
ノドムの意見にミゼルは反論をしなかった。その言葉が無いからだ。
未だに謎が多い業魔。細かな月日の誤差はあれど、二十年前ならノドムは多くを失った時代を経験している。残された文章や絵で語りきれない凄惨さを記憶に残している。そしてあと数日で再び地獄を経験する。自分達より若い者達を犠牲にして。
ミゼルは行きすぎた発言に詫びを入れ、本を手に取った。
前世も今世も、速読で読む癖が抜けきれておらず、ノドムとシューラが驚くほど、ページをめくるのは早かった。
「……本当に読まれてるのですか?」
思わずシューラが訊いた。
「ん? ああ。時間が無いからこれである程度は問題ないよ。後で詳しく読む部分を絞るがね」
三分の一ほど読むと、本を閉じた。
前半の業魔に関する概要を読み終えると、「借りていても?」と訊き、ノドムは「ええ」と返した。
次にミゼルが巻物を開き業魔の姿を見た。すると、気になる部分が多く、眉間に皺が寄る。
「……何か、御座いましたか?」
描かれた業魔の輪郭、身体の模様。
禍々しい表現の、恐らくは魔力かミジュナを表現した揺らぎ。
それらがミゼルに一つの可能性を見出す。しかしあまりにも突拍子もないことなので推論を立てるにも困難であった。
(ミゼル、どうしたの?)
ラドーリオの言葉も聞こえていないのか、ミゼルは業魔の絵を眺めつつ、再び本を開いて読んだ。
中央の荘厳な造りの建物を囲うように小さな土壁の家々がある。中央の建物は柱と床と天井で建っており、住居というより儀式の舞台という印象である。
「……なんか、すごいことになってるな」ルダは率直な意見を口にした。
中央の建物にて他国には無い着物を纏って舞を披露する女性を、正装した人間が壇上で整列して眺めている。観覧というより儀式の練習のようだ。
カミツキと気づかれないよう、ルダは外套を纏い口には布をあてている。また、ベルメアも外に出ていない。
中央の建物で行われていることを、集落の住民達が見物していた。
「なあ、あれ、何やってんだ?」
見慣れない様相のジェイクを観た住民は、怪しい者を見る目を向ける。
「ああ、すまない」咄嗟にミゼルが間に入る。「我々はノドム殿の村で世話になっている者だ」
言いながら懐から掌ほど大きさのある木片の加工品を見せた。それはノドムが信頼する客人の証である。
「詳細はノドム殿に聞いてもらって構わないが、我々は夢幻洞に巻き込まれて出た先がヌブル族の村だったのだよ」
「へぇ、夢幻洞って余所の国でも出るんだな」
リブリオス国外の知識が多少はある様子であり、異国人の様相を信じてくれた。
男性は中央の建物へ顔を向けた。
「あれは業魔を封じる舞の練習だよ。二十年かそこらに復活する化物を封印するんだ。業魔は知ってるか?」
「ああ。ノドム殿から業魔と封印については聞いているが、あのような踊りとは」
「ここらじゃ“舞”って言うんだ。可哀想にな、まだあの子、十八だぞ」
横にいた女性が口出しする。
「滅多なことを言うんじゃないよ。立派なお勤めなんだから」
どうやら二人は夫婦のようだ。
三人が住民達を見ると、中には寂しそうな表情で見物する者や、時折涙を拭う者までいる。舞い手の女性が死ぬのだから、感情移入しても仕方なかった。
集団から離れた所で三人は相談した。
「なあ、ベルとラドーリオ出してガーディアンって分からせてから、詳しく聞いたほうが早くなかったか?」
(あんた、守護神を証明書かなにかと勘違いしないでよ)
(へいへい)
村へ来た初日、業魔の話が終わってすぐにルダがノドムへ提案した。「ジェイクがガーディアンであることを秘密にするように」と。既に大勢の村人に知れ渡っているから、秘密を貫き通すのは不可能かと思われたが、予想に反してノドムの命令が行き届いていた。
「いや、我々がガーディアンと知られていないから知り得る情報もあるだろう。ガーディアンと知れば、妙に身構えられるだろうからな。ルダの機転は大いに活かさせてもらうよ」
「ふっふっふっ。こんなこともあろうかと働いた俺の機転、大いに活かしてくれよ」
自慢気なルダの横でジェイクは表情に出さないまでも呆れていた。きっと本心では目立ちたくないのだろう、と。
ミゼルは率直に気になった事を口にした。
「生け贄たる舞い手とやらは分かった。彼女の向かいで座り、見物していた者達は術師のような存在かもしれない。なら、足止めを担う戦士はどこかな?」
「そりゃ、もう日にちがねぇってんなら、鍛錬してるか家族と今生の別れで」
「変な感じだな」
ルダが気になることを口にした。
「何が変なんだ?」ジェイクが訊く。
「もう十数日で大勢が死ぬんだぜ、なのに住民は舞い手の見物してやがる。もっと怖れたりするんじゃねぇか? 確実に成功するとも限らねぇだろうし。それに戦士がこぞって鍛錬に行くっつっても、連中もほぼ死ぬなら、逃げるヤツだって大勢いるだろ」
「ふむ、確かにそうだ。皆が封印は成功し、犠牲となる基準枠が揃っていると思えてる印象は確かにある。あの村からも戦士を駆り出すと読んだとして、噂通りの化物相手であるなら、どうも暢気が過ぎる気がしてならない」
「まだまだ何かあるぜ、この生け贄儀式」
ルダとミゼルの意見は一致した。
「私からの提案だが、少し別れてもいいか?」
「一緒じゃダメなのか?」
「込み入った事情を聞き出すから一度村へ戻りたい。秘匿を条件にすれば話してくれるかもしれないしな。ジェイクはルダと同行してくれ。この格好のルダが、いざバレてしまうと厄介だからな」
「構わねぇけど、もしもの時、俺とルダの正体がバレても文句言うなよ」
「その時はその時。何が起きるか分からん現状で贅沢は言わんよ。それまでに仕入れられる情報を集めるだけだ。では、先に失礼するよ」
言ってミゼルは村へと帰っていった。
「じゃあ、俺等は」
「宿借りてのんびり休憩だろ」
笑顔で告げたルダへ、ジェイクとこっそり顔を出したベルメアが即答で「却下」と返した。
「足止め役の連中が気になるからな、俺はそっちの話を聞くぜ」
「ピリついてるような所に行って、いざ戦えとか言われても嫌だからな」
「それはねぇだろ。完全に部外者の俺等がよ」
戦士の居場所はすぐに住民達に訊いて判明し、二人はその地へと向かう。
◇◇◇◇◇
村へ戻ったミゼルは、ノドムに業魔の資料を求めた。厳重に警戒されると思っていたが、あっさり提示してくれたので余計な気を遣わなくて済んだ。
「しかし、どうして業魔について? 数少ない資料をご覧になられても、話した通りの内容しか……」
資料は絵巻物と一冊の本しかなかった。
「本当にこれだけで?」
あまりにも少なすぎると思うも、一つの予想はついた。
「ニルドの本城に行けば、多くの資料を閲覧出来るので?」
「ま、まぁ……。そういったものは、ルバス様の許可を得なければ。……あるかどうかも不明ですから、こちらからはなんとも。……ですが、この絵も記述も歴代のヌブル族の戦士達が残してくださった証でございます。信用には値します」
「ははは。なにも責めてはいないさ。ただ、気になる事がありましてね。とはいえ、業魔を目にしていないので、なんとも言えないのですが」
ノドムの傍で正座する女の戦士・シューラが訊いた。
「気になる事、とは?」
「業魔は倒せない。命がけの封印を施さなければならない化物。しかしカミツキの餌となりうるため、クーロとジュダでは頻繁に死んでいる。まあ、再び現われているそうですが。そして、三国に漂うミジュナの影響がかなり大きいとも。こうもミジュナに影響され、三国で扱いが違うのに、人間が住まう土地では脅威となり得るなら、壁や山を越えて他国へ向かえば良い。なぜリブリオスのみに生息するのか」
「確かに気にはなりますが、封印から解かれた業魔を前にすれば、向かい合った者達はほぼ間違いなく死に至る。生きたくば、必死に封印に尽力するしかないかと。それに不用意に近づき、業魔が動き出す事態になればたまったものではない」
ノドムは巻物と本へ視線を落とした。
「これらも、ほんの些細な情報を集めて拵えたものです。この程度と思われるかもしれませんが、この程度のものに、どれ程多くの命が犠牲になったことやら。我々後生を生きる者達は、先人達が残した情報を無駄にせず、最小限に被害を抑えた取り組みをしていかねばならんのです」
ノドムの意見にミゼルは反論をしなかった。その言葉が無いからだ。
未だに謎が多い業魔。細かな月日の誤差はあれど、二十年前ならノドムは多くを失った時代を経験している。残された文章や絵で語りきれない凄惨さを記憶に残している。そしてあと数日で再び地獄を経験する。自分達より若い者達を犠牲にして。
ミゼルは行きすぎた発言に詫びを入れ、本を手に取った。
前世も今世も、速読で読む癖が抜けきれておらず、ノドムとシューラが驚くほど、ページをめくるのは早かった。
「……本当に読まれてるのですか?」
思わずシューラが訊いた。
「ん? ああ。時間が無いからこれである程度は問題ないよ。後で詳しく読む部分を絞るがね」
三分の一ほど読むと、本を閉じた。
前半の業魔に関する概要を読み終えると、「借りていても?」と訊き、ノドムは「ええ」と返した。
次にミゼルが巻物を開き業魔の姿を見た。すると、気になる部分が多く、眉間に皺が寄る。
「……何か、御座いましたか?」
描かれた業魔の輪郭、身体の模様。
禍々しい表現の、恐らくは魔力かミジュナを表現した揺らぎ。
それらがミゼルに一つの可能性を見出す。しかしあまりにも突拍子もないことなので推論を立てるにも困難であった。
(ミゼル、どうしたの?)
ラドーリオの言葉も聞こえていないのか、ミゼルは業魔の絵を眺めつつ、再び本を開いて読んだ。
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