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二章 三国の動き
Ⅶ 逃げ延びて
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ニルドの部隊長・メザトは、調査部隊員が逃走を図ったと報せを受け、十名の兵と共に現場へ向かった。巨大なミングゼイスの石板前にはトウマとジールが両手を挙げて立っていた。
「貴様等はバースルの。他の者達はどうした」
鋭い目つき、声から威圧を感じ、唐突にトウマとジールはメザトが冗談の通じない人物だと判断した。
メザトは異様な威圧を放つ力を備えている。加えてニルドの部隊長として群を抜いて猜疑心が強いためか、威圧にさらなる凄みが加わる。
「カミツキの三人が協力を申し出て、シャールとガーディアン二人を連れてどっか行ったぞ。どうなってんだよ、俺達は調査の手伝いで来たのにもめ事は勘弁してもらいたいぜ」
説明するもジールは緊張する。メザトに見られるだけで平静を保つのが困難だ。
タダル達の情報を部下から聞いたメザトは、数歩前へ出てトウマとジールを尋問する。
「賢師とガーディアン二名を連れてと言ったが、脅迫か、自らの意思か?」
トウマは状況を説明した。
タダル達に逃亡の手助けを求められたが、トウマとジールが答える前にシャールが口出しし、ラディアとクライブを無理やり連れて行くような指示をした。”頼り甲斐のあるガーディアン二人と賢師の俺で充分だろ”と言って。
メザトの眼力が強まり、トウマは心臓を鷲づかみにされたような怖れを抱いた。
「何処へ逃げた」
トウマは素直に指差した。
しばらくしてメザトは踵を返して部下に二人を連行するように命令した。
「拷問ですか?」部下が訊く。
「意味が無い。恐らくは事態がよく分かっていないのだろう。嘘はついてないが燻る何かがある。それと下手に危害を加えようなら後々面倒になる。ラギを敵に回すのは現時点では悪手だからな」
「では、牢屋へ」
「いや、何を企てているか分からん。一度城へ連れて行く。ああ見えてガーディアンだ、ルバス様の意見を仰ぐ。それよりも逃亡した奴らの手配だ、急ぎ四番隊を向かわせろ」
部下が返事をしてトウマとジールを連行し、別の兵に四番隊への指示を任せた。
メザトは、挨拶で一度会っただけのシャールへの疑念を抱いた。
(あの時、奴は何かに気づいたのか? いや、こちらの情報は乏しい。カミツキの三名を信ずるに値する証拠すらも皆無だ。ならガーディアンか? 奴らと私との面識はない、挨拶程度だ。それにこちらに不審な動きをみせるような場でもない。それにラディアとクライブからシャールほどの異様さはなかった)
考察を巡らせてもシャールが動いた理由が浮かばない。ただ、シャールは警戒対象として認識された。
(やはり時間の無駄だった。クーロと手など組めぬ良い証拠ではないか!)
苛立ちを顔に滲ませてメザトは怒りを腹に抑え込んだ。
(なんか、大変な事になってない?)
怯えるビィトラが念話で訊いた。
(胃が痛いんだけど)
(いざって時は特定加護があるから。頑張って)
二人はニルドへと連行された。
ミングゼイスの石板が見えなくなる所まで走ってきたタダル達は休憩で立ち止まった。六人は揃って息をきらせている。
「こんなこと聞ける立場じゃないがよぉ。あの場で拒否も出来ただろ。反逆者扱いされるぞ」
やや後ろめたさを感じるシャールが訊いた。
「私はなんとなく流れで」
「俺はシャールの勢い」
ラディアとクライブの意見はあまりにも軽はずみとしか思えなかった。
「あなた達、もう少し考えて判断したほうがいいわよ。最悪、私達と戦うとか」イムが説教するも、ラディアが返した。
「あんた達が悪人だったらそうする。けどずっとそんな気配はないし危険でも無い。私の勘は当たるからねぇ」
勘任せでどれほど危険な事をしているのかと考えると、イムは呆れて何も言えなかった。少しだけ信じてくれたことは嬉しくある。
「お前は? なぜこちらについた」
珍しく口数の少ないヒオがシャールに訊く。目つきは警戒して。
「リブリオスは前々からキナくせぇと思ってるからな。向こうが安全だ善良だなんて考えられねぇ。お前等三人を見て決めた。勢い任せの馬鹿野郎にも見えねぇし、どう逃げるかは考えてるんだろ?」
「へへ。あんたもなかなかの博打好きかよ。現状は読み通りバッチリだ。あとはそこまで逃げるだけ。詳しい話はその後にしましょう。そろそろ連中も動き出すころだ」
石板の辺りを見ると砂埃が僅かに立っているように見えた。馬を走らせて迫っている。
「もう少し先で私達の仲間が陣を張ってます。今ならまだ間に合いますので」
イムが先頭を走り、五人は全力疾走でついていった。
目的の陣へと辿り着いたシャール達は、すぐに空間転移の術によりリブリオス内の森へと飛んだ。
「ここまで来りゃ安心だ。一回きりの空間転移の術だから向こうでは足跡も残らんよ」
疲れ切ったラディアとクライブとシャールはしゃがんだり四つん這いになって呼吸を整える。イムとヒオも近場の岩に座って休んだ。
「ここって、ジュダか? ミジュナがそんな感じだ」
クライブがミジュナを見て判断し、ヒオから「そうだ」と返される。
地域名に疑問を抱いたシャールはタダルへ訊く。
「そろそろ教えてくれるか? リブリオスの事をよ。もう俺等もちょっとやそっとじゃ戻れねぇんだろ」
「勿論話すぜ。けどその前に聞かせてくれ。さっきヒオが聞いたやつだ。キナくせぇだけで軽々しくあんたが動くとは思えねぇ。それに俺達が気がいいからって理由で”こっち側”とも考えにくい。それに何かに勘づいて言葉を絞っていた節も見えたしな」
飄々としながらも目の付け所や読みが鋭いタダル。シャールは密かに評価し直した。
「奴との挨拶した時から嫌な気がしてた。部隊長様だ」
メザトについてイムとヒオは口々に意見する。
「あの男は危険よ」
「言い逃れは出来ないと考えた方がいい」
タダル達へついた説明をシャールは続けた。
「あいつと会ってからずっと嫌な仕事だって感じた。会ったのは挨拶ン時の一回きりだけどよ、なんか、ずっと奴に見張られているのか、奴の息がかかった部下達に見張られてるのかは分からねぇが、とにかく嫌だった。勝手な憶測が許されるなら、奴は自らが忠誠を誓う奴の為に行動を優先する。誰に嫌われようともな」
「配下の鑑だな。忠誠誓われた奴は幸せ者だぞ」クライブが意見した。
「一方で敵側は最悪だろうぜ、奴がついたところはかなりの強敵となるだろうからな」
シャールの読みにタダルは感心した。
「さすがだぜ。咄嗟の判断だろうが、情報量が少ない状態でトウマとジールを離したのは賢明な判断だ。俺等と相談して残る作戦なんて企てようものなら、すぐにでも拷問行きだ。曖昧だから読まれることはないだろうからな」
「お前等についた理由は咄嗟の意見だ。つかずに逃げ、祖国へ戻ろうとも考えたけど、他のリブリオス連中がそれを許すとは思えなかった。どういった組み合わせだ? 人間とカミツキってのは」
「いいぜ。あんたらを仲間と信じてリブリオスの国柄と、内情を説明する」
タダルはイムに説明を任せた。
リブリオスの三国、それぞれの国を仕切る王、絶対抗えない契約を結ぶ三名ずつの幹部。今までの歴史、現在のそれぞれの国が抱えている問題を。
説明が終わるとシャールが意見する。
「その説明だと省かれてるが、反乱組織とかはあるだろ」
タダルが「さすがに勘がいいな」と答える。
「王の意思にそぐわねぇ連中はどの国にもいるからな。神性が強い土地のガニシェッドも、大精霊を崇拝するミルシェビスにもな。けど不穏な動きを示さんのは、今の平和で十分だからか、敵が強すぎるからだろうな。ミルシェビスなんざ、大勢の崇拝者を敵に回すようなもんだ。リブリオスに関して言えば、他国へ情報を規制している時点で何かあるって思われて当然だろ」
「仰る通りだ。しかも事は”王に敵対する”だなんて単純でもねぇんだ」
ラディアは知らない情報の話に反応する。ガーディアン召喚で行き着いた国・クーロでは説明を選んでいる様子だった。
「初耳だ。詳しく話していいのか? こんな所で」
「俺等のアジトはすぐ近くだ。そこで隊長達から説明があるからついてきてくれ」
タダルを先頭にシャール達はついていく。
今はついていくしか出来ない。バルブラインへ帰るなど出来ず、おそらくは良くない報せが届けられるだろう。一方でこれから会う組織が悪人集団の危険性もある。
胸騒ぎしかしないシャールは警戒の気を緩めなかった。
「貴様等はバースルの。他の者達はどうした」
鋭い目つき、声から威圧を感じ、唐突にトウマとジールはメザトが冗談の通じない人物だと判断した。
メザトは異様な威圧を放つ力を備えている。加えてニルドの部隊長として群を抜いて猜疑心が強いためか、威圧にさらなる凄みが加わる。
「カミツキの三人が協力を申し出て、シャールとガーディアン二人を連れてどっか行ったぞ。どうなってんだよ、俺達は調査の手伝いで来たのにもめ事は勘弁してもらいたいぜ」
説明するもジールは緊張する。メザトに見られるだけで平静を保つのが困難だ。
タダル達の情報を部下から聞いたメザトは、数歩前へ出てトウマとジールを尋問する。
「賢師とガーディアン二名を連れてと言ったが、脅迫か、自らの意思か?」
トウマは状況を説明した。
タダル達に逃亡の手助けを求められたが、トウマとジールが答える前にシャールが口出しし、ラディアとクライブを無理やり連れて行くような指示をした。”頼り甲斐のあるガーディアン二人と賢師の俺で充分だろ”と言って。
メザトの眼力が強まり、トウマは心臓を鷲づかみにされたような怖れを抱いた。
「何処へ逃げた」
トウマは素直に指差した。
しばらくしてメザトは踵を返して部下に二人を連行するように命令した。
「拷問ですか?」部下が訊く。
「意味が無い。恐らくは事態がよく分かっていないのだろう。嘘はついてないが燻る何かがある。それと下手に危害を加えようなら後々面倒になる。ラギを敵に回すのは現時点では悪手だからな」
「では、牢屋へ」
「いや、何を企てているか分からん。一度城へ連れて行く。ああ見えてガーディアンだ、ルバス様の意見を仰ぐ。それよりも逃亡した奴らの手配だ、急ぎ四番隊を向かわせろ」
部下が返事をしてトウマとジールを連行し、別の兵に四番隊への指示を任せた。
メザトは、挨拶で一度会っただけのシャールへの疑念を抱いた。
(あの時、奴は何かに気づいたのか? いや、こちらの情報は乏しい。カミツキの三名を信ずるに値する証拠すらも皆無だ。ならガーディアンか? 奴らと私との面識はない、挨拶程度だ。それにこちらに不審な動きをみせるような場でもない。それにラディアとクライブからシャールほどの異様さはなかった)
考察を巡らせてもシャールが動いた理由が浮かばない。ただ、シャールは警戒対象として認識された。
(やはり時間の無駄だった。クーロと手など組めぬ良い証拠ではないか!)
苛立ちを顔に滲ませてメザトは怒りを腹に抑え込んだ。
(なんか、大変な事になってない?)
怯えるビィトラが念話で訊いた。
(胃が痛いんだけど)
(いざって時は特定加護があるから。頑張って)
二人はニルドへと連行された。
ミングゼイスの石板が見えなくなる所まで走ってきたタダル達は休憩で立ち止まった。六人は揃って息をきらせている。
「こんなこと聞ける立場じゃないがよぉ。あの場で拒否も出来ただろ。反逆者扱いされるぞ」
やや後ろめたさを感じるシャールが訊いた。
「私はなんとなく流れで」
「俺はシャールの勢い」
ラディアとクライブの意見はあまりにも軽はずみとしか思えなかった。
「あなた達、もう少し考えて判断したほうがいいわよ。最悪、私達と戦うとか」イムが説教するも、ラディアが返した。
「あんた達が悪人だったらそうする。けどずっとそんな気配はないし危険でも無い。私の勘は当たるからねぇ」
勘任せでどれほど危険な事をしているのかと考えると、イムは呆れて何も言えなかった。少しだけ信じてくれたことは嬉しくある。
「お前は? なぜこちらについた」
珍しく口数の少ないヒオがシャールに訊く。目つきは警戒して。
「リブリオスは前々からキナくせぇと思ってるからな。向こうが安全だ善良だなんて考えられねぇ。お前等三人を見て決めた。勢い任せの馬鹿野郎にも見えねぇし、どう逃げるかは考えてるんだろ?」
「へへ。あんたもなかなかの博打好きかよ。現状は読み通りバッチリだ。あとはそこまで逃げるだけ。詳しい話はその後にしましょう。そろそろ連中も動き出すころだ」
石板の辺りを見ると砂埃が僅かに立っているように見えた。馬を走らせて迫っている。
「もう少し先で私達の仲間が陣を張ってます。今ならまだ間に合いますので」
イムが先頭を走り、五人は全力疾走でついていった。
目的の陣へと辿り着いたシャール達は、すぐに空間転移の術によりリブリオス内の森へと飛んだ。
「ここまで来りゃ安心だ。一回きりの空間転移の術だから向こうでは足跡も残らんよ」
疲れ切ったラディアとクライブとシャールはしゃがんだり四つん這いになって呼吸を整える。イムとヒオも近場の岩に座って休んだ。
「ここって、ジュダか? ミジュナがそんな感じだ」
クライブがミジュナを見て判断し、ヒオから「そうだ」と返される。
地域名に疑問を抱いたシャールはタダルへ訊く。
「そろそろ教えてくれるか? リブリオスの事をよ。もう俺等もちょっとやそっとじゃ戻れねぇんだろ」
「勿論話すぜ。けどその前に聞かせてくれ。さっきヒオが聞いたやつだ。キナくせぇだけで軽々しくあんたが動くとは思えねぇ。それに俺達が気がいいからって理由で”こっち側”とも考えにくい。それに何かに勘づいて言葉を絞っていた節も見えたしな」
飄々としながらも目の付け所や読みが鋭いタダル。シャールは密かに評価し直した。
「奴との挨拶した時から嫌な気がしてた。部隊長様だ」
メザトについてイムとヒオは口々に意見する。
「あの男は危険よ」
「言い逃れは出来ないと考えた方がいい」
タダル達へついた説明をシャールは続けた。
「あいつと会ってからずっと嫌な仕事だって感じた。会ったのは挨拶ン時の一回きりだけどよ、なんか、ずっと奴に見張られているのか、奴の息がかかった部下達に見張られてるのかは分からねぇが、とにかく嫌だった。勝手な憶測が許されるなら、奴は自らが忠誠を誓う奴の為に行動を優先する。誰に嫌われようともな」
「配下の鑑だな。忠誠誓われた奴は幸せ者だぞ」クライブが意見した。
「一方で敵側は最悪だろうぜ、奴がついたところはかなりの強敵となるだろうからな」
シャールの読みにタダルは感心した。
「さすがだぜ。咄嗟の判断だろうが、情報量が少ない状態でトウマとジールを離したのは賢明な判断だ。俺等と相談して残る作戦なんて企てようものなら、すぐにでも拷問行きだ。曖昧だから読まれることはないだろうからな」
「お前等についた理由は咄嗟の意見だ。つかずに逃げ、祖国へ戻ろうとも考えたけど、他のリブリオス連中がそれを許すとは思えなかった。どういった組み合わせだ? 人間とカミツキってのは」
「いいぜ。あんたらを仲間と信じてリブリオスの国柄と、内情を説明する」
タダルはイムに説明を任せた。
リブリオスの三国、それぞれの国を仕切る王、絶対抗えない契約を結ぶ三名ずつの幹部。今までの歴史、現在のそれぞれの国が抱えている問題を。
説明が終わるとシャールが意見する。
「その説明だと省かれてるが、反乱組織とかはあるだろ」
タダルが「さすがに勘がいいな」と答える。
「王の意思にそぐわねぇ連中はどの国にもいるからな。神性が強い土地のガニシェッドも、大精霊を崇拝するミルシェビスにもな。けど不穏な動きを示さんのは、今の平和で十分だからか、敵が強すぎるからだろうな。ミルシェビスなんざ、大勢の崇拝者を敵に回すようなもんだ。リブリオスに関して言えば、他国へ情報を規制している時点で何かあるって思われて当然だろ」
「仰る通りだ。しかも事は”王に敵対する”だなんて単純でもねぇんだ」
ラディアは知らない情報の話に反応する。ガーディアン召喚で行き着いた国・クーロでは説明を選んでいる様子だった。
「初耳だ。詳しく話していいのか? こんな所で」
「俺等のアジトはすぐ近くだ。そこで隊長達から説明があるからついてきてくれ」
タダルを先頭にシャール達はついていく。
今はついていくしか出来ない。バルブラインへ帰るなど出来ず、おそらくは良くない報せが届けられるだろう。一方でこれから会う組織が悪人集団の危険性もある。
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