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一章 ギネドを崩すもの
Ⅲ ゾグマを消す結界
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町が見える辺りまで来ると、四人は異変に気づいた。
「おいおい、かなりの被害じゃないか!」
先に走るランディスに、サラとバーレミシアが続く。
「貴方も走ってみては?」
「疲れるのであまり気が進みませんねぇ」
言いつつ、バッシュは少しだけ早歩きになる。
町は凄惨な有様となっていた。まるで魔獣の群れが押し寄せ、あちらこちらを破壊して抜けたように。ただ、”魔獣の群れ”が原因ではないと思わせるのは、不自然に無事な場所があるからだ。
「なんだこれ。魔獣でも攻めてきたのかよ」
バーレミシアは近くの負傷して動けない男性に訊いた。すでにランディスとサラは救援へ向かっている。
「……急に……あちこちが黒くなって。…………それで、崩れだして」
事態は読めないが、魔獣でないことは確かだった。
「バレさん!」
サラに呼ばれてバーレミシアが向かうと、そこには治癒術の効きが悪くて困っている術師達と負傷者が集っていた。
「なんでこんな……」
「言われてもあたし、術についてよく分かんねぇから……あ」閃いたのは、近場にいる知識のある人物。「メイズさん!」
丁度町へ入ってきたメイズを叫んで呼ぶ。歩いてくるので「早く!」と叫び、サラは続いて「走って!」と急かす。
到着したバッシュは説明を受けず、状況を見ただけで治癒が遅いのだと判断した。
「メイズさ」
「分かってます」と言いつつ手を向けてサラを黙らせる。
「治癒の効きが弱いのは町に漂うゾグマの影響でしょう。まずはこれを排除しなければ話になりません」
「出来るのか?」
バーレミシアの言葉へ返答する前にバッシュは周囲を見回した。
「……サラさんの協力が必要です」
何をするかは分からないが、サラは自身に出来る事に思い当たる所はない。不安を余所に、バッシュは目的地へと足早に進んだ。
町の至る所にある、爆破痕のような丸い窪地。その中で一際大きな窪地へとバッシュは降りた。サラも後に続く。
(なかなかの密度ですね)
(ゾグマですか?)
(ええ)
(彼女に消せるのですか?)
(それは彼女次第)
レモーラスとの念話を終え、駆け寄るサラのほうを向いた。
「何をするんですかメイズさん」
「貴女の魔力量と質を見た私の目算ですが、感知力が高いのではないですか?」
見事に見抜かれてサラは驚く。そしてカレリナは警戒を強めた。
「サラに変な事したら叫ぶから」
「この状況で彼女へ危害を加えた私に何の得があるのでしょうか?」
カレリナは言い返せず、それを余所にバッシュは空間術で一本の杖を取り出した。持ち手部分の先端に透き通った青い宝石が着いている。
杖を強く地面へ突き刺して魔力を籠めると、宝石が青い光りを発した。
「……きれい」
「見蕩れないでください。まず始めにサラさんには魔力を広げて貰います。町を囲うぐらいまで」
「……私、まだそこまで魔力を」
「町の人を救いたいのでは? それに私も援助します」
疑問を抱いたカレリナは口を挟んだ。
「サラの魔力を広げてゾグマを消すつもり? この濃すぎるゾグマの質は見えて言ってるの?」
「見てますよ。それが可能だからこうして声をかけたのです。やらないのであればこのまま何もしません。好きなように救助」
「やります!」
断言するサラを、バッシュは何気ない目で見た。
「魔力を、広げるだけで良いんですよね。けど、初めての町の範囲とか、分からないんですけど」
「あなたの感知力なら気づけるでしょう。町の範囲は人間の気が染みついてます。丁度ではないでしょうが、それだけ広ければ、あとはどうにでもなります」
サラは一度深呼吸し、杖の宝石に手を乗せて魔力を発した。すると、サラの魔力が杖を水が伝うように地面へと流れ、水溜まりのように魔力が溜って範囲を円形に広げた。
(彼女に出来そうですか? 範囲を広げるのが苦手そうですが)
(苦手の検討はついてます。案の定といった所ですね)
バッシュが右手に魔力の球体を作ると、サラの手の甲に触れるように、そっと手を上に構えた。
「え?」
「続けてください。これで範囲は広がり易いでしょうから」
言葉通り、魔力の範囲は二倍の速さで広がった。
「どうして?!」
「拡張を意識しすぎるあまり、魔力を籠めすぎです。例えるなら、先ほどまでは木板ぐらいの厚みある魔力でした。今は衣服の生地ほどです。魔力量が少なければ良いというのではなく、想像しきれていないだけ。薄い衣を広げるように魔力を広げればいいだけです」
みるみるうちにサラの魔力が範囲を広げた。
「さて、人間の気を感じているでしょうが、同時にゾグマも感じてませんか?」
「……多分、これが……そうかと」
町の至る所に冷たく、淀んでいる気を感じた。
「ゾグマを排除するにはいくつか手段があります。現状では地面への定着を解いて浮かせ、崩していくほうが効率的です。後に救助活動も控えているのでしたら」
バッシュの説明でサラが思いつくのは一つしかなかった。
「結界ですか?」
バッシュの返事より先に魔力の範囲が定まった。
「次です。範囲の固定は私が行いますので、サラさんは魔力を揺らしてください。方法は湖に石を投げ入れるように想像し、手に魔力の塊作り、地面へ落としてください」
言われた通り試してみると、予想以上に波紋は簡単にできた。
「……これで?」
「ええ。実際の波紋ではなく魔力の波紋ですので、一度揺れれば範囲まで滞りなく広がります。私が止めるまで続けてください」
言われた通り波紋を広げ続けた。不安があるとすれば長引いて魔力が尽きる点であった。しかし予想に反して六度目の波紋でバッシュは「そこまで」と告げた。続けて「手を離して」と。
サラの手が杖から離れると、バッシュは宝石を鷲づかみ、魔力を強く籠めた。
まもなくして町に清々しい風が吹く。その反応を合図にバッシュは杖から手を離した。
宝石は輝き続け、周囲のゾグマが消えたのをサラは感じた。
「どうして?!」
「二回の魔力の波紋でゾグマを定着から解き、追い打ちとなる残り四回で完全に崩しました。強すぎる力を相手取るには、相殺か上回る力をぶつけるという手法もありますが、ジワジワ弱い魔力でその場から浮かせれば存外脆いものですよ。踏ん張りが利かなければ崩しやすい」
「じゃあ、最後のは?」
「結界です。ゾグマを排除したとはいえ周囲には弱くともゾグマが漂ってます。再び満ちてしまえば同じ事の繰り返し。こちらがただただ消耗するだけです」
初見で現状を推察し、対応策を講じ、先の事も考えて最適解を実行する。それを平然と熟すバッシュを見て、サラは頼もしく感じ、敵対すると恐ろしい存在だとも感じた。
「では救助へ向かいましょう」
「あ、はい!」
バッシュが先導し、再びバーレミシア達の所へと戻った。
二人が戻ると、ランディスと戦士の格好をした男性が三名いた。
「戻ってきた。これからギネドの戦士達が避難に来るんだ。避難所を作るからあんたの術で協力して」
「術で、と仰いますが、この状況を彼らはどの程度存じているので?」
「は? 何を」
ランディスが言い返す前にバッシュは質問した。
「私がガーディアンであることを彼らは?」
「あ、ああ。言った」
バッシュは戦士達の方を向いた。
「前世でこういった現場を何度も経験してます。私の指揮の下、手を貸してくれますか?」
急に仕切られてしまい、戦士達は不快感をあらわにする。そこをサラが説得に割って入る。
「この人、町に来てすぐ状況を読んでこの結界も張って、ゾグマも消したんです! お兄さん達も急にこの惨状で指揮するのは大変じゃないですか? とりあえずメイズさんの指揮を聞いてもらったら」
戦士達が答える前に、バーレミシアが「早く手伝ってくれ!」と叫ぶ。
ゾグマを排除し、結界を張っても事態はまだ好転していない。
「町の中では治癒術が効きやすくなってますが医者も必要です。負傷者を広い場所に集め、救助に当たってください。もしあなた方の中で無事な者がいるのでしたら救助の手伝いに」
「待て、ゾグマにあてられた者もいる。被害が拡大するぞ」
バッシュはサラの方を向いた。
「その者は彼女に任せてください」
告げると方法をサラに諭した。
「先ほど同様、弱い魔力の波紋を体内に注ぐだけです。いけますね」
人命救助の役に立てると感じたサラは頷いて戦士達についていった。
「こちらも救助に当たります。それとランディスさん」
指揮する気迫がそのままのバッシュに呼ばれ、「はい」とランディスは返してしまった。
「あなたのような方には酷でしょうが、一人でも多く救うのでしたら従ってください」
バッシュの指示は、確かに辛いものがある。しかしそれは必要なことだとランディスは納得しなければならなかった。
「おいおい、かなりの被害じゃないか!」
先に走るランディスに、サラとバーレミシアが続く。
「貴方も走ってみては?」
「疲れるのであまり気が進みませんねぇ」
言いつつ、バッシュは少しだけ早歩きになる。
町は凄惨な有様となっていた。まるで魔獣の群れが押し寄せ、あちらこちらを破壊して抜けたように。ただ、”魔獣の群れ”が原因ではないと思わせるのは、不自然に無事な場所があるからだ。
「なんだこれ。魔獣でも攻めてきたのかよ」
バーレミシアは近くの負傷して動けない男性に訊いた。すでにランディスとサラは救援へ向かっている。
「……急に……あちこちが黒くなって。…………それで、崩れだして」
事態は読めないが、魔獣でないことは確かだった。
「バレさん!」
サラに呼ばれてバーレミシアが向かうと、そこには治癒術の効きが悪くて困っている術師達と負傷者が集っていた。
「なんでこんな……」
「言われてもあたし、術についてよく分かんねぇから……あ」閃いたのは、近場にいる知識のある人物。「メイズさん!」
丁度町へ入ってきたメイズを叫んで呼ぶ。歩いてくるので「早く!」と叫び、サラは続いて「走って!」と急かす。
到着したバッシュは説明を受けず、状況を見ただけで治癒が遅いのだと判断した。
「メイズさ」
「分かってます」と言いつつ手を向けてサラを黙らせる。
「治癒の効きが弱いのは町に漂うゾグマの影響でしょう。まずはこれを排除しなければ話になりません」
「出来るのか?」
バーレミシアの言葉へ返答する前にバッシュは周囲を見回した。
「……サラさんの協力が必要です」
何をするかは分からないが、サラは自身に出来る事に思い当たる所はない。不安を余所に、バッシュは目的地へと足早に進んだ。
町の至る所にある、爆破痕のような丸い窪地。その中で一際大きな窪地へとバッシュは降りた。サラも後に続く。
(なかなかの密度ですね)
(ゾグマですか?)
(ええ)
(彼女に消せるのですか?)
(それは彼女次第)
レモーラスとの念話を終え、駆け寄るサラのほうを向いた。
「何をするんですかメイズさん」
「貴女の魔力量と質を見た私の目算ですが、感知力が高いのではないですか?」
見事に見抜かれてサラは驚く。そしてカレリナは警戒を強めた。
「サラに変な事したら叫ぶから」
「この状況で彼女へ危害を加えた私に何の得があるのでしょうか?」
カレリナは言い返せず、それを余所にバッシュは空間術で一本の杖を取り出した。持ち手部分の先端に透き通った青い宝石が着いている。
杖を強く地面へ突き刺して魔力を籠めると、宝石が青い光りを発した。
「……きれい」
「見蕩れないでください。まず始めにサラさんには魔力を広げて貰います。町を囲うぐらいまで」
「……私、まだそこまで魔力を」
「町の人を救いたいのでは? それに私も援助します」
疑問を抱いたカレリナは口を挟んだ。
「サラの魔力を広げてゾグマを消すつもり? この濃すぎるゾグマの質は見えて言ってるの?」
「見てますよ。それが可能だからこうして声をかけたのです。やらないのであればこのまま何もしません。好きなように救助」
「やります!」
断言するサラを、バッシュは何気ない目で見た。
「魔力を、広げるだけで良いんですよね。けど、初めての町の範囲とか、分からないんですけど」
「あなたの感知力なら気づけるでしょう。町の範囲は人間の気が染みついてます。丁度ではないでしょうが、それだけ広ければ、あとはどうにでもなります」
サラは一度深呼吸し、杖の宝石に手を乗せて魔力を発した。すると、サラの魔力が杖を水が伝うように地面へと流れ、水溜まりのように魔力が溜って範囲を円形に広げた。
(彼女に出来そうですか? 範囲を広げるのが苦手そうですが)
(苦手の検討はついてます。案の定といった所ですね)
バッシュが右手に魔力の球体を作ると、サラの手の甲に触れるように、そっと手を上に構えた。
「え?」
「続けてください。これで範囲は広がり易いでしょうから」
言葉通り、魔力の範囲は二倍の速さで広がった。
「どうして?!」
「拡張を意識しすぎるあまり、魔力を籠めすぎです。例えるなら、先ほどまでは木板ぐらいの厚みある魔力でした。今は衣服の生地ほどです。魔力量が少なければ良いというのではなく、想像しきれていないだけ。薄い衣を広げるように魔力を広げればいいだけです」
みるみるうちにサラの魔力が範囲を広げた。
「さて、人間の気を感じているでしょうが、同時にゾグマも感じてませんか?」
「……多分、これが……そうかと」
町の至る所に冷たく、淀んでいる気を感じた。
「ゾグマを排除するにはいくつか手段があります。現状では地面への定着を解いて浮かせ、崩していくほうが効率的です。後に救助活動も控えているのでしたら」
バッシュの説明でサラが思いつくのは一つしかなかった。
「結界ですか?」
バッシュの返事より先に魔力の範囲が定まった。
「次です。範囲の固定は私が行いますので、サラさんは魔力を揺らしてください。方法は湖に石を投げ入れるように想像し、手に魔力の塊作り、地面へ落としてください」
言われた通り試してみると、予想以上に波紋は簡単にできた。
「……これで?」
「ええ。実際の波紋ではなく魔力の波紋ですので、一度揺れれば範囲まで滞りなく広がります。私が止めるまで続けてください」
言われた通り波紋を広げ続けた。不安があるとすれば長引いて魔力が尽きる点であった。しかし予想に反して六度目の波紋でバッシュは「そこまで」と告げた。続けて「手を離して」と。
サラの手が杖から離れると、バッシュは宝石を鷲づかみ、魔力を強く籠めた。
まもなくして町に清々しい風が吹く。その反応を合図にバッシュは杖から手を離した。
宝石は輝き続け、周囲のゾグマが消えたのをサラは感じた。
「どうして?!」
「二回の魔力の波紋でゾグマを定着から解き、追い打ちとなる残り四回で完全に崩しました。強すぎる力を相手取るには、相殺か上回る力をぶつけるという手法もありますが、ジワジワ弱い魔力でその場から浮かせれば存外脆いものですよ。踏ん張りが利かなければ崩しやすい」
「じゃあ、最後のは?」
「結界です。ゾグマを排除したとはいえ周囲には弱くともゾグマが漂ってます。再び満ちてしまえば同じ事の繰り返し。こちらがただただ消耗するだけです」
初見で現状を推察し、対応策を講じ、先の事も考えて最適解を実行する。それを平然と熟すバッシュを見て、サラは頼もしく感じ、敵対すると恐ろしい存在だとも感じた。
「では救助へ向かいましょう」
「あ、はい!」
バッシュが先導し、再びバーレミシア達の所へと戻った。
二人が戻ると、ランディスと戦士の格好をした男性が三名いた。
「戻ってきた。これからギネドの戦士達が避難に来るんだ。避難所を作るからあんたの術で協力して」
「術で、と仰いますが、この状況を彼らはどの程度存じているので?」
「は? 何を」
ランディスが言い返す前にバッシュは質問した。
「私がガーディアンであることを彼らは?」
「あ、ああ。言った」
バッシュは戦士達の方を向いた。
「前世でこういった現場を何度も経験してます。私の指揮の下、手を貸してくれますか?」
急に仕切られてしまい、戦士達は不快感をあらわにする。そこをサラが説得に割って入る。
「この人、町に来てすぐ状況を読んでこの結界も張って、ゾグマも消したんです! お兄さん達も急にこの惨状で指揮するのは大変じゃないですか? とりあえずメイズさんの指揮を聞いてもらったら」
戦士達が答える前に、バーレミシアが「早く手伝ってくれ!」と叫ぶ。
ゾグマを排除し、結界を張っても事態はまだ好転していない。
「町の中では治癒術が効きやすくなってますが医者も必要です。負傷者を広い場所に集め、救助に当たってください。もしあなた方の中で無事な者がいるのでしたら救助の手伝いに」
「待て、ゾグマにあてられた者もいる。被害が拡大するぞ」
バッシュはサラの方を向いた。
「その者は彼女に任せてください」
告げると方法をサラに諭した。
「先ほど同様、弱い魔力の波紋を体内に注ぐだけです。いけますね」
人命救助の役に立てると感じたサラは頷いて戦士達についていった。
「こちらも救助に当たります。それとランディスさん」
指揮する気迫がそのままのバッシュに呼ばれ、「はい」とランディスは返してしまった。
「あなたのような方には酷でしょうが、一人でも多く救うのでしたら従ってください」
バッシュの指示は、確かに辛いものがある。しかしそれは必要なことだとランディスは納得しなければならなかった。
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