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七章 死する地
Ⅷ 一斉攻撃
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明朝、ゼノア師団がデルバの状況を確認しに向かった。峡谷までなら昼すぎに帰ってくる予想ではあったが、実際はそれよりも早かった。
戻ってきた五人の表情は険しかった。
デルバは当初の大きさから半分ほどに縮んでいたがゾグマは強まっていた。フーゼリアの一撃で散り散りになったのではなく、凝縮されたからとの判断だ。
遠景からでも接近を避けたいほど危険であった。形は山型の胴体、身体のあちこちから蜘蛛の足のようなものが生え、不揃いにぎこちない動きをしている。移動は芋虫のように身体を縮めて伸ばしを繰り返すが、一度に進む距離は大幅に増している。
物事の読みが鋭い団員・ゴルザスの目算では日暮れ時かそれより少し早い段階で村へ到達するとされていた。
「フーゼリアの技かジェイクのカムラで倒せないのか?」
ビンセントの意見はディロとスビナも思った。
エルガが頭を左右に振った。
「フーゼリア殿の技は危険かと。奴の身体にはフーゼリア殿の魔力と同質の魔力が所々に混ざってました」
その情報は、触れると刻まれる危険性を示唆している。
「デルバがフーゼリアの魔力を纏ってるなら、俺のカムラを飛ばしても」
「ええ。一撃で仕留めなければジェイクさんの神力も纏うかもしれません」
別の可能性をゼノアは不安視した。
「それも危険だが、フーゼリアの魔力が刻む力なら、こちらの攻撃も相殺されるのでは? 最悪の場合、ジェイクの神力を使った一撃すらも」
「おそらくは」深刻な表情でフーゼリアは返す。
ここまでの話で疑問に残る点をディロは考えた。
「……けど、まだ可能性はあるかも」
全員がディロの意見に耳を向けた。
「血の縛りは誰も真似の出来ない呪いだよね」
「ああ。所持者でも扱いが難しい魔力だ」
「それをデルバが扱えてるのは変だ。フーの魔力がゾグマに混ざっててデルバが纏っているって言うけど、扱いの難しい呪いをデルバの意思で使用するのは変じゃない? もしかしたら纏ってるように見えるだけじゃないかな」
「そんな事ができるのか?」
率直なジェイクの疑問。アーデルクが何かに気づいた。
「呪術の応用では?」
「呪術だと?」ゼノアが訊いた。
「はい。発した魔力の軌道を逸らし、望む方向へと流す術です」
「呪術にそのような技があるのか?」
冷静にスビナは呪術の性質を思い出し、「あります」と返事した。
「呪術は私達が知る術とは性質が違います。それは全ての術を混ぜたような性質だからです。一説には呪術が従来の術の元祖と言い伝えもあるぐらいですから」
「では、デルバは呪術を扱えるのか?」
「断言は出来ませんが、おそらく防衛本能ではないでしょうか」
「どういうこった」ジェイクが訊いた。
「ゾグマの話になりますが、本来では悪性の気が強いものと言われ、その本質は未だ解明はされていません。”生物に害を成す気”というぐらいで。そして誰も触れられないフーゼリアさんの魔力はゾグマの性質に近いものか、対抗力として刺激したのかも」
もしそうならゾグマに意思があるのかと思われる。謎多く強すぎるゾグマであるなら考えられなくもない。
説明が多くなりすぎ、ビンセントは中勢した。
「いったん待った。結局のところ、奴への攻撃は出来るのか?」
攻撃とはいえ、その方法は限られる。もしデルバが纏っているフーゼリアの魔力が、攻撃を消す効果を示すなら尚更考えなければならない。
「もし、私の魔力をデルバが扱えるなら、真っ向勝負は分が悪すぎます。周りから同時に攻撃を仕掛けるべきかと」
「攻撃は消されるんじゃあ」
ディロの質問にゼノアが理解を口にする。
「いや、それなら奴に効果を示すかもしれない」
どういうことかをベルメアが訊く。
「刻む魔力を纏ってるとはいえ、所々に見られるというのは、全身を覆うものではないのだろう。前進の最中、木々を砕いていたのは障害物であったために前方へ魔力を動かし、不要な所は力が至らない。それなら、奇襲をかけてデルバの本体へ複数の攻撃を仕掛ければ通じるかもしれない。咄嗟に刻む魔力を動かせないだろうからな」
その策が正しいかは分からないが、試せる可能性である以上挑戦できる。デルバを討伐出来る可能性は成功率が低くても縋りたかった。
ジェイクは剣の力を出し惜しむと取り返しが付かないと感じ、力を使う覚悟を決めた。
「俺は古代の剣の力をぶっ放すぜ。血の縛りはねぇが、フーゼリアが飛ばしたみたいに魔力を放つ事が出来るみたいだからな」
次にゼノアも自身の中で一番危険で強力な技を放つ覚悟を決めた。
「生半可な技ではいけないなら、私もあの技を使おう」
団員達が騒然となる。
「危険です。アレは使うべきではないかと」
「奴を倒すには必要だ。使用後はお前達に頼ることになる」
仕方ないと感じ、団員達は諦めた。
フーゼリアも覚悟を決めた。
「私ももう一度本気で一太刀浴びせます。同時攻撃なら私の魔力を纏わせる間などないでしょうし、奴に纏わり付く私の魔力には打ち勝てるでしょうから」
大技役は三人で決まり、次は護衛役の話となる。
ビンセントが先に人選をしきった。
「ディロはフーゼリアが良いだろ。昨日の今日であの技を使って疲弊したら防壁で護れるだろうからな」
日をまたいでの大技は一発目より消耗が著しく激しいのは基礎知識であった。ルバートに口を酸っぱくして教えられたのでよく覚えている。
「俺はジェイクの護衛がいいだろ。ゼノアは団員がいるからな」
「確かにそうだが、皆が同等の危険地帯へ向かうのだ。こちらから一人ずつ着かせよう」
シュザールが「宜しいのですか?」と訊く。
「私だけ大勢に護られるのは不平等だろ。全員で生き残る事を考えての判断だ」
この分担を聞き、スビナは不安が過る。
自分は村に結界を張って守る役目を担い、この状況は緑色の霧に包まれる前に頭に映された光景通りだからだ。
「……本当に大丈夫でしょうか。あの光景通りに……」
スビナの肩へゼノアは手を乗せた。
「滅びの未来を見たわけではないだろ? 恐らくは作戦決行前の光景だったのかもしれない。負ける未来を想像するより勝利を信じ、懸命に頑張るんだ」
ゼノアだけではない。全員がやる気に満ちた顔で頷く。
杞憂だったと感じ、皆の士気に触発されたスビナは自信を取り戻した。
「よし、奴を倒して皆で生きて帰ろうぜ」
ジェイクの呼び声に賛同の声が上がり、各々持ち場へと向かった。
デルバが通過するであろう森の中、ゴルザスが一本のロープを延ばした。触れた際に上空へ炎が上がる仕掛けであった。それを合図にして三人が大技を放つ。
凝縮したとはいえ、デルバから醸し出るゾグマは近づくだけで気分が悪くなるほど強い。あらかじめ離れた位置から近づくよう作戦を立てていたが、その遠距離でも嫌な汗が出るほどだ。
それぞれ持ち場で待機するも、足や手の震え、嫌な寒気を全員が感じてしまい、気功や魔力を全身に纏わせて堪えるのが必死だった。
“早く合図よ上がれ”と思わせる程に。
待機すらジワジワ気功や魔力を消耗させる環境の中、デルバが魔獣を放つ可能性も予想出来る。いつ何が攻めてきてもよい心構えで構えているが、もし作戦に悪影響を及ぼすならと考えると焦燥が強まる。
ゾグマに堪え、出来る限り静かに待ち構える中、デルバのすぐ傍から炎の柱が上がった。攻撃の合図だ。
「よし! 今だ!」
「待ってました!」
「いくぞ!」
それぞれ成功を信じ、全力を籠めてそれぞれの大技を放った。
あまりにも強大な、その一撃で山一つは容易に破壊出来る攻撃を三カ所から受けたデルバは動きを止めた。
誰もが効果覿面と確信を得た。
ゾグマが纏うフーゼリアの魔力で相殺されている様子はない。図体が大きいので痛みに身体を動かすのも鈍いのだろう。そう思えた。
しかし違った。全員がその光景に愕然とする。
デルバの足全てが不気味に激しく動き、攻撃があった三方向の地面を突き出す。
暴れているように見える攻撃が止むと、全身から流れるように黒い塊が次々に落ちた。それらは結びついて形を成すと、三方向に三体ずつの巨大な魔獣へと変貌を遂げた。
さらに一同を恐怖に陥れたのは、魔獣が木々を殴ったり突進すると粉々に砕け散る光景であった。
刻む魔力の効果が付与されていると思われた。
戻ってきた五人の表情は険しかった。
デルバは当初の大きさから半分ほどに縮んでいたがゾグマは強まっていた。フーゼリアの一撃で散り散りになったのではなく、凝縮されたからとの判断だ。
遠景からでも接近を避けたいほど危険であった。形は山型の胴体、身体のあちこちから蜘蛛の足のようなものが生え、不揃いにぎこちない動きをしている。移動は芋虫のように身体を縮めて伸ばしを繰り返すが、一度に進む距離は大幅に増している。
物事の読みが鋭い団員・ゴルザスの目算では日暮れ時かそれより少し早い段階で村へ到達するとされていた。
「フーゼリアの技かジェイクのカムラで倒せないのか?」
ビンセントの意見はディロとスビナも思った。
エルガが頭を左右に振った。
「フーゼリア殿の技は危険かと。奴の身体にはフーゼリア殿の魔力と同質の魔力が所々に混ざってました」
その情報は、触れると刻まれる危険性を示唆している。
「デルバがフーゼリアの魔力を纏ってるなら、俺のカムラを飛ばしても」
「ええ。一撃で仕留めなければジェイクさんの神力も纏うかもしれません」
別の可能性をゼノアは不安視した。
「それも危険だが、フーゼリアの魔力が刻む力なら、こちらの攻撃も相殺されるのでは? 最悪の場合、ジェイクの神力を使った一撃すらも」
「おそらくは」深刻な表情でフーゼリアは返す。
ここまでの話で疑問に残る点をディロは考えた。
「……けど、まだ可能性はあるかも」
全員がディロの意見に耳を向けた。
「血の縛りは誰も真似の出来ない呪いだよね」
「ああ。所持者でも扱いが難しい魔力だ」
「それをデルバが扱えてるのは変だ。フーの魔力がゾグマに混ざっててデルバが纏っているって言うけど、扱いの難しい呪いをデルバの意思で使用するのは変じゃない? もしかしたら纏ってるように見えるだけじゃないかな」
「そんな事ができるのか?」
率直なジェイクの疑問。アーデルクが何かに気づいた。
「呪術の応用では?」
「呪術だと?」ゼノアが訊いた。
「はい。発した魔力の軌道を逸らし、望む方向へと流す術です」
「呪術にそのような技があるのか?」
冷静にスビナは呪術の性質を思い出し、「あります」と返事した。
「呪術は私達が知る術とは性質が違います。それは全ての術を混ぜたような性質だからです。一説には呪術が従来の術の元祖と言い伝えもあるぐらいですから」
「では、デルバは呪術を扱えるのか?」
「断言は出来ませんが、おそらく防衛本能ではないでしょうか」
「どういうこった」ジェイクが訊いた。
「ゾグマの話になりますが、本来では悪性の気が強いものと言われ、その本質は未だ解明はされていません。”生物に害を成す気”というぐらいで。そして誰も触れられないフーゼリアさんの魔力はゾグマの性質に近いものか、対抗力として刺激したのかも」
もしそうならゾグマに意思があるのかと思われる。謎多く強すぎるゾグマであるなら考えられなくもない。
説明が多くなりすぎ、ビンセントは中勢した。
「いったん待った。結局のところ、奴への攻撃は出来るのか?」
攻撃とはいえ、その方法は限られる。もしデルバが纏っているフーゼリアの魔力が、攻撃を消す効果を示すなら尚更考えなければならない。
「もし、私の魔力をデルバが扱えるなら、真っ向勝負は分が悪すぎます。周りから同時に攻撃を仕掛けるべきかと」
「攻撃は消されるんじゃあ」
ディロの質問にゼノアが理解を口にする。
「いや、それなら奴に効果を示すかもしれない」
どういうことかをベルメアが訊く。
「刻む魔力を纏ってるとはいえ、所々に見られるというのは、全身を覆うものではないのだろう。前進の最中、木々を砕いていたのは障害物であったために前方へ魔力を動かし、不要な所は力が至らない。それなら、奇襲をかけてデルバの本体へ複数の攻撃を仕掛ければ通じるかもしれない。咄嗟に刻む魔力を動かせないだろうからな」
その策が正しいかは分からないが、試せる可能性である以上挑戦できる。デルバを討伐出来る可能性は成功率が低くても縋りたかった。
ジェイクは剣の力を出し惜しむと取り返しが付かないと感じ、力を使う覚悟を決めた。
「俺は古代の剣の力をぶっ放すぜ。血の縛りはねぇが、フーゼリアが飛ばしたみたいに魔力を放つ事が出来るみたいだからな」
次にゼノアも自身の中で一番危険で強力な技を放つ覚悟を決めた。
「生半可な技ではいけないなら、私もあの技を使おう」
団員達が騒然となる。
「危険です。アレは使うべきではないかと」
「奴を倒すには必要だ。使用後はお前達に頼ることになる」
仕方ないと感じ、団員達は諦めた。
フーゼリアも覚悟を決めた。
「私ももう一度本気で一太刀浴びせます。同時攻撃なら私の魔力を纏わせる間などないでしょうし、奴に纏わり付く私の魔力には打ち勝てるでしょうから」
大技役は三人で決まり、次は護衛役の話となる。
ビンセントが先に人選をしきった。
「ディロはフーゼリアが良いだろ。昨日の今日であの技を使って疲弊したら防壁で護れるだろうからな」
日をまたいでの大技は一発目より消耗が著しく激しいのは基礎知識であった。ルバートに口を酸っぱくして教えられたのでよく覚えている。
「俺はジェイクの護衛がいいだろ。ゼノアは団員がいるからな」
「確かにそうだが、皆が同等の危険地帯へ向かうのだ。こちらから一人ずつ着かせよう」
シュザールが「宜しいのですか?」と訊く。
「私だけ大勢に護られるのは不平等だろ。全員で生き残る事を考えての判断だ」
この分担を聞き、スビナは不安が過る。
自分は村に結界を張って守る役目を担い、この状況は緑色の霧に包まれる前に頭に映された光景通りだからだ。
「……本当に大丈夫でしょうか。あの光景通りに……」
スビナの肩へゼノアは手を乗せた。
「滅びの未来を見たわけではないだろ? 恐らくは作戦決行前の光景だったのかもしれない。負ける未来を想像するより勝利を信じ、懸命に頑張るんだ」
ゼノアだけではない。全員がやる気に満ちた顔で頷く。
杞憂だったと感じ、皆の士気に触発されたスビナは自信を取り戻した。
「よし、奴を倒して皆で生きて帰ろうぜ」
ジェイクの呼び声に賛同の声が上がり、各々持ち場へと向かった。
デルバが通過するであろう森の中、ゴルザスが一本のロープを延ばした。触れた際に上空へ炎が上がる仕掛けであった。それを合図にして三人が大技を放つ。
凝縮したとはいえ、デルバから醸し出るゾグマは近づくだけで気分が悪くなるほど強い。あらかじめ離れた位置から近づくよう作戦を立てていたが、その遠距離でも嫌な汗が出るほどだ。
それぞれ持ち場で待機するも、足や手の震え、嫌な寒気を全員が感じてしまい、気功や魔力を全身に纏わせて堪えるのが必死だった。
“早く合図よ上がれ”と思わせる程に。
待機すらジワジワ気功や魔力を消耗させる環境の中、デルバが魔獣を放つ可能性も予想出来る。いつ何が攻めてきてもよい心構えで構えているが、もし作戦に悪影響を及ぼすならと考えると焦燥が強まる。
ゾグマに堪え、出来る限り静かに待ち構える中、デルバのすぐ傍から炎の柱が上がった。攻撃の合図だ。
「よし! 今だ!」
「待ってました!」
「いくぞ!」
それぞれ成功を信じ、全力を籠めてそれぞれの大技を放った。
あまりにも強大な、その一撃で山一つは容易に破壊出来る攻撃を三カ所から受けたデルバは動きを止めた。
誰もが効果覿面と確信を得た。
ゾグマが纏うフーゼリアの魔力で相殺されている様子はない。図体が大きいので痛みに身体を動かすのも鈍いのだろう。そう思えた。
しかし違った。全員がその光景に愕然とする。
デルバの足全てが不気味に激しく動き、攻撃があった三方向の地面を突き出す。
暴れているように見える攻撃が止むと、全身から流れるように黒い塊が次々に落ちた。それらは結びついて形を成すと、三方向に三体ずつの巨大な魔獣へと変貌を遂げた。
さらに一同を恐怖に陥れたのは、魔獣が木々を殴ったり突進すると粉々に砕け散る光景であった。
刻む魔力の効果が付与されていると思われた。
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