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六章 封じられていたモノ
Ⅷ 三十四年前の真実
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五日後、バーデラへ到着したエベックはアードラを会議室へと呼んだ。部屋には二人きりだ。
包み隠さずポラの村で起きた事を話すとアードラの表情が曇る。
「それで、うまくジェイクちゃん達は誤魔化せたけど、あたしとルバートはピンときてるわ。貴方の使った術は紛れもない禁術。バルブラインで起きているような大規模な反動は起きないけど、効果も反動も小規模に抑えたもの。そして反動は仲間に全て返った。ポラの村周辺とクーラスポラの塔周辺を見ても異変があまりないのはそのせいよ。じゃあ、どうしてそんな顛末を迎えたのか」
エベックとルバートの推測は、地震の頻度はバルブラインの禁術の影響、塔の止まない風は“運命”が関係した影響としている。
アードラは徐に立ち上がり、窓の傍まで行き外を眺めた。
口をつぐんだままのアードラへ、エベックは推理を続ける。
「村長の話を聞いていくつか疑問があったわ。まず始めの疑問は、どうしてお仲間達はアードラ様を待たなかったのかしら? 禁術を秘密にしていたか、使用まで時間がかかりすぎて待てなかったか。仲違いも考えられるし、お仲間達が功を急ぎすぎたとか色々あるわね」
静かに大きい呼吸を吐くアードラは、黙って推理の続きに耳を傾ける。
「どうあれ邪魔されて失敗、死者も出た。次の疑問がここで生まれたわ。本来ならアードラ様は村の人達を恨むか報復に動くか見向きもしないでしょうね。けど実際は繋がりを深めた。そして次の疑問、化け物討伐後の王国側の早すぎる救援。あからさまに負傷したお仲間さん達を欲しているような動き。……結論、お仲間達に反動を与え、重傷状態で王国に回収させる事を目的とした。違う?」
観念したようにアードラは一息吐き、口を開いた。
「……いずれ……ルバートかミゼル辺りが見抜くと思っていたが、まさかつい最近来たお前とはな。私の周りには賢い者が集いやすいな」
「あら、あたし一人じゃここまで行き着かなかったわ。ルバートの入れ知恵ありきよ。そして、あたしの情報網と照らし合わせて至ったの」
「ほう、私はそこまで有名なのかな?」
「詳細は不明よ。けど、三十年ほど前からゾーゴルと関係を結んでいる。年月の差は分からないけど、この一件以降で裏社会へ足を踏み入れたなら……美談めいているけど、彼らを救う術を探していた、と考えたわ」
美談と聞き、鼻で笑われる。
「そうあればどれほど良かったか」
エベックは理由を求めると、ようやくアードラは説明を始めた。
「あいつらは、今は滅んでしまったグラズとい町の者達だ。私が当時の王の悪政に巻き込まれんよう引っ越した先で知り合った。文字通りの幼馴染みだ」
再び椅子に腰かけた。
「貴族と貧乏人。初対面から喧嘩ばかりだった。いがみ合う間柄で終わると思っていたが、不思議と仲良くなり、やがては何をするのも一緒な友人となった。ゼド、ニックス、ノービス、スレイ、カーラ。ジェイクが古代の剣から私と彼らが遊んでいる風景を見たと言ってきた時は正直驚いたよ。まさか、ノービスが剣に囚われているとは」
「何があったの?」
「皆それぞれに夢があってな、それを叶えるには術師か戦士となり、功績を挙げることが近道だと考えていたんだ。そして目を付けたのがクーラスポラの塔周辺に徘徊する化け物だ。偶然見つけたのではないぞ。いくつかある中で難易度が高かったからだ。若気の至りからくる驕りだろうな。懸命に修行し、並の術師や戦士より実力があったから勝てると過信した。功を急ぎすぎて村の風習や宗教に目を向けず、妨害にあって封印は失敗。カーラが喰われ、全員が負傷した」
「なぜ貴方は一緒にいなかったの?」
「止められたのだよ、親戚のバザックに。端的に言えば「危険だから近づくな」というものだ。ここだけを聞けば私への気遣いだが、全ては奴の計画だった。こう言えば私が言うことを聞かずに戦地へと赴くとな」
「そうまでして戦地へ行かせる理由はなんなの?」
「材料集めだ。奴はやがて王となるディルシアへ忠誠を誓っていたからな。私など求める材料を集める為の駒にすぎなかったんだ」
材料という言葉が気になった。
「奴はある兵器の製造に深く関わっていた。その素材として、クーラスポラの塔周辺を徘徊する化け物に目を付けたが手も足も出ない状態だった。そんな中、手を出そうとした若者達へ目を向けた。悪知恵がよく働く奴でな、環境と条件から考えを巡らせてある手段を思いついた。言葉巧みに私の人情に訴えかけ、窮地の仲間を救う手段として与えられたのが、先の推理であった禁術だ」
禁術は、使用対象へ強制的な空間術を起こすものであった。ただ、その空間術はいつの時代、何処へ向かうかは分からない。
明確な証拠はないが、現世に現われるか空間を彷徨う状態へと陥るまで様々に。
「術の効果は絶大で、一瞬にして奴は消えたよ。しかし悪性の気とクーラスポラの塔周辺に漂う神性な力が混在し、化け物の魔力が残る所へと流れた。それがゼド達だった」
そんな力が負傷した身体へ流れると、魔力と気功が乱れに乱れ、苦しみ続けた挙げ句に死に至る。
「私は私が知り得る治癒術でどうにか対処に当たったさ。しかし無駄だった。痛みを僅かに和らげるのが精一杯でな。化け物を消した翌日、バザック指揮下のもと、国兵が現われてゼド達を回収していった。奴が欲した素材だからな」
(素材が人間? しかも魔力が痛みきった)
エベックは一つの仮説に至る。
「……もしかして!?」
あまりに恐ろしい対象へ。
「パルドだ」
禁術発動前からパルドが作られていた。人間を素にして。
「並の術師や人間は禁術発動後に発生したパルド程度の動きしか示さんかったそうだ。それでも脅威となる兵器であることに違いは無い」
「ディルシアへ忠誠を誓っていたって言ってたわよね。じゃあ、ディルシアはパルドを使って何を?」
「愚かな考えさ。七国一の強者に君臨したかった、純粋に、この大陸一の全ての王として。敵視の対象はリブリオス。未だに謎多く、驚異的な軍事力を誇るという噂を信じ切っていたからな」
くだらない企てにアードラは利用され、仲間が兵器へと連れ去られた。
悔しく、並の怨恨を抱いていないだろうとエベックは察した。
「……じゃあ、皆は?」
「明確には分からん。ただ、ゾーゴルで得た情報では”人の形をした魔獣となった”と。しかしジェイクの話では、ノービスは既に人ですらなくなっている。経緯は分からんがな」
不意にエベックは直感した。
“禁術以降の動きは全てアードラの企て”
ジェイク達から訊いたバルブラインでの経緯と今に至るまでの出来事を照らし合わせる。
禁術は童話に影響しているとされていた。
『クーラスポラの戦士』
『ゼヴァの五旗』
『グメスの魔女』
『死獣デルバ』
話したのも指揮したのもアードラだ。
物語が事を起こした事例も解消例もない。
確実に誘導されている。何かを成し遂げるための。
「いつからこの流れを読んでいたの?」
紛れもなくアードラは禁術発動を知っていた。もしくは起きてから前もって計画していた作戦を実行に移している。そう考えた。
「やはり敏いな。十英雄としての旅路、ビンセントは仲間に恵まれたのだろう」
褒めた後、アードラは真剣な目でエベックを見た。
「ゾーゴルにてディルシアの禁術を知ったその日からだ。十五年前になるな」
まさしく執念。
仲間を傷つけ利用した恨みからだろう。他にも恨みはあるだろう。しかしアードラには迷い無くディルシア達を潰しバルブラインを改革する意思があった。
エベックは大きく息をついて感服した。
「大したものね。お見事としか言えない。禁術発動には死を覚悟したんじゃなくて?」
「空間術で逃げる算段は取ってあったからな。怖れたのは逃げる先でパルドか魔獣の襲撃。もしくはデルバが動きださんかをな」
「死獣デルバの正体も突き止めているの?!」
アードラの口から語られたデルバの正体。
黒紫の山の化け物であった。
包み隠さずポラの村で起きた事を話すとアードラの表情が曇る。
「それで、うまくジェイクちゃん達は誤魔化せたけど、あたしとルバートはピンときてるわ。貴方の使った術は紛れもない禁術。バルブラインで起きているような大規模な反動は起きないけど、効果も反動も小規模に抑えたもの。そして反動は仲間に全て返った。ポラの村周辺とクーラスポラの塔周辺を見ても異変があまりないのはそのせいよ。じゃあ、どうしてそんな顛末を迎えたのか」
エベックとルバートの推測は、地震の頻度はバルブラインの禁術の影響、塔の止まない風は“運命”が関係した影響としている。
アードラは徐に立ち上がり、窓の傍まで行き外を眺めた。
口をつぐんだままのアードラへ、エベックは推理を続ける。
「村長の話を聞いていくつか疑問があったわ。まず始めの疑問は、どうしてお仲間達はアードラ様を待たなかったのかしら? 禁術を秘密にしていたか、使用まで時間がかかりすぎて待てなかったか。仲違いも考えられるし、お仲間達が功を急ぎすぎたとか色々あるわね」
静かに大きい呼吸を吐くアードラは、黙って推理の続きに耳を傾ける。
「どうあれ邪魔されて失敗、死者も出た。次の疑問がここで生まれたわ。本来ならアードラ様は村の人達を恨むか報復に動くか見向きもしないでしょうね。けど実際は繋がりを深めた。そして次の疑問、化け物討伐後の王国側の早すぎる救援。あからさまに負傷したお仲間さん達を欲しているような動き。……結論、お仲間達に反動を与え、重傷状態で王国に回収させる事を目的とした。違う?」
観念したようにアードラは一息吐き、口を開いた。
「……いずれ……ルバートかミゼル辺りが見抜くと思っていたが、まさかつい最近来たお前とはな。私の周りには賢い者が集いやすいな」
「あら、あたし一人じゃここまで行き着かなかったわ。ルバートの入れ知恵ありきよ。そして、あたしの情報網と照らし合わせて至ったの」
「ほう、私はそこまで有名なのかな?」
「詳細は不明よ。けど、三十年ほど前からゾーゴルと関係を結んでいる。年月の差は分からないけど、この一件以降で裏社会へ足を踏み入れたなら……美談めいているけど、彼らを救う術を探していた、と考えたわ」
美談と聞き、鼻で笑われる。
「そうあればどれほど良かったか」
エベックは理由を求めると、ようやくアードラは説明を始めた。
「あいつらは、今は滅んでしまったグラズとい町の者達だ。私が当時の王の悪政に巻き込まれんよう引っ越した先で知り合った。文字通りの幼馴染みだ」
再び椅子に腰かけた。
「貴族と貧乏人。初対面から喧嘩ばかりだった。いがみ合う間柄で終わると思っていたが、不思議と仲良くなり、やがては何をするのも一緒な友人となった。ゼド、ニックス、ノービス、スレイ、カーラ。ジェイクが古代の剣から私と彼らが遊んでいる風景を見たと言ってきた時は正直驚いたよ。まさか、ノービスが剣に囚われているとは」
「何があったの?」
「皆それぞれに夢があってな、それを叶えるには術師か戦士となり、功績を挙げることが近道だと考えていたんだ。そして目を付けたのがクーラスポラの塔周辺に徘徊する化け物だ。偶然見つけたのではないぞ。いくつかある中で難易度が高かったからだ。若気の至りからくる驕りだろうな。懸命に修行し、並の術師や戦士より実力があったから勝てると過信した。功を急ぎすぎて村の風習や宗教に目を向けず、妨害にあって封印は失敗。カーラが喰われ、全員が負傷した」
「なぜ貴方は一緒にいなかったの?」
「止められたのだよ、親戚のバザックに。端的に言えば「危険だから近づくな」というものだ。ここだけを聞けば私への気遣いだが、全ては奴の計画だった。こう言えば私が言うことを聞かずに戦地へと赴くとな」
「そうまでして戦地へ行かせる理由はなんなの?」
「材料集めだ。奴はやがて王となるディルシアへ忠誠を誓っていたからな。私など求める材料を集める為の駒にすぎなかったんだ」
材料という言葉が気になった。
「奴はある兵器の製造に深く関わっていた。その素材として、クーラスポラの塔周辺を徘徊する化け物に目を付けたが手も足も出ない状態だった。そんな中、手を出そうとした若者達へ目を向けた。悪知恵がよく働く奴でな、環境と条件から考えを巡らせてある手段を思いついた。言葉巧みに私の人情に訴えかけ、窮地の仲間を救う手段として与えられたのが、先の推理であった禁術だ」
禁術は、使用対象へ強制的な空間術を起こすものであった。ただ、その空間術はいつの時代、何処へ向かうかは分からない。
明確な証拠はないが、現世に現われるか空間を彷徨う状態へと陥るまで様々に。
「術の効果は絶大で、一瞬にして奴は消えたよ。しかし悪性の気とクーラスポラの塔周辺に漂う神性な力が混在し、化け物の魔力が残る所へと流れた。それがゼド達だった」
そんな力が負傷した身体へ流れると、魔力と気功が乱れに乱れ、苦しみ続けた挙げ句に死に至る。
「私は私が知り得る治癒術でどうにか対処に当たったさ。しかし無駄だった。痛みを僅かに和らげるのが精一杯でな。化け物を消した翌日、バザック指揮下のもと、国兵が現われてゼド達を回収していった。奴が欲した素材だからな」
(素材が人間? しかも魔力が痛みきった)
エベックは一つの仮説に至る。
「……もしかして!?」
あまりに恐ろしい対象へ。
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禁術発動前からパルドが作られていた。人間を素にして。
「並の術師や人間は禁術発動後に発生したパルド程度の動きしか示さんかったそうだ。それでも脅威となる兵器であることに違いは無い」
「ディルシアへ忠誠を誓っていたって言ってたわよね。じゃあ、ディルシアはパルドを使って何を?」
「愚かな考えさ。七国一の強者に君臨したかった、純粋に、この大陸一の全ての王として。敵視の対象はリブリオス。未だに謎多く、驚異的な軍事力を誇るという噂を信じ切っていたからな」
くだらない企てにアードラは利用され、仲間が兵器へと連れ去られた。
悔しく、並の怨恨を抱いていないだろうとエベックは察した。
「……じゃあ、皆は?」
「明確には分からん。ただ、ゾーゴルで得た情報では”人の形をした魔獣となった”と。しかしジェイクの話では、ノービスは既に人ですらなくなっている。経緯は分からんがな」
不意にエベックは直感した。
“禁術以降の動きは全てアードラの企て”
ジェイク達から訊いたバルブラインでの経緯と今に至るまでの出来事を照らし合わせる。
禁術は童話に影響しているとされていた。
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『ゼヴァの五旗』
『グメスの魔女』
『死獣デルバ』
話したのも指揮したのもアードラだ。
物語が事を起こした事例も解消例もない。
確実に誘導されている。何かを成し遂げるための。
「いつからこの流れを読んでいたの?」
紛れもなくアードラは禁術発動を知っていた。もしくは起きてから前もって計画していた作戦を実行に移している。そう考えた。
「やはり敏いな。十英雄としての旅路、ビンセントは仲間に恵まれたのだろう」
褒めた後、アードラは真剣な目でエベックを見た。
「ゾーゴルにてディルシアの禁術を知ったその日からだ。十五年前になるな」
まさしく執念。
仲間を傷つけ利用した恨みからだろう。他にも恨みはあるだろう。しかしアードラには迷い無くディルシア達を潰しバルブラインを改革する意思があった。
エベックは大きく息をついて感服した。
「大したものね。お見事としか言えない。禁術発動には死を覚悟したんじゃなくて?」
「空間術で逃げる算段は取ってあったからな。怖れたのは逃げる先でパルドか魔獣の襲撃。もしくはデルバが動きださんかをな」
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