50 / 202
四章 流れに狂いが生じ
Ⅷ 遠縁の者
しおりを挟む
町の復旧作業を手伝い、当初の予定より五日経過してサラとランディスはオージャの宮殿へと戻った。
二人が客間へと案内されると、そこには先客がいた。
窓の台に座って足までのせて寛ぎ外を眺めている。
サラとランディスはどう対応していいか迷っていると、台に座る女性が話しかけてきた。
「ん? 座ったら。ババァもうちょいかかるだろうし」
「は、はぁ」
返事も躊躇いがちに、二人は椅子に座った。
「あの、オージャ様は?」サラが訊いた。
「歳だから弱ってんだろ」
失礼極まりない即答。その返事もすぐであった。
「よく言った」
いつの間にか部屋にオージャが入っていた。部屋にいた三人は、声を聞くまで女性の背後にいることさえ気づかなかった。
「わあっ!!」
飛び跳ねて女性はオージャと距離を置いた。
オージャの目は憤りを感じる見開いた目をしていた。
「どうやらミシェルとゼノアは躾を怠けていたと見える。今度説教するべきか」
「待った! 姉貴等は関係ねぇだろ! それにあたし、こう見えて料理は一番なんだぜ」
「知るか馬鹿者!」
何を伝えたかったのか、サラ達は判らないままである。
「そのひん曲がった根性を叩き直してやる! バルブラインへはしばらく戻さんぞバーレミシア!」
「ひでぇぞババァ!」
「ああ!」
老婆であれ、凄みと気迫、そして宮殿の主たる洗練された魔力がバーレミシアを圧す。
何も言えず、近づけず、バーレミシアは尻込んだ。
「……あの、オージャ様?」
気まずいながらもランディスは声をかけた。
「ああすまんな。こいつはバーレミシア、遠縁の親戚だ」
「遠縁?」
「家系がややこしくてな。それ故にあたしはガニシェッド王国に、こいつらはバルブラインで育ってる。今の役を仰せつかったおかげでこいつの両親と付き合いができてな」
「腐れ縁な」
睨みと気迫がまた飛ばされ、バーレミシアの背筋に悪寒が走る。
「こいつは跳ねっ返りが過ぎるから、躾は困難を極めるが、狩りや武術の腕は確かだ。あちこち動き回ってる野生児みたいでな」
「嫁の素質抜群の料理の腕もあんだぞ。あと美貌も良い感じだし。おばぁちゃまの躾無しでも上等……!?」
声を失ってしまいそうになるほど、圧迫する魔力が広がる。器用にサラとランディスはその魔力の影響を受けないでいる。
「ほれ、さっさと話を進めるぞ」
平然とした顔でオージャは所定の位置へと向かう。
「だったら、これ、解け」
バーレミシアは根性で動いた。
「席に着いたら解いてやる」
しばらく、苦しむバーレミシアを見せつけられるも、どうにかこうにか席に着くと、本当に解かれた。
机に凭れるバーレミシアは、もう軽口を叩く余力は無かった。
レイデル王国の惨事、ミングゼイスの石板の文面、バリオットの状態をサラ達は話した。
「つーか、ガーディアンって珍しいんだよねぇ。バルブラインでも会ってるあたしって凄くない?」
真剣な話の腰が見事に折られた。
「あとにしろ」
サラは気になって仕方ないが、レイデル王国の問題も重要なので何も言わなかった。
「国王や七宮殿の会議でも上がった話がある。古代の叡智についてだ。それを集めようとする計画が進んでいる。どうやら、本気でゾアの災禍に備えなければならんようになった」
「それって、全部剣?」
バーレミシアは何かを知っている様子であった。
「いや、術や服、文章を綴った何かだったりする。剣に思い当たる所でもあるのか?」
「バルブラインで会ったガーディアンがさぁ、剣持ってんだよね。ジェイクってんだけど」
「ジェイクさん?!」
サラが驚くと、バーレミシアに容姿の詳細と守護神の名前を話した。
「へぇ、サラもジェイクと知り合いだったんだ」
「あの、他に」
「サラ」
興奮するサラはオージャに止められ、話が本題に戻る。
「元々ガニシェッド王国は古代の叡智は各宮殿に奉納されておる。それをどう使うかを検討するだけで、他にするのは備えのみだ。しかし他国は違う。ミルシェビスは大精霊様の加護があり、とりわけ異質な力には秘密主義だ。あの国は後回しとして、レイデル王国、バルブライン、そして最近魔力壁が取れたと盛り上がるゼルドリアス。その方面で古代の叡智を取りに行くしかあるまい」
特別な力という点で、ランディスは一つ思い当たった。
「魔女の討伐を進めてみないのですか? 簡単ではないですが、ゾグマの塊のようなものですよ」
長くゾアが身体を支配していたのだから情報がないのも仕方ない。オージャは割り切った。
「魔女の塔はもう無い」
それはランディスを絶句させるほどであった。
「お主はゾアに支配されていたから仕方ないが、いつぞやか、塔があちこちで崩れ、ゾグマが大量に流れてな。まだ大がかりな災害は起きておらんが、各地で起きている異変はそれが関係していると確証のない話が広まっとる」
またもバーレミシアが思い出して発言する。
「バルブラインでもそれで色々考えられてるな。ミゼルとかビンセントに憑いた魔女とかが」
またもサラが名前に反応する。続けてランディスもビンセントの名に反応するも、続く魔女の情報が気になってしまう。
「お前、終わるまで黙れ」
罪はないが、バーレミシアは再びオージャに睨まれ、一言も話す権利を与えられなくなった。
聞きたい情報たっぷりのサラとランディスは、もどかしくありながらもオージャの話を聞いた。
「先ほど、他国の古代の叡智について話したが、サラは知らんだろうから一応話しておく。グルザイアはこちらが干渉出来ん国だ。観光や移住などは可能な範囲で出来るが、国家間での話合いを向こうが拒んでる。独立した国柄でな。次にリブリオスだ」
ランディスとの話で出た情報の少ない国である。
「あそこはさらに特殊だ。巨大な壁を隔てて他国と関わり合おうとせん。まあ、隣国がグルザイアと、魔力壁で囲まれたゼルドリアスゆえに仕方ないが。十数年前、一部の地域が他国民が入れる道を拵えてな、壁内へは入れるようになったが、それでも四分の一程度しか公にされておらん。いつかリブリオス出身者と会える機会に恵まれかもしれんが、そいつらはその規制が緩んだ区域の者が殆どだ」
「なぜそこまで機密重視みたいなのですか?」
「あたしも良くは知らんよ。考えられるのはミングゼイスの石板だろうが」
理由を聞こうとするサラへ、ランディスがぼそりと呟いた。
「古代の叡智だから?」
「その可能性も大いに高い。現在、各地で公開されているミングゼイスの石板は他の六国に埋まっていたものもあるが、リブリオスが公開しても良いと判断したものが多い。市販の術書や料理名、植物や魚、武器など、名称はリブリオス発祥のミングゼイスの石板から出たとされているしな」
「そんなに!?」
サラにとっては衝撃だった。
旅の最中、妙に知った名称のものがあったので、それがミングゼイスの石板からの引用なら、自分達の世界とミングゼイスの石板の関係性が気になる。
「この度、サラ達がレイデル王国から見せて貰った情報は、言うなれば預言書だろう。そういったものもリブリオスにはゴロゴロあるとされている。だとすれば、閉鎖的なお国柄というのも納得だろ」
預言書の独占。それが真っ先に浮かんだ。
「けど、あちこちで異変が起きてて、ゾアの災禍が信憑性を増したなら、災害にむけて協力し合うほうが良いんじゃないでしょうか。だって、あんな方法で人が死ぬのは……」
テンシのことを思い出すと胸が苦しくなる。
「どのような惨劇であろうと、それをネタに心代わりする国なら誰も苦労はせんさ。リブリオスにはそれ以上に何か理由があるんだろう。とにかく、我々にできる事を一つ一つするしかない。ガニシェッド、レイデル、ミルシェビスは同盟を結んでいるから動きやすいが、昨今変化が激しいバルブラインとゼルドリアス、これらの国と協力しあう働きをするしかない」
「何かやるべき事は決まってるんですね」
サラはすぐにでも動きたい。
未来で見たジェイクと自分を襲った化け物の正体を突き止めたい。
ノーマの死を阻止したい。関係しているとされる時の狂渦をどうにかしたい。
レイデル王国に現われたテンシに、再びあの惨劇を起こさせない方法を知りたい。
まだ無力な自分の実力をさらに強くしたい。
大勢の人が生きれる未来に結び点けたい。
意思だけは強かった。
「まだ無い」
オージャの返答で、サラの強い思いの波を緩んだ。
「え……無しですか?」
「闇雲に動けるもんでもないからな。とりあえず今はお前の鍛錬だ。そのためのバーレミシアであり、食糧調達と他の仕事の為のバーレミシアでもあるからな」
「おい!」
口を開いた罰のように、オージャがバーレミシアに向かって緩やかに手を振るうと、急に痺れて力が抜ける。
「まだ話は終わっとらん。それに、これ位のほうが準備運動になるだろ」
ランディスが事情を求めた。
「言ったろ。性格は難儀だが、狩りと武術は長けると。色々使い勝手は良いんだよ」
何を考えているか判らないが、バーレミシアだけは嫌な予想が次々に浮かんで気分は最悪であった。
二人が客間へと案内されると、そこには先客がいた。
窓の台に座って足までのせて寛ぎ外を眺めている。
サラとランディスはどう対応していいか迷っていると、台に座る女性が話しかけてきた。
「ん? 座ったら。ババァもうちょいかかるだろうし」
「は、はぁ」
返事も躊躇いがちに、二人は椅子に座った。
「あの、オージャ様は?」サラが訊いた。
「歳だから弱ってんだろ」
失礼極まりない即答。その返事もすぐであった。
「よく言った」
いつの間にか部屋にオージャが入っていた。部屋にいた三人は、声を聞くまで女性の背後にいることさえ気づかなかった。
「わあっ!!」
飛び跳ねて女性はオージャと距離を置いた。
オージャの目は憤りを感じる見開いた目をしていた。
「どうやらミシェルとゼノアは躾を怠けていたと見える。今度説教するべきか」
「待った! 姉貴等は関係ねぇだろ! それにあたし、こう見えて料理は一番なんだぜ」
「知るか馬鹿者!」
何を伝えたかったのか、サラ達は判らないままである。
「そのひん曲がった根性を叩き直してやる! バルブラインへはしばらく戻さんぞバーレミシア!」
「ひでぇぞババァ!」
「ああ!」
老婆であれ、凄みと気迫、そして宮殿の主たる洗練された魔力がバーレミシアを圧す。
何も言えず、近づけず、バーレミシアは尻込んだ。
「……あの、オージャ様?」
気まずいながらもランディスは声をかけた。
「ああすまんな。こいつはバーレミシア、遠縁の親戚だ」
「遠縁?」
「家系がややこしくてな。それ故にあたしはガニシェッド王国に、こいつらはバルブラインで育ってる。今の役を仰せつかったおかげでこいつの両親と付き合いができてな」
「腐れ縁な」
睨みと気迫がまた飛ばされ、バーレミシアの背筋に悪寒が走る。
「こいつは跳ねっ返りが過ぎるから、躾は困難を極めるが、狩りや武術の腕は確かだ。あちこち動き回ってる野生児みたいでな」
「嫁の素質抜群の料理の腕もあんだぞ。あと美貌も良い感じだし。おばぁちゃまの躾無しでも上等……!?」
声を失ってしまいそうになるほど、圧迫する魔力が広がる。器用にサラとランディスはその魔力の影響を受けないでいる。
「ほれ、さっさと話を進めるぞ」
平然とした顔でオージャは所定の位置へと向かう。
「だったら、これ、解け」
バーレミシアは根性で動いた。
「席に着いたら解いてやる」
しばらく、苦しむバーレミシアを見せつけられるも、どうにかこうにか席に着くと、本当に解かれた。
机に凭れるバーレミシアは、もう軽口を叩く余力は無かった。
レイデル王国の惨事、ミングゼイスの石板の文面、バリオットの状態をサラ達は話した。
「つーか、ガーディアンって珍しいんだよねぇ。バルブラインでも会ってるあたしって凄くない?」
真剣な話の腰が見事に折られた。
「あとにしろ」
サラは気になって仕方ないが、レイデル王国の問題も重要なので何も言わなかった。
「国王や七宮殿の会議でも上がった話がある。古代の叡智についてだ。それを集めようとする計画が進んでいる。どうやら、本気でゾアの災禍に備えなければならんようになった」
「それって、全部剣?」
バーレミシアは何かを知っている様子であった。
「いや、術や服、文章を綴った何かだったりする。剣に思い当たる所でもあるのか?」
「バルブラインで会ったガーディアンがさぁ、剣持ってんだよね。ジェイクってんだけど」
「ジェイクさん?!」
サラが驚くと、バーレミシアに容姿の詳細と守護神の名前を話した。
「へぇ、サラもジェイクと知り合いだったんだ」
「あの、他に」
「サラ」
興奮するサラはオージャに止められ、話が本題に戻る。
「元々ガニシェッド王国は古代の叡智は各宮殿に奉納されておる。それをどう使うかを検討するだけで、他にするのは備えのみだ。しかし他国は違う。ミルシェビスは大精霊様の加護があり、とりわけ異質な力には秘密主義だ。あの国は後回しとして、レイデル王国、バルブライン、そして最近魔力壁が取れたと盛り上がるゼルドリアス。その方面で古代の叡智を取りに行くしかあるまい」
特別な力という点で、ランディスは一つ思い当たった。
「魔女の討伐を進めてみないのですか? 簡単ではないですが、ゾグマの塊のようなものですよ」
長くゾアが身体を支配していたのだから情報がないのも仕方ない。オージャは割り切った。
「魔女の塔はもう無い」
それはランディスを絶句させるほどであった。
「お主はゾアに支配されていたから仕方ないが、いつぞやか、塔があちこちで崩れ、ゾグマが大量に流れてな。まだ大がかりな災害は起きておらんが、各地で起きている異変はそれが関係していると確証のない話が広まっとる」
またもバーレミシアが思い出して発言する。
「バルブラインでもそれで色々考えられてるな。ミゼルとかビンセントに憑いた魔女とかが」
またもサラが名前に反応する。続けてランディスもビンセントの名に反応するも、続く魔女の情報が気になってしまう。
「お前、終わるまで黙れ」
罪はないが、バーレミシアは再びオージャに睨まれ、一言も話す権利を与えられなくなった。
聞きたい情報たっぷりのサラとランディスは、もどかしくありながらもオージャの話を聞いた。
「先ほど、他国の古代の叡智について話したが、サラは知らんだろうから一応話しておく。グルザイアはこちらが干渉出来ん国だ。観光や移住などは可能な範囲で出来るが、国家間での話合いを向こうが拒んでる。独立した国柄でな。次にリブリオスだ」
ランディスとの話で出た情報の少ない国である。
「あそこはさらに特殊だ。巨大な壁を隔てて他国と関わり合おうとせん。まあ、隣国がグルザイアと、魔力壁で囲まれたゼルドリアスゆえに仕方ないが。十数年前、一部の地域が他国民が入れる道を拵えてな、壁内へは入れるようになったが、それでも四分の一程度しか公にされておらん。いつかリブリオス出身者と会える機会に恵まれかもしれんが、そいつらはその規制が緩んだ区域の者が殆どだ」
「なぜそこまで機密重視みたいなのですか?」
「あたしも良くは知らんよ。考えられるのはミングゼイスの石板だろうが」
理由を聞こうとするサラへ、ランディスがぼそりと呟いた。
「古代の叡智だから?」
「その可能性も大いに高い。現在、各地で公開されているミングゼイスの石板は他の六国に埋まっていたものもあるが、リブリオスが公開しても良いと判断したものが多い。市販の術書や料理名、植物や魚、武器など、名称はリブリオス発祥のミングゼイスの石板から出たとされているしな」
「そんなに!?」
サラにとっては衝撃だった。
旅の最中、妙に知った名称のものがあったので、それがミングゼイスの石板からの引用なら、自分達の世界とミングゼイスの石板の関係性が気になる。
「この度、サラ達がレイデル王国から見せて貰った情報は、言うなれば預言書だろう。そういったものもリブリオスにはゴロゴロあるとされている。だとすれば、閉鎖的なお国柄というのも納得だろ」
預言書の独占。それが真っ先に浮かんだ。
「けど、あちこちで異変が起きてて、ゾアの災禍が信憑性を増したなら、災害にむけて協力し合うほうが良いんじゃないでしょうか。だって、あんな方法で人が死ぬのは……」
テンシのことを思い出すと胸が苦しくなる。
「どのような惨劇であろうと、それをネタに心代わりする国なら誰も苦労はせんさ。リブリオスにはそれ以上に何か理由があるんだろう。とにかく、我々にできる事を一つ一つするしかない。ガニシェッド、レイデル、ミルシェビスは同盟を結んでいるから動きやすいが、昨今変化が激しいバルブラインとゼルドリアス、これらの国と協力しあう働きをするしかない」
「何かやるべき事は決まってるんですね」
サラはすぐにでも動きたい。
未来で見たジェイクと自分を襲った化け物の正体を突き止めたい。
ノーマの死を阻止したい。関係しているとされる時の狂渦をどうにかしたい。
レイデル王国に現われたテンシに、再びあの惨劇を起こさせない方法を知りたい。
まだ無力な自分の実力をさらに強くしたい。
大勢の人が生きれる未来に結び点けたい。
意思だけは強かった。
「まだ無い」
オージャの返答で、サラの強い思いの波を緩んだ。
「え……無しですか?」
「闇雲に動けるもんでもないからな。とりあえず今はお前の鍛錬だ。そのためのバーレミシアであり、食糧調達と他の仕事の為のバーレミシアでもあるからな」
「おい!」
口を開いた罰のように、オージャがバーレミシアに向かって緩やかに手を振るうと、急に痺れて力が抜ける。
「まだ話は終わっとらん。それに、これ位のほうが準備運動になるだろ」
ランディスが事情を求めた。
「言ったろ。性格は難儀だが、狩りと武術は長けると。色々使い勝手は良いんだよ」
何を考えているか判らないが、バーレミシアだけは嫌な予想が次々に浮かんで気分は最悪であった。
0
お気に入りに追加
18
あなたにおすすめの小説
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
幼い公女様は愛されたいと願うのやめました。~態度を変えた途端、家族が溺愛してくるのはなぜですか?~
朱色の谷
ファンタジー
公爵家の末娘として生まれた6歳のティアナ
お屋敷で働いている使用人に虐げられ『公爵家の汚点』と呼ばれる始末。
お父様やお兄様は私に関心がないみたい。愛されたいと願い、愛想よく振る舞っていたが一向に興味を示してくれない…
そんな中、夢の中の本を読むと、、、
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる