奇文修復師の弟子

赤星 治

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三章 揺れ動く感情と消える記憶

7 干渉する首飾り(中編)・長続きの現象

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「なにかロマンを感じませんか?」
 シャイナは首飾り経緯に胸をときめかせた。
「ご友人の曾祖母の方が愛した男性と何かの事情で別れ、次に会うのを待ち続けた話。きっとお爺様の周辺に現れたのは、相方の男性で、二人は長年一緒にいて天国へ召された。そうあってほしいです」

 シャイナの願望を、デビッドは咳払い一つで区切りをつけた。

「まあ、恋愛話はともかく、年数をまたいでの奇怪な現象というのも気になるが、ここまで密度の薄い奇文が長年憑き続けるというのもおかしな話だ」
「そういうものですか?」
「ああ。だが、元が濃厚であったなら、長年奇怪な現象を与え続けたというなら合点がいく。けどなぁ、それならまだ奇文が残り、再び奇怪な現象を起こすというのは考えにくい。一度止んだらそれまでだからな……」
 考察しているデビッドに代わり、シャイナが補足した。
「奇文は奇怪な現象を止めたらそれまで。間を置いて次に発生させるなんて事はしないの」
「じゃあ、首飾りじゃなく、壁とか床に奇妙なシミや文字を発生させる現象なんかを起こしたらどうです? 間を置いたんじゃなく、他で現象を起こした。みたいな」
「その考えが一番濃厚だな。だが、そういう形の違う現象は、この程度の奇文では無理だし、たとえもう少し濃いものでも不可能だ。力が弱いと言えば分かりやすいかな。かといって、この首飾り全てを黒染めにするほどの奇文を憑かせていたなら、それはそれで別の現象が起きている。当時の修復師が気づかんとも思えん」

 謎は深まるばかりである。

「愛の力による奇跡であってほしいですね」
 何気にシャイナは呟いた。
 こんな時だが、シャイナは素敵な恋愛話に弱い。
 そんな乙女な一面を見たモルドの中で、シャイナの素敵度合いが増していた。
 シャイナがこのような調子だと、真っ当な判断で奇文修復は困難だと悟ったデビッドは、仕方なく自分が修復する事にした。

「シャイナ、今日予定の修復作業はどれだけある?」
「え?」
 無防備な状態で訊かれたので、変に声が漏れるように答えてしまい、恥ずかしがりながらも改めて返事した。
「失礼しました。はい。今日は二件ですね。昨日の続きが一件と、昨日の午後に預かった小さな壺です」
「あー、じゃあ今日の予定だ。昨日の残りは俺がする。もうすぐ解決だからな。二つ目はシャイナとモルドが担当。首飾りは……」
 デビッドからため息が漏れた。
「師匠?」
「お前が一人立ち出来たら任せられるんだが、生憎、俺が行かなきゃならんらしい」

 何を嫌がるのか分からないが、すかさずシャイナが気遣った。

「ではデビッド様、私が首飾りも含めて担当致します」
 妙に強気な彼女に対し、即座にデビッドは答えた。
「ダーメーだ」
「どうしてですか。デビッド様はお疲れでは?」

 もう、シャイナの腹は誰が見ても容易に想像がつく。

「お前は素敵な恋愛を期待してるだけだろ」
 シャイナは黙り、視線を逸らした。
「そんな凝り固まった考えで修復作業をするものではありませーん」
 まるで母親のような注意であった。
「では師匠。何をそんなに……あぁ」嫌な原因に気づいた。「スノーさんですね」
「あの姿が人間なら問題ないんだがな。どういう訳か俺には頑としてあの奇天烈人間姿な訳よ。正直、落ち着かん」
「でも、昨日も修復してたんですよね」
「昨日……というより、お前と一緒でないと出ない。とはいえ師匠として、弟子と一緒に修復をしなければ話にならん」
 デビッドは徐に立ちあがった。
「ここは師匠らしく弟子の為に一皮むこうじゃないか!」
 凛々しい顔つきで作業部屋へと向かった。
「昼前には戻る予定だから、昼飯の準備はしといていいぞ。なんなら先に食べててもいい」
 格好が見事に付いた。

 しかし、部屋まで見送る際、モルドは階段や別の部屋の中がチラリと見えた。
 置きっぱなしの荷物、読みっぱなしの本や新聞、脱ぎっぱなしの靴下等々。
 シャイナはきちんと片付ける筈だが、それがされていないという事は、今し方この状況は作り上げられたと分かる。
 その辺は、大人としてどうにかしてほしいと思った。

 モルドは掃除する事を考えながら、デビッドを見送った。


 夕方、デビッドとモルドは本日二回目の修復作業を行った。
 訪れた世界は洞窟。
 眼前に広がる空洞の所々に柱となるように岩がある。
 洞窟の天井は所々、大小様々に穴が空いており、陽光が注がれて洞窟内は明るい。

「あー、ここのどこにロマン要素があるか答えてくれるかな? モルド君」
「いや、僕はロマンを求めてないので。……けど、なんか落ち着きます」
 返答中、後ろから答えられた。
「ロマンに場所は関係ないよ!」

 二人が後ろを向くと、大岩の柱に隠れているスノーが、笑顔で顔を覗かせた。
 どこでも女性らしく乙女感を醸し出すスノーの行動に、モルドは呆れていた。
 一方で、一向に顔が分からず、声も重なって聞こえる人型の存在が、若い女性が恋人にしそうな行動をする彼女を見ても、恐怖映画の一場面にしか見えないデビッドは一瞬恐怖してから呆れた。

「スノーさん、ずっとここに居たんですか?」
 スノーは二人の元まで歩み寄った。
 注がれる陽光に照らされても、デビッドにはスノーの顔は分からない。
「基本的に君たちが来てからでないと私は現れないのよ。でも褒めてくれる? 現れた時、この環境から恋愛映画の一場面のような現れ方が咄嗟に浮かんで、行動に移した私の機転と発想と行動力を」
 自信満々にスノーは言いきった。
「あー、だったらそろそろ俺には顔を見せてもらえるかな? 君がどれだけ素敵な場面を演じようとも、俺には全て恐怖映画でしかないのだよ。怪人様」
「あ、ひどーい。結構美人なのよ。ねぇ」

 モルドに振られ、デビッドが真偽を伺ったが、モルドの返答はデビッドには聞えない。
 シャイナに似ている事を話そうとすると、どうしても届かないらしく、モルドはとりあえず綺麗な顔である事は伝えた。

「そんな事より、早くこの問題を解決しましょうよ」
 デビッドは環具を煙管に変え、一息ついた。
「フーッ……。じゃあ早速、この状況どう考えるかだな。奇文の憑き方を見ても何かに襲われる感じはしない」
 スノーは二人とは別の方向が気になり、そっちを見た。
「何にも襲われないかもしれないけど……、あーんな方々はいらっしゃるみたいよ」

 二人がその方向を見た。
 三人から離れた所で、小人が石やら道具を運んでいた。
 石は一人か複数人で。ツルハシや釘やハンマー、他にも食べ物や木の板なども担いでいる。
 小人の容姿は童話の挿絵などのような姿ではなく、人間と全く同じ姿。しかし全員太っている。

「やたらとメルヘンチックな場所だな。坑夫か? だったらこの場所の形に合点がいく。あいつらがこの環境を造ったって事だろ」
「でも師匠、彼らがこの環境を造ったのなら、削った石とかは何処へ?」
「その点を考察する必要は無いぞ。この環境を造る辻褄を合わせとしてあいつらがいる、その役を担い行動している、まるで童話だ。現実的な人間生活の道理を大半削り落とした世界って事だ。重要なのは削った石の行き場所ではなく、奇文が憑いた原因究明が重要だ」
 スノーは周囲を見回して言った。
「じゃあ、変わった事って言ったらなんだろ? 全部が洞窟の中っていうなら、あまりに広すぎるし、柱も穴あきの天井を見ても、まるで巨大で分厚い一枚岩……っていうか、大岩の塊ね、これ。不自然っていうならそれもそうだし。あーでも、童話の世界っていうならこの世界も、小人達が持ってる物も役割として形作られたものかもね」
 考えても仕方ないとばかりに、デビッドは一服吸って煙を吐いた。
「とにかく、あちこち回って情報収集と行こうか」

 およそ一時間程経過した。

 三人は小人のいない広場のような場所へと集まった。
 広場は窪地として造られているが、小人用の大きさであるため、掘り炬燵こたつの様で座りやすい。

「では早速だがモルド、何か目ぼしい情報はあったかな?」デビッドは煙管を吸いながら訊いた。
「これといったものはありませんでした。そもそもが童話の世界をくり抜いたような場面ばかりで、小人に話も出来ないし、触れることも出来ない。家も無いですね。壁に消えて現れての繰り返し、その場所を触れても岩壁そのものだから」
「ああ、私も同じ意見。彼らから情報収集は無理ね。やっぱり作業役で造られた存在だから、仕事場でも石が全然削れてないのよ。どこから沸いたか分からない石の残骸運ぶ位」

 デビッドは煙を吐いた。

「この世界は石の世界と活動する小人で構成された世界という事だ。そうなったら、首飾りに纏わる話を元に考えるしかないな」
「確か……リックの御爺さんの母の形見で、それは誰か待ち人との再会を意味するような話でしたよね。御爺さんが若い時、黒い影が作業部屋に現れた。それ以降、仕事が増えて忙しくなり、子供が合計三人授かった。長男が仕事に就くと奇怪な現象は消えたけど、リックの御爺さんが亡くなると、リックの近辺で影がチラチラ見え、リック本人は声が作業部屋から聞こえた。共に一週間ほどで消えたとか」
 スノーが両手を合わせた。
「あら、素敵な恋の話みたいじゃない。その亡くなったひい御婆様に会いに来た男性が、影となって現れ、家族に幸福をもたらしたのかしら? お爺さんはきっと母親似だったのね。だから幸せにして、そしてお爺さんが亡くなると同時に迎えに来たのか、御爺様が家族との別れを告げようと一週間残った。素敵な話ね」

 シャイナとほぼ同じ発想なのは、女性だからか、似た顔同士の以心伝心か。
 デビッドは咳払い一つで話を切り替えた。

「この状況とどう照らし合わせるかだが……」
「気になることがあるのですが」
「なんだ?」
「リックの話ですと、首飾りに関する歴史と黒い影の情報が混同してるから、スノーさんやシャイナさんのような展開が染みついてしまってると思うんです。けど、冷静に黒い影だけを見たら、作業部屋に現れるのが約二十年続いた後に消え、歳月がかなり経って現れた。しかも見える人がいたり、声だけだったり。でも、本来こんな事は無いですよね」
「ああ。奇文は一度現れ、長年現れなかったら同じものは現れない」
「なら、一度目と二度目は全くの別物。一度目が本命で、二度目は錯覚か、別の奇文が憑いたとしたらどうでしょう」

 一理あると、デビッドは納得している。
 本人もそれは考えついた可能性だが、どうしても分からない事が邪魔していた。それは、奇文が残っているのに、奇怪な現象の効果が乏しすぎる事だ。

「でも、その考えだとおかしいわよ。現実世界では御爺様が若い時は幸せ三昧でしょ? 偶然にしちゃ、長続きしすぎじゃなかしら」
「それは大体の見当が付いている」
 デビッドの意見に二人は集中した。
「元々真面目で手先が来ようだった男性の努力と苦労が報われた。現れた時期が同じなのは、彼の出生意欲か何か、強い想いに干渉したんだろ。子供も男女の仲の話、子作りに盛んだっただけだろ。奇怪現象に幸せな思い出を当てはめただけで、それなりの苦労苦難はあったはずだ。つまり、長男を出世させた時期にパタリと止んだのは、何かの意欲が完全に消失した為だと思われる。結論、影は彼に呼応していただけだろう」
「師匠、その流れですと、最初の影と二回目は」
「全くの別物だろうな。最初の影は幸運を運んだ影となったが、やはり年が経ちすぎてる。奇文の特性から鑑みても一度目はもう消えている。案外、消える時期と意気消沈の日が同じなのかもしれないな」

 ロマン感がない解釈に残念さを滲ませたスノーは訊いた。

「じゃあ、二度目は何ですか?」

 訊いてる者が人型奇文であるのに、こんなにも他所事のように振る舞うスノーに、二人は少々呆れた。

「それが分からん。一週間で消えて、まだ奇文が残ってるんだからな」
「それに、それから今まで奇文が残ってるのも不思議ですね。長期間残って、奇怪現象の効果が呆気ないものなんてあるんですか?」
「現象が弱まって長続きならあるが、現象事態がそれ程強くない。それなのにこれ程長続きするのは、ある意味では特異な奇文だな」

 三人で悩んでいても答えが出ない。

「……とりあえず、持ちかえり案件でいいんじゃないかしら」

 ボソッとスノーが言い、二人はそれに従った。
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