58 / 80
三章 異界の空中庭園
Ⅷ 今後を考えて
しおりを挟む
スビナとグレミアから魔力を流してもらい、ようやく動けるようになったルバート(ビンセントの身体のまま)だが、ボリーグレスの宿へ着くと緊張の糸が切れたようにベッドへ倒れてそのまま寝入ってしまった。
翌夕方、ルバートはようやく目を覚ます。
「えーっと……、ルバートでいいのかしら?」
エベックに聞かれ、気怠そうな様子を露わに「ああ」と返答される。
上体を起こすと、別室にいるグレミアとスビナをエベックが呼びに向かった。
一同が揃う頃、ルバートはビンセントの状態を感じ取れた。
「ルバート、ビンセントの容態は?」
グレミアに聞かれると馬車での怒りは治まっているものの、若干の緊張具合を感じ取れる。
「とりあえず生存はしている。が、まだ意識は戻る気配がない。あんな大技を使い続けたのだから当然だ」
異空間での出来事はエベックが既に説明し終えている。
「ビンセントがそのような大技を使える心当たりは貴方にないのですか?」
「無いな。むしろ俺様の方が聞きたいぐらいだ。おっと、一応言っておくが、魔力の業の影響で使えたのでもないからな」
二人の間で不穏な空気を感じ取り、スビナが気まずいながらも質問する。
「貴方から見て心当たりとなる”何か”は分かっていますか?」
「さあな。あの森でゾグマの塊にあてられたとも考えたが、それにしてもあの力が強すぎる。もっと自然に結びつける要因があるとすれば、ゾアがぬかしていた“素材”だろうな」
「災禍の根源である彼が言ったんですもの、確かに自然といえば自然だけど……それって、ビン様が昔から素材の素質があったから言ったことじゃないの?」
「おそらくはそうだろうな。ゾアが魔女からこの姿になった俺様を指していると思ったが、どうやら俺様の力量をも遙かに超える何かがビンセントの中には存在するのだろう。ゾアがあの力に着目しないはずが無い」
あまりに途方もない話にグレミアからため息が漏れた。
「埒が明きませんね。素材について調べるにも情報が少なすぎますし、何よりビンセントの容態がはっきりしません。ルバートが憑いてるから身体機能は問題ないでしょうが、大技の影響がどれほどの反動か、そしてどういった変化を起こすか、ソレを知ってから本格的に調べるしかないようです」
グレミアの話の区切りとばかりにスビナが提案した。
「あの、エベックさんからドーマの話を聞いてから考えたのですが、ガーディアンと接触するのはどうでしょうか?」
ガーディアン。その存在は”伝説上の英雄”であるとエベックとグレミアは認識している。
「スビナ、それは古代人が記した偶像の英雄ですよ」
「いえ違います。ガーディアンの伝説は不明瞭な点が多く情報や出現頻度が少ないので子供だましのように思われがちですが、確かに存在はします。巫術を用いた星読みでは、ガーディアンが現われる時期は確定していますし。伝説では、巫術がガーディアンと接点を持つのに最良の術とされ編み出された技ですから」
「へぇ~、そっち方面の術って秘密主義ばかりだから、そんな事実があったなんて驚きよぉ。ルバートは知ってたの?」
「当然だ。巫術は神や精霊などと繋がり、あらゆる植物の魔力に干渉する。いわばこの世界を感じ取り作用を及ぼす術だ。ガーディアンの伝承は突如この世界に召喚される現象。巫女なら出現の気を読めるのではないか?」
巫術に関して秘密とされている部分まで語られそうで、スビナは不安を抱いた。
「どこで知ったのですか。巫女の情報は秘匿されている事が多々あります。貴方の反応は全てを知っているように見えますが」
「巫女は魔女と反する存在だ。とりわけ【大精霊】など、魔女が反応を示さん筈もないだろ」
「魔女になった時、大精霊様の事まで知り得たというのですか」
「正確には“感じた”だ。世界に存在する魔力の流れを体感し、ガーディアンの存在に関する力のうねりを感じた。力の流れを読み、予測を立てるなどはそちらの専売特許だろ。大雑把に知った程度で細かくは知らん」
それでもスビナのルバートに対する猜疑心は薄れない。とはいえ、このまま疑っていても話が進まなく、とりあえずは腹の内に燻る思いを抑えた。
「本題に戻します。今から一月前後の期間、この世界のあちこちにガーディアンが現われると大精霊様から予言を賜りました。言い伝え通りでしたら、ガーディアンには我々が考えつかない力を備えていると伝えられてますが、何よりもゾアを相手にするなら協力してもらう方が良いかと思います」
「ですがスビナ、ガーディアンが必ずしも悪を成敗する存在とは限りません。言い伝えでは善良面だけが目立ちすぎ、我々に害をなす存在という可能性が皆無に等しい。一概に信じるのはどうかと」
ルバートは感心した。
「ほう。冷静に物事を見る目があるな」
「各国の魔女を倒した方々が全て善良ではなく、奇人変人などもいますので。……それに、貴方たちを見ていると……」
「ああ、そうよねぇ」
三人から見られたルバートから「やれやれ」と呟きが漏れた。
「話を戻します。ガーディアンの計画などは会ってみなければ分かりませんが、その力を欲する者達は数多くいます。見つけ次第交渉し、協力を得る方がよろしいかと」
エベックは腕を組み、小首を傾げた。
「そんなにあちこちでガーディアンを信じてるわけ?」
「公にはなっておりませんが、国によっては専属の巫女や星読みの術師などが調べています。ですので、会えれば、もしかすれば別の国の方々と争奪戦になる可能性も考えられます」
現状、ゾアと対抗する力不足は明白。そして近い将来ゾアの災禍も控えているなら、未知の力を備えているガーディアンの存在は必要と考えられた。
この時期にビンセントから謎の力が目覚めたのも気がかりでしかない。
「では、この一ヶ月で今後の事を計画し、手を考える期間といたしましょう。ルバート、貴方にも協力してもらいますよ」
「監視されるのも大所帯で行動する気も無いぞ。自由に行動出来る事を前提であれば了承しよう」
「無論です。ビンセントはともかく、私は貴方を完全に信用はしてませんので」
グレミアがルバートに向かって口を開くと、どこか重たい空気が漂った。
翌夕方、ルバートはようやく目を覚ます。
「えーっと……、ルバートでいいのかしら?」
エベックに聞かれ、気怠そうな様子を露わに「ああ」と返答される。
上体を起こすと、別室にいるグレミアとスビナをエベックが呼びに向かった。
一同が揃う頃、ルバートはビンセントの状態を感じ取れた。
「ルバート、ビンセントの容態は?」
グレミアに聞かれると馬車での怒りは治まっているものの、若干の緊張具合を感じ取れる。
「とりあえず生存はしている。が、まだ意識は戻る気配がない。あんな大技を使い続けたのだから当然だ」
異空間での出来事はエベックが既に説明し終えている。
「ビンセントがそのような大技を使える心当たりは貴方にないのですか?」
「無いな。むしろ俺様の方が聞きたいぐらいだ。おっと、一応言っておくが、魔力の業の影響で使えたのでもないからな」
二人の間で不穏な空気を感じ取り、スビナが気まずいながらも質問する。
「貴方から見て心当たりとなる”何か”は分かっていますか?」
「さあな。あの森でゾグマの塊にあてられたとも考えたが、それにしてもあの力が強すぎる。もっと自然に結びつける要因があるとすれば、ゾアがぬかしていた“素材”だろうな」
「災禍の根源である彼が言ったんですもの、確かに自然といえば自然だけど……それって、ビン様が昔から素材の素質があったから言ったことじゃないの?」
「おそらくはそうだろうな。ゾアが魔女からこの姿になった俺様を指していると思ったが、どうやら俺様の力量をも遙かに超える何かがビンセントの中には存在するのだろう。ゾアがあの力に着目しないはずが無い」
あまりに途方もない話にグレミアからため息が漏れた。
「埒が明きませんね。素材について調べるにも情報が少なすぎますし、何よりビンセントの容態がはっきりしません。ルバートが憑いてるから身体機能は問題ないでしょうが、大技の影響がどれほどの反動か、そしてどういった変化を起こすか、ソレを知ってから本格的に調べるしかないようです」
グレミアの話の区切りとばかりにスビナが提案した。
「あの、エベックさんからドーマの話を聞いてから考えたのですが、ガーディアンと接触するのはどうでしょうか?」
ガーディアン。その存在は”伝説上の英雄”であるとエベックとグレミアは認識している。
「スビナ、それは古代人が記した偶像の英雄ですよ」
「いえ違います。ガーディアンの伝説は不明瞭な点が多く情報や出現頻度が少ないので子供だましのように思われがちですが、確かに存在はします。巫術を用いた星読みでは、ガーディアンが現われる時期は確定していますし。伝説では、巫術がガーディアンと接点を持つのに最良の術とされ編み出された技ですから」
「へぇ~、そっち方面の術って秘密主義ばかりだから、そんな事実があったなんて驚きよぉ。ルバートは知ってたの?」
「当然だ。巫術は神や精霊などと繋がり、あらゆる植物の魔力に干渉する。いわばこの世界を感じ取り作用を及ぼす術だ。ガーディアンの伝承は突如この世界に召喚される現象。巫女なら出現の気を読めるのではないか?」
巫術に関して秘密とされている部分まで語られそうで、スビナは不安を抱いた。
「どこで知ったのですか。巫女の情報は秘匿されている事が多々あります。貴方の反応は全てを知っているように見えますが」
「巫女は魔女と反する存在だ。とりわけ【大精霊】など、魔女が反応を示さん筈もないだろ」
「魔女になった時、大精霊様の事まで知り得たというのですか」
「正確には“感じた”だ。世界に存在する魔力の流れを体感し、ガーディアンの存在に関する力のうねりを感じた。力の流れを読み、予測を立てるなどはそちらの専売特許だろ。大雑把に知った程度で細かくは知らん」
それでもスビナのルバートに対する猜疑心は薄れない。とはいえ、このまま疑っていても話が進まなく、とりあえずは腹の内に燻る思いを抑えた。
「本題に戻します。今から一月前後の期間、この世界のあちこちにガーディアンが現われると大精霊様から予言を賜りました。言い伝え通りでしたら、ガーディアンには我々が考えつかない力を備えていると伝えられてますが、何よりもゾアを相手にするなら協力してもらう方が良いかと思います」
「ですがスビナ、ガーディアンが必ずしも悪を成敗する存在とは限りません。言い伝えでは善良面だけが目立ちすぎ、我々に害をなす存在という可能性が皆無に等しい。一概に信じるのはどうかと」
ルバートは感心した。
「ほう。冷静に物事を見る目があるな」
「各国の魔女を倒した方々が全て善良ではなく、奇人変人などもいますので。……それに、貴方たちを見ていると……」
「ああ、そうよねぇ」
三人から見られたルバートから「やれやれ」と呟きが漏れた。
「話を戻します。ガーディアンの計画などは会ってみなければ分かりませんが、その力を欲する者達は数多くいます。見つけ次第交渉し、協力を得る方がよろしいかと」
エベックは腕を組み、小首を傾げた。
「そんなにあちこちでガーディアンを信じてるわけ?」
「公にはなっておりませんが、国によっては専属の巫女や星読みの術師などが調べています。ですので、会えれば、もしかすれば別の国の方々と争奪戦になる可能性も考えられます」
現状、ゾアと対抗する力不足は明白。そして近い将来ゾアの災禍も控えているなら、未知の力を備えているガーディアンの存在は必要と考えられた。
この時期にビンセントから謎の力が目覚めたのも気がかりでしかない。
「では、この一ヶ月で今後の事を計画し、手を考える期間といたしましょう。ルバート、貴方にも協力してもらいますよ」
「監視されるのも大所帯で行動する気も無いぞ。自由に行動出来る事を前提であれば了承しよう」
「無論です。ビンセントはともかく、私は貴方を完全に信用はしてませんので」
グレミアがルバートに向かって口を開くと、どこか重たい空気が漂った。
0
お気に入りに追加
10
あなたにおすすめの小説
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
貴族家三男の成り上がりライフ 生まれてすぐに人外認定された少年は異世界を満喫する
美原風香
ファンタジー
「残念ながらあなたはお亡くなりになりました」
御山聖夜はトラックに轢かれそうになった少女を助け、代わりに死んでしまう。しかし、聖夜の心の内の一言を聴いた女神から気に入られ、多くの能力を貰って異世界へ転生した。
ーけれども、彼は知らなかった。数多の神から愛された彼は生まれた時点で人外の能力を持っていたことを。表では貴族として、裏では神々の使徒として、異世界のヒエラルキーを駆け上っていく!これは生まれてすぐに人外認定された少年の最強に無双していく、そんなお話。
✳︎不定期更新です。
21/12/17 1巻発売!
22/05/25 2巻発売!
コミカライズ決定!
20/11/19 HOTランキング1位
ありがとうございます!
烙印騎士と四十四番目の神・Ⅱ 召喚されたガーディアン達
赤星 治
ファンタジー
【紹介の前に】
本作は『烙印騎士と四十四番目の神』を分割し、改編した作品になります。修正箇所は多々ありますが、物語の内容に変化は御座いません。分割投稿にあたりまして、運営様に許可は取っております。
まだ本作は完結に至ってませんが分割本数は全四本を予定しておりますが、もし忠告などが御座いましたら減るかもしれません。四本以上になることは御座いませんm(_ _)m
【内容紹介】
ガーディアン召喚により、ジェイク、トウマ、サラは離れ離れとなる。
ジェイクは禁術により環境が壊れたバルブライン王国へ。
トウマはゼルドリアスとリブリオスの境となる三国の一つ、バースルへ。
サラはレイデル王国の森林神殿へ。
それぞれが召喚された先でさらなる戦いに身を投じていく。
システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。
大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった!
でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、
他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう!
主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!?
はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!?
いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。
色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。
*** 作品について ***
この作品は、真面目なチート物ではありません。
コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております
重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、
この作品をスルーして下さい。
*カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。
英雄召喚〜帝国貴族の異世界統一戦記〜
駄作ハル
ファンタジー
異世界の大貴族レオ=ウィルフリードとして転生した平凡サラリーマン。
しかし、待っていたのは平和な日常などではなかった。急速な領土拡大を目論む帝国の貴族としての日々は、戦いの連続であった───
そんなレオに与えられたスキル『英雄召喚』。それは現世で英雄と呼ばれる人々を呼び出す能力。『鬼の副長』土方歳三、『臥龍』所轄孔明、『空の魔王』ハンス=ウルリッヒ・ルーデル、『革命の申し子』ナポレオン・ボナパルト、『万能人』レオナルド・ダ・ヴィンチ。
前世からの知識と英雄たちの逸話にまつわる能力を使い、大切な人を守るべく争いにまみれた異世界に平和をもたらす為の戦いが幕を開ける!
完結まで毎日投稿!
テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】
永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。
転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。
こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり
授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。
◇ ◇ ◇
本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。
序盤は1話あたりの文字数が少なめですが
全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる