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一章 止まる国と大精霊
Ⅶ 凍る国
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サラが目覚めると、そこは森の中であった。寝かされているのは巨大な切り株の上。身体には薄く肌触りが滑らかな薄桃色の布がかけられていた。
空気はヒンヤリして寒い。しかし薄桃色の布で身体を覆うと、それほど寒さは感じない。
辺りを見回すと森林神殿でもモーシュの家近辺の森でもない。全く知らない森である。そこかしこに散りばめられて漂う淡い光の球体がその証明である。
切り株から降りると、地面は平らに加工された石の床。素材は分からないが青色の石。裸足で立っているが温度を感じない。
「何処ですか! モーシュさん! スビナさん!」
モーシュ達の名前を叫ぶも返事は無い。
『こっちよ。来て』
声がした。ただ、どこか分からない。カレリナでもない。
『こっちこっち』
集中して聞くも、やはりどこからか分からない。ただ、身体は斜め左の方向へ進んでいく。そこが正解と言わんばかりに。
一人ぼっちで心細いが、恐怖を感じないのは周囲の風景が神秘的でどこか心穏やかにさせる印象だからである。不思議な事にカレリナへ事情を求めようという気が起きなかった。
しばらく進むと、波一つ立たない湖の畔へ出た。縁を見ると水が張られているのは分かるが、全体を見ると、何も無い大穴にしか見えない。
底は見えず、暗く、かなり深い印象を受けた。その暗闇から、何か不気味なモノが現われそうな恐怖すら抱かせる。
『貴女、ガーディアンね』
声がすぐ傍からする。
サラが周囲を見回すと、フフフ。と、女性の笑い声が聞こえ、霧の中から現われる様に空中からゆっくりと落ちるように女が現われて水面に降り立った。
波紋は女が水面に触れた時に発生するも、またも波一つない水面へと戻る。
「……あなた、は?」
気になるも、女の容姿に魅了されて声が小さい。
全体的に薄緑色を基調とする衣装を纏い、色合いが淡い黄色の羽衣を羽織っている。
『決まった名前は無いわ。人間達は“大精霊”って呼んでるから、そう呼んで』
どれほどすごいかはよく分かっていないが、とりあえず、かなり高貴で神聖な存在と対面していると分かる。
『変わり者の異端児のおかげでこうして貴女と話が出来るのだけど……、やっぱり思念が通じるだけって不安定ね』
言葉と口元を摩る仕草。人間らしい印象を若干ながら抱き、僅かばかりの親近感は沸いた。ただ、緊張が治まらず、気を緩めるなど出来ない。
「……あの、私、どうしてここに?」
『今はそんなことどうでも良いわ、時間無いから言いたい事だけ言うわよ』
高貴な雰囲気だが、自己中心さが窺える。
『ガーディアンとしての本体と接したいから、目覚めたらわたくしの所へ来てくださいな。できるだけ早く』
「ごめんなさい。何が何だか分からなくて混乱してるんですけど。何か急ぎですか?」
『待つのって退屈でしょ? 退屈凌ぎがいるのに、どうして待ち続けなくちゃいけないの?』
自分勝手すぎる。本当に崇め称えられている存在か疑わしい。
「え、そんな理由?」
『これはわたくし個人の意見だけど、そっちはそっちでぐずぐずしてられなくてよ』
「どういう意味ですか?」
『目覚めてからのお楽しみよ。どうせ、そのお楽しみを前にして何しようか迷うだろうから目的を提示してあげてるの。さっさとこちらへ来るようにって。それに、時間が経ちすぎると、貴女、いや、ガーディアンの大半かな? すぐ死んじゃうだろうから』
軽い会話の中にとんでもない発言を混ぜられ、サラは戸惑う。
『あ、もう時間ね。じゃあ、さっさといらっしゃいね。貴女だけは歓迎してあげるから』
言われると、急に意識が遠退き、その場へ倒れると視界が暗転した。
サラが次に意識を戻した時、先に感じたのは美味しそうなスープの香りから来る心地よさであった。
ゆっくり目覚めると、台所で料理を作るミリアの後ろ姿がある。そして周囲を見渡すと窓の向こうには雪が、足下には、ベッドに凭れて彫り物に専念する男性。
瞬きをしてよく見ると、レイアードであった。
「――ええ!?」
飛び起きて後退り、壁に凭れる。
「ああようやく起きたのねサラ」
ミリアが作業の手を止めて近づいてきた。
「え、えぇ~……。どうして?!」
顔が赤らみ、レイアードの存在が気になって仕方ない。
ミリアがサラの体調を知ろうと額と頬に手を当てる。
「あら、少し熱いわね」
「ゾグマか呪いに当てられたと言っても日が経ちすぎです。先生呼んできますよ」
レイアードへの思いは明らかにはなからなかったが、サラの興奮はなかなか解けない。
入り口のを開けようとした途端、扉が開き、雪塗れのモーシュが戻ってきた。
「あ、今呼びに行こうとしたんですよ。サラが目を覚まして。でもちょっと顔が熱いんですけど、何かに当てられ」
「寒いんだよ! 早く退け!」
ようやく家に入り、玄関で雪を落としながらモーシュはサラの様子を見た。気恥ずかしそうに掛け布団を身体に纏わせ、モーシュに目を向けながらチラチラとレイアードを見る。続けてレイアードの穏やかな表情を見ると、モーシュはあらかたの問題を理解した。
外套を畳んで台に置き、サラの向かいにある椅子へ腰掛けた。
「サラちゃん、気分はどうだい?」
「え、あー、特に問題ないです」
「そいつぁ良かった」
ミリアへ夕食の準備をするよう頼み、出来る間にモーシュは事情を語った。一方、レイアードはモーシュの隣の席へ座る。
「混乱するだろうが、今起きた事を全て話すから、落ち着いて聞いてくれ」
真剣な表情を見るからにただ事で無いのは分かる。ただ、スレイの身に何かあったのかと不安はある。
「サラちゃんが寝込んで今日で十日目だ」
スレイを最後に見て十日。季節はまだ秋の筈なのに、雪が降ることが違和感であった。
「私そんなに……。え、もう冬ですか?」
疑問はそれだけではないが、声に出たのがそれであった。
「いんや。季節は本来秋になったぐらいかな。突然変異ですっかり真冬。村中大慌てで冬支度だが、色々間に合ってなくてな。俺も今手伝いから戻ったところだ」
「……まさか、スレイさんが消えたのと関係が?」
「さぁな。ただ、スレイちゃんが何であれ、それだけでこんな異常事態を引き起こしただなんてのぁ考えにくいぜ。それに、サラちゃんが気を失った日に起きちまったからな」
え? と訊くサラへ、レイアードが説明を続けた。
「現在、レイデル王国のおよそ三分の二が真冬に突入している状態です。これも、細かに調べたわけではないのでなんとも言えませんが、この異常事態を引き起こした“存在”がいるとしたら、レイデル王国を狙っての事でしょう」
「この国を冬にするとどうかなるんですか?」
「冬になって何かは起きませんよ。戦争でも起こそうとしても、地形や勢いが変わりやすい吹雪の猛威に晒されて戦どころではないですからね。何か起きたのは王国と城下町です」
「何があったんですか?」
「凍りました」
平然と語られるも、人体が凍るという事は凍死が連想される。なのに落ち着いている。
サラは返答に困るも、レイアードは続けて語った。
「正確には“凍っているように見える、空間の固定”です」
そう聞いてもさっぱりであり、戸惑いながらモーシュに説明を求めた。
モーシュは人差し指を立てて見せ、ゆっくり左へ動かした。
「時間が一定に流れてるだろ? これを」指を止めた。「止める。特定の空間だけを止める術だ。固定された場所が凍って見えるのはそういう現象って事だ。似た術でも石になったとか、黒く染まったとか、空間そのものが消えたとかっていう例があるからな。サラちゃんが今いるベッドぐらいの小規模なら、やり手の術師数名で出来るだろうが、それでも五日が限界。反動も大きく、中に生物がいたとあったら術師も危険が及ぶ」
「空間転移みたいな術ですか?」
モーシュは頭を左右に振った。
「もっと高度だ。その場に固定させ、時間そのものを停止するんだからな」
「そんな術を。……レイデル王国と城下町って、結構広いですよ」
「そこなんだ。これほど大がかり、しかも大人数の住民がいる状態。加えて周辺にも気候変動を起こすってあったら、こりゃ人間の所業じゃねぇよ。突然変異か、もっと強大な力の暴走としか。俺の知る限りじゃ、魔女十体ぐらいは必要なんじゃねぇかとしか考えられねぇ」
両手を上げてお手上げを示した。
サラはある事に気づいた。
「私が気を失った後にって言ってましたよね」
モーシュは頷いた。
「じゃあ、どうしてレイアードさんは無事なんですか?」
「詳細は分かりませんが、城内では私とザイル=リンガースという十英雄が無事です。恐らく魔女を倒した者が関係しているのかと。城内、城下町の人間は全て凍り、危機を察した周辺住民は森林神殿などに避難しています。神聖な結界が張られてますからね。ザイルはそこにスビナと一緒にいます」
「サラちゃん、体調に問題ないってんなら、これから森林神殿で打ち合わせするから付き合ってもらうよ」
真剣な顔つきで頷くも、「じゃあ、先に飯だ」と一言で話は終わった。
身体が冷えて腹を空かせたモーシュは昼飯をミリアに求めた。
空気はヒンヤリして寒い。しかし薄桃色の布で身体を覆うと、それほど寒さは感じない。
辺りを見回すと森林神殿でもモーシュの家近辺の森でもない。全く知らない森である。そこかしこに散りばめられて漂う淡い光の球体がその証明である。
切り株から降りると、地面は平らに加工された石の床。素材は分からないが青色の石。裸足で立っているが温度を感じない。
「何処ですか! モーシュさん! スビナさん!」
モーシュ達の名前を叫ぶも返事は無い。
『こっちよ。来て』
声がした。ただ、どこか分からない。カレリナでもない。
『こっちこっち』
集中して聞くも、やはりどこからか分からない。ただ、身体は斜め左の方向へ進んでいく。そこが正解と言わんばかりに。
一人ぼっちで心細いが、恐怖を感じないのは周囲の風景が神秘的でどこか心穏やかにさせる印象だからである。不思議な事にカレリナへ事情を求めようという気が起きなかった。
しばらく進むと、波一つ立たない湖の畔へ出た。縁を見ると水が張られているのは分かるが、全体を見ると、何も無い大穴にしか見えない。
底は見えず、暗く、かなり深い印象を受けた。その暗闇から、何か不気味なモノが現われそうな恐怖すら抱かせる。
『貴女、ガーディアンね』
声がすぐ傍からする。
サラが周囲を見回すと、フフフ。と、女性の笑い声が聞こえ、霧の中から現われる様に空中からゆっくりと落ちるように女が現われて水面に降り立った。
波紋は女が水面に触れた時に発生するも、またも波一つない水面へと戻る。
「……あなた、は?」
気になるも、女の容姿に魅了されて声が小さい。
全体的に薄緑色を基調とする衣装を纏い、色合いが淡い黄色の羽衣を羽織っている。
『決まった名前は無いわ。人間達は“大精霊”って呼んでるから、そう呼んで』
どれほどすごいかはよく分かっていないが、とりあえず、かなり高貴で神聖な存在と対面していると分かる。
『変わり者の異端児のおかげでこうして貴女と話が出来るのだけど……、やっぱり思念が通じるだけって不安定ね』
言葉と口元を摩る仕草。人間らしい印象を若干ながら抱き、僅かばかりの親近感は沸いた。ただ、緊張が治まらず、気を緩めるなど出来ない。
「……あの、私、どうしてここに?」
『今はそんなことどうでも良いわ、時間無いから言いたい事だけ言うわよ』
高貴な雰囲気だが、自己中心さが窺える。
『ガーディアンとしての本体と接したいから、目覚めたらわたくしの所へ来てくださいな。できるだけ早く』
「ごめんなさい。何が何だか分からなくて混乱してるんですけど。何か急ぎですか?」
『待つのって退屈でしょ? 退屈凌ぎがいるのに、どうして待ち続けなくちゃいけないの?』
自分勝手すぎる。本当に崇め称えられている存在か疑わしい。
「え、そんな理由?」
『これはわたくし個人の意見だけど、そっちはそっちでぐずぐずしてられなくてよ』
「どういう意味ですか?」
『目覚めてからのお楽しみよ。どうせ、そのお楽しみを前にして何しようか迷うだろうから目的を提示してあげてるの。さっさとこちらへ来るようにって。それに、時間が経ちすぎると、貴女、いや、ガーディアンの大半かな? すぐ死んじゃうだろうから』
軽い会話の中にとんでもない発言を混ぜられ、サラは戸惑う。
『あ、もう時間ね。じゃあ、さっさといらっしゃいね。貴女だけは歓迎してあげるから』
言われると、急に意識が遠退き、その場へ倒れると視界が暗転した。
サラが次に意識を戻した時、先に感じたのは美味しそうなスープの香りから来る心地よさであった。
ゆっくり目覚めると、台所で料理を作るミリアの後ろ姿がある。そして周囲を見渡すと窓の向こうには雪が、足下には、ベッドに凭れて彫り物に専念する男性。
瞬きをしてよく見ると、レイアードであった。
「――ええ!?」
飛び起きて後退り、壁に凭れる。
「ああようやく起きたのねサラ」
ミリアが作業の手を止めて近づいてきた。
「え、えぇ~……。どうして?!」
顔が赤らみ、レイアードの存在が気になって仕方ない。
ミリアがサラの体調を知ろうと額と頬に手を当てる。
「あら、少し熱いわね」
「ゾグマか呪いに当てられたと言っても日が経ちすぎです。先生呼んできますよ」
レイアードへの思いは明らかにはなからなかったが、サラの興奮はなかなか解けない。
入り口のを開けようとした途端、扉が開き、雪塗れのモーシュが戻ってきた。
「あ、今呼びに行こうとしたんですよ。サラが目を覚まして。でもちょっと顔が熱いんですけど、何かに当てられ」
「寒いんだよ! 早く退け!」
ようやく家に入り、玄関で雪を落としながらモーシュはサラの様子を見た。気恥ずかしそうに掛け布団を身体に纏わせ、モーシュに目を向けながらチラチラとレイアードを見る。続けてレイアードの穏やかな表情を見ると、モーシュはあらかたの問題を理解した。
外套を畳んで台に置き、サラの向かいにある椅子へ腰掛けた。
「サラちゃん、気分はどうだい?」
「え、あー、特に問題ないです」
「そいつぁ良かった」
ミリアへ夕食の準備をするよう頼み、出来る間にモーシュは事情を語った。一方、レイアードはモーシュの隣の席へ座る。
「混乱するだろうが、今起きた事を全て話すから、落ち着いて聞いてくれ」
真剣な表情を見るからにただ事で無いのは分かる。ただ、スレイの身に何かあったのかと不安はある。
「サラちゃんが寝込んで今日で十日目だ」
スレイを最後に見て十日。季節はまだ秋の筈なのに、雪が降ることが違和感であった。
「私そんなに……。え、もう冬ですか?」
疑問はそれだけではないが、声に出たのがそれであった。
「いんや。季節は本来秋になったぐらいかな。突然変異ですっかり真冬。村中大慌てで冬支度だが、色々間に合ってなくてな。俺も今手伝いから戻ったところだ」
「……まさか、スレイさんが消えたのと関係が?」
「さぁな。ただ、スレイちゃんが何であれ、それだけでこんな異常事態を引き起こしただなんてのぁ考えにくいぜ。それに、サラちゃんが気を失った日に起きちまったからな」
え? と訊くサラへ、レイアードが説明を続けた。
「現在、レイデル王国のおよそ三分の二が真冬に突入している状態です。これも、細かに調べたわけではないのでなんとも言えませんが、この異常事態を引き起こした“存在”がいるとしたら、レイデル王国を狙っての事でしょう」
「この国を冬にするとどうかなるんですか?」
「冬になって何かは起きませんよ。戦争でも起こそうとしても、地形や勢いが変わりやすい吹雪の猛威に晒されて戦どころではないですからね。何か起きたのは王国と城下町です」
「何があったんですか?」
「凍りました」
平然と語られるも、人体が凍るという事は凍死が連想される。なのに落ち着いている。
サラは返答に困るも、レイアードは続けて語った。
「正確には“凍っているように見える、空間の固定”です」
そう聞いてもさっぱりであり、戸惑いながらモーシュに説明を求めた。
モーシュは人差し指を立てて見せ、ゆっくり左へ動かした。
「時間が一定に流れてるだろ? これを」指を止めた。「止める。特定の空間だけを止める術だ。固定された場所が凍って見えるのはそういう現象って事だ。似た術でも石になったとか、黒く染まったとか、空間そのものが消えたとかっていう例があるからな。サラちゃんが今いるベッドぐらいの小規模なら、やり手の術師数名で出来るだろうが、それでも五日が限界。反動も大きく、中に生物がいたとあったら術師も危険が及ぶ」
「空間転移みたいな術ですか?」
モーシュは頭を左右に振った。
「もっと高度だ。その場に固定させ、時間そのものを停止するんだからな」
「そんな術を。……レイデル王国と城下町って、結構広いですよ」
「そこなんだ。これほど大がかり、しかも大人数の住民がいる状態。加えて周辺にも気候変動を起こすってあったら、こりゃ人間の所業じゃねぇよ。突然変異か、もっと強大な力の暴走としか。俺の知る限りじゃ、魔女十体ぐらいは必要なんじゃねぇかとしか考えられねぇ」
両手を上げてお手上げを示した。
サラはある事に気づいた。
「私が気を失った後にって言ってましたよね」
モーシュは頷いた。
「じゃあ、どうしてレイアードさんは無事なんですか?」
「詳細は分かりませんが、城内では私とザイル=リンガースという十英雄が無事です。恐らく魔女を倒した者が関係しているのかと。城内、城下町の人間は全て凍り、危機を察した周辺住民は森林神殿などに避難しています。神聖な結界が張られてますからね。ザイルはそこにスビナと一緒にいます」
「サラちゃん、体調に問題ないってんなら、これから森林神殿で打ち合わせするから付き合ってもらうよ」
真剣な顔つきで頷くも、「じゃあ、先に飯だ」と一言で話は終わった。
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